今週のキン肉マン第305話-降臨!大魔王サタン!!

今週のキン肉マン
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 アリステラに対するサタンからの制裁の槍を、身を挺して防いだマリキータマン。「キャミ…キャミ、お前だけは…何があっても死なせ…な…い……オメガを頼む…」という言葉を残して絶命します。盟友の無残な死を目の当たりにし、その名前を叫ぶアリステラ。

 するとサタンは「フン! 虫けらごときが邪魔立てしおって。いいだろう! そこまで私に抗うというのであらば、仕方あるまい。我が制裁から逃れる術はないと教えてやるために……私が自ら手を下してやろう!」と、その体の実体化を始めます。以前披露した、骨が浮き出た痩身体になった後、体中にヒビが入りその外面が破裂。中から現れた本体は…サタンのイメージを残した鉄面マスクと堅い鎧で身を包んだ、大きな体躯の超人。

 「ゲギョゲギョ、こうして自ら実体化したのは果たしていつぶりのことであろうか」とゆっくり近づくサタンに対し、「貴様が…マリキータマンを…」と怒りに打ち震えたアリステラが突っかかると、ブレーンクローでつかまれ、軽々と持ち上げられます。「ゲギョゲギョ、なかなか威勢のいいことだなアリステラ。だが私はお前に制裁を与えるために実体化してやったのだ。その私がもはや見限ったお前などに…負けるわけがないだろう!」と、サタンはアリステラをホイップし、サッカーボールを蹴るがごとく蹴飛ばすと、コーナーまで吹っ飛び強烈に激突するアリステラ。

 そしてサタンはコーナーににじり寄り「勘違いするなよ、私はそもそも依り代などいなくとも実体化できるのだ。だか“しなかった”だけのこと。そのほうが何かと効率がいいからなぁ」と、自身の能力を少し紹介すると、今度は「なんてことしやがる!」とブロッケンJr.が義憤にかられて片足タックル。しかしサタンは微動だにせず、ブロッケンの脳天に肘を落とし、放り捨てます。それによりブロッケンは立方体リングから地面まで落下。

 それを見たアタルが「貴様は…揺るさん!」と臨戦態勢をとると「待て、キン肉アタル…この厄災の種を撒いたのはオレだ。その責は…オレが取るべきだ」と、アリステラがそれを制止します。アタルがそんな状態ではないだろうとたしなめるも、「いや…これ以上お前に迷惑はかけられん。何よりコイツはオレの親友マリキータマンの仇…それだけは…何があっても断じて許すわけにはいかないーっ!」と、再度サタンに『フォーフィンガースプラッシュ』でアタック。

 しかしサタンは軽々とオメガハンドを捕まえると、「何がフォーフィンガースプラッシュだ。お前の使える指はもはや二本しかないではないか?」とその指をかんぬきに極め、「さあ制裁の再開だ! 私に逆らうとどうなるか思い知るがいい!!」と、上空高くジャンプし、そのままかんぬきスープレックスで落下。しかし危機を察したアタルが落下点に滑り込み、体を張ってアリステラのクッションとなり次回に続く、です。

 マリキータマン、串刺し磔(はりつけ)という、なんともショッキングな散り方でしたね。ただこれによってサタンの悪役としてのイメージがより高まり、アリステラの憤怒の度合いが高まる効果を生んだといえます。そしてサタンは制裁を継続するということで、あっさりと実体化。あれ…? 依り代云々はどうなったの?…ってな感じですが(苦笑)、依り代があったほうがより効率的だということらしいです。どういうことなのかな? 本体はあまり傷つけたくないというか、温存したいのかな? それともハイスペックなんだけど燃費が悪いとか(笑)。とにかく彼の“アリステラ乗っ取り作戦”とは何だったのかとほのかにツッコミたくなりますが(笑)、まあサタンさんがしくじったんだな、ということで置いときましょう。

 で、注目はそのフォルムですよ。毎度毎度、新たな超人のお披露目のときには一番気になる部分です。以前描写され「これは弱そうだ」と評価された痩身体に一度戻りますが、やはりそれはフェイク。お約束のオーバーボディ亀裂の後(笑)、その下からはなんとも大柄で筋骨隆々な超人が出現。はじめに輪郭だけ出たときは、マッドネスマスクをしたスカーフェイスを思い出しました。なんか似てません? 頭の突起からパピヨンのようなアイマスクの形が。あと一瞬EZOマンにも見えた(笑)。やはり目まわりのマスクと体つきで(笑)。

