オメガ・ケンタウリの六鎗客編C(降臨!大魔王サタン!!

  

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2020年2月3日(月) 依り代なき被告人!!
 サタンの左腕を脇固めに捕らえようとするジャスティスマン。しかしサタンはそれを振りほどき、ジャスティスマンをコーナーポストに投げつけます。アタルは自分たちを逃がしてくれた彼を気にしつつ、磔になっていたマリキータマンの死体も回収して地表に着地。それを確認したジャスティスマンは何食わぬ顔で起き上がり、再びサタンと対峙します。

 サタンは「ゲギョゲギョ〜ッ、何が“正義”だ偉そうに! ザ・マン本人ならいざ知らず、たかが手下のお前が私と対等に話せると思うなよ。その自信ごと木っ端みじんに砕いてやるわ。久々に現世の語感を得たこの身体でなァ。そして最初の我が贄となるがいい!」と、ジャスティスマンを下に見る発言をすると、ジャスティスマンは「なぜ実体化した? 異様なまでの用心深さゆえ常に“依り代”にこだわり続けたお前が、こうもたやすく実体化するとは思わなかった。その違和感こそが、この一連の騒乱の裏に隠された真相に繋がっていると…私は見ている」と、裁きの天秤をいつものようにコーナーに投げつけてセットしながら、冷静に今回の騒乱の真相を探ろうとします。

 物怖じしないジャスティスマンの態度が気に障ったのか「ほざけ小童ーっ!」と、サタンが躍りかかって右のエルボーを当てるも、その威力に耐えながら「小童とは心外だな。我が名は完璧超人始祖“完璧・陸式”ジャスティスマン。これでも数億年は生きているのだ。その悠久のなかで偉大なるザ・マンより信託を受け、お前のような輩を滅するため教えを受けた…希望にあふれる未来の守護者だ!」と、その右手をとって一本背負いで投げ捨てるジャスティスマン。

 しかしサタンは回転して着地。今度は首相撲の体勢から「笑わせるな。超人界の未来に希望などいらぬ。あるのは絶望だけでよい。その絶望の堆積こそがさらなる我が力の増強に繋がるのだ!」と膝蹴りを連発し、DDTでジャスティスマンの脳天を串刺しにすると、「もろいな! この程度で未来の守護者とは」と左腕のの装身具を回転させてのエルボーを落とします。

 そして「こんな未来なら、我が力をもってすれば変えることなど…造作もないわーっ!」と、ジャイアントスイングでブン回した後コーナーに叩きつけると、「この程度で終わると思うなよ。その自信に満ちた忌々しい顔を、お前のメンツごと砕ききってやるーっ!」と、串刺しのビッグブーツ。そして「まだまだ」と、顔面ウォッシュのストンピングの雨あられ。「闘いが始まってまだ5分と経っていないぞ。哀れなもの、どれどれ醜く潰れたその顔を見せてみろ」とジャスティスマンの表情をうかがうと、当のジャスティスマンの表情は変化なし。

 それに苛立ったサタンは「ゲーギョーッ、本当に腹の立つヤツだーっ! お前らはーっ、いいだろう、だがその余裕の素振りを見せられるのも…ここまでだ」と、フェイスクラッシュからのサッカーボールキックで怒涛のラッシュを見せた後、「私もここまでは久々の実態の慣らし程度。だがこの技を出すとどうなるかな」と、ロメロスペシャルのような体勢に。

 そしてそのまま空中に飛び上がり、最高点から落下を開始。「ザ・マンとの対決前にこの技を出すことになるとは思わなかったが、もはや順番などどうでもいい。私に逆らう者はただこうしてひとりずつ…殺していくだけだーっ!」と、そのまま強烈にマットに叩きつける『サタニックソウル・ブランディング』を敢行。その威力で浮遊リングは大きく揺れます。

 あまりの強烈な一撃に場内は静まり返りますが、技を食らったジャスティスマンは「…こんなものか」と不敵な笑みを浮かべて次回に続く、です。

 はじまりました、サタンVSジャスティスマン。満を持して登場した大物・サタンの相手を志願したジャスティスマンが、初回インパクト用の人身御供となってしまうのか、はたまたその特Aランクの実力を維持した面目を躍如するのか。注目の一戦です。

