毎週更新する、『キン肉マンU世』の感想です
究極の超人タッグ編B(2回戦第二試合終了〜2回戦第四試合終了)

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2008年3月3日  親子の絆の奇跡
 試合会場が不忍池であることを知り、焦燥するロビン。なぜロビンがここまで怯えるのかがわからないニュージェネに対し、

「不忍池はロビンとアトランティスが単に戦った場所としてでけの意味にとどまらない…そのアトランティス戦はロビンマスクのこれまでの戦績において、最も屈辱的な敗北を喫した一戦…いわば鬼門」と、カオスが解説、超人オタクぶりを発揮します。それを聞いて「どこまで意地悪なんだ〜〜」と、イケメンとジャクリーンに8の字固めのツープラトンで責められる父親・ハラボテ。「これはあくまで時間超人が指定した場所じゃ〜〜っ!ワシのせいではない〜〜っ」と弁解。

 すると時間コンビが突然空に手をかざし、「キッド、ロビン、おまえたちは必ず不忍池で消える。最後の情けひと目息子に会わせてやるぜ」と、空からケビンのクリアベッドが出現。それを見たロビンは時間コンビに向かってツカツカと近づいていきます。

「ジョワ〜〜、この場で決着をつけようってのか、壊れた伝説超人(ブロークンレジェンド)さんよ」とライトニングが身構えると、「気持ちはわかるがダメだ、ロビン。リング外で問題を起こしては失格になってしまう」とキッドがロビンをいさめます。

「私が用があるのはやつら(時間超人)ではない…」とロビンはキッドに弁解。時間コンビをすり抜けて、その後ろの下半身と両肘以降が消えているケビンのクリアベッドに向かいます。

「なかなか元気そうじゃないか…ケビン、聞こえるか?おまえのマミー・アリサは今、一生懸命死と闘っているところだ。おまえが分け与えてくれた血液のおかげで小康状態を保っている・・・ありがとう」と、ケビンにアリサの容体と礼を伝えます。この光景をみて、涙ぐむ者も。

「しかしマミーはいつ容体が急変してもおかしくない、予断をゆるさない状態であることに変わりはない。ケビンよ、息子のおまえにだから正直に言おう。今の私にはトロフィー球根の行く末も、栄光ある“究極の超人タッグ”のタイトルにも何の興味もない・・・私はただおまえとアリサのそばにずうと付き添っていたいだけ…それが本音だ!だからこの身をかけて闘う!私の息子ならわかってくれるな?」とケビンに声をかけると、

「す、すまねえ!このオレが不甲斐ないばかりに…オレやマミーのために、ダディにこんな苛烈極まりない闘いをさせちまって…」と、朦朧とした意識のケビンが答えます。心に訴えかけたという感じか。その声を聞いたロビンはクリアベッドにしがみつき

「何を言うか、愛する妻、息子であるおまえのため、悪党どもと闘うのは当然のこと!私は誓うぞ。おまえとアリサのために、絶対に勝つと!ケビンマスクの偉大な父親“ビッグダディ”となるためにな!」と涙を交えた必勝宣言。「ダディありがとう」とケビン。

 すると突然クリアベッドに手をかけていたロビンの手がケースをつきぬけ、中に入っていきます。これによってロビンはじかにケビンを抱きしめることに。ロビンとケビンの強い親子の絆が奇跡をよびました。「ケビン…」と、ロビンはケビンを力いっぱい抱きしめます。この感動シーンにまわりはさらに涙ぐみますが、ネプは口をすぼめて一言「ピュー」とお涙頂戴にはまったくつられません。そして相手の時間超人は

「ジョワジョワ、何が奇跡なものか。さっきケビンが壊した棺の一部分が完全に補修されていなかったのだろう」
「くせ〜くせ〜、まさに“昭和の香り”プンプンだな〜〜〜っ」

とこれを茶番としか捉えていないようです。「そろそろお涙頂戴の寸劇も終わりだーっ」とサンダーがクリアベッドに手を向け、電流のようなものを発すると、遠隔操作でクリアベッドを持ち上げ、ケビンとロビンの抱擁を分断。しかし離れ際にロビンは、ケビンのマスクについている羽のアクセサリーを取ることができます。

「ジョワジョワ、愛する妻とケビンを救いたければ、明日の不忍池決戦で堂々とオレたちを倒すんだな。まあ万が一にも有り得ねえことだがな」とサンダーがケビンのクリアベッドを肩に担ぎ、ライトニングと共にいつもの上から目線発言をかまし、会場をあとにします。「ロビン、何かひと言くらい言い返えさんかーっ」と怒るスグルでしたが、当のロビンは先ほど取り去ったケビンの羽のアクセサリーをしみじみと見つめ感慨にふけっています。

 そんな中、退場しようとする時間コンビの前に立ちはだかったのがカオス。すごい目つきで睨みつけ、時間の進路に立ち塞がります。「てめえ、どかねえか〜っ!」とサンダーが恫喝。それをライトニングがさえぎり、

「カオス…おまえをただの泣き虫のオタク野郎と思っていたが、2000万パワーズを破るとはなかなかやるじゃねえか。20世紀にタイムスリップする前、目ぼしい強豪超人は全てインプットしてきたはずなんだが…どうやらおまえのことだけは忘れていたようだぜ」と、一声かけてその脇を通り過ぎていきます。

「…おまえたちが忘れてしまっていても…オレはおまえたちのことをずーっと前から知っている!忘れるものか〜っ!」と背中合わせに激白。そして次号に続く、です。

 ロビンの不忍池トラウマのクローズアップにより、アトランティス大活躍です(笑)。ゆで先生の最新描き下ろしの待遇でアトランティスファンは狂喜乱舞でしょうか。いいなあ〜、ミスターカーメンももっと描いてほしいです(笑)。最近の一番クジの特賞で話題をよんだ“ロビンのマスクとアトランティスの手”の影響が大きいのでしょうか、このシーンが目だってますね。カッコいいです。

 先週つっこんだ、ハラボテの意地悪ぶりについては、息子と娘であるイケメンとジャクリーンが責めてましたね。まさに読者の代弁者です。委員長は「あくまで時間超人の指示で自分に責任はない」と弁明してますが、あっさりと片方の条件を受け入れること自体不正ですよ。この人に委員長なんて職が務まっているのが不思議ですね。

 さて、今週のメインはロビンとケビンの親子の絆シーンでした。サンダーには「くせえ昭和の香りがする寸劇」とこき下ろされてしまいましたが、なかなかの感動シーンだったと思います。ロビンの前に突如現れたケビンですが、もう彼にとってはかけがえのない息子と認めているんですね。一点の曇りもない確信というか、疑いもないというか。マンタとスグルの現状と比べると、天と地ほどの差がありますね。

 でもって、気になるのがロビンの必勝宣言ですよ。ここまで啖呵を切った以上、敗北は許されないわけで。この宣言が勝敗にどこまで影響するかですよね。正直いって、アドレナリンズが勝つ可能性は少ないと思うんだけど、この宣言で2:8だったオッズが4:6くらいになったというか。そんな印象を受けました。個人的には勝ってほしいですけどね。時間超人にはさっさと退場していただければと思っていますので。羽のアクセサリーはなにかの伏線になるのかな?ひょっとしたらロビンのピンチにメイルストロームパワーを提供するとか。

 そして時間超人の前に厳しい表情で立ちはだかったカオス。台詞まわしを見る限り、彼の集落を襲ったのは時間超人コンビで決定っぽいですね。これによってカオスの最終目標も打倒・時間超人で決定でしょう。となると…やはりアドレナリンズは敗北か?普通に考えればヌーボーVS時間超人は避けられないもんなあ。あとこのシーンの構図、いいですね。時間超人の背中越しのカメラで、ケビンのクリアケースを透かして見えるカオス。カッコいい。

 さて、そのほか気になった点は
・ロビンの最も屈辱的な敗北は、数日前のミッショネルズ戦では?
・ケビンが破壊したクリアケースの修復を、サンダーは業者に頼んだのかな(笑)?

