ラージナンバーズ編E(決死の伝言!!〜離脱!!

  

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2015年9月7日  決死の伝言!!
 ネメシスのマッスルスパークがさく裂し、ラーメンマンのシンボルともいえる「闘」の肩当てを粉砕。この表現で完全にラーメンマンがKOされたことを強調しています。ネメシスは自分の揺れた心に言い聞かせるかの如く、正義超人のイデオロギーを否定し、完璧超人のイデオロギーを肯定します。こりゃ完全にラーメンマンはお陀仏だな…と思いきや、ぎりぎりのところで一命をとりとめたようです。いや〜よかった。ゆで先生のお慈悲でしょうか(笑)。

 手ごたえ十分のフィニッシュホールドから生還する敵を見て驚くネメシスでしたが、ゴングが鳴った後の虐殺は完璧超人イデオロギーに反すると、そこはきちんと線引きをします。そのことでやりたい放題の悪魔超人とのイデオロギーの違いをチクリと風刺。そのときのサンシャインの悔しそうな表情(笑)。

 ではなぜラーメンマンはネメシスのフィニッシュホールドから生還したかというと、ネメシスの『マッスル・スパーク』はスグルのそれとは違うから、とのこと。その違いというのが物理的な違いなのか、火事場のクソ力的オプション要因の違いなのかはわかりませんが、大きな伏線であることには間違いありません。おそらくネメシスにとっては不利な要因である確率が高いです。となると、この“違い”を突き詰めていくことこそが、ネメシス打倒の突破口ということになるでしょう。

 そしてラーメンマンの救急搬送を手配したハラボテ委員長からスグルに対し、珍しくマジ顔での宣告。それが「あのネメシスの次の相手…もうキミ以外におらんじゃろ」というもの。これにて次のステージでのスグルVSネメシスがほぼ決定。このカードをハラボテに言わせるゆで先生のセンスに脱帽です。ネメシスはキン肉族のイレギュラーであることが判明したわけで、そんな人物と決着をつけるのはスグルであることは誰の目にも明らかです。その当たり前のことを、中立的立場であるはずの委員長にあえて私情を挟んで意見させることで、当たり前のカード決定を印象的なものに演出しています。おそらくキン肉族との因縁が深いであろうハラボテにとっても、このイレギュラーは他人事じゃないのでしょう。ハラボテ以外にこのセリフが言えるのは真弓大王かアタルですが、インパクトの点では委員長が言う方が断然いいと思います。ナイスな人選だと思いますよ。これで今週の引きが引き締まりました。

 さて敗退したラーメンマンですが、スグルの前に敵の弱点を探る役割はお家芸の域に達してきましたね(苦笑)。ウォーズマン戦、ミッショネルズ戦と、もう職人ですね彼は(笑)。でも今後を左右するような重要情報を体を張ってもぎ取ってくるのだから、有能ですよ。

 その他気になった点は
・武道の席からリングは見づらそうだな…。

 こんなところでしょうかね。

 

 

 

 

 
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2015年9月14日  テリーが闘う理由!!
 今回も序盤から委員長の好感度UP(笑)。話は真弓から聞いた方がいいというアドバイスも、わかってるね〜ハラボテさん。それでもネメシスの実力をまざまざと見せつけられ、スグルは自信を失いかけますが、そこをフォローするかのように入ってきたのがウォーズマン。「オレがついているぜ」とカッコいい一言が。今までこんなウォーズマンを見たことがなかったので、違和感を覚えつつも新鮮で嬉しい気持ちになります。ロビンなき今、正義超人軍のリーダーとしての自覚が芽生えたというか。とくにこのサイフォンリングに場面が移ってからというものの、それが顕著に感じられます。まるで抜擢した人事を一歩ずつ試しながらOJTを行わせる社長が見えるような。この場合、社長=ゆで先生なんですけどね。

 次の試合はテリーマンVSジャスティスマン。となると、大トリはブロッケンJr.か。若造、出世しやがったな(笑)。さて、テリーマンは難儀な奴を相手にしてしまい、どういった結末になるか予想がつきづらいのですが…アシュラマンの弔い合戦を買って出た手前、やられるわけにもいかないし。最悪でも引き分け、もしくは勝敗つかずの別ストーリー分岐がうまい収めどころではないでしょうか。「勝つ」といえないところが辛いですが(苦笑)。構図としてはスキのない冷静合理的キャラに対し、スキだらけだけど熱さがハンパない泥臭キャラとの闘いでしょうかね。このしつこいだけが取り柄の泥臭いキャラが、頭良すぎる合理的キャラに何かを訴えかけ、その得体のしれない何かで彼を思惑させることができたら勝機があるかもしれません。ジャスティスマン唯一の弱点は、いろいろと考えてしまうところだと個人的には思っているので。

 最近は地味なキャラとして人気も低迷しているテリーですが、この試合で再ブレイクしてほしいですね。魔雲天戦のような男気を期待しています。

 その他気になった点は
・委員長に暗に偽物呼ばわりされたフェニックスとゼブラ。
・委員長、本当は真弓とスグルが大好きなんじゃん(笑)。
・スグルとウォーズマンのタッグも見てみたいな…。
・テリーの反骨心、かっこいいな。

 こんなところです。

 

2015年9月28日  "正義"の名の下に!
 ジャスティスマンとテリーマンの問答が続きます。そこで出てきたのがジャスティスマンの柔軟とも思える姿勢。自身の所属する「完璧超人」には傲りがあるかもしれないという負の部分を認め、そしてガンマンの敗北とネメシスの微妙な変化には、まだ自分らが気づかない何かがあるかもしれないとの事実を認めます。早い話が「話わかるじゃん!」てことなんですが、その懐の深さが彼の隙のなさをさらに強調してるんですね。こいつどんだけ出木杉くんだよ、て感じで(笑)。ちょっとね、始祖の中でも格が違うというか、あえて始祖をランク付けするならばゴールドマンと並んで最上位といった感じの特別なオーラが出始めましたね。

 ただ話がわかるといっても、あくまで実力で自分を負かしてから、というのが実力主義のイデオロギーに則っているし、その闘いは中途半端ではなく確実にテリーを殺すつもりだと凄むところも、いかにも彼らしいキャラクターです。融通の利く柔軟な思想を持っているようで、自身のイデオロギーに固執するという、ある種矛盾したクソマジメ超人がここに誕生した感じです(苦笑)。

 この雰囲気にのまれることなくテリーは攻撃をしかけますが、ジャスティスマン、表情なく捌きますね。鉄面皮という表現がまったくもって当てはまるというか。まずこの無表情を歪ませることから始めなきゃいけないんで、テリーは相当しんどいですね。それでもテリーの熱さというか、泥臭い熱量で対抗するしかないんでしょうね。そして表情を歪ませたうえで、彼のイデオロギーに疑問符を持たせることができれば隙は生まれると思うし、同時に勝利のチャンスだと思うんですよ。そう考えると、テリーの相手としては意外と相性いいかもしれませんよ?

 その他気になった点は
・ジャスティスマンはガンマンに続いてキャラが確立されつつあると思います。
・ジャスティスマンが凄んでいるコマは鬼気迫るな。
・アシュラマンの仇を取ろうと腕折りに固執するテリーは“らしい”よね。
・なんかテリーのスピニング・トゥ・ホールド、久々に見た(笑)。

 こんなところですかね。

 

2015年10月5日  テリーマンの空中殺法!!
 テリーが攻勢に出ても、表情一つ変えずに淡々と相手の隙をついてペースを戻すジャスティスマン。テリーフェイバリットのスピニング・トゥ・ホールドもあっさりと脱出(泣)し、感情の起伏で技の精度に波が起きる下等超人を侮蔑します。冷静な詰将棋のようなファイトスタイルのジャスティスマンに対し、テリーは予想外の攻撃で対抗。テキサスコンドルキックからの変化、めったに使わないジャーマン、そして空中殺法。

 このあたりの攻防、第二回超人オリンピックのウォーズマンVSラーメンマンに酷似していることに気づいてしまいました。当時はジャスティスマンの役をウォーズマン、テリーマンの役をラーメンマンが担っていましたが。そうなんだよな、あの当時のウォーズマンも、冷静沈着・平坦な感情・試合展開の予測に図抜けていたんですよね。違うところはウォーズマンが物言わぬ格闘スタイルだったのに対し、ジャスティスマンはいちいち説教を垂れるという点ですかね(苦笑)。あの時はラーメンマンが意外な技を仕掛けることで攻略しようとしたのに、結果大惨事になってしまったという。歴史は繰り返すといいますが、やはりこの変化球もジャスティスマンには通用せず、結果『ジャッジメントクラッシュ』の発動を許してしまい、大ピンチの引きとなりました。

 さすがにこの技で決着がつくとは思えませんが、手も足も出ない状態であることには変わりありません。ただね、なんかまだいけそうな気がするんですよね、テリーが。ジャスティスマンが冷静であればあるほど、テリーの暑苦しさを引き立たせるための伏線に見えるんですよね。冷静と暑苦しさの根競べで、ジャスティスマンが根負けするんじゃないかと。「お前の主張ももっともな気がしてきた」みたいなことを言い出してさ。そして「お前らの行く末を見たうえで再度対戦をする」なんて言って試合中断、引き分けみたいな。どうかなあ?

 その他気になった点は
・ニードロップの失敗は、「あれは義足の足だーっ!」とはならないのかな?
・週に1回凄むジャスティスマン。

 こんなところですかね。

 

2015年10月19日  テリーの左足!!
  ジャスティスマンの『ジャッジメントクラッシュ』をくらい、大ピンチのテリーマン。腕を極められた状態の反り投げに、テリーの両手がドス黒く変色します。これってアシュラマン戦での腕のダメージを連想させるので、また腕がとれちゃうんじゃないかと心配しました(苦笑)。そして黙々と理詰めで攻撃をかけるジャスティスマンに対し、悪魔超人サイドのサンシャインもその実力に唸り声。加えてあの悪魔将軍をして「ヤツを倒すのは私でも少々骨が折れる」といわしめたところに、彼の強さが規格外であることを強烈に印象付けます。思想が一番超人閻魔=ザ・マンに近いという評価も相当です。

 そんなやっかいな超人を相手にしてしまったテリーですが、根性で立ち上がり、冷静さに熱さで勝負すると宣言。クールVSヒート。この試合が始まってからそんな対比の対戦であることは何回か指摘しましたが、ここでその路線が正式に確立されました。あとはテリーの規格外の熱さ(根性)が、冷たい感情を溶かすことができるかです。なんとなく個人的にはできるんじゃないかと思っていて、下手したらテリーのベストバウトになるんじゃないか、とも思っています。結末はジャスティスマンの試合放棄によるノーコンテスト、なんてどうでしょう。両方の立場を守ったストーリー展開で。

 そして話はテリーの左足がクローズアップ。懸念していた義足問題が流れの中心になってきました。このウィークポイントを試合展開に組み込むようですね、ゆで先生は。義足設定については、前作ではうやむやになってしまい、結局治ったんだか治ってないんだかよくわからないうちに連載が終了してしまったのですが、『テキサスのマシンガン』という読切において再度この設定がきちんと確立され、今回の話でさらに肉付けがされた感じです。前作では表現のなかった時間軸でのエピソードも挿話され、テリーの義足がどういう状態なのか、そしてその性能がどんなものなのかをきちんと説明していました。いつもの後づけ設定なんですが、うまく辻褄合わせたなあと思いますよ(笑)。さらに義足技師であるバックランド爺がすでに他界していて、高機能義足はラストワン、という物理的制限まで課せられました。テリー、これで大ピンチです。

 でもこの制約は単純にストーリーを盛り上げるためのものと考えると、負荷を与えられれば与えられるほどテリーの敗北はないんじゃないかと思えてきました。逆境を跳ね返してど根性をみせる、テリーが一番映える舞台が整ったように感じるんです。違うかな?