 とはいっても、40年前からその存在をチラつかせ、とうとうそのキャラ的立ち位置がハッキリするという見せ場を得たサタンの相手というのは、どう考えても対戦相手にとってはリスクがありすぎます。常識で考えればねえ、ここでサタンの破格的な強さをデーン! とアピールしたいわけじゃないですか。となると、誰もが想像できる結果はケチョンケチョンにされるジャスティスマンの姿ですよ。

 では実際の試合展開はどうだったのか見てみましょう。物理的なことを言えば、今回は圧倒的にサタン怒涛の攻撃でした。まさにジャスティスマンに何もさせないというか、させる暇を与えないというか。膝蹴り、DDT、エルボー、ジャイアントスイング、ぶん投げ、顔面ウォッシュ、ストンピング、フェイスバスター、サッカーボールキック、そしてフェイバリットの『サタニックソウル・ブランディング』。ここに書き出しただけでも10連コンボです(笑)。まさに最後の大物感溢れる、有無を言わせぬ展開。

 ただこれを見ていた読者の方は、みんな思ったんじゃないですかね? 「サタンって…ひょっとして小物じゃね?」と(笑)。そう思わせる描写は序盤からありました。まず必要以上に自分を高め、ジャスティスマンを蔑んだこと。これっていつもならば完璧超人が下等超人相手に行っている行為そのものなのですが、完璧超人、それも完璧超人始祖相手にそれを行うという逆転現象がちょっと新鮮です。ただね…その蔑みに品がないんだよね。蔑みを受けている側のジャスティスマンの方があまりにも泰然自若としているものだから、サタンの方が虚勢を張ってキーキーと吠えているだけに見えるんです。

 またどんなに攻撃を繰り出そうとも、ジャスティスマンの表情の不敵さがまったくもって変わらないということ。そしてそれに腹を立てるという狭量な精神性。この辺りもとてもラスボスになる器とは思えません。さらには早々にザ・マン用のフェイバリットのはずであった『サタニックソウル・ブランディング』を繰り出してしまったこと。これはどう考えても慌てすぎです。

 そして決定的なのが、それを食らったジャスティスマンが「…こんなものか」と発言した点。もう決定でしょ。サタンは小物ですよ。そして助っ人・ジャスティスマンの勝利が確定した瞬間でもあります。次回以降、特Aランクの実力を持つジャスティスマンのお仕置きが始まることでしょう(笑)。そしてこの試合後に彼が言っていた「この一連の騒乱の裏に隠された真相」の一部がハッキリするのだと思います。そして物語はまた次の展開に進むのでしょう。おそらく超人の神々が黒幕として裏に潜んでいるとは思うのですが、それが神世界のメインストリームの神々なのか、一部の神々のグループなのか。

 当然それらは元神であったザ・マンの知り合いである可能性は濃厚だし、知性の神を中心とする邪悪神とも深いつながりがある面々だと予想できます。ただ神々の野望が何なのか、というのは予想もつきませんがね。ひょっとしてあれかなぁ? カピラリア七光線のときの、超人殲滅主義の神々がまだいるのかなあ?

 その他気になった点は
・マリキータマン回収された。ホッ。
・ジャスティスマンはザ・マンを今でも尊敬はしているんだな。
・ジャスティスマンのセリフはすべてカッコいい。
・絶望が糧だなんて、難儀な体質だな、サタン(苦笑)。

 こんなところでしょうかね。

 

 

 

 

 
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2020年1月13日(月) 降臨!大魔王サタン!!
 アリステラに対するサタンからの制裁の槍を、身を挺して防いだマリキータマン。「キャミ…キャミ、お前だけは…何があっても死なせ…な…い……オメガを頼む…」という言葉を残して絶命します。盟友の無残な死を目の当たりにし、その名前を叫ぶアリステラ。

 するとサタンは「フン! 虫けらごときが邪魔立てしおって。いいだろう! そこまで私に抗うというのであらば、仕方あるまい。我が制裁から逃れる術はないと教えてやるために……私が自ら手を下してやろう!」と、その体の実体化を始めます。以前披露した、骨が浮き出た痩身体になった後、体中にヒビが入りその外面が破裂。中から現れた本体は…サタンのイメージを残した鉄面マスクと堅い鎧で身を包んだ、大きな体躯の超人。