 こんなところでしょうかね。

 

 

 

 

 
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2008年3月10日  ケビンの血液
 必勝宣言をしたロビンはその後、雨の降る中アリサが入院している病院へ。手にはアリサの好きなライラックの花束を抱えています。病室の花瓶にそれを活けていると主治医が訪れ、さしあたって生命の危機は脱したが、予断を許さない状態だとロビンに報告します。危機を脱した要因は、なんといってもケビンの提供した輸血用の血液のお陰であり、その血液の成分には驚かされたとのこと。どうやら血中酸素濃度が尋常ではなく、これほど輸血に適した血液というのは珍しばかりか、不謹慎ながら研究をしたいくらいだとジョークを交えます。いずれにしろケビンの血液は、常識とはかけ離れた効率で酸素を摂取していたようです。

 すると突然寝ていたアリサが苦しみだします。その騒ぎを聞きつけ、アリサの両親であるマッキントッシュ夫妻が病室へ。「バイ菌だらけの体で入ってくるからアリサがこんなに〜っ!」と、相変わらずロビンに対して暴言を吐くマッキントッシュ。するとロビンがケビンの羽のアクセサリーを手に取り、そっとアリサの口へ添えます。すると徐々にアリサの容体は治まり、元の小康状態へ。ケビンの見えざる力が起こした奇跡だと、主治医は驚嘆します。

「いや、これは奇跡ではない!ケビンマスクが起こした真実だ!」とロビン。「血中酸素がふんだんな血液…そうか、ケビンは…!」と、ケビンの血液の秘密に何かしら気づいたようです。そしてアリサの枕元に寄り添い、「ライラックの花言葉は“初恋”。アリサ、私が愛する女性はキミが最初で最後だ…」と、マスクをずらしてアリサにキスをするロビン。「いってくるよ、アリサ!」とマスクを直し、病室をあとにします。

 場面はかわってある体育館。ここではキッドがタックルの練習をしています。すると入り口からあらわれたのはテリーマン。「半歩だが踏み込みが足りねえ」とキッドにアドバイス。「相手は無抵抗の人形じゃない。爆弾を投下したとしても、おそらく屁とも思わない怪物、時間超人組だぞ。おまえらは派手で見映えのいい技はパンパン出すが…基本中の基本、タックルひとつできねえのか!?」と、リングインをしてキッドを焚きつけます。これに発奮したキッド、テリーに対してタックルを仕掛けますが、見事に切られ、潰されてしまいます。

「そら見たことか。ここから膝蹴りをくらえばおまえは一巻の終わりだ。おめえがミーのレスリングキャンプにきたら、ハイスクールコース…いや、キッズコースからやり直しだな」と憎まれ口を叩きながら、上着を脱ぎます。それに怒ったキッドは再度タックルを敢行。今度は見事にテリーの体を持ち上げ、テイクダウンをとり、流れるようにスピニング・トゥ・ホールドに移行。これには思わずテリーも苦悶の表情を浮かべます。

「カーペット・ボミングス戦での傷が回復していればよけられるレベルだが…ナイスタックルだよ」と、負け惜しみを含めつつも、キッドの成長が嬉しい模様。それを見たキッドも親父の気遣いを感じたのか、心の中で「ありがとう…パパ」とつぶやきます。その後二人の特訓は続き、体育館の外ではナツコが。

「こんな大雨の夜にどこへ行くのかと思ったら…やっぱりほっとけないんやな…」と、テリーの心情をポツリとこぼして次号に続くです。

 今週は決戦前夜のエピソードですね。ロビンとキッド、両者の行動や思いが描写されていました。まずはロビンですが、アリサの見舞いと決戦の報告以外に、伏線となるべきケビンの血液と羽のアクセサリーが気になります。ケビンの血中酸素の濃度が高いという設定が、単に母親アリサを助けやすくしただけのものなのか、それとも今後闘いが続く中でロビンに大きな影響がでるのか。羽のアクセサリーが奇跡を起こしたということは、ケビンのパワーなりエネルギーがそれに内包されていると考えられるので、ここぞというときにロビンを助けることになるんじゃないのかなあ?

 そしてキッド&テリーの親子関係は良好になってきましたね。憎まれ口を叩きながらも、未来の息子が気になる父親、そしてそのやさしさに気づく息子。それを遠くから見守る母親。なかなかいい構図です。来週は時間超人の決戦前夜が描かれるのでしょうかね。

 そのほか、気になった点は
・大雨の中、なぜか傘をささないロビン・テリーの伝説超人。
・相変わらず器の小さいアリサの父親・マッキントッシュ氏。
・義父・義母のいる前でキスをするロビン。そしてひそかに割れているアゴ。
・キッドは年齢的にハイスクールコースでいいのでは?

 以上です。

 

2008年3月17日  両チーム入場!
 試合当日。上野公園には大勢のファンが押しかけます。注目のアドレナリンズVSファイブディザスターズを前に、委員長が試合方式の説明。ファイブディザスターズがデスマッチルールでやりたいとの申し出を、アドレナリンズが受けたことにより、「シノバズ・ポンド・デスマッチ」で争われることに。池の中に設置されたリングまではアトランティス戦と同じだが、今回はリングの周りに熊を捕獲するための“熊バサミ”が沈められており、池に落ちれば血の池に変わってしまうというし趣向。なんでこんな忌まわしいルールをロビンはのむのかわからないビビンバに対し、「ロビンとはそういう男だ。どんなに困難なルールであろうとも、絶対に逃げやしない…それがやつの正義超人魂でもある」とテリーが解説。

 するとこのデスマッチが残虐な展開になることが必至なため、小さな子供や心臓の悪い方は今のうちに退席するよう促す委員長。「普段は消防法を無視してまで目一杯客を入れようとする銭ゲバのハラボテが自ら退席を促すなんて…これはよっぽどのことだぞ」と、このデスマッチルールの過酷さを予測するスグル。ざわつく観客席から一人二人と退席する中、「さあ、あなたたちも…」とゲンタたちを外に出そうとするシスターでしたが、ゲンタやユキは「ここに残って応援することが、悪と戦えないオレたちができることだ」と聞きません。

 そしてとうとう青コーナーよりアドレナリンズが入場。和舟に乗り、水中を進んできます。キッドが観客をあおり、大歓声をうける中、ロビンはケビンのアクセサリーを握り締め、「私は絶対に勝つ!」と気合を入れます。

 続いて赤コーナーよりファイブディザスターズが入場。大ブーイングの会場。オレもブーイング(笑)。「引っ込めーっ、悪魔どもーっ!」と物が投げ込まれます。そんなことは気にもとめず「ケビンの観戦席を用意しなくっちゃな!」とサンダーがケビンのクリアケースを放り投げ、リングの中央真上に宙吊りにして次号に続く、です。

 今回は両チームの入場シーンのみでした。相変わらず不忍池の紹介ではアトランティスの描写が多く、さらには銅像まで登場し、アトランティスファンの方には涙ちょちょぎれる展開ですね(笑)。いいなあ、ちくしょう、それにひきかえミスターカーメンは横顔がチラリと露出しただけですよ。カーメンにも銅像つくってほしいよ(苦笑)。

 でもって、試合方法は相変わらず正義超人が不利なリングです。テリーが「どんなに困難なルールであろうとも、絶対に逃げやしない…それがやつの正義超人魂でもある」とロビンの男気を解説していますが、これってアンデスデスマッチを飲んだマシンガンズと同じパターンですよね。たしかあの時は「楽な道と茨の道があれば、迷わず茨の道を選ぶのがマシンガンズだ」といったようなことを言われていました。それくらい正義超人有利の試合ってないような気がします。ウルフマンのサンドデスマッチくらいか(笑)?

 アドレナリンズの入場シーンにて、またもやケビンのアクセサリーが露出しているので、かなり大きなポイントなんだと思いますね。先週のアリサの容体を落ち着かせたことといい、血中酸素のことといい、今回ロビンがそれを口元に寄せている描写あることを考えると、ひょっとしたら水中での酸素ボンベ的な能力もあるのかな、とちょっと思いました。カオスがカーペンターズ戦で見せた、お手製ボンベじゃないけど。

 そのほか気になった点は
・飛び上がっているアトランティスの彫像が、実は足と波がくっついていて、フィギュアっぽくなっている。細かいなあ〜(笑)。
・アドレナリンズの船頭がひそかにアデランスの中野さん
・ファイブディザスターズ入場時にブーイングを送る五分刈刑事と私の牛丼返しなさいおじさん

 こんなとこですかね。あ、コミックス最新刊11巻、絶賛発売中ですよ。マシンガンズVSカーペットボミングスの試合が再び!