 

2015年10月26日  完璧が目指す“圧勝”!!
 義足の左足に懸念を抱えるテリーマン。やせ我慢の攻撃を仕掛けつつ、フェイバリットのテキサスクローバーホールドへ。こんな不安な状態で出されるフェイバリットなんて効くはずもなく(泣)、ジャスティスマンは余裕で跳ね返して逆に健康な右足を膝十字で破壊しにきます。弱点の左足を狙わずに、右足を攻撃してきたことには、情けではなくジャスティスマンなりの格闘信念があるようです。つまり彼が唱える「相手を完膚なきまでに叩き潰す」とは、「あの時のあれが万全だったら」などという、試合後の敗者の“たられば”から発生する次戦への希望の芽をすべて摘んだ上で完勝するということらしいです。なるほど、これは容赦ないですね(苦笑)。

 そんな行動原理を持つジャスティスマン、テリーのナックルパートの嵐を蚊に刺されたほどにも感じずに、弱点の左足を残してその他の部分を一つ一つ破壊しにきます。まずは立ち関節で左腕を破壊。またもやテリーの左腕がドス黒く変色します。ほぼ使用不能となった左腕となりつつも、コーナーポストとロープを使ったテリー式竜巻地獄『テキサスツイスター』で反撃。そして次回に続く、です。

 今回もジャスティスマンの冷静さ、冷徹さが大いにアピールされました。ホント、泰然自若としていて突破口がまるで見えません。理詰めのえげつない攻撃はますます勢いを増し、まるで詰将棋のようです。このように逃げ道が一つ一つ無くなっていく恐怖。そんな怖さを演出していますよね。非常に個性的なキャラに育ってきた上にブレていません。キャラとしてはかなり確立されてきたように思えます。

 それでもテリーは意地を張り倒すしかないでしょうね。その意地の張り方がジャスティスマンの許容を超えるくらいしつこければ、鉄面皮の彼もさすがに悩み始めるかもしれません。また、最後にテリーが出した『テキサスツイスター』ですが、ライバルと自負するアシュラマンへの想いが込められていますね。シングル1回、タッグで2回、都合3回も闘っているだけに、たしかに思い入れが強いのでしょう。ただこの技で形勢逆転ができるとはとても思えず…まあ何か流れが変わればいいんですけどね。

 その他気になった点は
・「ヌ〜」っと起き上がるジャスティスマン。このムーブ多いな。でも沈着とした怖さがあって彼らしい。
・テリーの手、またドス黒くなっちゃった(泣)。とれなきゃいいけど(苦笑)。

 こんなところですかね。

 

2015年11月2日  磐石なる仇敵!!
 今回もタイトル通り、隙を見せない盤石なジャスティスマンがいました。テリーの機転技『テキサスツイスター』で一度は形成が逆転したかにみえましたが、リカバリーが早い(苦笑)。しかしテリーもその動物的カンでジャスティスマンの動きを読み、フェイバリットの一つであるカーフブランディングの体勢に。なかなかいいムーブと思いつつも、「狙うのが頭じゃダメだよ〜、あいつダイヤモンドだよ〜」というツッコミが心の中にこだまし、結果その通りダメでした(笑)。

 ジャスティスマンのその後の説教もさっきのツッコミと同じ路線のもので、要は「学習しろよ、下等超人は」といったもの。気合・感情・執念については多少驚くところもあるが、それを繰り返したところで砕けないものは砕けない、という理路整然とした論理。う〜ん、理論にも隙がない。そしてそこからお仕置きのような部位破壊攻撃。テリーの四肢が一つずつドス黒く変色していきます。この流れは掲示板でたけさんが指摘されていたように、悪魔将軍の地獄の九所封じを思い起こさせますね。二人の闘い方に類似性を感じるのは、その源流が完璧始祖、というよりザ・マンだからなのでしょうか。そんな連想すらしっくりくるところに、ゆで先生の今回の設定にも隙がないことを感じさせます。偶然かもしれないけど(笑)。でも昔のゆで先生と比べたら、今シリーズの物語設定は人が変わったようですよ。行き当りばったり感がない(笑)。長年の経験値がもたらした成長だと信じましょう。

 さて、ジャスティスマンのお仕置きによってダルマ同然となったテリーですが、その戦闘イデオロギーを引っ込めることはありません。完璧超人の杓子定規な上から理論に真っ向反論。己を高めるのには、間違いを認めてそこから改善をしていく、いわばトライアンドエラーの繰り返し、もしくはPDCAサイクルの繰り返しこそが重要ではないかとの主張を泥臭い頭突きをしながら訴えていきます。しかしそんな熱さもやはり彼には通用せず、最終奥義の『ジャッジメント・ペナルティ』の発動を許してしまい、次回に続く、です。

 フェイバリットであるスピニング・トゥ・ホールド、テキサスクローバーホールド、カーフブランディングをことごとく返され、四肢を破壊され、そして敵のフィニッシュムーブの発動。もう絶体絶命です、テリー(泣)。でもね〜、まだいけるんじゃないかと思うんですよね〜。まずアシュラマン戦と違って、『ジャッジメント・ペナルティ』が決まった描写がなく次回へ続く、でしょ? これ逃れますよ、きっと。何かの奇跡で。そしてスターエムブレムの輝きが復活してテリー版クソ力発動。得体のしれない力でジャスティスマンを驚かせて…なんとか命だけは(笑)。でもさあ、これで最悪引き分けだとしても、次に誰がアイツの相手するの? ぶっちゃけ勝てそうなキャラって悪魔将軍しかいないよね? ネプが復活したとしても無理でしょ(苦笑)。悪魔将軍以外で何とかなりそうなキャラって…シルバーマンかアタルしかいないよね。その後のカードも必見ですね。

 その他気になった点は
・テリーが頭突きでラッシュをするシーンは、魔雲天戦でのナックルパートを連想させるなあ。気持ちの高ぶりを叫びながら攻撃するところなんてそっくり。しびれるけど今回はあっさりいなされたな(泣)。残念。
・ラーメンマンVSネメシス戦に続き、スグルの泣き顔がエンドレス。かわいそう。

 こんなところですかね。

 

2015年11月9日  "正義(ジャスティス)"が認めた"正義"!!
 テリーマンVSジャスティスマン、決着しました。結末は…まだ全然余力があるジャスティスマンが己の信念に基づいた「敗北宣言」という、私の予想と方向性的には近い決着でした。ジャスティスマンの誇り高さとテリーの反骨根性が共によく表現された、いい結末だったのではないでしょうか。まさかここまでキッパリと敗北宣言するとは思いませんでしたけど(苦笑)。

 しかしジャスティスマン、個性を振りまいてくれましたね。冷静沈着、合理的思考、誇り高き精神、そして完璧なる試合運び。判定があれば10対0で彼の勝利ですが、「二重処罰の禁止」ですか。己に架したルールを破ることは、自己を否定することになる。ゆえに結論は…一撃で仕留められなかった自分の敗北。まいったね、しかし。自分ルール、厳しすぎでしょ(苦笑)。カッコいいなあ。

 テリーの最後のあがきもらしかったなあ。義足をはずして足のフックが不十分になったから、技の力が半減したということなのかな? 物理的なことではいろいろと突っ込みがありそうですが(笑)、注目する点はそこではなくて、テリーのなりふり構わない、どんなことをしても負けたくないというド根性でしょう。格闘技術という観点では大人と子供くらいの差があったかもしれませんが、ファイターとしての差は同等、いや、それ以上だったかもしれません。そんな彼の、切ないくらいの試合にかける思い、そのファイティングスピリッツにジャスティスマンは敗れたということなのでしょう。個人的には魔雲天戦が彼のベストバウトなんですが、それに引けを取らない試合内容だったと思います。

 さて、ジャスティスマンの行動は3軍勢力図に大きな影響を与えました。気前良すぎる彼はダンベルもプレゼントしたから(笑)、残るダンベルはシルバーマンとサイコマンのダンベルのみ。10本そろうとザ・マンと始祖10人は消滅するという設定だったから、サイコマンのダンベルは今後の流れを左右する、大きなカギとなりそうです。シルバーマンのはどうやって手に入れるのか想像もつきませんが(笑)。そんな視点から考えると、若僧の勝ち目は皆無かもしれません(泣)。がんばれレイラア。

 ジャスティスマンの裏切りに等しいこの行動を、武道はどういった心境で眺めていたのでしょうか。怒り? 理解? 焦り? まあ彼のことだから焦りはないんでしょうけど、彼は常に目が血走っているから、心境がよくわかりません(笑)。怒りの場合だと、ジャスティスマンへの制裁はありそうですね。無敵に思えたジャスティスマンが武道に敗れるという表現は、ラスボスとしての武道の強さを大きくアピールすることができますしね。でもこうなった以上、ジャスティスマンが死ぬようなことはあってほしくないんだなあ。けっこう好きになっちゃったからさあ、ジャスティスマン(笑)。

 その他気になった点は
・義足の接合部がリアルタッチになったなあ。
・ダルマ同然でも「チッチッチッ」「ボーイ」と虚勢をはるテリー。すごくいい。
・「舐められてたまるか」という意思がビンビンに感じられる、義足喪失後の行動。はいつくばっても諦めない、ファイティングスピリッツ。まさにテリーマン。
・ジャスティスマンが敗北宣言したときのサイコマンの顔。表情豊かすぎ(笑)。
・「屁でもこいて気が変わらんうちにゴング!」というスグル。小市民だなあ(笑)。

 こんなところでしょうか。ゆで先生、新たなドラマの落としどころを開発した感じですね。次回も楽しみです。

 

2015年11月16日 永遠なる魂!!
 どうも。先週のレビューでは、シルバーマンのダンベルについて各方面から総ツッコミをうけたアキラです(苦笑)。人間、覚えていないものですね。みなさんお詳しいです(汗)。