 「ゲギョゲギョ、こうして自ら実体化したのは果たしていつぶりのことであろうか」とゆっくり近づくサタンに対し、「貴様が…マリキータマンを…」と怒りに打ち震えたアリステラが突っかかると、ブレーンクローでつかまれ、軽々と持ち上げられます。「ゲギョゲギョ、なかなか威勢のいいことだなアリステラ。だが私はお前に制裁を与えるために実体化してやったのだ。その私がもはや見限ったお前などに…負けるわけがないだろう!」と、サタンはアリステラをホイップし、サッカーボールを蹴るがごとく蹴飛ばすと、コーナーまで吹っ飛び強烈に激突するアリステラ。

 そしてサタンはコーナーににじり寄り「勘違いするなよ、私はそもそも依り代などいなくとも実体化できるのだ。だか“しなかった”だけのこと。そのほうが何かと効率がいいからなぁ」と、自身の能力を少し紹介すると、今度は「なんてことしやがる!」とブロッケンJr.が義憤にかられて片足タックル。しかしサタンは微動だにせず、ブロッケンの脳天に肘を落とし、放り捨てます。それによりブロッケンは立方体リングから地面まで落下。

 それを見たアタルが「貴様は…揺るさん!」と臨戦態勢をとると「待て、キン肉アタル…この厄災の種を撒いたのはオレだ。その責は…オレが取るべきだ」と、アリステラがそれを制止します。アタルがそんな状態ではないだろうとたしなめるも、「いや…これ以上お前に迷惑はかけられん。何よりコイツはオレの親友マリキータマンの仇…それだけは…何があっても断じて許すわけにはいかないーっ!」と、再度サタンに『フォーフィンガースプラッシュ』でアタック。

 しかしサタンは軽々とオメガハンドを捕まえると、「何がフォーフィンガースプラッシュだ。お前の使える指はもはや二本しかないではないか?」とその指をかんぬきに極め、「さあ制裁の再開だ! 私に逆らうとどうなるか思い知るがいい!!」と、上空高くジャンプし、そのままかんぬきスープレックスで落下。しかし危機を察したアタルが落下点に滑り込み、体を張ってアリステラのクッションとなり次回に続く、です。

 マリキータマン、串刺し磔(はりつけ)という、なんともショッキングな散り方でしたね。ただこれによってサタンの悪役としてのイメージがより高まり、アリステラの憤怒の度合いが高まる効果を生んだといえます。そしてサタンは制裁を継続するということで、あっさりと実体化。あれ…? 依り代云々はどうなったの?…ってな感じですが(苦笑)、依り代があったほうがより効率的だということらしいです。どういうことなのかな? 本体はあまり傷つけたくないというか、温存したいのかな? それともハイスペックなんだけど燃費が悪いとか(笑)。とにかく彼の“アリステラ乗っ取り作戦”とは何だったのかとほのかにツッコミたくなりますが(笑)、まあサタンさんがしくじったんだな、ということで置いときましょう。

 で、注目はそのフォルムですよ。毎度毎度、新たな超人のお披露目のときには一番気になる部分です。以前描写され「これは弱そうだ」と評価された痩身体に一度戻りますが、やはりそれはフェイク。お約束のオーバーボディ亀裂の後(笑)、その下からはなんとも大柄で筋骨隆々な超人が出現。はじめに輪郭だけ出たときは、マッドネスマスクをしたスカーフェイスを思い出しました。なんか似てません? 頭の突起からパピヨンのようなアイマスクの形が。あと一瞬EZOマンにも見えた(笑)。やはり目まわりのマスクと体つきで(笑)。