 

2008年3月24日  アドレナリンズVSファイブディザスターズ開戦!
 リング上の鉄骨の梁に吊り下げられたケビン。一見一本のロープでつながっているように見えますが、実は2本のロープが複雑に絡み、衝撃によって結び目がほころび、下手をするとロープがほどけて池へ落下するというトラップロープだと判明。「アリサさんに続いて、消えゆくケビンにそんな追い討ちを…」「人を人とは思わない冷血度はアトランティス以上かも」と、時間コンビのえげつなさに焦燥する凛子とビビンバ。

 そんな罠を涼しい顔で仕掛けた時間コンビは、ライトニングが錐揉み状にジャンプしてロープを越えてリングイン。そしてサンダーはトップロープを大またでまたいでリングイン。時間コンビの一方的な悪趣味提案に、委員長がアドレナリンズに再度このルールを受け入れるか確認。

「“シノバズ・ポンド・デスマッチ”だけでもロビンはよく受け入れたというのに、ケビンの件はひどすぎる!さっさとケビンを降ろしやがれーっ!」と、キッドが抗議するも、

「いいさ、キッド…こんな近くで息子に自分のファイトを見てもらえるとは、ますます闘志が湧くってもんだ」と、ケビンを見上げてこのルールを飲むロビン。これにてこのルールが認定されます。そしてとうとう運命の一戦のゴング。各先発はロビンとサンダー。「あの忌まわしき過去を払拭するためにも、早めに出ておきたい」というのがロビン先発の理由。リング中央でサークル状に回って距離をとる両者。隙をついてサンダーがロビンを捕まえ、ロープ際まで怒涛の寄り身。ロビンは早くも魔の池へ落とされかねない大ピンチです。両腕をサンダーに抱え込まれ、逃げられない状態でしたが、うまく両手を抜き、逆に外からサンダーの両腕をカンヌキに極めることに成功します。

「本当のケンカってやつはこうやるんだーっつ!」と、そのまま頭の角でサンダーの顔面を突くと、その隙をついて体勢を入れ替え、今度はサンダーがロープを背にすることに。そしてロビンはサンダーの片足をとりリフトアップ。魔の池めがけて落下させようとしましたが、サンダーは両腕をロープに引っ掛けてエプロンサイドまで回転するも、これを阻止。そして今度はロープの反動を利用し、逆回転してリングに戻りつつドロップキックを敢行します。ロビンはこれをすんでのところでかわし、サンダーの腕をとって見事な巻き投げを炸裂させます。湧く会場。

「これがレジェンドの中でもリーダー格といわれるロビンマスクのリアルファイトか!体のしなやかさ、技の精度は達人級だ!」と舌を巻くマンタ。しかし

「これぐらいの強さは想定内。騒ぐんじゃねえ」と、いつものように平然と立ち上がるサンダー。ジャンプして肩あての爪を伸ばし、ロビンにアタック。「もう一発」とリオンフィンガーを仕掛けますが、今度はえび反りでよけるロビン。そのまま上にいたサンダーを蹴り上げます。しかしその真上にはちょうどケビンのクリアベッドが。サンダーは蹴り上げられたまま上空のケビンと激突。トラップロープがゆるみます。

「わかっていただけたかな?ケビンのクリアベッドを吊るした意味を!」と、不敵な表情で語るサンダー。「ケビーン!」と焦るロビン。そして次号に続く、です。

 始まりましたね、アドレナリンズVSファイブディザスターズ。試合会場といい、人質のケビンといい、アドレナリンズにとっては不利づくしの条件で、それをすべて受け入れたロビンの男気は称賛に値しますが、かなり気の毒な感じです。このロビンいじめともいえる設定が、今後逆境を跳ね返すためのパワーに転化するのか、それとも負けたときのいいわけに使われるのかが大きなポイントだと思います。個人的には前者に転ぶことを願うのみですけどね。

 まあケビンがどのみち人質的な利用をされるのはみなさん予想されていたでしょうから、やっぱりなって感じでしょう。ただこういった小ズルい環境を整える時間超人の株は下がりますよね〜。なんかあのフェニックスがかぶります。悪役としてはまだまだ小物なんだよなあ。

 試合は一進一退です。ロビンの動きも悪くないですね。あまり最初に飛ばしすぎると、負けフラグがたつのがこのマンガのパターン(笑)なので、まあ順調な滑り出しかと。だだ気になるのは、サンダーお得意の“技が効かない”キャラ設定でしょうか。今回もロビンの巻き投げを受けても、ケロリとした表情で立ち上がってきますからね。テガタナーズ戦でもそうでしたけど、なんか腹がたちます。あまりにダメージの蓄積がない表現をされると、読んでいるこっちもシラケちゃうんですよ。そう考えると、アドレナリンズはまず時間超人をアセらせるところまでもっていかなければならないので、道は長いですよね。勝利はその先のことですから。

 そのほか気になった点は
・リング中央上にケビンは吊るされているのに、なんで池に落ちるというリスクが生じるのかな(笑)?もう少し池サイドに寄っていれば分かる気がするんだけど。

 こんなところですかね。

 

2008年3月31日  もう一つの罠!
 空中に舞い上がったサンダーに激突され、大きく揺れるケビンのクリアベッド。その衝撃でトラップロープの結び目がどんどんとほどけていきます。

「オレは何もやってないぜ〜っ。おまえがオレを投げたんだからな」と、憎憎しい表情でロビンを責めるサンダー。「と、止まれ!」というロビンの願いが通じ、なんとかクリアベッドの揺れは収まります。

「オレたちが提案した“シノバズ・ポンド・デスマッチ”はウォーターデスマッチにもうひとつ新たな恐怖が加味されているというわけだ!」とライトニング。

「ちくしょう!ただでさえロビンは水中デスマッチを苦手としているのに、大事なケビンが水中に落下する危険さえあるなんて!」と憤るキッドでしたが、

「このデスマッチを受け入れたのはオメーたちだぜ」「“目の前の戦いが困難で苛烈であればある程闘志が湧く”という、正義超人スピリッツってやつに首を絞められているようだな」と憎たらしく言い放つ時間コンビ。

「やつらどこまで残忍なルールを思いつきやがるんだ〜」と苦々しい表情をするマンタに対し「あいつらなら考えそうなことだ…血や涙でさえ氷でできてるような非情なやつらだから…」と険しい表情でリングを睨みつけるカオス。リング上では

「クリアベッドだけでも降ろしてもらおう!これ以上こっちにだけ不利なルールを受け入れる義理はないぜ!」とロビンにキッドが提案しますが、「大丈夫だ。私はこのルールで闘う!どんな困難で苛烈な状況からも逃げない姿をケビンに見せたいんだ!」と、どこまでも正義道を貫こうとするロビン。まさにMr.正義超人。それにいらついたサンダーが

「そのアホなほどの正義超人スピリッツ、見上げたもんだーっ!」といいつつ、ロビンに対して強烈なローキックを放ちます。ロビンは膝を上げてそれをブロックするも、先ほど胸に受けたリオンフィンガーの傷が痛み、少々ぐらついたところにサンダーの裏拳が炸裂。よろけるロビンに「タッチだーっ!」とキッドが手を伸ばしますが、「ケビンのためにもここは代われん…」とロビンはそれを拒否。その隙に時間コンビはライトニングにスイッチ。ロープの上段にのり、「ライトニング・ピード!」と、その反動を活かして錐揉み上に頭からロビンの背中に突っ込むライトニング。そしてグラつくロビンを挟み込むように、ツープラトンの二ールキックをロビンに仕掛ける時間コンビ。しかしロビンはすぐさま反応し、まずは蹴りでサンダーを迎撃し、その反動を利用して反対側のライトニングに向かってかかと落とし。するとその足がケビンのクリアベッドに当たってしまいます。

「わ、私としたことが…」と、動揺するロビン。トラップロープの結び目はさらにほどけていきます。しかし揺れはなんか収まりました。

「ケビンのトラップロープにぶつかるのはオレたちだけじゃねえ。上空高く飛べば、おまえ自身もぶつかりロープがほどけることを覚えておくんだな〜」とライトニング。

「これではロビン得意の空中殺法が使えないということじゃねえか!相手を舞い上がらせるような技は使えない…そして自分が大きくジャンプする技も使えない…まったく八方塞がりだぜ…」とくやしがるキッド。そして焦るロビンの背後から、サンダーがロビンの後頭部にジャンピングニー。前に押し出されたロビンを今度はライトニングが正面から組み付き、リング外めがけてフロントスープレックスで投げます。水中落下第一号になるかと思いましたが、ロビンはトップロープを掴んでそれを阻止。するとキッドが

「ケビンはあんたにとってカワいい息子かもしれねえが…オレにとってはかけがえのない親友なんだーっ!」と無理矢理にタッチし、リング内にジャンピングイン。まずはライトニングに対して後頭部ラリアットをかまし、後ろから襲ってきたサンダーには左手を回転させてカウンターの迎撃パンチを浴びせます。そしてそのままサンダーのボディにパンチの雨あられ。しかし「うわさの荒馬の拳(ブロンコフィスト)ってやつはそんなもんか…」とケロリとした表情で前蹴りをかまし逆襲。四つんばいになったキッドに対し、サッカーボールキックで追い討ちをかけます。

 キッドのピンチに立ち上がるロビン。するとケビンのアクセサリーがパラりと落ち、それを拾って握り締めます。一瞬アリサに起こした奇跡を思い浮かべ、リング上空のクリアベッドに向かってジャンプするロビン。そして次号に続く、です。