 さて、試合放棄という術で己を敗北者にしたジャスティスマンですが、その心境に至った経緯を話してくれました。簡単に言えば、ゴールドマンと同じ心境になったということでしょうか。永遠の盤石を目指す考え方、刹那だが瞬間で燃え尽きる考え方、今までは後者を蔑んでいたが、後者にも永遠を感じさせるものを見つけたから、というのがジャスティスマンの心境であり、その永遠を感じさせるものこそ「闘う魂」ということらしいです。ジャスティスマンがこの「闘う魂」で数億年に及ぶ熟慮の結論を出したというのであれば、まさに闘う魂=ファイティングスピリットを標榜するテリーマンのお手柄ということになり、このマッチメイクはまったくもって必然だったんだなあと、いまさらながらにして思います。というか、こういった結論、人選を持ってきたゆで先生すごい…。

 しかしジャスティスマンの演説内容はテリーマンにとって最大級の賛辞ですね。まあそうなるのもしょうがないと思いますよ。数億年の間、彼の心の片隅にくすぶっており、理解できないふりをしていた下等イデオロギーへの小さな共感が、テリーのファイティングスピリットによって大きく増幅され、引きずり出されてしまったわけですから。テリーの勝利は近年まれにみる大金星といっていいでしょう。テリーかっこいいなあ。また、演説のあとふっきれたジャスティスマンがゴールドマンとアイコンタクトをかわすシーンがあるんですが、まいったね、シビれますよ(苦笑)。

 そんな心熱くなるシーン連発に反して、残りの完璧始祖陣営の怒りが爆発。武道さん…これ以上ないくらい怒ってますよ…(恐)。眼力だけでガラス割っちゃいますから(笑)。掲示板でも指摘されていましたが、敗北した完璧超人は自害するという掟をジャスティスマンはどうするのだろうという問題があり、武道の怒りを見る限りジャスティスマンへの制裁があるのではと思ってしまいました。もしくは…ルールに人一倍厳しいジャスティスマンのことだから、いわれなくても自害するのかなあ? ただ…ジャスティスマンはもったいない。ここまでキャラとして成長したのに、消えてしまうのはものすごくもったいない。なんとかうまいこと生きながらえてもらえないかな。しかしあんな怒った武道に恐れることなくメンチきれるジャスティスマン、あらためてすげえ(笑)。

 もう一人、イライラした感情を出したのが、先週のベスト顔大賞に選ばれた(笑)サイコマン。昔から癪にさわる、いつか裏切ると思っていたとまくしたて、その怒りの矛先が若僧に。ブロッケン、大丈夫か? ただ非難の中にも十分にジャスティスマンの実力を認めているという感情が見え隠れしますね。

 次回からはサイフォンリング最終決戦、ブロッケンVSサイコマンとなるのですが、個人的には握力勝負とか見たいです。というのも、ブロッケンって必殺技にブレーンクローがあるはずなんですが、幻なんですよね(笑)。下等超人内の秘めた握力超人として覚醒し、完璧始祖内の握力超人に真っ向対抗してほしいなあ。

 その他気になった点は
・ジャスティスマンの清々しい顔。やっと思想の便秘が治ったのね(笑)。
・一コマ挿入されたジェロニモ。ニューマシンガンズつながりか。
・こんなに長時間一方的に攻められても耐えているブロッケン、ある種すごい打たれ強さ(笑)。

 こんなところでしょうか。

 

2015年11月30日 番狂わせ!!
 どうも。前回のレビューにおいて、完璧超人の敗北における自決の掟について“始祖は例外である”というサイコマンが発したルールをすっかりと忘れ、方々からお叱りの言葉をいただいたアキラです。だから皆さん詳しすぎるんだってば(笑)!

 気を取り直して今回もはりきっていきます。ブロッケンVSサイコマンですが、そのやりとりを聞く限り今回の試合もブロッケンJr.成長の試合になるのかも…? と思えてきました。つまりブロッケンの大金星勝利という結末ですよ。まず序盤に彼の未熟さをこれでもかとサイコマンがなじります。でもこれってブロッケンが勝利した時のカタルシスを増すための材料ですよね? そしてなによりもバッファローマンのセリフとブロッケン最後のセリフが決定的です。「尊敬する誰かを超えるのが今なのかもしれん」というバッファローマンと、「この試合でブロッケンJr.の闘いを確立し生まれ変わる!」という青二才。なんか元本保証を確約された投資話をもらったような(笑)展開じゃないですか。これ勝ちますよ、ブロッケン。ジャイアントキリングきますよ。でもうまい投資話ほど騙されるからなあ(苦笑)。ゆで先生が詐欺師かどうか、この試合ではっきりするな。

 そして待ってました、ブロッケンJr.の握力個性! 個人的にリクエストを出していたテーマにドンピシャで応えてくれるゆで先生、ステキっす(笑)。でもゆで先生、この個性ずっと忘れてましたよね? ホントは。それをバッファローマンに「今まで披露する場に恵まれなかっただけだ」とカッコいい感じの舞台背景で言わせちゃうなんて、ホントに高度なテクニックを習得しましたよね(笑)。でも握力勝負、楽しみです。その潜在能力でもっとサイコマンをビビらせてほしいな。ブロッケンの潜在超人強度が何万パワーあるのかも注目ですね。俄然盛り上がってきましたよ。

 最後は新個性・握力を利用した新技『ゾーリンゲンの鈍色刃(にびいろやいば)』で締め。いいじゃないですか。生き生きしてるじゃないですか。このマンガは序盤優勢すぎるとちと不安なのですが、今回はほら、元本保証されてるから(笑)。大丈夫ですよ。いけますよ。

 その他気になった点は
・サイコマンのパイルドライバーは密かにゴッチ式。
・サイコマンはなんであんなに武道(閻魔)に酔いしれてるのかな?
・服がはだけたブロッケンはカッコいいな。
・血盟軍の練習施設…洞窟にハイテク機械持ち込むなや(笑)。
・アシュラマンの懸垂は、あまり効果がなさそうだ。腕6本に荷重が分散されるから…。

 こんなところでしょうか。

 

2015年12月7日 ベルリンの意地!!
 隠されていた能力・超握力を利用した新必殺技が炸裂し、さらなるブレイクを見せ始めるブロッケン。しかし一筋縄ではいかないサイコマンがそのまま肩固め、イグニシォンドレスで逆襲。あっという間に形成が逆転します。しかしブロッケンも意地を見せてブレーメンサンセットで反撃。やられっぱなしではありません。これでブロッケンは『ハンブルクの黒い霧』『ゾーリンゲンの鈍色刃』『ブレーメンサンセット』と3つフェイバリットを披露。短期間でこれだけ費やしていると先行きに不安を感じさせるのですが、今回はほら、元本保証されているから(笑)。

 サイコマンは予想外のブロッケンの戦いぶりに焦りの表情を垣間見せるも、まだまだ余裕。脳天を2回も突き刺されてもほぼノーダメージで『サンダーサーベル』の反撃。しかしそれを『ベルリンの赤い雨』で叩き割るという仰天攻略を見せるブロッケン。サンダーサーベルって電気なのに知らないうちにガラスみたいな物質になってるのね(苦笑)。そんなイケイケ状態で距離をつめ、一気にベル赤でサイコマンの首を狙ったブロッケンですが…まあ簡単にはいかないよね。手刀はサイコマンの握力でキャッチされ、しかも指が…すべて逆に折られてしまいました。ちょっと衝撃的な描写に元本保証が揺らぎます(笑)…大丈夫かな、青二才。

 サイコマンはブロッケンの握力だけは認めつつも、その他のことにおいては侮蔑し続け、スピア・ドレスで一気に勝負にでます。軍服のジャケットをすべてむしりとられたブロッケンはダウン。そして次回に続く、です。

 う〜ん、スピア・ドレスでダウンしただけならまだ大丈夫だと思うんですが、指折は…きついですね。やっと開花したかと思われた隠し能力がこうもあっけなく使用不能になると、期待したこっちも落胆が大きいです。これでは今後つかんだり握ったりする技ができませんからね…下手するとベル赤ですら使用不可能かも。個人的にはもう少し握力を利用した闘いが見たかったんですけどね。

 また、サイコマンはまだドレスを脱いでいないのも気になります。脱いでからが本気ですからね、あの人。そう考えるとまだまだブロッケン勝利にはハードルがあるようで。でも…元本保証されてるよなあ(笑)? 今回だって「そんな炎よりももっと燃えてる熱いものがオレの心の中にある―っ!」ですよ? 負けるわけにはいかないでしょ。なんとか起死回生の展開を望みます。

 その他気になった点は
・サイコマンの帽子は堅いのかな? あんだけ脳天打っても平気だし。
・サンダーサーベル叩き割りからのベル赤ムーブのブロッケンはカッコいい。
・スグルやウォーズマンよりも、バッファローマンの心配顔が印象に残る。やはり絆か。

 年内はまだ連載があるようですね。今年は次で最後かな?

 

2015年12月14日 すべてを知る者の出現!!
 …いや〜盛り上げるねえ、ゆで先生。結果から言うと、シルバーマン降臨ですよ。数か月前に銀のマスクが戦闘スタイルに変化をするという伏線がありましたが、ブロッケンの絶体絶命の危機というタイミングでのご登場で伏線回収。。こういった救世主的存在に危機を救われるというのはブロッケンのお家芸になってきましたね。メシアのときもそうだったし(笑)。

 話を元に戻すと、完全ダウンかと思われていたブロッケンでしたが、闘う意志は残っておりなんとかサイコマンのとどめから逃れます。完全に折れた指で手四つになろうとするなど、根性はハンパありません、ブロッケン。しかしダメージは大きく、サイコマンに説教をされながらいいように翻弄されてしまいます。『ファントムキャノン』を喰らい、またまたダウン。瀕死状態にもかかわらず、ここで「オレはまだ仕事をしなきゃ…ニンジャの代わりに…アシュラの分まで…」という、「与えられた仕事は必ず完遂する」という血盟軍時のポリシーを掲げ、折れない心を見せつけます。これには同士だったバッファローマンも感動。私も感動(笑)。ブロッケンらしいなあとニヤリとさせられましたよ。

 それでもサイコマンは余裕シャクシャク。ブロッケンの頭を踏みつけ、さらなる見せしめ的行動に出るや意外な発言をします。それが「正義超人」という言葉を使ったこと。今までの「下等超人」呼ばわりから一点、スグルたちを「正義超人」と呼びました。しかも「正義超人はできれば殺したくない」とのこと。その理由として正義超人のルーツを暴露。彼にとって武道の唱える理想に背いたゴールドマンとその弟子は間違いなく「下等超人」であり侮蔑すべき制裁の対象であるが、信頼していたシルバーマンの子孫である「正義超人」は別であるとの見解を持っていました。それは「正義超人」が、「悪魔超人」を監視し、対抗するために武道の意を受けてシルバーマンが作り出した勢力であるからだそうです。つまりシルバーマンは完璧超人のスパイであり、「正義超人」は完璧超人が超人界統治のために必要に迫られて作り出した軍団ということです。

 となると、正義超人が今まで掲げていた正義超人たるアイデンティティは崩壊するということです。これにはスグルが多いに反発。そりゃそうでしょうよ、自らの存在意義が否定されたわけですから。これには正義超人=是と思って育てられた読者も気持ちの持っていきようがないってもんで(苦笑)。オレがささげた幼少期の声援はどうなるのよ、みたいな。

 でもドラマ的にはうまいですよ。ここまでこの作品のルーツというか、設定がドラマチックに演出されるなんて予想外でしたよ…ゆで先生だし(失礼)。最近はジャスティスマンといい、いい意味で読者を裏切りまくりじゃないですか。正義超人が完璧超人の尖兵だったなんてホント、勘弁してくださいですよ(笑)。でも…燃えますよ、この展開。飽きさせないな、もう。

 そしてすべての秘密を知るシルバーマンが天から降臨。「ブロッケンの処理を私に任せてもらえないかな?」という提案をしつつの登場です。「処理を任せる」というのがどういった意味なのかわかりませんが、気持ち的にはシルバーマンは「究極の正義」と信じたいので、悪い方向にはいかないと思うんですがね。そして正義超人の存在意義が本当にサイコマンの発言そのままなのか、違うのか。そのあたりのドラマも必見です。そして…来週も連載あるようですね。やった。年内にある程度秘密がわかる(笑)! 楽しみだなあ。

 その他気になった点は
・帽子がずれた途端にカッコ悪くなる青二才。
・ジャスティスマンをバカ呼ばわりするサイコマン。ちょっと腹立ちます…あれ? オレってばジャスティスマンお気に入りになっちゃったのかな(笑)?
・試合を止めない毅然とした委員長。カッコいい。
・ドラマチックな話に呼応する天候。稲光ってタイミング良すぎだろ(笑)。
・回想シーンのゴールドマンの恰好は、20%将軍サマが入っている。過渡期な感じ。
・抜群の登場をしたシルバーマンですが…デザインかなり微妙じゃないすか(笑)?

