オレ流超人批評
第4回 テリーマン
キン肉マンのベストパートナーテリーマン
準主役のテリーマン
しかし巷に流れる最弱説!いったいなぜ?
What's テリーマン
|
|
実はオレがキン肉マンを読み始めたころ、一番ホレたのがテリーマンでした。ウォーズマンの回でも書きましたが、オレがジャンプを読み始めたのは、ちょうど「七人の悪魔超人シリーズ」で、まさにアイドル超人軍とまっさかりのときでした。ウルフマン・ロビンマスク・ウォーズマンと、実力者超人(除悪魔超人軍の対抗戦くウルフマンされていく中、ブロッケンJrとともに悪魔超人から勝利をもぎとった、アメリカンな超人)が次々と倒です。 ではいったいオレが彼の何にホレたかというと、魔雲天戦でのセリフです。魔雲天に攻めまくられ、圧倒的不利になったテリーマン。ここで魔雲天はこんなセリフをはきます。 「あんなブタマン(キン肉マンのこと)やメガネのチビ(ミートのこと)に、命をかける意味があるのかね?」 これを聞いたテリーマン、烈火のごとく怒ります。そして怒涛の反撃開始。このときのセリフがまた泣かせるんですよ。 「キン肉マン、ロビンマスク、ウォーズマン、みんな超人オリンピックの修羅場をくぐってきた仲間たちだ・・・苦楽を共にしてきた仲間だからこそ、命を捨てることができるんじゃないかああああ!」 やっばい。オレやっばい。不覚にもしびれちまいました。そして渾身のブレーンバスターで魔雲天を粉砕。・・・地味な技だけど。でもホレたなあ…ところがです。キン肉マンフリークの話をいろいろ聞くと、でてくる、でてくる、「テリーマン最弱説」。その根拠はいろいろあると思うのですが、こんなところだと思います。 @技が地味 Aキン肉マンの引き立て役 Bアシュラマン戦での引き分け C最終シリーズでの不甲斐なさ しかし作者のゆでたまごは、ここまで活躍させてきたキャラを、何ゆえこの大事なときに外したのでしょうか? 「自分よりも他人を気遣う」「汝、隣人を愛せよ」的な、控えめなキャラに変化していった彼の宿命だったのでしょうか? 以上が「テリーマン最弱説」の原因だと思われます。しかし戦績を見る限りだと、勝率はいいんだけどなー。やっぱ圧倒的な勝ちイメージがないんだろうなー。なんか「自分の光を削って相手を光らす」ような、とんでもなくいい人に思えてきました。 (2003年11月17日) |