 ケビンが人質となり、ロビンは思い切った攻撃ができないですね。このあたりの閉塞感は、今後展開が変化し、ロビンが思いっきり力を出せる環境になったときの爽快感を味わうための演出と考えてガマンするしかないですね。

 しかし自分がジャンプする技も使えないとなると、ロビンスペシャルは完全にアウトです。となると、この時点でロビンが出しうる最高のフェイバリットはタワーブリッジのみとなるわけですが、それだけじゃちょっと弱いよなあ。サンダーあたりに「効かねえ」とあっさり返されそうで(苦笑)。そう考えると、ロビンスペシャルに代わる何かが欲しいですね…OLAP?ロビンってOLAPできるのかな?ウォーズマンが持っていたロビンの本には写真があったけど…。でも個人的にOLAPは大好きなので、それもあっさりと返されたら、ちょっとショックで立ち直れないかもしれないっす(苦笑)。

 つーか、それくらい今のサンダーには何も効きそうもないです。時間超人に対してシラケる要因の一つがこれなんですけどね。今回もキッドのパンチをケロリと受け流していたし。つまんねーヤツだな、ホント。

 そして伏線になっているケビンのアクセサリーですが、早くも次週で何かが起きそうです。その何かがさっぱりわからないんだけど(笑)。

 そのほか気になった点は
・ロビンはいつから空中殺法が得意になったの(笑)?

 こんなところでしょうか。

 

2008年4月7日  ロビンの奇行
 ケビンめがけてジャンプしたロビン。何を思ったか、ケビンのクリアベッドに自ら体当たりを食らわせます。

「ロビン、おまえ血迷ったかーっ!」と、スグルやその他の観衆も総じて驚愕の表情です。しかし当のロビンはなにやら考えがあるらしく、押し黙ったままです。脳裏にはケビンのマスクを製作する過去のロビンの映像が。なにかの伏線でしょうか。

 体当たりによって揺れたクリアベッドは、トラップロープを緩ませながらも、なんとか揺れが収まりました。それに一安心するスグルとテリー。また、この予想外の行動に動揺し、攻撃の手がゆるんだサンダーに対してキッドが反撃を開始。下からの突き上げの蹴りを見舞わせ、つづいてライトニングにも蹴りを浴びせます。そしてふとロビンを見ると、例のアクセサリーをじっと見つめるロビンが。それを見たキッドは「!?」と疑問の表情。しかしそれを考える間もなく、ライトニングがキッドに対し、低空の地這い脚の連打。サンダーも反対側から参加しますが、キッドはこれをジャンプで避け、そのままテキサス・コンドルキックを敢行します。しかし上空のクリアベッドに激突しかけ、慌ててコンドルキックの発動をストップ。仕方なくジャンプする高さをセーブして強引にコンドルキックを時間超人に向かって放ち

ますが、「その程度のジャンプでは…本来の威力を出せはしない!」とテリーがいうとおり、時間コンビにはあっさりと避けられてしまいます。

「テキサスの鷹キックなどと大層な名前をつけおって」「スパロウ(雀)キックとでも改名したほうがいいんじゃねえか!!」と悪態をつき、ダブルの延髄斬りをキッドに炸裂させます。「天井から吊るされたケビンのクリアベッドはロビンだけでなく、キッドの技をも封じている」と、心配そうなマンタ。時間コンビは攻撃の手を緩めず、サンダーがキッドの首をネックブリーカーに極め、ライトニングが両脚をもってジャンプ。そしてそのままキッドを背中からコーナーポストに打ちつける荒技を炸裂させます。

「キッド、タッチだーっ!」と、ロビンが叫びますが、「タッグチームのスイッチのタイミングを決めるのはチームリーダーの仕事…チームリーダーのオレの判断は“まだ!”だ」と、キッドは人差し指を横に振ってそれを拒否。ダメージを負った状態でライトニングに対して片足をとるタックルを仕掛けますがスピードが伴わず、逆にライトニングがキッドの懐に潜りこみ、足四の字に固めて上空にジャンプ。それに呼応するかのようにサンダーもジャンプします。それを見たロビンもジャンプをし、何を思ったか、またもやケビンのクリアベッドに体当たり。

「ジョワジョワ〜ッ、さっきはおまえの常軌を逸した行動に油断してしまったが〜っ、二度と同じ手に乗るものかーっ!」
「なんでもやるがいいさ〜っ、クリアベッドを吊るすトラップロープがますますほどけていくだけだーっ」と、今回は二人とも攻撃を続行。サンダーがキッドの首をブルドッキングヘッドロックに抱えてそのまま落下する、ブルドッキングヘッドロック+四の字固めのツープラトン、「アトモスフィア・クラッシュ」をキッドに見舞います。一方、ロビンの体当たりによりケビンのクリアベッドを吊るすトラップロープはスルスルとほどけ、とうとうあと一回の激突が限度のところまできます。

 そしてダウンしたキッドに対し、ダウンカウントが数えられると、ナツコはたまらずリングインしようとしますが、テリーがそれを制止。

「ジョワジョワ、“ファイティング・ロデオマン”と異名ばかりは勇ましいが、アメリカの超人ってやつは圧倒的に強い敵に対してはあさりと白旗をふる合理的な面がある」と独自の分析を発表するライトニング。それを聞いたキッドは

「忘れるな…オレの体にはアメリカ超人の血も流れているが…どんなに圧倒的に強い敵に対しても、命を引き換えにしてでも戦いをあきらめない…侍の血も流れているんだ〜〜っ!」と、カウントナインで立ち上がってきます。それを聞いて涙ぐむナツコ。

「それじゃあそのいらねえ命、もらおうじゃねえかーっ!」と、サンダーはキッドの体をワンハンドスピンスラムでリングの外へ放り投げます。ライトニングはそのキッドの体の上に飛び乗り、サーフィン状態でリング外の池へ。キッドの体は池に落ち、浮いたキッドの肩口に乗りかかり、ストームエルボーを連発。ロビンはピンチが続くキッドを心配そうな目でみると、視線を上空のケビンへ移し

「ケビンよ、おまえも超人格闘技界の名家、ロビン王朝の血を継ぐ者ならあらゆる覚悟はできているはずだな!」と叫び、三たびクリアベッドめがけてジャンプ。両脚でクリアベッドを挟み込み、腰を捻って力をかけると、とうとうトラップロープがほどけてしまい、次号に続く、です。

 アドレナリンズの劣勢が続きますね。ただこのマンガの場合、序盤に優勢すぎると負けフラグが立ちやすいので、アドレナリンズにとってはいいペースかな?微妙に反撃も織り込んでいるので、まだまだいけそうです。

 でもって、ロビンの予想外の奇行についてですが、とりあえず自分の手で降ろしちまえってことなんですかね。最後は両脚で挟んでいましたから、ある程度自分の思った位置に降ろせるし。それとも自ら池の中へ投げ入れるのでしょうか?よくよく考えると、ケビンってすでにクリアベッドの中ではすでに液体の中にいるんですよね。だからいまさら池ポチャしたって、たいした影響はないかもしれないし。落下がどうのって人質扱いされるくらいなら、はじめから池に放り込んで、不安要素の一つをのぞいてしまおうというロビンの考えなのかもしれません。

 また、ロビン自身がケビンのマスクを作成している回想シーンが挿入されているので、この時点で酸素供給についてはある程度手を打っていたのかもしれないですね。酸素ボンベにもなりそうなアクセサリーもありますし、血中酸素濃度がどうたらという伏線もありましたので、やたらと水中に強そうなイメージがまとわりついているケビンにとっては、その方が逆にいいのかもしれません。

 そんな感じでロビンが動いているので、割をくったのがキッドですね。ロビンが考えている間に時間コンビの攻撃を受けまくりです。久々登場のテキサス・コンドルキックも不発でしたし。ただこの時間稼ぎがアドレナリンズにとってはいい方向に向かうと思うので、ガマンのしどころでしょう。日本とアメリカのハーフという主張もよかったですね。つーかハーフだったんだって今気づきました(笑)。

 このままいけば、ケビン=人質という足かせが一つ取れそうなので、本格的なアドレナリンズの逆襲が期待できそうです。あとはロビンの池アレルギーの克服ですかね。

 そのほか気になった点は
・ケビンのマスクを製作するロビン。ロビン一族は父親が息子のマスクを作るのか?
・ライトニングのストーム・エルボー。ウォーズマンを思い出します。なんか似てるし。

こんなところでしょうか。

 

2008年4月14日  反撃!アドレナリンズ!
 自らケビンのクリアベッドを池に放り投げたロビン。この奇行にどよめく正義超人サイド。「たしかにケビンの存在は手かせ足かせになっていたが、これはやりすぎだーっ!」とミートが叫びます。しかしその叫びもむなしく、ケビンのクリアベッドは徐々に沈んでいき、完全に水没。リング上を含めたすべての動きが一瞬とまります。