 では1ページまるまる使用したその全体像をもう少し吟味してみましょう。まずシンプルではないですね。鉄面と鎧に身を包んだ武装系です。共通しているのは、思念体サタンのイメージである、禍々しく横に拡がる鋭角な突起が全身にあしらわれているということ。鉄面、肩当の模様、両腕、両脚の周り、そしてマント。ほかにも牙がサタンらしいアイコンとして利用されています。口元と胸の下にそれがあり、特に胸の下のそれは、腹筋にかけてもう一つの大きな口のようなイメージを醸し出しています。すごく簡単に言うと、全身が両手を広げて親指同士でくっつけた“カニさん型”のイメージですかね、私的には(笑)。

 第一印象としては「ちょっとゴテゴテしすぎかな…」といったところでしょうか。基本的にシンプルな形の方が長く支持される傾向がありますからね。これはどんなデザインでもそうなんでしょうけど。足し算のデザインか引き算のデザインかと言われれば、確実に足し算のデザインです。そこに中井画伯の「ボスらしくしないと」という気負いを感じますね。その心理でいろいろと足しちゃったというか。ちなみにこのサタン、久々の中井画伯オリジナルキャラなのでしょうか? 見た限り「誰それのデザインを採用した」と書かれていないですからね。

 ただ今後のキャラ設定で見栄えの印象はだいぶ変わりますから。オメガの六鎗客だってこなれてきましたもんね。パイレートマンなんて渋みと深みが増してきましたから(笑)。そう考えると、やはり今後のサタンのキャラ設定いかんでしょう。もしそれでもしっくりいかなかったら、第二の脱皮(オーバーボディ)もできますしね(笑)。このあたり、この作品は自由度が高いからなあ。

 そしてその実力はどうかというと、お約束の大暴れぶりです。今までの実力者に対し、塵を払うかのごとくの攻撃力。アリステラはサッカーボールにされ、ブロッケンは脚にじゃれつく子犬のようにあしらわれました。ブロッケン地面まで落下したけど大丈夫なのかな? 前回もプリズマンと一緒に落下したけど、やはり今回も落下は免れなかったのね(苦笑)。

 あとその戦闘を見て感じたのですが、サタンでかいっすね。アタルやアリステラの身長が、サタンの胸あたりなんですけど。サンシャイン級にでかいですね。これこの寸法で今後もいくのかな? でかすぎると小さい超人のフェイバリットがかけづらいですからね。「足がとどかねえ」みたいな(笑)。まあそこは中井画伯得意の“ごまかし描写”でいくんでしょうけど(笑)。

 結果的にアリステラはまだ生き延びています。やはりここであっさりと制裁されてしまうのはもったいないので、なんとか踏みとどまってほしいですね。でもって今後の展開なんですけど…どうなるんでしょうね。このまま誰かがサタンと対峙するのでしょうか。今一番身近にいるキャラで闘えそうなのはアタルですよね。ここでアタルはサタンと闘い…散ってしまうのか。でも実際にアタルが闘ったら、展開的には生贄となってしまいますよね、確実に。

 それとも誰かが助っ人で颯爽と登場するのか。個人的にはジャスティスマンがくさいと思うんですがね。でもサタンと闘う超人はもれなく敗北がついてくるので、ホント、罰ゲームなんだよなあ。それがわかっているだけに、ここでお気に入りキャラが突進していくのは心情的に辛いです。

 となると、サタンがあらたに手下の軍団を生み出して対抗戦を行うのか。サタンはラスボスとして少しお預け期間を設定するわけです。対抗戦であれば、まだまだ活躍していないキャラがお目見えするメリットもあるし。ロビンもね、復活する儀式が必要だしね、そろそろ(笑)。ともあれ、今後の展開に注目ですね。

 その他気になった点は
・マリキータマンはやはりシンプルなデザインで好きだな。
・痩せている体の下から、ムキムキの体が出てくる仕組みがわからない(笑)。
・サタンの鉄面はやや悪魔将軍チック。ベルトのバックルも将軍サマのマークに似てる。
・サタンの笑い声は「ゲギョゲギョ」。どういう生い立ちだとこういった笑い声になるのか(笑)。
・ブロッケン、落ち方けっこうヤバい。
・ゆで先生、ホントにかんぬきスープレックス好きだな(笑)。
・マスクをきれいに通過するアタルの吐血。このマンガでは常識の物理(笑)。

 こんなところです。

 

