オレ流好き・嫌い

 

嫌い 絶叫マシン

 ガキの頃はけっこう好きだったんですけどね。怖いもの知らずというか、チャレンジャーというか。横浜に今はなき“横浜ドリームランド”があった頃、いわゆるループ式ジェットコースター“シャトルループ”に嬉々として挑んだ記憶がありますね。

 たしかこの“シャトルループ”がループ式ジェットコースターのはしりだったと思います。それだけに失神者が多数出たとか、恐怖でちびった人が続出するのでパンツ屋があるとか、どこまで本当かわからない噂をまにうけて、好奇心旺盛に挑んでみたくなったんでしょう。

 しかしです。年齢を重ねるにつれ、こういった冒険心というのはすっかりなくなってしまうんですよ。絶叫マシンのスリル度が年々改良されて上がっていくのに、オレ自身それにチャレンジしようというモチベーションはまったく上がりません。

 一番の理由は怖いからです(笑)。当たり前すぎてつまんない理由ですね。たいがいこういった乗り物って、初めにゆ〜っくりと昇っていって、最高点から一気にスピードをつけて落下するパターンじゃないですか。その死刑執行を待つような上昇時間と、落下したときに内臓がキューッとなる感じ?あれが嫌なんですよ。しかも一度乗っちゃうと逃げられないじゃないですか。当たり前だけど。つまり途中でどんなに嫌になっても、強制的にその恐怖に付き合わされるわけですよ。回避という選択権がないのも、すごく嫌なんです。「止めて〜!」っつったって止めてくれないでしょ(笑)。

 あとは大人になるにつれて芽生えてくる損得勘定というか、合理的解釈ですね。なぜお金を払ってまでわざわざ命を危険にさらさねばならぬのかと。ましてや人気マシンになると長蛇の列に並ぶわけです。そこでストレスを感じて、乗り物でストレスを感じて、しかもヘトヘトになってお金まで支払う。いいとこなしですよ!

 まあね、こういった考えがすでに精神的に老衰しているというのはわかるんですけどね。しらけた考えというのもわかるんです。やっぱり人間怖いもの見たさというのはありますし、そういったことに首を突っ込むほうが活き活きしていますよ、確かに。

 でもオレはパスです。別なところで活き活きしますんで許してください(笑)。

(2005年6月29日)

 

 

 

 

 

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