「ロビンマスクってやつ…“仮面の貴公子”としての顔の裏側に、己の勝利のためには私情を捨てる“冷酷な仮面”の顔も持っている。今回はその“冷酷な仮面”の部分が出たってわけだ。しかしオレたちゃケビンのクリアベッドがあろうがなかろうが関係ねえ!あれはあくまで観客を退屈させないための趣向。これからゆっくりアドレナリンズを地獄に送ってやるーっ!」と、サンダーがロビンの背後からラリアットを仕掛けます。しかしロビンはすぐに気づき、それを両腕でブロック。その勢いを利用してサンダーの腕を軸に回転、両脚の先でサンダーの頭をロックし、自ら後方に回転するウラカン・ラナで逆襲します。

 リング外の池では、ライトニングのストームエルボーをうけたキッドがグロッキー気味。それを見たロビンはロープに飛んで、バック転(ケブラーダ)の体勢でサンダーに落下。そしてそのバウンドを利用してさらにリング外へ飛び、後方回転しながらライトニングにキックを浴びせます。なおもその回転を利用し、ライトニングの首をネックブリーカー気味にロックし、池の中めがけて放り投げます。すると仕掛けられた熊バサミがライトニングに容赦なく食い込みます。なんとこのデスマッチの発案者たるライトニングが熊バサミの最初の餌食になるという皮肉な展開に。

 エプロンサイドからキッド救出の手をのばすロビンですが、「オレのことよりケビンを救うのが先だ」と主張するキッド。

「ケビンのことはいい。ロビン家の超人として生まれてきたからにはそういう定めなのだ」とロビン。するとキッドはロビンの救いの手をはねのけ

「時間超人に勝利することも大事だが、オレが未来からこの過去にきた目的は、消えゆくケビン救出でもある!ケビン生命をもらってまでオレが生きては正義超人としての義務を果たしていない〜っ!」と、ケビン救出に向かいます。しかしロビンはキッドの手をつかみ、キッドが「離せ!チームリーダーはオレだぞ〜っ」とあくまでケビン救出に向かおうとすると、

「タッグチームっていうのはチームリーダーを死なせるわけにはいかないんだ。ここはオレを信じて試合に集中しろ!」とキッドに一喝。キッドの勢いが静まります。すると

「水の戦いが苦手なロビン一族が無理しやがってーっ!そのままふたりとも水中に散りやがれ!」と、ロープの反動を利用して巨体アタック。しかしチームの和を取り戻したアドレナリンズは「やっちまおうぜ、キッド!」というロビンの掛け声とともに、ダブルのカウンターエルボーでそれを迎撃。ひるんだサンダーの背後にキッドがまわりバックドロップの体勢に。そしてロビンはサンダーの両脚をつかんでジャンプし、バックドロップの遠心力にロビンの体重の加速をつけたツープラトン“アドレナリン・パック”が炸裂。

 そしてダウンしたサンダーにすかさずキッドが伝家の宝刀・スピニング・トゥ・ホールド。「もっとしぼれーっ!おまえのパパのトゥ・ホールドはそんなもんじゃないぞーっ!」と、ロビンがキッドを煽ります。アドレナリンズが流れを変えたかに見えましたが、池の中から熊バサミの餌食になっていたライトニングが「ジョワー」と、突然復活。己の体に食い込んだ熊バサミをはずして投げつけると、それらがロビンにヒット。ライトニングはジャンプしてリング内に飛び込むも、それをロビンが下からの迎撃キック。ところがライトニングの腹部のジッパーが裂け、その蹴りは手ごたえなく背中に突き抜けます。ブロッケンJr.のベル赤のときと同じく、時間を操って瞬間的に避けた模様。

 ライトニングはそのままロビンの背後にまわり、スリーパーホールドに固め、「さあもう諦めな〜ロビン一族の苦手な水中で今回も死ぬんだーっ」と、その体勢で後ろにジャンプし、二人ともども池に落下。とうとうロビンが苦手とされる池の中に。静まり返った水面。するとしばらくして大きな渦が。

「池の中で何が起こっているんだーっ」「あ、あのときとまったく同じだ!」と、マンタとスグル。そして渦が突然静まると、水中から浮かんでくる影が一つ。角が水面から飛び出し、顔面の半分を露出させるロビン。ロビン生還に沸く会場。それに安堵したキッドが「ロビン!」と手をさしのべると…マスクの中からヌワ〜と手が!そして次号に続く、です。

 最後にでましたねえ、あの名シーンの再現が。やるとは思っていたけど(笑)。よっぽど一番クジの反響が大きかったんだろうな。だってねえ、それまではあのシーンっていうほど注目されていませんでしたから。一番クジの影響があって初めて名シーンに昇格したというか。いうなれば後天的に発生した名シーンともいえますね。

 まあこのシーンはお約束なので、ロビンの安否は心配ないでしょう。あの手がライトニングのものとは限らないですからね。ロビン自身の手かもしれないし。もしライトニングだとしても、何かしらの手を打ってロビンは復活すると思います。それがアクセサリー、血中酸素といった伏線を使うのかはわかりませんけど。とりあえずここを乗り越えて、過去のトラウマを払拭するという流れになるのではないでしょうか。

 そしてアドレナリンズが多少なりとも反撃しましたね。まあすぐに形勢逆転してしまいましたが(苦笑)。でもこのくらいでいいんじゃないかな。あんまり調子に乗ると負けフラグが立ちやすいから(笑)。ツープラトンも出たし。そして印象的なのが軽業師的なロビンの動きですね。先週は“ロビン得意の空中殺法”という表現に違和感を覚えましたが、今週はそれが当てはまるというか。なんかオルテガチックな動きだけど。

 その他気になった点は
・いつの間にやら水中が苦手なのは“ロビン”から“ロビン一族”に拡大されている

こんなところでしょうか。今回も水中の対決シーンはビデオ映像になるのかな(笑)?

 

2008年4月21日  ロビン?ケビン?
 水面に浮かび上がった、主のいない鉄仮面。隙間から飛び出る5本の指。「これじゃあ2年前のあの時と同じじゃないか〜っ!」と涙目で頭を抱えるミート。というわりには、あなた当時はバラバラだったんだけどね(笑)。

「『今度こそあの忌まわしき思い出を消し去ってみせる』と、あれほどはりきってこのリングにかけていたロビンだったのに!知将・ロビンマスクをしても、魔の連鎖を断ち切ることはできなかったかーっ!」と、地面を拳で叩き、やり場のない悔しさに嘆くスグル。

「ライトニング!おまえたちの目的である伝説超人殲滅のひとつロビンマスク打倒を果たせてさぞかし嬉しかったろう!しかしタッグマッチはふたりを倒さないと試合に勝ったことにはならないんだぜ!このテリー・ザ・キッドを倒さなくちゃあ次には進めず、キン肉マンやテリーマン、ウォーズマンという残りの伝説超人殲滅達成もできねえんじゃねーのかーっ!」と、怒り心頭でいまだ水面から姿をあらわさないライトニングに対して見栄を切るキッド。

「さあ早く上がってこい!ライトニング…」としびれを切らせて叫びますが、ここでキッドはあることに気づきます。「ち…ちがう〜っ!こいつはライトニングの腕じゃないーっ!」すると水面の左腕がズブズブと上がっていき、肩口まで露出したところで、水面にはさらなる突起が出現。

「あ…あの突起物は、ロビンマスクーっ」とテリーとナツコが叫ぶと、ビビンバが「ち…違う、ロビンマスクとは仮面の形が違います…」と指摘。その瞬間、水面から浮かんだ人物は…なんとケビンマスク!