 こんなところです。

 

2015年12月21日 運命の邂逅(かいこう)!!
 あ、あれ? けっこうあっけなくブロッケン負けちゃったがな。うそお? これで終わり? そりゃねーよ、ゆで先生。あれだけ元本保証しておいて、結果ダメでしたって訴訟もんですよ(苦笑)! うわ〜騙された。完全に騙された。みなさんだってそう思いますよね? よし、代表して抗議してきますよ!
アキラ「ヘイ、ゆで先生! あなたはブロッケンの勝利については元本保証したはずだぞ!」
   
ゆで先生「まて! へんないいがかりはよしてもらおうか。わたしは元本保証などしておらんぞ!」
   
アキラ「だ…だがたしかに『尊敬する誰かを超えるのが今なのかもしれん』というバッファローマンのセリフが…」
   
ゆで先生「へ〜〜 試合中に『尊敬する誰かを超えるのが今なのかもしれん』というセリフがあったら元本保証なんてルールあったっけな…」
   
アキラ「しかし『尊敬する誰かを超えるのが今なのかもしれん』というセリフがあればブロッケンの勝利は確定…したがって元本保証と考えるのは当然だ!!」
   
ゆで先生「そう考えるのはそちらの勝手。とにかく元本保証はしておらん」
   
アキラ「うそだ〜〜〜〜っ!! わたしの作品分析にかかって今まで的を外した作品はないんだ〜〜〜〜っ!!」
   
ゆで先生「バカモン。現にこうやっておまえの目の前にブロッケンは倒れているではないか。パパンパン、は〜〜〜さどへ〜」
   
アキラ「(ズルッ)それじゃああの『尊敬する誰かを超えるのが今なのかもしれん』というセリフはいったい…?」
   
ゆで先生「いや〜わたしの口はリップサービスが多くてねえ〜〜〜〜」
   
アキラ「なにィ!?」
   
ゆで先生「アキラ。たしかにキミの分析は多少の評価を得ているかもしれん。だがそれにおぼれてしまっては文章の価値も半減する。それが弱点なのさ」
   
アキラ「(ガクッ)わ…わたしのま…ま…負けだ!!」

…くそう! どこかで見たようなパターンで論破されちまった(笑)! 結局私が天狗になっていたってことか! しかし稀代の詐欺師だぜ、ゆで先生はよお!

 …はい。話を戻すと、シルバーマンの登場で色めきたった(笑)サイコマンが、ブロッケンの釈放を約束。形上リフトアップスラムで追撃することでブロッケン気絶。サイコマンの勝利となりました。もうひと踏ん張りあると誰もが思っていたのにいかんせんあっけなかったです。青二才の一人前ロードはまだまだゴールが遠そうです。厳しいなあ。ゆで先生も簡単にはやらせてくれないよな。障害というか壁を用意しまくりですよ(苦笑)。

 これでサイフォンリングの試合はすべて完了です。結果は連合軍の2勝2敗。五分ですね。ただテリーマンの1勝は限りなく負けに近いから、実質1勝3敗ですね。完勝はバッファローマンだけと。正義超人軍団、ちょっと弱っちいです。でも連合軍は誰一人死人がでなかったわけですから、よかったといえばよかったですがね。この辺り、昔みたいに安易に死亡させることはしないみたいですね、ゆで先生。そのあと復活した場合の理由付けがめんどくさいのかもしれません(笑)。

 そんな中注目はシルバーマンの挙動となります。物腰柔らかい態度でサイコマンに接する彼のポジションが、サイコマンのいう「シルバーマンは超人閻魔からの指令を忠実に守っている完璧始祖」なのか、それともすでにイデオロギーが完璧超人のそれとそぐわなく、「正義超人に可能性を見出した正義超人始祖」なのか、まだわかりません。当然後者であってほしいのですが、含みを持たせた展開が続きます。シルバーマンのセリフが背中越しであることが多いことが、彼の本心がどこにあるのかわかりづらい、不気味な演出となっていますね。

 そしてサイコマンは現状の最大問題が、下等超人の火事場のクソ力にあることをズバリと提起して次回に続く、です。完璧始祖は絶対的な力を持っていると自負していながら、それを凌駕しかねない火事場のクソ力を恐れているわけですね。しかしその力こそ新たな超人のステージであると注目したのがゴールドマン(=悪魔将軍)なわけで。もちろんシルバーマンもそうだと思うんですがね。

 しかしサイコマンはシルバーマンはまだ同士だと信頼しているから、もしシルバーマンの裏切り(完璧始祖にとっての)が確定すると、その落胆ぶりとそこから生まれる憎悪がものすごいことになりそうです。そうなるとシルバーマンVSサイコマン、という一戦が始まるのかなあ? もし行われた場合、シルバーマンの強さを印象付けるカードになるのでは、とも予想できます。でも悪魔将軍、シルバーマン、武道という3属性大将のトライアングルは、かりにどの試合が行われたとしても壮絶なものになりそうですね。その後継者たるべき超人がそれぞれバッファローマン、スグル、ネメシスなのかもしれません。つまり2世代にわたってそれぞれ大将がいるという。

 そんな目が離せない展開になったところで今年の連載は終了です。次回、1月4日の掲載が待ちきれませんね。ちなみにその頃最新刊も発売されるようですよ。

 その他気になった点は
・シルバーマンの胸や手のマークは何なのでしょうか。シルバーのSを横にしたのかな?
・シルバーマン、輝きすぎ。眩すぎ(笑)。
・天から現れた透明な階段のカラクリがひそかによくわからない(笑)。
・シルバーマンの片幅広い鎧を見ると、少しビッグボディを思い出してしまうボク。
・シルバーマンに対して、何で祈りのポーズになるの、サイコマンは。神様とそれを崇め奉る信者にしか見えない(笑)。
・アデランス中野さんの頭の反射具合(笑)。

 こんなところでしょうか。来年も楽しみですな。 

 

2016年1月4日 サイコマンの願い!!
 真意がどこにあるかわからずじまいで年を越してしまったシルバーマンですが、今回その立ち位置をハッキリと宣言しました。心は正義超人にあり、でしたね。予想通りですけど、ここはね、やっぱりそうでなきゃ。ちびっ子の頃の声援を裏切ってほしくないですよ。

 疑心暗鬼になったスグルを諭すシルバーマンは、正義超人というカテゴリーが誇れるものだとはっきりと宣言します。そして方向性は同じながらも、そのやり方が急進的すぎる兄・ゴールドマンとは一線を画す形で正義超人軍団を作り上げたのでした。これにて3属性の各首領によるイデオロギー説明会が終了し、主義主張を達成するための新たな闘いの火ぶたが切られた感じです。

 そして物語は討論会に突入。シルバーマンに異常なまでの愛と信頼を寄せる(笑)サイコマンの動揺っぷりがいいですね。ザ・マンを崇拝している割には、シルバーマンに対するそれの方が激情的であるという。「あなたの部屋もあのままにしてあります」って、家出した息子を待つ母親かっての(苦笑)。猛烈な再スカウトを試みるも、あっさりと振られてしまいました。そして…泣いちゃった(笑)。ジョーカーっぽいけど、けっこう人情味あふれてるお方でした。感情の起伏を下等と罵り、教義としている軍団のエリートだとはとても思えません。このあたり、ジャスティスマンの方が“らしい”よな。

 最後は正義党と完璧党の党首討論に発展。いつものように目を血走らせている武道さんが、恐ろしいほどの圧力でシルバーマンにメンチを切ります。しかしそんな圧力を涼しげに避けるシルバーマン。圧に屈することなく武道に厳しい反論を仕掛けて次回に続く、です。ゴールドマン、シルバーマン、ジャスティスマン、この3人はホントに肝が据わっているというか、泰然自若としていますよね。武道のあの圧力にまったく物怖じしませんから。頼もしいですよ。なんかこう、S級のキャラがキラ星のごとくいるみたいな贅沢感? みなさんも感じませんか?