2020年1月27日(月) 真の裁定者!!
 サタンの制裁技を食らったアリステラを、その身を投じて救ったアタル。しかしダメージは大きく、両者ともダウン状態に。その様を見たサタンは「ゲギョゲギョ、無駄な努力を。私の制裁を止めることなど…できようはずがないのに、実に愚かだ…超人という生き物はな」と、ダウンした二人に皮肉を浴びせます。

 瀕死の状態のアリステラが振り絞るような声で「キ…キン肉アタル! なぜ…お前そこまでオレを!?」とたずねると、「決まっている。お前を…ここで死なせるわけには…いかん。だからオレはここに来たと…さっきも…そう言ったはずだ」と、アタルは答えながら身を起そうとしますが、またもや吐血してしまいます。それでも片膝をついた状態までアタルが起き上がるのを見ると、アリステラは「しかしお前だって…さっきの闘いのダメージはあるだろう! 丈夫そうに振る舞っているがその身体は…もはや限界に近いはずだ」と指摘。しかし「それでもお前よりはマシだ。今ここを止められるのもオレだけだ。ならオレがやる。相手がたとえ神であろうと悪魔であろうと関係ない!」と、アタルは毅然とした眼差しでサタンをにらみつけます。そんな姿を見て「キ…キン肉アタル…お前ってヤツは…」と、アタルの男気に心打たれるアリステラ。

 そんな悲壮な勇者からの宣戦布告に対し、「ゲギョゲギョ、邪魔立てする者は死あるのみ。さっきの虫けらといい、お前といい、愚かの極み。ならばお前も一緒に処刑してやろう。むごたらしくな」とサタンが処刑宣告をすると、サッとファイティングポーズをとるアタル。そんな一触即発な状態の空間に、「待て。その者の相手はお前たちではない」という声が天から響き渡り、一筋の光明から浮遊リングに向かって降り立った超人は…なんと完璧超人始祖“完璧・陸式”ジャスティスマン!! この意外な超人の登場に唖然とするアタル、アリステラ、そしてスグル。オメガの六鎗客の一人であるパイレートマンは「あれが…オメガを地球から追い出した張本人…完璧超人始祖!」と口にします。

 ジャスティスマンを目の前にし「ほほう、これは面白いヤツが現れたものだ」と、予想外の来訪者に感嘆するサタン。ジャスティスマンはアタルに対して「こんなものが出てきた以上、お前たちの出る幕ではない。今こそ我々の出番だ。ここは私に任せるがいい」と、サタン退治を買って出ます。するとアタルは「完璧超人始祖ジャスティスマン…その存在は知っている。しかし先のスグルと悪魔将軍たちとの対戦の中では“闘い”を放棄したとも聞いた。それが…なぜここへ?」と、漠然とした疑問を投げかけます。

 それに対してジャスティスマンは「我が同胞シルバーマンの子孫キン肉アタルよ。私は確かに前の試合を放棄した。だがそれは“闘い”そのものを否定したわけではない。私が否定したのは新たな超人世代との闘いだ。そこに我らが干渉する時代はもはや過ぎ去った。私にそう認めさせたテリーマンに敬意を表し、私は身を引く決意を固めたのだ」と、現時点での自分の心理的立ち位置を説明します。

 さらにジャスティスマンは続けて「だが…今は違う。なぜならこやつは我らと同じ旧世代の遺物。なかでも最低の部類に属するような代物だ。後世にそんな“負の遺産”をのさばらせてはいけない。本来はそういう手合いを始末するのが、我ら完璧超人始祖の任務なのだから」と語り、毅然とした態度でその象徴である裁きの天秤をサタンに対して突きつけます。

 それを受けたサタンが「ゲギョゲギョ、これはずいぶんな言い方をしてくれるな。元は下界の一超人にすぎなかったはずのザ・マンの手下ごときが」と悪態をつくと、「黙れゴミ屑」とジャスティスマンは一喝し、「とにかくここは私に任せろ。お前は傷ついたその男を連れてこのリングから降りるがいい。それにお前とてろくに闘える身体ではないはずだ」と、アタルとアリステラを逃がそうとします。