「あれはケビンマスクじゃないかーっ!」と驚愕するマンタや凛子。しかし上半身が浮かび上がると「違う、あの鎧はロビンマスクのものーっ!ケビンじゃない証拠に背中のスパイダーネスト・タトゥーがない!」と、違和感をミートが指摘します。

「こいつはどうなってやがる〜〜っ、わが兄弟ライトニングはどうした〜〜っつ!?」と、珍しく焦りの表情を見せるサンダー。すると首四の字の状態に極められ、水面から浮上するライトニング。そのまま二人は水面から大きく上昇。

「キッドよ、心配かけたな!リング中央のスペースを空けておいてくれ!」と、ロビンの仮面をキッドにパス。「そ、その声は…」と仮面をキャッチするキッド。「ロビンマスクじゃーっ!」と歓喜するスグル。ケビンのマスクを被り上昇したロビンはそのまま体を反転させ、今度はリングに向かって落下。そう、ペルソナの貴公子・ロビンマスクのフェイバリットのひとつ、ロビン・スペシャルの体勢に入ります。

「畜生、粋な登場の仕方しやがって〜〜っ!どこまでも洒落者がーっ!」と、喜びのあまり悪態をつくキッド。サンダーに対し、みぞおちにバックスピンキックをくらわせ背後にまわりスリーパーの体勢へ。そのままコーナーにサンダーを引き寄せ、ロビンに言われたとおりリング中央にスペースを作ります。そしてその空いたスペースにロビンスペシャルが炸裂!普段ダメージを見せないライトニングでしたが、さすがに今回は効いた模様。喜びに沸き返る観客席。

「しかしひとつ合点がいかない…なんでロビンはケビンのマスクを被っているんだ?」と疑問をもつマンタや凛子。するとここで放送席のモニターに水中での戦いを捉えた水中カメラの映像がリプレイされます。

 ライトニングのスリーパーをくらったまま池に落ちるロビン。しかしライトニングの腕を一本ずつはずし、顔面めがけてオーバーヘッドキック。すかさず離れたライトニングをツームストン・パイルドライバーの体勢に捕えますが、ライトニングは両脚をロビンの頭に挟んでコルバタで返します。そしてまたもやロビンの背後のまわり、チキンウイングフェイスロックに捕え再逆転。技は完璧に近いほどがっちりと極まり、脱出不可能のように見えましたが、ロビンはなんとマスクを脱ぐことでその技から脱出。

「ロビンマスクよ、いくら技から逃れたとはいえ、水中が苦手なおまえには…一時しのぎにしかならないーっ」と逃げるロビンを追うライトニング。ロビンは一直線にケビンのクリアベッド目指して泳ぎます。するとロビンは拳でクリアベッドを叩き割るという行動にでます。

「わたしは2年前のアトランティス戦での屈辱的敗北によってあることを誓った…水中戦に弱いというロビン家の悪しき伝統を…絶対にこの私の代で断たねばならないと!そして自分の息子は水中であろうが高山であろうが、どんな局面においても完全無欠の強さを誇る超人にしてやると!そのためにまずマスクの改造にとりかかった…あらゆる場所において自在に呼吸ができるような“高濃度の酸素吸入ができる仮面”づくりに!わたしの代では無理でも、未来に生まれてくる自分の息子にはその新しく完成した仮面を被せてやることができるだろうと!」と告白。バックにはマスクを改造・製鋳するシーンが。するとライトニングがロビンの足を捕え

「ジョワジョワ、しゃべりすぎて息が絶え絶えじゃねえか!“ギブアップ”って言葉を言える元気は残しておいてくれよ」とふてぶてしいセリフ。それに対し

「何をいうか。むしろおまえたちには私にいい戦いの場を設けてくれたと…感謝で“サンキュー”って言いたいくらいだ!」とロビン。するとクリアベッドからケビンのマスクをつかみ

「なぜならこのケビンマスクがまことに未来の私の息子なら、やつはその“高濃度酸素吸入仮面”をつけていることになるのだから!」と、それを取り去り、次号に続く、です。

 アトランティス戦の二の舞を感じさせるひきでしたが、ロビンの手というオチでした。半分予想できましたけどね。ただケビンのマスクを被るのは予想外でした。見ようによってはケビン×ロビンというレアなコラボでちょっと得した気分、といったところでしょうか(笑)。ゲームの2Pカラーとか、条件付のレアカラーとかで採用されそう(笑)。デザイン的にはやっぱり違和感ありますけどね。

 あくまで予想ですが、ひょっとしたら今回のシリーズではロビン&ケビンの親子タッグが実現できないから、せめて装身具だけでも揃い踏みさせ、その代償としようとゆで先生が考えたのかもしれませんね。

 また、ロビン死亡?→生還までの間、リングサイドの観客が常時涙目であったことも印象的です。どんだけ心配されてるんだよ、ロビンって感じでしょうか。キッドのセリフ「どこまでも洒落者がーっ」もいいですね。安堵感や喜びがよく伝わってきます。確かにロビンの復活の仕方はカッコいいです。ただ気になるのが…ここでもうロビンスペシャルですか…ライトニングには大きなダメージを与えたみたいですが、ちょっと早いですな。極め技をここで使われてしまうと、アドレナリンズの勝利が遠のくような気が…。十中八九、時間超人が勝つとは思うのですが、どうしても心の底でアドレナリンズを応援してしまうので。

 そして水中での攻防は…でた、やはり水中カメラでのリプレイ(笑)。アトランティス戦のときも思ったんだけど、カメラ設置してるんならリアルタイムで放送すればいいのに…まあ、ここは攻防を再現するという方が盛り上がるんでしょうけど(笑)。なんかゆで先生の伝統的演出法を見させていただいた気がします(笑)。でもって、誰もが気になるのが、マスクを取られたケビンは水中で見殺しかい?って疑問ですが…例えば羽のアクセサリーを簡易ボンベとしてケビンの口に挟んでおいたとか…違うかなあ?つーかアクセサリーがボンベになったら、ちょっとリアリティなさすぎですけど(苦笑)。

 その他、気になった点は
・水中から空中までジャンプできるロビンの驚異的能力。さすが超人。重力無視(笑)。
・ひそかに登場している解説のタザハマさん。懐かしい。しかもマンタに押しのけられてる(笑)
・ロビンのツームストンが、スグルのパンツドライバーに激似
・どうしても消えないロビンの尻アゴ。ひょっとしたらケビンも…

こんなところでしょうか。

 

2008年4月28日  アドレナリン全開!
 水中にてケビンのマスクを装着するロビン。

「この深い池の底においてこの息のしやすさ…間違いない、このマスクこそ21世紀型に進化した“高濃度酸素マスク”」と、己の予想が当たっていたことを実感します。

「ケビンのマスクをつけたことによって、ロビンマスクの表情に精気が戻ってきたぞーっ」「ウウ〜〜ム、さっきまでの息も絶え絶えの姿とは見違えるようだ」と、ロビンの変化に驚くテリーとスグル。

「ケビンよ、これではっきりした。おまえはまごうことなく私とアリサの間に生まれてくる息子だ!あの悪党どもを倒すために、少しの間このマスクを借りるぞ。急場しのぎだが、これでしばらく頑張ってくれ!必ず世界五大厄をこの手で倒し、この手でマスクをおまえに返しに戻ってくるからな!」と、ケビンの口元に羽のアクセサリーを差し込み、必勝を誓うロビン。どうやらやはりこのアクセサリーが簡易ボンベのようです。すると後ろから襲ってきたライトニングがロビンの両脚を捕え、クロスヒールホールドを極めにかかります。しかしマスクを取替え動きがよくなったロビンはそれを両脚の力ではじき、そのままライトニングを首四の字固めの体勢に捕えると、水面めがけて上昇を開始。水中に漂う自らのオリジナル仮面を手に掴み、ロビンスペシャルへとつながります。これにて水中でのVTR解析は終了しました。

「ようするにあのクリアベッドの中に入っている若僧のマスクには、高濃度酸素吸入器の機能が備わっていたというわけだな」とスグル。「そうか、実のダディであるロビンは、息子のマスクに備わっているその機能にどこかで気づいたんだ」とマンタ。

「しかしケビンのマスクにそんな機能がついているかどうかは、まだケビンを実の息子と認めていないロビンにとってはひとつの賭け。このシノバス・ポンドデスマッチを受けるのだって、よほどの覚悟がいったと思いますよ!」と感心をするミート。

「けどキッドを救うために天井に吊るされたクリアベッドを池に落とす行為は、信頼を感じたからこそできたわけね!」「まさに過去の世界で未来の父子が出逢ったからこそできた連携プレーだ!」と凛子とマンタ。さらにマンタは「どこかのできそこないの親とは大違いだ!」とサラリと嫌味を付け加えます。

「し…勝利の追い風がオレたちに味方していることを感じる!ここで一気に勝負をつけようぜ、ロビン〜〜!畜生、体中の毛穴という毛穴が全て開いて、なんかわかんねえけど無茶苦茶興奮してきやがったぜーっ!」と猛々しくキッドが叫ぶと

「そいつがアドレナリンってやつだ!キッドよ、われらのチーム名通り、アドレナリン全開の試合を観客に披露してやろうぜ!」とロビンが呼応。ヨロヨロと起き上がってきたライトニングの内腿に、インサイドのローキックをくらわせます。つづいて強烈なヒザ蹴りをどってっ腹に一発。四つんばいになったライトニングの背後にすばやくまわり、後頭部から肩口あたりにエルボーの連打。いつも冷静に確実な技を相手に見舞うロビンですが、珍しく血気盛んな荒々しい攻撃でライトニングを追いつめます。「は、激しい!あんな問答無用なロビンの攻撃を見たのははじめてだ!」と、そのファイトスタイルの変貌に驚くスグルとテリー。