 その他気になった点は
・だめだ、シルバーマンのシルエットにビッグボディを感じる(笑)。
・ブロッケンを放り投げるシルバーマン。扱い雑だな。
・シルバーマンの合わせた手から放たれる光はヒーリング効果があるのだろうか。
・キィーン、キィーン泣いていただけの銀のマスクがなあ…堂々としたもんだ。

 こんなところですかね。

 

2016年1月18日 許されざる内紛!!
 シルバーマンの明確なポジション宣言で急展開する3軍対抗戦。はっきりと師匠批判をするや、引導を渡すとまでいいきるシルバーマン、素敵っす。これに対して武道ことザ・マンは、ゴールドマンと先ほど反旗を翻したジャスティスマンにも意見は同じかと問います。答えは無言=肯定ということです。

 それを見たサイコマン、時の流れの残酷さを呪いつつシルバーマンとのシングルマッチを要求。勝った方が正しいというわかりやすい図式へ。この要求に戦闘スタイルで応じるシルバーマン。すごい、まさか闘うシルバーマンの姿が見られるなんて…このシリーズが始まったときには予想もつかなかった展開ですよ。果たしてどのようなファイトを見せてくれるのか。おそらく正義超人の開祖にふさわしい、クリーンでテクニカルな展開が予想されるのですが、サイコマンいわく昔は残虐この上ないというか、容赦のないファイトで下等超人を切って捨てたらしいので、優しさの中に潜んでいる刀を抜くときがあるかもしれません。ただ「闘いとは分かり合うこと」をモットーにしている正義超人、しかもその総大将ですので、サイコマンの改心を含めて勝利することを目指すのでしょう。

 出陣に赴き、自らの闘いぶりから超人界の将来を見通せとスグルに背中で語るシルバーマン。その教えは反逆の王族・ネメシスまでフォローする気です。師匠とのイデオロギー闘争から子孫のいざこざまでまとめて面倒みるからな、ってな感じでその器の広さを感じさせずにはいられません。底が見えない、懐の深い闘いが期待できそうです。

 サイコマンは連戦上等ということで、エクストラマッチとして試合が開始されます。こんな風にノーダメージを強調されると、散っていったプラネットマン、ブロッケンJr.の立場がないですな(泣)。青二才、勝ちフラグだと思ったんだけどなあ(まだいってる)。予想と結果の高低差がありすぎて、耳がキーンなるわ(笑)。

 勝敗予想は…どうしようかな。過去の対戦成績はまったくの五分という、この手のマンガには山ほどあるパターン。今回が決着戦だ! みたいな感じです。普通に考えたらやはりシルバーマンの勝ちなんでしょうけど、ここはあえてサイコマンの勝利で。理由は

・サイコマンがいなくなると、あとはネメシスと武道しかいないので、その後のマッチメイクが難しい。
・自身の教えをスグルに伝承する、というイベントになると予想。あとはお前に任せた、みたいな。
・ゆで先生、サプライズ好きだから(笑)。

こんな感じなんですけどね。おそらく実力ではシルバーマンが圧倒すると思います。ただ、やんごとなき理由やなにかの隙、もしくは弱点を突かれての敗北、ですかね。九割九分押していたのに! みたいな。「勝つ」以外に「わかりあう」という命題がある分、シルバーマンの方がしんどいです。

 その他気になった点は
・完璧始祖のスパーリングは…ゴールドマンVSシングマン、シルバーマンVSサイコマン、ジャスティスマンVSカラスマン、アビスマンVSミラージュマン、ガンマンVSペインマンですね。くじ引きとかでスパーリングパートナーを決めるのかな(笑)?
・シングマンに『超人圧搾機』をかけるゴールドマン。シングマン、この技は九所封じでもフェイク技だから気をつけて(笑)!
・黄金のマスク編のときのシルバーマンは頼りなかったのに、今回は頼りありすぎ。ぶっちゃけテキトーだった顔も、精悍なイケメンに見えてくるから不思議だ。
・シルバーマンの耳には何がついているのか。音楽でも聞いているのかな(笑)?
・リングに降り立つシルバーマン、カッコいいな。小学生の頃だったら、間違いなく模写してるよ(笑)。
・シルバーマンの盾は邪魔だと思うんですが…。

 こんなところでしょうかね。

 

2016年1月25日 始祖(オリジン)vs始祖!!
 さあ、注目のシルバーマンのファイトが始まりました。おとなしいイメージのあるシルバーマンが、どのような戦闘スタイルをみせてくれるのか。非常に興味がありますね。戦闘モードになってからというもの、目つきも少しきつくなったような感じです。ゴールドマンの目つきに似てきましたかね。

 まずは打撃戦からですが、シルバーマンは受けの体勢。個人的に邪魔なのでは…と感じていた盾を巧みに使い、サイコマンの打撃を防御します。う〜ん、格闘で盾を使っていいのだろうか、との一抹の疑問もありますが「受け重視」のような立ち上がりはシルバーマンのイメージにあっていますね。

 しかし受けから攻撃に入ると電光石火のごときスピードで大技を繰り出します。このへんのメリハリも天才肌な一面を醸し出してくれます。ちょっと思ったんですけど、シルバーマンって『北斗の拳』のトキがダブるんですよ。「静」イメージからの「動」といったスタイルとか、人間的な成熟度とか。そうなるとゴールドマンがラオウでスグルがケンシロウか。じゃあ武道は暴走したリュウケン(笑)?

 目覚ましいムーブで高インパクトを与えたシルバーマンでしたが、ここからは劣勢に。鉄壁の防御を誇るかと思われたシルバーマンも、サイコマンの『スピア・ドレス』の攻撃を徐々に食らっていきます。打撃が当たり始めると、サイコマンはその原因を「なまった体」と診断。華麗で聡明で美しくて強かったという最大級の過去評価との比較から、シルバーマンの現状に対して失望感をみせ、スピンダブルアームをシルバーマンに仕掛けたところで次回に続く、です。

 う〜ん、展開的には悪くないんじゃないですか。冒頭に実力の片りんをみせるも、後半に少し失速。パターンからいけばシルバーマンが勝つ余地がまだまだあります。久々に肉体をもって動いたという実戦感覚のズレは想定内だし、そこからどのくらい短時間でアジャストしていくのか。このあたりが物語を面白くさせます。シルバーマンにはまだまだ隠された潜在能力が深くありそうですしね。シルバーマンの落ち着きぶりがなくならない限り、底は深いと思います。

 その他気になった点は
・シルバーマンの盾は『聖闘士星矢』の紫龍を思い出してしまう…
・スピンダブルアームは将軍サマの九所封じを思い出してしまう…

 以上です。

 

2016年2月1日 絶対防御!!
 防戦に回ったシルバーマン、サイコマンの人間風車を食らうもすんでのところで盾をうまく利用し反撃。この盾、個人的に邪魔なのではないかと思っていたんですが、ここまでの展開を見るに、けっこうシンボリックに使用されてますね。

 しかしサイコマンは主導権をわたしません。即攻撃を返します。そこで出たのが…肉のカーテン! オリジナルの名称は『パーフェクトディフェンダー』というらしいです。元祖ということで、その防御力はキン肉族のそれよりも屈強。サイコマンの攻撃を完封します。ただこのままだと攻撃ができないため、構えを解いて攻撃に入るやサイコマンの巨握に捕まってしまいます。サイコマンの蟻地獄にハマりつつあるところで次回に続くです。

 シルバーマン、まだまだ余裕ありますね。攻め込まれていますが、致命的な匂いはまるでないです。今回の注目点はやはり『肉のカーテン=パーフェクトディフェンダー』でしょうね。キン肉族ルーツの一部露出とでもいいましょうか、本家本元の凄みを感じさせますね。鉄壁という表現がまさに当てはまるというか、「防御のシルバーマン」というイメージを強く感じさせます。同時にあの盾。あれもかなり彼のアイデンティティを補足しています。問題はサイコマンのいうとおりこれでは攻撃ができないので、イメージと相反する部分をいかにスムーズかつ印象的に出していくかが今後のポイントになるのではないかと思いますね。

 その他気になった点は
・シルバーマンのプロテクター、肩口の部分が盛り過ぎでは…

 こんなところでしょうかね。

 

2016年2月8日 至福の時間!!
 執拗なサイコマンのクロー攻撃。シルバーマンの抵抗で一度外れるも、すぐにまた捕えるという粘着質なファイトです。試合の流れ的にはクロー攻撃を受けながらも流れるような攻撃をシルバーが仕掛け、サイコマンに着実にダメージを与えていきます。この芸術的な格闘能力でボコボコにされながらも「至福の時間」という、ややマゾ的な感性でシルバーを評価をするサイコマン。ここまでダメージを喰らいながらもしつこくクロー攻撃をする彼の狙いは…マグネットパワー注入によるシルバーマンの帯磁化でした。

 ミッショネルズ戦の2000万パワーズのように、帯磁した超人はマグネットパワーに翻弄されることになります。その下工作をサイコマンは執拗なクロー攻撃にて行っていたわけです。帯磁化すればこちらのもの、という戦略なのでしょう。

 事実、帯磁化したシルバーマンはサイコマンの磁力により苦戦を強いられます。しかしシルバーマンはこのマグネットパワーを「そんな力」と否定的なニュアンスで斬り捨て、次回に続く、です。

 マグネットパワーか〜。たしかにサイコマン、この力の創始者でしたよね。コツをキングに教えた、みたいなエピソードありましたからね。たしかに懐かしい感じがして旧作ファンにとっては嬉しい演出なんですが、いささか「今さら感」が漂うのも事実です。なんだろう? パワーの源にずるさというか、邪道なイメージがあるからかな? マグネットパワーは自分自身のパワーではなく、地球から力を借りているという他力本願的な仕組がそういう感じを芽生えさせるのかな? それだけにシルバーが最後に漏らした「そんな力」という、揶揄的な発言に同意できちゃうんですよね。

 おそらくシルバーマンは近いうちにマグネットパワーの攻略を実施し、それを無力化させるのでしょう。それはトリッキーな技に頼りすぎるサイコマンのファイトスタイルを否定する、というメッセージも込めてのことだと思われます。己の肉体を極限まで鍛錬し、唯一無二の強さを身に着けるというストイックなまでの完璧超人の教えには沿っていない、ということを言いたいのではないでしょうか。簡単にいうと曲芸に走るな、ということですよ。

 王道と邪道。このシンプルな対立図式がひょっとしたら今後クローズアップされるのかもしれません。サイコマンが奇策に走れば走るほど、首をしめることになるのではないでしょうか。

 その他気になった点は
・クロー攻撃でバチバチいってるのは、磁力の流れだったのか。
・シルバーマンの攻撃は流麗だな。動きが素直すぎるのが弱点かもしれませんが。
・ここでオカマラス…(笑)。
・スグルの偏った意見を軽く受け流すバッファローマン。もう少し相手してやれよ(笑)。

 こんなところですかね。

 

2016年2月22日 始祖(オリジン)たちの亀裂!!
 今回はマグネットパワーの歴史でした。太古においてサイコマンがマグネットパワーを発見し、それを始祖に発表し利用法をプレゼンする、という過去シーンが挿入されました。円卓における始祖会議において、マグネットパワーの発見を興奮気味にサイコマンが報告をします。この無尽蔵なエネルギーを超人パワーと融合し、今までにないケタはずれなパワーを手に入れようというサイコマン。目の前のシングマンにマグネットパワーを放射し、赤子のように彼を扱う実戦パフォーマンスも披露します(笑)。

 しかしこれに対する他の始祖たちの反応は薄く、それどころか否定的な意見が多く出されました。要は鍛錬した自分の力ではないから邪道だという、完璧超人の根底に流れるイデオロギーとの不一致です。前回私が少し書いたことと同じようなことで、私の思いはペインマンがほとんど代弁してくれました。このときのペインマン、すごく理知的で大人の対応なので個人的に好感度アップです(笑)。「サイコマンの研究自体は否定しないが」という一文、素晴らしい。マントを羽織ったフォルムがアメコミのヒーローっぽくて、ちょっとホレてきた。ぜひ似た感じのブラックホールやペンタゴンとタッグを組んでほしいです(笑)。