 それを聞いたアリステラは「ま…待て、ジャスティスマン。我らオメガにとってお前たち完璧超人始祖は先祖代々の…仇敵! そのお前がなぜ…オメガのオレを救うようなことをする。お前は我々を殲滅しようとしたヤツらだろう。それがなぜっ!?」と、ジャスティスマンの行動に疑問を感じ、それをぶつけます。

 それに対してジャスティスマンは「単純なこと。お前の先祖は罪を犯した。だから裁いた。だが罪人の子孫は罪人ではない。伝統の名の下に、その罪を引き継がんとしているなら話は別だが。今のお前にその気配は感じられない。ならば裁く道理はない。これが答えだ。他には何か?」と、理路整然とアリステラの問いかけに答えます。それを受けてアリステラが「聞きたいことは山ほどあるが…今はそれで十分だ」といったんは引く構えを見せ、「後でまた“話”がしたい…構わないか?」と願い出ると、「ああ、もちろん。心ゆくまで」と快諾するジャスティスマン。

 するとアタルはアリステラを抱え上げ、「ではジャスティスマンよ、言葉に甘えてここはいったん退かせてもらう。恩に着る」と告げるとリングから脱出。しかしサタンは激高し、「勝手なことを! 誰が生かして逃がすものかーっ!」と彼らを捉えようと手を出すと、ジャスティスマンが「誰が? 決まっているだろう、この私が逃がすのだ。“正義”の名の下に!」と、その手を後ろ手に捉えて次回に続く、です。

 …来たねぇ、ヤツが。颯爽と。ちょっと興奮冷めやらぬ感じなんですが(笑)、先走らず順番に行きましょうか。まずはアタルとアリステラですが、両者ステイタス的には瀕死状態です。それでも責任感からサタン戦を買って出るアタル兄さんには頭が下がりますね。己の決めた信念に対し、ブレずに実行していくところが彼らしくてカッコいい反面、勝てんなぁ〜この人には、といった劣等感を植えつけてくれます(苦笑)。

 そして強大な敵を前にしても「相手がたとえ神であろうと悪魔であろうと関係ない!」という勇壮なセリフ。ちょっと小島よしおチックな感じもしますが(苦笑)、シビれるじゃぁないですか。そしてこのセリフで完全にアリステラは心をアタルに持っていかれましたね。「お前ってヤツは…」と感激で打ち震えていましたから。この反応、第一回超人オリンピックでロビンが決勝に出場する権利をテリーマンに譲ったときの、テリーマンにのセリフを思い出しました。「おお…キミってヤツは…」というアレです。懐かしいな(笑)。

 この時点でアタル兄さん連戦の流れになってきて、サタンの生贄第一号かと危惧されたのですが、ここで冒頭に話したヤツのかっこよすぎる登場です。誰だ? 誰だ? てな感じで、複数の超人のイメージが頭の中を駆け巡りましたね。皆さんもそうでしょ(笑)? そしてその声が、アタルが降臨したワームホールから出ていたので、まずザ・マンのイメージが浮かびましたね。ほら、あのワームホールって超人墓場とつながっているという設定だったじゃないですか。でもそれってアタルが潰したよな? なんて思いつつ、じゃあ誰なんだ? なんて思い返し、そうだ、オレ前回、サタンの相手はジャスティスマンがくさいと思ってたんだ、と思い返し、ページをめくると…ビンゴ。見覚えのある裁きの天秤のシルエットが、ヤツの来訪を教えてくれましたよ。

 そしてヤツはバッサバッサと鳥のように悠然と着陸し、その勇ましい姿を1ページまるまる使ってデーン! と御開帳。たまらん。カッコいい(笑)。こんな大ピンチに、こんな頼りがいのあるヤツが来てくれるなんて。アタルといい、ジャスティスマンといい、ここんところ空から降臨するゲストさんのクオリティが高すぎますぜ、ゆで先生(笑)! 個人的には悪魔将軍、ザ・マンと並んで、特Aランクの超人だと思っていますから、彼。

