『ファミコンジャンプ 英雄列伝』をクリアしました。

オレ流近況報告
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 ニンテンドークラシックミニの少年ジャンプバージョンに収録されていた『ファミコンジャンプ 英雄列伝』をクリアしました。前回の『天地を喰らう』のクリアが1月初旬だったので、2か月かかったということになります。もちろんわずかに空いた時間を使っての、ちょこちょこプレイで2か月なんですけどね。

 このソフトは週刊少年ジャンプの創刊20周年記念として企画・発売されたもので、ジャンプ誌面でも発売前から大体的に記事が組まれていた記憶があります。ただね…当時からいわゆる“クソゲー臭”がプンプンするソフトで、卒論題材に『週刊少年ジャンプ論』を選ぶほどジャンプをこよなく愛していた私でさえ敬遠したという、いわくつきのソフトです(笑)。

 そもそも論で、これを企画・開発・販売するメーカーがバンダイだったということで、多くのユーザーの危険レーダーが働いたはずです。それもかなりビンビンに(笑)。それくらいファミコン時代のバンダイソフトはひどいものが多く、8割方クソゲーだったといっても過言ではないし、それに「ウンウン」と無言でうなずいてくれる方も多いと思います(苦笑)。あ、もちろん昨今のバンダイ(ナムコ)は良質なソフトを開発していると思いますけどね。

 ただ実際の話、それくらい当時のファミコンソフトにおける“バンダイ不審”は大きかったということです。これがもしエニックス(当時)や任天堂の開発だったら、財布の紐も緩んでいたのは間違いないと思われます。

 しかし当時のジャンプマンガは、バンダイとは切っても切れないご縁がありました。というのも、ジャンプマンガがアニメ化する場合、そのスポンサードの多くをバンダイが占めていたからです。つまりバンダイは原作マンガの版権を商品化できる立場にあったため、ファミコンソフトもそのキャラを使った、いわゆる“キャラゲー”販売が事業の核だったんですね。

 というわけで当然そんなご縁から、バンダイの方からこの企画を売り込み、ジャンプ側がそれを受諾するということで、この20周年記念ソフトをバンダイが開発・販売することになったわけです。やっぱり主力キャラである『ドラゴンボール』や『キン肉マン』を自由に使えるというアドバンテージは大きかったと思いますね。

 開発総指揮をとったのは、当時“橋本名人”としてメディア露出していた、バンダイの営業さんでした。赤い伊達メガネがトレードマークで、いわゆるファミコン名人としては、高橋名人、毛利名人に次ぐ知名度だったような気がします。

▲赤いメガネの橋本名人

 その開発ぶりを少年ジャンプのグラビアで特集したことがあったのですが、山のように積まれたジャンプコミックスを、とにかく毎日読み込んでいるんだ、なんて記事があった記憶があります。「マンガを読むのが仕事なんてうらやまし~」みたいなキャプションが、強烈に印象に残っていますね(笑)。

 そんないわくつきのゲームですが、発売から30年後、つまりジャンプ創刊50周年時点でついにプレイをしたわけです。長かったなあ、購入を敬遠してから(笑)。20周年記念企画では敬遠したゲームを、50周年企画のニンテンドークラシックミニで結局プレイするなんて、逆に感慨深いですけどね。周年企画つながりで。まさに時を越えてプレイ、みたいな(笑)。

 で、プレイをした感想なんですが…敬遠して正解でしたね(笑)。当時の私の目利きは正しかったです。見る目あるな、オレ、みたいな(笑)。いわゆる任意セーブのおかげでそこまで苦労することなくクリアできましたけど、これガチでやったら大変ですよ。パスワードも長いし。おそらく一度か二度は、コントローラーを投げつけていたんじゃないですかね(苦笑)。

 基本的に操作性が悪いです。キャラクターがスムーズに歩きませんからね、マップ上で。スクロールするたびに画面縁は変な画像がチラチラするし(これはファミコンあるあるで、バンダイに限ったことではないですが)、グラフィックもお世辞にも素晴らしいとは言えません。

 ゲームシステムは詰め込みごった煮ゲームという感じで、いろいろなゲームシステムや演出法を取り入れたがために、単体の部分がそれぞれクオリティが低くなっているという、極めて残念な結果になっています。もちろんその心意気は買うのですが、全体が薄く広い感じがして、核となる部分がないんです。

▲ごった煮の象徴、ミニゲームの数々

 イメージ的にはミニゲームが100個入っている、ゲームの詰め合わせソフト、みたいな感じです。100個もゲームが入っていてお得! って感じなんですけど、そのどれもこれもがクオリティ低いヤツってあるじゃないですか。まさにあれですよ。

 また、ジャンプ20年のタイトルやキャラを総動員しようとしすぎていて、多数のキャラクターが登場するのですが、主力の16名以外は全員がちょい役状態で登場します。当然ちょい役なので、出演自体がこじつけ的に見えることが多々あるわけです。ここでこのキャラクターの登場って必要かな? みたいな。まあこれも難しいところなんですけどね。どこかに注力すると、どこかを削らなければいけないですからね。

 このキャラを総動員するコンセプトは、実は裏話があるらしいです。というのも、このソフトのジャンプサイドの担当者だった鳥嶋編集(いわゆるDr.マシリト)が、「アニメ化の日の目を見なかった作家たちにも、このソフトで“印税”という収入システムを作ってあげたい」という目論見があったようです。これを聞いちゃうと、あのシステムでよかったのかな、なんて思えたりもしますね。マシリトの思いやりにほろり、みたいな(笑)。

▲ミニラくんお気に入りの下品な表現(笑)

 といいつつも、なんだかんだ懐かしさという支援効果もあり、それなりに楽しくプレイできましたよ。ミニラくん(小4・男の子)も、脇で見ていて喜んでいましたからね。抜作の尻攻撃とかでゲラゲラ笑っていましたから(笑)。下品な表現を小学生が素で笑う様って、なんかほんわかしてよくないですか? バカだなぁコイツと思いつつも、癒されます(笑)。

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