 この時点でマグネットパワーについてはっきり否と宣言したのはアビスマン、ペインマン、ガンマン、ジャスティスマン。武闘派2、理知派2というバランス。ここでサイコマンが助け船を求めたのがやはりシルバーマンでした。しかしシルバーマンも発見や研究については否定しないが、その力は封印すべきという、有効利用を提案するサイコマンとは正反対の主張をします。要は超人が介入していいレベルの代物ではなく、悪用されないように監視すべきという考え方です。なんか原発とかクローンといった技術に人が踏込んでいく様を連想させるようなシーンですよね。サイコマンが「私は優秀だから使いこなせる」と自惚れともとれる自信を持つあたりに、完璧超人の選民思想を垣間見ることができます。結局誰の賛同も得られず四面楚歌となったサイコマンですが、ただ一人そのプレゼンを肯定したのが大将たるザ・マンでした。

 彼もまた選ばれし完璧な我々が扱うから大丈夫、という自惚れ選民基準での肯定でした。この辺りから崇高で高潔であったはずのザ・マンが、弟子たちから不審な目で見られるようになった感じですね。ある者ははっきりとそれを否定して袂を分かち、ある者は見えないふりをして従い、ある者は永遠と熟慮を繰り返し、ある者は…さらに彼に対する忠誠を誓った、そんな雰囲気です。どれが誰かは…わかりますよねえ(笑)。

 ここから一枚岩であったはずの始祖たちのイデオロギー闘争となりました。どれが正道でどれが邪道なのかは人によって感じ方が違うと思います。どちらも正道を語りたいのでしょう。ただ作者目線、読者目線でいくと…ザ・マンとサイコマンが邪道になるんだろうなあ。でも彼らからすれば、下等超人の成長パワーを受け入れた金、銀、ジャスティスが邪道なんでしょうね。

 その他気になった点は
・始祖の黒板? は木。毎回彫るのか(笑)。使いづらそう。
・でも液体モニターはすごい。
・ミラージュマンが一番頭悪いと思うの(笑)。
・今回の一件で、シングマンの始祖内ヒエラルキーが下位に。
・ガンマンが異様にでかい。
・アビスマンのドーピング発言(笑)。もっと粋な言い方なかったのかな。
・やべえな、ペインマンかっこいいな。
・一言もしゃべらずに己の意思を疎通できる男・ジャスティスマン(笑)。
・サイコマンのガンマンの扱いは笑えた。コンビ組んで漫才してほしい(笑)。
・単純な線のみでシルバーマンをすごく理知的に表現できる中井画伯はすごい。
・こけたあとなかなか起き上がらないシングマン。
・ゴールドマンにあえて一言もしゃべらせなかった演出がニクイ。

 今回ツッコミ多いな。自分でもびっくり(笑)。

 

2016年2月29日 “神”への道筋!!
 マグネット・パワーこそが、始祖の結束を引き裂いた原因だというシルバーマン。そのパワーの放出スイッチたるアポロン・ウィンドウの第一号こそ、サイコマンが守っていたサグラダ・ファミリアの地でした。個人的にはその伏線、かなり忘れてました(笑)。マグネット・パワー発祥の地、それがサグラダ・ファミリアだったんですね。

 その研究から発展して創り出されたのが、超人墓場を象徴するあの「禁断の石臼」だそうです。あれをクルクル回すことによって人工的に超人パワーを生成するという仕組みです。マグネット・パワー、禁断の石臼といった外部的アイテムにより、神をも凌駕することを望んだサイコマン。そしてそれを許可したザ・マン。高潔な意思であえて神の地位を捨てたザ・マンも、長期にわたる下界生活で、初期の理想からブレた考えを得るに至ったのかな、という予測ができます。神を超えるというサイコマンの目標を敢えて許すあたり、神々に対し何かを仕掛けるという野望を持ったと考えるのが妥当でしょうか。自分が育てた完璧超人軍を従え、神々に闘いを挑むという、神話でいうところのルシファー的な立ち位置を個人的には連想してしまいます。

 それとは別にすごいなと思うのが、「禁断の石臼」の設定です。あれは超人墓場の象徴的装置でもあるのですが、初めてそれが登場した時は単なる「強制労働のアイコン」として採用されただけだと思うんですね。要は一番わかりやすく強制労働を表現できる図柄、ということです。当時はそれ以上でもそれ以下でもなかったのに、四半世紀を超えて、実は人工的に超人パワーを生成する装置だった、しかもそれがザ・マンやサイコマンの野望に必要不可欠な重要なものだった、という物語の裏設定の根幹をなす装置に生まれ変わったわけです(笑)。

 この世紀をまたいだこじつけには、ツッコミを入れるという次元を超えて、何かもう「いいよ、それで!」というスケールの大きさが勝っちゃった感じです(苦笑)。個人的にはすごくゆで先生らしくて好きです。そんな装置をウォーズマンやキン肉マンが、何もわからずクルクル回していたと思うと、とても滑稽に感じます。上層部の真意は下っ端の想像しえないところにあるという、社会の縮図もを感じてしまいます。そしてこの装置を管理していたのがアビスマンだったことを考えると、彼はこの方針に従ったということなんですかね。どんな思いで彼はあそこを管理していたのでしょうか。

 試合はマグネット・パワーをフルに利用し始めたサイコマンの優勢になります。シルバーマンの象徴ともいえる盾をもぎ取り、それに帯びさせた磁力を利用しての一人クロス・ボンバー『マグネティカ・ボンバー』がさく裂。ミッショネルズのクロス・ボンバーのルーツを披露するとともに、ネプキンのそれが己のコピー版であることを主張。フェイスガードが解かれるほど大ダメージを負うシルバーマン。サイコマンは攻撃の手を休めず、今度はこの国立競技場の地でアポロン・ウィンドウを出現させます。全世界のマグネット・パワーのネットワークを把握し、自在にアポロン・ウィンドウを操ることができるサイコマン。これには苦労して富士のすそ野のアポロン・ウィンドウに封をしたスグルも、実はそれが無数にあったウィンドウの一つにすぎなかったと知り心が折れそうです。そして正義超人にとってはかなりの難敵であったネプキンを半端者呼ばわりするサイコマン。過去の難敵をこき下ろすことで、己の強さを表現するという格闘マンガでは基本的な演出ですが、やはり旧作ファンにとっては過去の驚きや興奮を否定されるようで辛い演出です。ま、そこまで擁護するほどネプキンを好きなわけではないんだけど、これ以上中学時代のオレを傷つけないでくれサイコマン、みたいな(笑)。

 そしてサイコマンはフィニッシュの準備に入り、シルバーマン絶体絶命で次回に続く、です。奥義とのたまうくらいなので、新技なのでしょう。ただサイコマンは次の技ですべてを出し尽くしそうなので、まだ何も大技を出していないシルバーマンの方が引き出しが多くて有利な気がします。

 その他気になった点は
・研究に没頭するサイコマンの顔。狂気に溢れてる(笑)。
・超人墓場建設のための足場。誰が組んだのか。鬼?
・サイコマンが盾を投げる時の掛け声は「ニャオーッ」。ネコか。

 こんなところですかね。

 

2016年3月7日 マグネット・パワーに捧げた魂!!
 今回はサイコマンのマグネット・パワーに賭けた思い入れの強さと、それを自在に操る能力、そしてフェイバリットへの繋ぎが披露されました。パワーの操作にページをふんだんに使っていたので、ぶっちゃけストーリーがほとんど進んでいません(苦笑)。ですので、今回は書くことがあまりない…。

 サイコマンの最終奥義は逆向きのロメロ・スペシャルとチョークが合わさったような技で、これにマグネット・パワーの磁力が技の威力と安定性を増しています。この奥義『輪廻転生落とし』に絶対の自信を持つサイコマン。しかしシルバーマンは邪道と認めません。悪魔将軍も誇りある技を自身で貶めていると厳しい意見。ジャスティスマンも同様の思いのようです。

 しかし完璧超人が神になり真の理想郷を創り上げることを掲げたサイコマンは、聞く耳を持ちません。この方針が絶対であると狂信している感じです。そんなハイテンションの中、『輪廻転生落とし』がさく裂。しかし…必殺とはなりませんでした。それどころか「慣れないことをするからミスをした」と、シルバーマンは技の不完全さを指摘し次回に続く、です。

 最終奥義が決まらなかった以上、サイコマンに勝ち目はありませんね。この技で何をミスしたのかはわかりませんが、相手の技を受け切った以上、あとはシルバーマンのマグネット・パワー攻略、そして反撃だけでしょう。ただ私、予想ではサイコマンの勝ちにしているんですよね(汗)。だから最後の最後にど汚いやり方でサイコマンがシルバーマンを抹殺する展開もまだあると考えておきます。

 その他気になった点は
・サイコマンのマリオネット操作術(笑)。
・中井画伯、描くの大変そうな技だな…

 こんなところでしょうか。

 

2016年3月14日 友情と敬意!!
 サイコマンの奥義『輪廻転生落とし』をくらったが致命傷に至らなかったシルバーマン。原因は技を落下させたリングの形状でした。そこには前の試合の激闘でついた穴があり、そのため激突時の威力が減少したようです。これは前試合でねばったブロッケンの手柄だというバッファローマン。バッファローマンってけっこうブロッケンびいきですよね。血盟軍つながりってのもあるんでしょうけど。

 シルバーマンは万能な力に意識がいきすぎて、足元の落とし穴に気がついていないとサイコマンを批判。その目を覚まさせることこそが、トモダチである自分の役目だと言い放ちます。シルバーマンのトモダチ発言にサイコマンは動揺し、自分がシルバーマンに持っている感情は敬意であり、友情ではないと反論。自分の感情が下等超人のイデオロギーである「友情」に組み込まれることに嫌悪感を示します。お互いの主張は噛みあうことはなく、サイコマンはしびれを切らせて攻撃にでます。そんな彼を目覚めさせるため、シルバーマンは入れ込み過ぎているマグネット・パワーの攻略も含めてサイコマンを叩きのめすことを宣言。雨あられと降ってくるサイコマンのサンダーサーベル乱れ打ちをパーフェクトディフェンダーで防ぎつつ好機をうかがうところで次回に続く、です。

 今回は共に尊敬しあっているのにもかかわらず、主張が食い違うイデオロギー論争となりました。しかし物理的な能力の向上のみを是とするサイコマンに対し、他人を介し精神的な向上にも価値を見出したシルバーマンの方が、やはり懐が深くて慈愛に満ちた余裕を感じさせます。包容力とでもいうんでしょうかね、シルバーマンと比べるとサイコマンが非常に小物に見えてしまう図式になりました。

 こうなると精神的に追い詰められつつあるサイコマンが俄然不利になります。さらにいうと、シルバーマンが邪道な力を攻略したうえでサイコマンにお灸をすえると宣言したので、シルバーマンの勝利は確定的ですね。ここからシルバーマン怒涛の反撃が始まりそうです。こうなるとサイコマンは引き分けに持っていくのが精いっぱいでしょう。そうなるとサイフォンリング対抗戦後の完璧超人軍はザ・マンとネメシスのみとなります。なんかネプチューンマンが出てくる余地はなさそうですね(苦笑)。気になるのはここから完璧超人軍のさらなるメンバー追加があるか、です。あ、ひょっとしてネプチューンマンが完璧超人側として登場したりして。でもさすがにそれはないか。となると、今後の対戦カードは

・キン肉マンVSネメシス
・ザ・マンVS???