 そしてなぜ彼がサタン退治に乗り出したのかの理由がまたカッコいい。「後世の超人のために、負の遺産をのさばらせてはならない。それこそが完璧超人始祖の任務」だとのたまいます。ようは「新世代の発展を邪魔する、過去の権威はオレが掃除してやるから気にせず進め」ということです。あかん、ホレる(笑)。若人が存分にそのポテンシャルを発揮できる環境を、旧世代を自覚した実力者が裏方になって整備してあげるという構図。イカすなあ。

 そんなイカしたフェロモンを出しまくるジャスティスマンに、アリステラはどうしても聞きたいことが。そりゃそうだよね、彼らの星の歴史では、とても許せない仇敵の一員なんだからさ。ただちょっとこみあった感じの質問にも、よどむところなく理路整然と回答するジャスティスマン。そしてその言葉の中には人格者としての一面があり、説得力抜群です。ただ少し気になる点が、ジャスティスマンにとって、オメガの先祖は罪人認識だということ。このあたり、過去の詳しい説明が必要ですね。それはアリステラが「後でまた話したい」と、読者の気持ちも代弁してくれています。太古の真相がわかるときが楽しみですね。

 そしてアタルとアリステラを逃がした後、ジャスティスマンVSサタンが開戦。どんな試合になるのでしょうか。やはり心配なのが、サタンの初戦の相手は生贄確率がめちゃくちゃ高いということです。ある意味この試合に志願する超人は玉砕覚悟になってしまうため、ジャスティスマンは実力で散るという醜態を見せてしまうかもしれません…でも個人的にそれは許せないなあ(苦笑)。彼は特Aクラスなんですよ。特Aクラスはやはり圧倒的強さを持って勝ってもらわないと。

 ここで思うのが、実はサタンってラスボスじゃないんじゃね? という希望的観測です(笑)。ラスボス的登場をしたからこそ、我々は彼は途方もなく強いと勝手に気おされているだけで、実は影のボスの手先クラスや捨て駒クラスなのではないかと。というのも、どうもこのシリーズ、超人の神々が見え隠れするんですよ。真の敵はそっちにいるんじゃないの? なんてうっすらと思っているんです。

 だからサタンはジャスティスマンに退治され、それこそ瀕死の状態の時にさらに上位の敵に無残にも制裁されるのではないかと。自分がアリステラにやろうとしたことの報いをそのまま自分が受けるという感じで。つまり…ジャスティスマンの、特Aステイタスを維持したままの勝利劇もあるのではないかと予想しています。やっぱりねー、ジャスティスマンが負ける姿ってのが想像できないわけですよ。というか見たくない(苦笑)。そして最終的にはこのシリーズを裏で動かしていたフィクサー達との全面対抗戦が始まるという。今回は正義・悪魔・完璧連合軍VS神々、みたいな…当たるかな(笑)?

 また、ジャスティスマン所属の完璧超人始祖と、サタンとの因縁設定も面白そうです。現状わかっているのは、どちらも古くからのキャラクターで(ジャスティスマンいわく“旧世代の遺物”)、完璧超人始祖サイドとしては、サタンの存在を忌み嫌っているということです。ジャスティスマンが「最低の部類に属する代物」「負の遺産」「ゴミ屑」と、容赦のない発言をしていることからも、その嫌悪感、推して知るべしって感じです。だからそんな「ゴミ屑」呼ばわりした相手にジャスティスマンが負けるものかね? と思ってしまうんですね。前の話に戻っちゃいますけど(苦笑)。もうね…ジャスティスマン、とにかく勝ってくれ〜(笑)。

 その他気になった点は
・“虫けら”呼ばわりされたマリキータマン。ま、たしかに虫なんだけどさ(苦笑)。
・串刺し磔(はりつけ)になったままのマリキータマンは、絵面的に厳しいな。早く下ろしてあげたい。
・ジャスティスマンの登場はコウモリにも見える。
・何気にジャスティスマンも、見た目はサタンサイド(笑)。
・二人とも顔が左右に広がっているのも似ている。
・ジャスティスマンとアタルのサシの会話というのもご馳走シーンだな。特Aランクキャラ同志の会話という意味で。
・サタンに対しては、“ギルティ? オアノットギルティ?”の儀式は不要かも。1000%ギルティだから(笑)。
・マリキータマンは磔のままなのかな…(泣)?

 こんなところです。次回も楽しみだ。

  

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