「外見だけでなく、息子・ケビンマスクの仮面を着けたことによって、ケビンの荒々しい戦いのスタイルがロビンに乗り移っているんだーっ!よおっしゃーっ、オレも負けてはいられねえーっ!」と、キッドがサンダーの頭を鷲づかみにし、背後のコーナー最上段に登っていきます。そしてサンダーの後頭部に自らのヒザを合わせて、テリー一族の伝家の宝刀・カーフブランディングが炸裂!しかしサンダーはすぐに立ち上がり、襲いかかろうとします。

「キッド、昨夜のスパーリングを思い出せ!」と、テリーがひと言発するや、キッドはすばやくサンダーを片足タックルに捕えてテイクダウンに成功。そのまま両脚を固めてステップオーバーし、テキサスクローバーホールドに移行。かたやロビンはうつ伏せになったライトニングの足をとり、STFに捕えます。このアドレナリンズの豪華技の競演に湧く会場。

「そうら〜さっさとギブアップしちまえーっ」「そうだーっ!私はおまえたちの超人レスラーとしての選手生命を奪うつもりはサラサラない!ただアリサとケビンの命を救えればそれでいいんだーっ」と、世界五大厄に降伏勧告をするアドレナリンズ。しかし予想通りというか、そんなことは歯牙にもかけない時間コンビ。

「オレたち世界五大厄がそんな技でタップするとでも思っているのか?」「選手生命を考えるのはオレたちより、池の中にいるケビンマスクの方だ」と言うと、オーロラビジョンには息絶え絶えのケビンの姿が。「いくら機能が充実していても、あんな小さな吸入器では僅かな時間しかもたねえ!」と脅しをかけます。

「ケビン、あとしばらくの辛抱だ。今すぐにこの試合に片をつけ、おまえのマスクを戻しに行くからな!」と叫ぶロビン。すると「無駄だ。技ってやつはあせってかけ急げば急ぐほど、精度が落ちる。おいサンダーよ、そろそろオレたちの本気の本気を見せてやろうや!」とライトニングが声をかけると、出ました、時間コンビの反則アイテム『エボリューションマウスピース』。そしてすかさずアクセレイション始動。アドレナリンズに極められていた両者の体が溶け出し、己の周りの時間軸をずらしてコンマ1秒ほど先の未来へ行き技から脱出。そしてライトニングは上空に体を出現させ、そのまま頭からロビンの背中に落下。サンダーはキッドの背後から出現しロメロスペシャルに捕えます。ライトニングは再度上空からのヘッドバッドを狙いますが、「そうはいくかーっ!」とロビンが逆にライトニングに下からのヘッドバットで反撃。そして

「今の超人レスラーは器用で、誰かが必殺技を開発するとすぐ模倣してしまい、本当の必殺技が無くなりつつある。しかしこの技だけは絶対にロビン王朝の血を引くものしかできない、唯一無二の必殺技!」とタワーブリッジの体勢にライトニングを捕え、次週に続く、です。

 ケビンのマスクにはロビンの予想通り、高濃度酸素吸入器がついていました。そして懸念だったケビンの安否については、やはり羽のアクセサリーを代用しましたね。普通に考えれば羽でどうにかできる問題じゃないと思うけど、まあ長年にわたって酸素がしみこんでいたということで理解しましょう。

 それよりも!今週気になりまくったのは、初めて露出したケビンの素顔ですよ!これは…やばい(汗)。永らくNo.1の人気を誇っていたせいか、勝手に素顔もイケメンだと信じきっていたのですが…バラクーダ風の顔にメッシュの入った前髪。そしてもみ上げからアゴにかけての…ヒゲ!これは女子ファンが離れていきますよ(笑)!若者の間でデザインヒゲみたいなのが流行っているから取り入れたと思うのですが、ヒゲは予想外だったなあ。個人的には完全にNGですよ。大丈夫かなあ?ケビン人気。

 試合はアドレナリンズの逆襲がメインでしたね。キッドの「勝利の追い風が味方しているのを感じる」というセリフに、アドレナリンズにも勝機があるのか?と思いましたが、いかんせん大技がこの段階で出すぎですね…カーフブランディングも出たし、テキサスクローバーホールドも出たし、最後にはタワーブリッジまで出ましたから。先週出たロビンスペシャルを加えると、シングルとしての技は全て出切ったことになるんですよねえ〜。このタワーブリッジまで返されちゃう(というか、絶対に返されると思う)と、アドレナリンズにはもうアドレナリンブリッジしかない。でも時間超人はほとんどといっていいほど技を出していないですからね。やはり時間超人勝利は揺るぎないところでしょうか。

 ロビンも甘いですよね。「選手生命を奪う気はサラサラない」とかいっちゃって、そんな情けが通用する相手じゃないじゃないですか。キン肉マン戦でツメの甘さを心底反省したはずなんですけどね。ダイナミック・バイパー戦のように、ライトニングの体もヘシ折っちまえばいいんですよ。

 そして微妙に足かせになっているケビンの安否。応急処置をしたとはいえ、これによってケビン救出のタイムリミットが設定されたも同じです。こちらが気になって、試合中にポカしそうだなあ。時間超人のマウスピースは…あ〜あ、出たよって感じです(苦笑)。なんか何でもアリすぎで、しらけちゃうんだよなあ、あのアイテム。

 その他気になった点は
・マウスピースを口に入れるときのライトニングの顔がイヤ

こんなところでしょうか。

 

2008年5月12日  ライトニングの正体
 ロビン王朝のフェイバリット中のフェイバリットであり高貴な技とアナウンサーが絶賛するタワーブリッジをまともに食らったライトニング。その体がみるみるうちにしなっていきます。

「どうだぁ〜っ、さしもの加速能力(アクセレイション)を持つおまえでも、こうガッチリクラッチが効いては素早い動きが見せられんだろう!」と、技のかかり具合に自信をみせるロビンでしたが、

「マ…マスクの交換という34年の時空を超えて親子のツープラトンによる水中戦克服のさ…作戦とは恐れ入った…しかしおまえたちアドレナリンズの頑張りも…ここまで…」と、ライトニングは余裕ともとれる発言をします。それに対して

「何をいうか!誰が見ても圧倒的不利な立場は…おまえの方ではないかーっ!」とロビンは激昂し、さらに技に力を込めます。それを見たサンダーは思わず「兄弟!」と珍しく心配そうに相棒に声をかけ、キッドにかけていたロメロスペシャルのフックが甘くなります。

「スキありだぜウドの大木よ!」と、キッドは両手のクラッチをはずし、逆にサンダーの両腕両足を組みなおし極め返します。両足はちょうどウォーズレッグブリーカーのような体勢。そして両手両足をはずし、上から強烈なるエルボーを喉笛に叩き込んで形成逆転です。これでアドレナリンズは自分たちを阻む障害が一切なくなり、一気に攻勢へ。湧く会場。

「まだまだ真の実力は隠しておこうと思っていたが…まさかここまでわが身を本気にさせるとは…」とライトニングがボソリというと、腹からボディが裂け始めます。「早くギブアップしないと観客にどえらい場面を見せることになる!」と、残酷なシーンが公開されることを危惧したマンタでしたが、ライトニングはギブアップをしません。しかしロビンが「フン!」と力を入れると、さらにその体は裂けていきます。このままライトニングの体が真っ二つにされるかと思いきや…

「チックタック、チックタック」と時計の秒針音を口にするライトニング。体には無数のヒビが。「ロビンマスクよ、早くオレを仕留めないとケビンマスクは溺死だぜ」と、こんな状態になってもロビンを挑発。瀕死のケビンがオーロラビジョンに映り、アセりの表情をみせるロビン。タワーブリッジのクラッチをさらに強めます。

「チックタック、チックタック。ロビンマスク、どうやらおまえは寝た子を起こす目覚まし時計を鳴らしてしまったようだな。目覚まし時計とは甘い夢を断ち切る現実の恐怖のこと…親子二代まとめてここで死ぬがいいーっ!」と、全身のボディが破裂。ゆで先生得意のオーバーボディが粉々になり、下からは新しいボディが出現します…ってここまで読んでてみんなわかってたよね(笑)。

 完全に真の姿があらわになったライトニング。早速マウスピースを噛みアクセレイション発動。腹をチャックのように裂き、自らの体に空洞を作り上げ、そこにロビンの顔を突き抜かせることでタワーブリッジの反りをいなします。ちょうどロビンの顔がライトニングの腹から出てくる感じですね。ちょっとオカルトです(笑)。そしてそのままライトニングは軟体人間のごとく体をねじり、ロビンの首とクラッチしていた両手を逆にねじり上げます。