となります。ザ・マンの相手は是非ともゴールドマンにお願いしたいのですが、ラスボスであるザ・マンが一発でやられるとは思えないので、もしそのカードになったら残念ながらゴールドマンの負けでしょうね。それはそれで見たくないですけど。

 その他気になった点は
・あんなにきれいに人型の穴があくもんかなあ(苦笑)?
・シルバーマンは優等生すぎるな。出来杉くんか。
・シルバーマンとジャスティスマンがタッグを組んだら、ほんとしんどいチームになるな。真面目すぎて。
・サイコマンのロープをつかんでのエビ反りポーズは中邑真輔のマネかな?

 こんなところですかね。

 

2016年3月28日 雷撃の果てに!!
 サイコマンのサンダーサーベル連打にパーフェクト・ディフェンダーで耐え忍ぶシルバーマン。攻撃の最中でもサイコマンはマグネットパワーの共同研究を持ちかけますが、それを頑なに断りさらにその力がまやかしであるとシルバーマンは全否定。断固としてマグネットパワーを認めません。そんなシルバーマンが高尚すぎて、攻撃側はどんどんみじめな雰囲気になります。ここで思うのが、シルバーマンがマグネットパワーを全否定すればするほど、ミッショネルズも貶められているということ。ネプキンはどうでもいいとして(笑)、ネプチューンマンには耳が痛い説教なんじゃないかなあ。まあそれでもネプは正義超人になってからマグネットパワーは使っていなかった(と思う…)ので、ギリギリセーフなのかな? でも夢のタッグ編のオプティカルファイバーもシルバーにいわせりゃ邪道か(苦笑)。微妙だな、ネプ。ていうか今どうしてるんですかね、彼。捕獲された描写ってのは本当なのかな?

 そして「こんなまやかしの力で僕は絶対に倒れない! 表面上はいくら身体を削られても、心の奥まで届くような傷なんてたったのひとつも付けられやしないさ!」という超優等生宣言をかますシルバー。う〜ん、くさいけどカッコいいな、このセリフ。この宣言でシルバーの勝利は当確です。開票率70%くらいですかね(笑)? そんな高潔な先祖をもつスグルがあらためてシルバーに心酔。ここでネメシスの表情が一瞬挿入される演出に拍手。スパイスの効いた一コマですね。

 スカウトが無理と悟ったサイコマンは最後の大技の体勢に。2本のサンダーサーベルを繋げた『ロンゲストサンダーアロー』をシルバーめがけて発射。しかしこれに自ら突っ込むシルバー。このアローを身にまとうように回転して帯磁。結果これがマグネットパワー攻略の解答となりました。答えは…消磁の力、デパーミング。うん、知らない(笑)。大人になっても物理の勉強ができる『キン肉マン』。必要な物理はすべて『キン肉マン』から教わったって感じです(笑)。重い物体の方が早く落ちること、円は直線を包むこと、etc…。これからもボクたちにいろいろな物理を教えてください、ゆで先生(笑)。

 マグネットパワーが無効になったことに動揺を隠せないサイコマン、やけくそ気味に最終奥義の『輪廻転生落とし』を発動させますが、技が完成する前になんなくシルバーに外されます。シルバーが簡単に技の発動を防いだ理由…それはまやかしの力に頼ったがために、技の仕掛けの研鑚を怠ったこと。痛いところを突かれたサイコマンの表情は…いたずらがバレた子どもそのものでした(笑)。

 ここからはもうシルバーの独壇場です。キン肉族に伝わるあの奥義…そう、『マッスル・スパーク』の発動。しかし我々が知る形とは少し違う『マッスル・スパーク』です。元祖『マッスル・スパーク』とも呼べる技を仕掛けて次回に続く。う〜ん、最後の最後でもひと手間演出をかけますねえ〜。もう読んでいる方はたまらんですよ(笑)。

 その他気になった点は
・サンダーサーベルの材質は永遠の謎だなあ。電気なんだけどガラスっぽいし、今回は紙テープの様に千切れてた…。
・キン肉マンのボケにまったく付き合わないウォーズマン。清々しいほどのスルーっぷり(笑)。
・さすがソ連の兵器だったウォーズマン。軍事に明るい。
・今回のサイコマンの顔芸は伝説になる可能性あり(笑)。
・ゆで先生、また無茶な体勢の技を…。

 こんなところでしょうか。

 

2016年4月4日 シルバーマンの本性!!
 マッスル・スパークの元祖ともいえる技にサイコマンをとらえたシルバーマン。しかしこの技はマッスル・スパークに似て非なる技であり、完璧超人始祖として生きてきた頃の奥義『アロガント・スパーク』でした。アロガント…? あまり聞きなれない単語なので調べてみると、「横柄な、尊大な、傲慢な」といったような意味だそうです…いい言葉ではないですね。「偉そうな閃光」といった感じですかね。上から目線の技名ということをアピールしたいのかな?

 その『アロガント・スパーク』がさく裂し、サイコマンは…描写を見ればわかりますね。完全に再起不能状態です。生死に関しても今回の話では確認できませんでした(苦笑)。負け口上を聞きたいので、生きていてほしいんですがね。

 技が決まり、勝負が決まるもシルバーマンはこの技を自分自身認めていないようです。正義超人の棟梁などといっているが、ふたを開けた本性はこのような相手を確実に殺す技を開発し、それを是としてきた超人だから、ということらしいです。そんな血塗られた技に対してネメシスは絶賛しますが、闘いは殺し合いだという完璧超人の教えに限界を感じたシルバーマンは、敗北すればすぐ自害という掟が何人の優秀な人材を失ってきたかを嘆いていました。

 そしてこの奥義を封印し、根本的に解体した上であらためて人を生かす技に昇華させようとしたが果たせず、天上兄弟喧嘩にてこの世から去ることになったそうです。その喧嘩の前夜に後世に託したのがフィニッシュホールドの壁画ということらしいです。そんな歴史を持つ弐式奥義の完成形、それがスグルのマッスル・スパークだという衝撃の事実を告白して次回に続く、です。

 サイコマンは…やられたねえ。勝敗予想で私はサイコマンの勝ちにしたんですが、結果的にはボコボコにされてしまいました(笑)。サイコマン、大丈夫かな。でも「確実に殺す技」といわれちゃうとあまり期待はできないよね。お陀仏なんだろうなあ。となるとダンベルが全部揃うことになるんだよな…これで武道もろとも始祖が消えてエンディングだったら…ブーイングの嵐だろうな(苦笑)。ダンベルを揃えるだけじゃダメとかさ。ドラゴンボールの合言葉みたいな(笑)。とにかく続行は確実ですよね。

 シルバーマンの殺伐とした描写もすごいですね。返り血とか今回はずっと目がつり上がってましたよ(笑)。ちょっとタレ目でなよっちい感じの彼はもういないです。逆にキィーンキィーン泣いていた頃が懐かしい…そして完璧超人の掟とその限界を見た葛藤を告白しています。彼がいろいろと悩んで現在の正義超人イデオロギーがあるんですね。彼にとって現在のネメシスは昔の自分を見ているようで歯がゆいところもあるんでしょう。ためしに「正直なところどうなのよ?」と聞いてますしね(笑)。ネメシスは「堕落する」と答えましたけど。

 最後にスグルのマッスル・スパークこそが理想の完成形であるという点。これってラーメンマンが「ネメシスのそれはちょっと違うんだ」と言っていたことにリンクするんですかね。スグル、シルバー、ネメシスの3つのスパークがあってそれらは別物ということです。その違いはやはり「人を生かすか生かさないか」なんでしょう。この辺、スグルVSネメシスの重要なポイントとなりそうですね。

 その他気になった点は
・サイコマンの顔芸(笑)。
・サイコマンの血反吐をマフラーで防御するシルバーマン。ちょっと人情に薄くないかい?
・シルバーマンですらできなかった到達点に達しているスグル。株があがるなあ。さすが主人公。
・シルバーマンの特訓の相手は木。
・リベンジャーもインフェルノもシルバーマンが彫ったのかな? あれは後からかな?
・でも絵のタッチが同じだしな。
・シルバーマン絵が下手くそだったらどうしたんだろう(笑)?

 こんなところでしょうか。

 

2016年4月18日 血みどろの慈悲!!
 今回はシルバーマン先生によるマッスル・スパーク変遷の歴史についての講義でしたね。過去さまざまな王が思い思いのスパークに挑戦したようですが、シルバーマンからすればすべて未完成という評価だったようです。ネメシスのそれも完成形に近いが、大きく欠けていることが一つあるとの指摘。しかしフェニックス戦で放たれたスグルバージョンはシルバーマンの理想形以上のスパークだったとベタ褒めです。あれ以上の技を見たことがないっつんだから相当ですよね。

 ちなみにネメシスのスパークに足りないものは「慈悲の心」だそうです。これはネメシスの実兄であるタツノリも指摘していたことで、2方向からの同じ指摘にネメシスは反発。するとシルバーは「納得できないのなら、キン肉スグルと闘ってみればいい」との提案をします。以前ハラボテ委員長も対ネメシス戦を提案していたので、これで次戦は確実にスグルVSネメシスで決定です。これはどう考えてもスグルの勝利なので、ネメシスが掟通り自決するのかどうかに焦点が絞られそうです。完璧超人としてのアイデンティティを破壊し、納得をさせた上で勝利するという命題がスグルには課せられた感じですね。

 そして。生死がわからなかったサイコマンですが、虫の息で何とか生きていましたね。体はグニャグニャですけど(笑)。穴のあいている部分に技を落として威力を削るというパターンをシルバーが利用したわけです。いやあ、生きててよかったサイコマン。口上を聞きたかったもんでね。でも完全に戦意喪失した感じで力がないコメントでした。ダンベルも10個そろえられてしまったということで、覚悟ができたようですね。シルバーマンは始祖10人及びザ・マンの消滅に向かってこれから行動するようですが…すんなり行くわけがないですよね。ザ・マンVSゴールドマンは観たいもんなあ(笑)。ドル箱カードですよ。

 サイコマンのダンベルを取ったシルバーマンは、下の階のテリーVSジャスティスマンのリングへ。そこで次回に続くですが…ジャスティスマンと何を話すんでしょうね。「消滅の準備はできていますか?」「もちろん」みたいな感じなのでしょうか。どちらにしろシルバーとジャスティスのツーショットはカッコいいな。

 その他気になった点は
・シルバーマン、彫刻うまいなあ。
・スパークの変遷、タツノリは確認できるけど…真ん中は真弓かな? 顔隠れてるけど…。
・気にしてなかったけど、ダンベルは一つ一つデザインが違うのね。
・始祖がダンベルを掲げるコマ、ジャスティスマンとペインマンの部分だけアメコミ臭がすごい。

 こんなところですかね。

 

2016年4月25日 決意の証!!
 テリーマン、ジャスティスマンのいる3階リングに降り立ったシルバーマン。目的はテリーの獲得したダンベルを渡してもらうこと。ここでシルバーとジャスティスの交わす世間話がまたかっこいい。どちらも己の信念に忠実に生きているって感じです。そしてその会話に含まれているのは…これ以上ないくらいのテリー賛歌。テリーファンにはたまらないサービスです。ホメ殺しか(笑)!