 では1ページまるまる使用したその全体像をもう少し吟味してみましょう。まずシンプルではないですね。鉄面と鎧に身を包んだ武装系です。共通しているのは、思念体サタンのイメージである、禍々しく横に拡がる鋭角な突起が全身にあしらわれているということ。鉄面、肩当の模様、両腕、両脚の周り、そしてマント。ほかにも牙がサタンらしいアイコンとして利用されています。口元と胸の下にそれがあり、特に胸の下のそれは、腹筋にかけてもう一つの大きな口のようなイメージを醸し出しています。すごく簡単に言うと、全身が両手を広げて親指同士でくっつけた“カニさん型”のイメージですかね、私的には(笑)。

 第一印象としては「ちょっとゴテゴテしすぎかな…」といったところでしょうか。基本的にシンプルな形の方が長く支持される傾向がありますからね。これはどんなデザインでもそうなんでしょうけど。足し算のデザインか引き算のデザインかと言われれば、確実に足し算のデザインです。そこに中井画伯の「ボスらしくしないと」という気負いを感じますね。その心理でいろいろと足しちゃったというか。ちなみにこのサタン、久々の中井画伯オリジナルキャラなのでしょうか? 見た限り「誰それのデザインを採用した」と書かれていないですからね。

 ただ今後のキャラ設定で見栄えの印象はだいぶ変わりますから。オメガの六鎗客だってこなれてきましたもんね。パイレートマンなんて渋みと深みが増してきましたから(笑)。そう考えると、やはり今後のサタンのキャラ設定いかんでしょう。もしそれでもしっくりいかなかったら、第二の脱皮(オーバーボディ)もできますしね(笑)。このあたり、この作品は自由度が高いからなあ。

 そしてその実力はどうかというと、お約束の大暴れぶりです。今までの実力者に対し、塵を払うかのごとくの攻撃力。アリステラはサッカーボールにされ、ブロッケンは脚にじゃれつく子犬のようにあしらわれました。ブロッケン地面まで落下したけど大丈夫なのかな? 前回もプリズマンと一緒に落下したけど、やはり今回も落下は免れなかったのね(苦笑)。

 あとその戦闘を見て感じたのですが、サタンでかいっすね。アタルやアリステラの身長が、サタンの胸あたりなんですけど。サンシャイン級にでかいですね。これこの寸法で今後もいくのかな? でかすぎると小さい超人のフェイバリットがかけづらいですからね。「足がとどかねえ」みたいな(笑)。まあそこは中井画伯得意の“ごまかし描写”でいくんでしょうけど(笑)。

 結果的にアリステラはまだ生き延びています。やはりここであっさりと制裁されてしまうのはもったいないので、なんとか踏みとどまってほしいですね。でもって今後の展開なんですけど…どうなるんでしょうね。このまま誰かがサタンと対峙するのでしょうか。今一番身近にいるキャラで闘えそうなのはアタルですよね。ここでアタルはサタンと闘い…散ってしまうのか。でも実際にアタルが闘ったら、展開的には生贄となってしまいますよね、確実に。

 それとも誰かが助っ人で颯爽と登場するのか。個人的にはジャスティスマンがくさいと思うんですがね。でもサタンと闘う超人はもれなく敗北がついてくるので、ホント、罰ゲームなんだよなあ。それがわかっているだけに、ここでお気に入りキャラが突進していくのは心情的に辛いです。

 となると、サタンがあらたに手下の軍団を生み出して対抗戦を行うのか。サタンはラスボスとして少しお預け期間を設定するわけです。対抗戦であれば、まだまだ活躍していないキャラがお目見えするメリットもあるし。ロビンもね、復活する儀式が必要だしね、そろそろ(笑)。ともあれ、今後の展開に注目ですね。

 その他気になった点は

  • マリキータマンはやはりシンプルなデザインで好きだな。
  • 痩せている体の下から、ムキムキの体が出てくる仕組みがわからない(笑)。
  • サタンの鉄面はやや悪魔将軍チック。ベルトのバックルも将軍サマのマークに似てる。
  • サタンの笑い声は「ゲギョゲギョ」。どういう生い立ちだとこういった笑い声になるのか(笑)。
  • ブロッケン、落ち方けっこうヤバい。
  • ゆで先生、ホントにかんぬきスープレックス好きだな(笑)。
  • マスクをきれいに通過するアタルの吐血。このマンガでは常識の物理(笑)。

 こんなところです。

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