 そんなホメ殺しをされても、闘ったあとに自決するというルールが受け入れられないテリーマンはダンベルの引き渡しを拒否。う〜ん、現役正義超人の抵抗で始祖が消滅するのを防ぐパターンかと思ったのですが、結局テリーはシルバーに説得されてしまいました。「私たちを死なせてくれませんか?」という永遠の寿命を持つ者だからこそ言える懇願。そしてその信念に迷いがない。テリーの前に立つ二人はまさに先行く親のようです。気高き先人、そんな高貴さと信念を醸し出されたら、テリーも納得せざるをえないでしょうね。

 テリーは渡されたバトンを命をかけて受け継いでいくことを宣言。偉大なる先人の遺志を継ぐことこそ己の役目と理解します。う〜ん、シルバーとジャスティスはいいコンビだなあ。人格者すぎるよ。消したくないなあ〜(苦笑)。

 そしてシルバーの視線は兄・ゴールドマンへ。言葉を交わさなくてもゴールドマンはわかっている模様。シルバーから渡されたダンベル、悪魔超人軍が取ったダンベル。そのすべてを預かり次回へ続く、です。

 う〜ん、自ら消滅するのかなあ? この流れだとゴールドマンも素直に消滅を選ぶんだよなあ。ドラマ的にはあっさりしすぎているので、もう一悶着あることは確かだと思うんだけど、どんなパターンかな?

@ダンベルを嵌めたけど、消滅システムが作動しない→ザ・マンの細工
Aゴールドマンの叛意。集めたダンベルを己の欲のために使う→ダンベルの別の利用法
Bザ・マンの急襲→ダンベルを奪う
Cザ・マンが真実の口を破壊→物理的にダンベルを嵌められない

 無い知恵を絞ったのですが、@かな…? 消滅システムを作動させるには、結局ザ・マンを倒さないといけない、みたいな。じゃないとゴールドマンVSザ・マンが実現しないもんな…これ実現しなかったら、猪木VS馬場が実現しなかったくらいのブーイングですよ(笑)。お願いだからやってほしいです、ゆで先生。

 その他気になった点は
・今回やたら多いシルバーとジャスティスのアイコンタクト。
・ホントに消滅する気なんですか将軍様、とでも言いたげなサンシャイン。
・あそこでダンベルをキャッチし損ねたらカッコ悪いだろうなあ、ゴールドマン。おっとっと、なんて(苦笑)。

 GWは恒例の休載ですね。仕方ない。

 

2016年5月9日 消えゆく者!!
 ダンベルがすべて揃い、あとは消滅を待つばかりの完璧始祖。ダンベルを嵌めこむ役目を仰せつかったのは…悪魔六騎士首領格のサンシャイン! 尊敬すべき相手の消滅を託され躊躇するも、ゴールドマンに諭されふっきれました。仲間のブラックホールを呼び出し、ロケーションムーブにて祭壇へ瞬間移動。消滅待ったなしの状況でもザ・マンは微動だにしません。まあダンベルを嵌めこまれても始祖が消滅することはないことは、読者の誰もがわかっていることですが(笑)、果たしてどのようにして消滅が阻止されるのか。

 祭壇にてダンベルを嵌めこんでいくサンシャイン。ふっきれたとはいえ、やはり最後のひとつは躊躇。そして「悪魔将軍さまバンザァァァーイ!」の雄叫びと共に、最後のダンベルを嵌めこみました。すると完璧始祖らの体が消滅しはじめ…たと思ったのですが、やはり途中で異変が。消滅を阻止した犯人は…サイコマンでした。人知れず祭壇に細工をしていた模様。そうか、サイコマンにやらせたかゆで先生。そうだよな、普通に考えれば誰がやるかって彼しかいないよな。気づけるようで気づけないもんだなあ(苦笑)。

 しかし細工はしたといっても、サイコマンだけは消滅が始まりました。う〜ん、細工をするときの代償か何かなのかな? ともかくここでサイコマンはお役御免なようです。そして残った完璧超人は…ザ・マンとネメシスの二人。正悪連合軍は多数。これだと今後の展開が難しいですなあ。完璧超人のキャラを追加しないと…でもここでニューカマーが来ても、始祖ほどのインパクトは出しづらいだろうし、万が一始祖を上回るキャラが出てきた日にゃあ、いったい今までの何だったのよ? って興ざめだしなあ。

 というわけで、個人的予想としては、ニューカマーはなし。その代りザ・マンの連戦を予想。それこそ生き残った正悪超人を一人ずつ血祭りにあげ、ジャスティス、シルバーをも倒し、手が付けられない状態でゴールドマン戦。これで両者KOで最後がスグルVSネメシスで締め…う〜ん、自分で書いてて恐ろしいほど当たる気がしない(笑)。つーかウォーズマンやニンジャがザ・マンにあっけなく敗れる様はきつすぎてとても見られる自信がないっす(苦笑)。いやホント、今後の展開がわからないです。そのままザ・マンVSゴールドマン、スグルVSネメシスの2試合で終わっちゃうのかなあ?

 その他気になった点は
・将軍サマの絵がすべてかっこいいなあ。等身バランスが絶妙なのかな? 中井画伯が彼の描画を極めてるよね。
・「正義が正しいのか、悪魔が正しいのかわからなくなってきた」と悩み始めたころのサンシャインと同じ表情が今回多々みられました(笑)
・ザ・マンは微動だにしなかったけど、実は心の奥底では「やばいよ〜やばいよ〜」ってあせってたのかな(笑)?
・「フン!」でスクリーンに中継映像を映すことができる将軍サマ。普通だったらスルーできない表現だけど、キン肉マン読者は楽々スルーできる特殊な能力を持っていますよね…。もしラオウが同じことやったら投書がすごいことに…(笑)!

 こんなところですかね。

 

2016年5月16日 迷いなき大罪!!
 完璧始祖が全員消えるシステムを無効にしたのに、己の消滅だけは進んでいくサイコマン。どうやら消滅システムを完全解除したわけではなく、誰か一人に集中させるというプログラムをしたようです。そして散り際でも自分のイデオロギーとマグネットパワーを肯定し続け、間違っていないと主張するサイコマン。犠牲にする人物をガンマンにすることも考えた、と憎まれ口をたたいていますが、これは彼一流のジョークでしょうね(笑)。散り際での憎まれ口やジョークってかっこいいんだよなあ。北斗の拳のジュウザもそうだったし。

 ザ・マンはシステムを改造した件が粛清にあたると言いつつも、いままでの忠義を大義であったとお褒めのお言葉。思想はどうあれ、この二人は最後まで信頼しあっていたんですね。10人いるオリジンの誰よりも。そしてサイコマンはとうとう消滅。今シリーズのジョーカー的なキャラクターが消えました。

 するとこの後意外な展開が。一度は生き残ったと思えたシルバーマンの消滅が始まります。これは祭壇のシステムとは関係なく、初めからそのような仕様で肉体を復活させていたから、とのこと。金銀マスクとして一体化していた兄弟が、10ある力を9対1のような感じで分けて復活したらしいのです。その1の方がシルバーマンだったんですね。本来は10ある力で1人しか復活できなかったのに、無理やりそんな仕様にしたらしいです。

 ということはですよ、今回のシリーズにおいて、シルバーマンはことの解決を兄であるゴールドマンに託したということですよ。つまり絶大なる信頼をおいてあの恐怖の将復活の手助けをしたということになります。これはね、今までの正悪超人合戦を見てきた者にとっては理解しがたい決断にも思えます。復活をいいことにまた大暴れされるかも、というリスクがあるわけですから。ただ今シリーズの金銀兄弟を見ていると、そういった理念は超越してしまった感じですね。お互い火事場のクソ力的なパワーの爆発現象を、今後の超人界発展の主眼に据えているわけですから。ただここで正悪のイデオロギーがニアリーイコールになってしまうと、このシリーズ後の対立構造が作りづらいんじゃないかな、とも思ってしまいます。このシリーズで大団円になって連載が終わっちゃったりして(苦笑)。いやだ、それは考えたくない! 一生連載続けてくれ(笑)!

 そしてシルバーマンはネメシスをスグルに、ザ・マンをゴールドマンに託して消滅をし、元のマスクだけの姿に戻ってしまいました。そしてサイコマンの帽子と重なり合うようにリングに落下。お互いリスペクトしつつも、主張が噛み合わなかった二人が、ようやく分かり合えたような表現です。う〜ん、なかなかいい演出だと思います。

 結局残った始祖はゴールドマンとジャスティスマンのみ。今後ザ・マンとゴールドマンが相打ちになったとしたら、始祖で残るのはジャスティスマンだけになりそうです。何気にジャスティスマンの今後が気になりますね。

 その他気になった点は
・汗をかいて動揺するジャスティスマン。初めて見た気がする。
・合体したマスクが分離した理由と肉体が復活した理由がそれなりに納得できる形で集束しましたね…ってそうでもないか、厳しい読者にとっちゃ(苦笑)。
・なんで…帽子とマスクだけは消滅しないのかな…? 考えちゃいけないことですかね(笑)。

 こんなところでしょうか。

 

2016年5月23日 離脱!!
 サイフォンリングでの死闘はすべて終わり、マスクだけ残ったシルバーマンもキン肉大神殿に戻っていきました。シルバーが闘ったことにより、あらためてガンマンやサイコマンという敵方の誇り理解したスグル、ウォーズマン、バッファローマン。深い問答をウォーズマンとバッファローマンがするというのも、昔敵対した二人だけに意義深い雰囲気を演出します。なんかこの二人のタッグチームも見てみたいなあ。

 そして始祖で一人残った(ゴールドマンを除いて)ジャスティスマンも、己の次のステージに向かって旅立ちます。リング上で動けないテリーを担いで地上に落下。そのテリーから正義超人入りのオファーを受けますが…それは拒否。正悪完璧、すべてのイデオロギーを完全否定できないこと、つまり正義超人のイデオロギーだけを正とすることができないという理由です。う〜ん、この男が仲間になったらすごく頼りになるんだがなあ(苦笑)。まあ「生き残った自分にはまだできる仕事があるということなのだろう」というカッコいい孤高キャラ設定がお似合いなので、仕方ないか。でも何かのピンチで颯爽と登場してくれることを祈っていますよ。テリーが最後に言った「また会えるよな!」というセリフを信じて。

 その他気になった点は
・テリーをスグルに投げ捨てる、少し乱暴なジャスティスマン。ツンデレか? はたまたドSか(笑)?
・別れ際に微笑みを見せるジャスティスマン。ツンデレだよな(笑)? もしくはギャップ萌え?
・テリー、ジャスティスにベタ惚れじゃないか(笑)。オレもだけど。
・裏切った師匠の前を堂々と歩いて去っていく精神力を持つ男、ジャスティス。

 こんなところでしょうか。次回から物語が新たに動きそうですね。楽しみ。

  

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