「オーバーボディがなくなるとますます動きに冴えがでるわーっ」と、得意気なライトニング。これにてロビン家の至宝であるタワーブリッジが完全に攻略されてしまいました。

「オレも兄弟とは長年のつき合いだが、あのオーバーボディを脱ぎ去った時…すなわち“キラーエリート”となった時は、タッグパートナーであっても気味の悪いものがあるぜ」とサンダー。

「ようく頑張ったなぁロビンマスクよ。しかし20世紀の古色蒼然としたテクニックではオレたち時間超人は倒せやしない。伝説超人の重鎮ロビンマスクもいよいよ息子もろともここシノバズ・ポンドに消滅しようとしている」と上から目線の発言をするライトニング。

「ぬかせーっ!オレがいる以上、ロビン王朝は消滅させやしねえ!」と激昂してカットに入ろうとしたキッドでしたが、サンダーに捕まります。それをかわしてドラゴンスープレックスの体勢に入ったキッドでしたが、サンダーのたてがみが回転し、丸ノコギリのようにキッドの顔面に炸裂。キッドのバンダナが切り取られ、ドラゴンも押しつぶされます。

「キッド、もうやめてくれ…おまえはロビン王朝のためによく頑張ってくれた…あとは私の力で」と自力脱出を試みようとするロビンに対し、

「オレはロビン王朝のためじゃねえ、この自信にあふれた野郎どもをぶちのめしたいから戦っているんだーっ!」と意地を見せようとするキッド。しかしコーナーに上ったサンダーの、ダイブしながらのリオン・フィンガー“獅子のひと撫ぜ”により腹をえぐられ行動不能に。

「チックタック、チックタック。この世界五大厄を相手によく頑張った方だと褒めてやるぞ、ジ・アドレナリンズ。しかし我々はまだ本懐をとげたわけではない。テリーマンよ、そしてキン肉マンよ…さらにどこかに控えているネプチューンマン!同じくウォーズマンよ、全員よく聞いておくがいい!この世の中には超人だろうが人間だろうがなんぴとたりとも抗うことができない最強の存在がある!それが“時間”だあ〜っ!どんな強豪超人であろうが誰も“時”の歩みに逆らうことはできないのだーっ!」と、ライトニングが全員に対して宣戦布告。そして再来週に続く、です。

 …予想通りでしたが、やはり破られましたね、タワーブリッジ。至宝だの高貴だの唯一無二だのとさんざおだてあげておいて、ストーンと落とすと。この扱いに旧作からのファンはやっぱりガッカリしてしまいます。まあ仕方ないんだけどさ(苦笑)。

 そしてなんといっても今週の目玉は、ライトニングのご本尊大公開ですよ。以前から話題にはなっていましたが、今まではオーバーボディだったと。個人的には、ライトニングはそのままの姿でいくんじゃないかな…と思っていたんで、ちょっと予想がはずれた感じでした。

 デザイン的にはずいぶんとシンプルになった感じです。顔なんてかなり単純顔ですよね。ツルツルした感じで、なんか剥いたゆでたまご(食べ物のね)みたいだと思いました。一瞬、最終形態に変態したフリーザを思い出してしまいました。個人的には以前の方が好きですね。キャラ的には嫌いですが、デザインはけっこうカッコいいと思ってましたし。まあゆで先生は連載中にデザインを変更するという特殊能力をお持ちのマンガ家さんなので(笑)、今後修正されていく可能性は十分にありますけどね。

 でもって、ライトニングのタワーブリッジ破りなんですが、納得はいかないですよ、あれは。アクセレイションという加速装置を使うと、なぜに腹にチャックができて割れるのか。時間を操る能力とは関係ないと思うんだけどなあ。ブロッケンJr.のベル赤を避けるときにも、体が左右に割れてたから、同じような表現なのかもしれないけど、あの時はベル赤が到達する一歩手前で時間移動している表現だと思ったんですよ。でも今回は頭と足を極められている状態で、一部分(腹)だけの瞬間移動ということなのか?と。そのわりには、裂けた腹でロビンの顔を固定しているし。ちょっとアクセレイションのなんでもあり加減がひどいような気がしました。逆にいえば、あのマウスピースを真っ先に叩き壊さなければ勝ち目はないですね。

 技を出し尽くしたアドレナリンズ、まだ正体を現したばかりの時間超人。これで完全にアドレナリンズは王手かなあ。個人的にはあと1回、再逆転シーンがあると思っているんですが、それは残された正義超人へ情報を提供する役割になりそうです。最後っ屁みたいな感じですかね。となると気になるのがロビン・キッド両者の安否ですよ。もちろんケビンもですけど。ロビンはストーリー上、死亡は厳禁ですから、なんとか救出されなければならない。キッドも…ここで死んだら親父のテリーが発奮するという流れになるかもしれませんが、今のところ過去に来たニュージェネに死亡者がいないことを考えると、なんとか瀕死でとどまるかなあ、なんて、どんどん暗い予想が頭を駆け巡ります(苦笑)。正体現した時間がKOされる展開なんて、まずないもんなあ。ちくしょう(笑)。

 最後にライトニングが大風呂敷をかかげました。残った全伝説超人に対しての宣戦布告です。ネプもターゲットに入っているのが興味深いですね。ネプVS時間も見てみたいなあ。ネプが余裕の表情で時間を叩き潰すのもなんか魅力的だし。あ、そうなるとウォーズマンが負けちゃうのか。それはそれで嫌だなあ。

 その他、今週気になった点は
・ジョワジョワからチックタックになったライトニング。これからずっとチックタック?
・やたらねじれるライトニングの体。悪魔将軍なみだな。

 こんなところでしょうか。来週は休載ですか。残念です。

 

2008年5月26日  攻めまくる時間超人
 ありえない軟体能力でロビンを絞め続けるライトニング。「時間こそこの世で最高の存在なのだ〜っ!」と宣言すると、「その時間を自在に操れるオレたちこそ、宇宙最強の超人を名乗る資格があるってことよ〜〜っ!」と、サンダーも続きます。

「時間なんてものは腹が減ったらそれを知らせ、クソがしたくなったらそれを知らせ、起きる時間がくればそれをリンリン知らせるくらいのつまらん存在じゃん!」と、おそろしく短絡的な意見をスグルが吐き捨てる横で、過去の忌まわしき記憶が再び思い返されたカオスの表情がこわばります。するとライトニングがさらに演説を開始。

「“時間”は必ず森羅万象あらゆるものを消し去っていく。“時間”に対しては命乞いも無駄だ!どんなに金を積んでもどうにもならぬ!“時間”の前にあっては愛も!」(スグル&ビビンバ、テリー&ナツコがカットイン)

「正義も!友情さえも!すべての言葉が空虚な亡骸となる!」(マンタ、カオス、凛子がカットイン)

「悪魔であっても!」(ベアーズマイケルがアップでカットイン。しかし「休む必要はない」というウォーズマンの指示で、控え室にてスパーリングを続行)

「完璧という言葉さえも“時間”の前には全くの無力!」(ネプ&セイウチンがカットイン)

「世の中の人々が全て例外なく肉体に死という時限爆弾を抱えているものだということを自覚したことがあるか〜〜っ!?チックタックチックタック、そう、時計の秒針の音とは全ての物を少しずつ確実に死へといざなうファイナル・カウント・ダウンなのだ!しかし我々“時間超人”は、その“時間”さえも操ることができる絶対的な存在!心理の神をも超えた“究極神”!それが我々時間超人“世界五大厄”なのだーっ!」と、長々と己の優位性を主張します。するとロビンが

「キッド、待ってろ…首と腕がいうことをきかなくても、足がまだある!」と、ライトニングに絞められたままジャンプ。技を外そうと試みます。しかしライトニングは自ら絞めつけを解除し、右腕から鎌状の刃物を出現させ、「煮えたぎる鎌(ボイリングシックル)」で逆にロビンを切りつけます。するとロビンのマスク(ケビンのマスクですが)の右上がスパッと切断され、髪の毛が露出。返す刀で二撃目を頚動脈を切りつけられます。

「わかったろ、どんな強力な超人であっても“時間”の前には生命などはかないものだということが!」とライトニング。そのいきさつをリング上から見ていたキッドは

「自分のフェイバリットが攻略されているというのに最後まで勝負を捨てないこの根性!21世紀の超人と比べれば洗練されてなくドロ臭いけど…これぞ伝説の男…ケビンのパパ、そして仮面の貴公子と呼ばれた男…カッコイイぜ…看板に偽りなしだ!」とロビンの男気に感動。「あんたとこの20世紀で組めて本当によかったぜ!」と、サンダーのリオンフィンガーを腹から抜き、反撃を試みようとします。しかしサンダーは「おまえの死の秒針も動き出しているんだよ!あきらめな!」とそのわずかな芽さえも、ギロチンドロップにて摘んでしまいます。

「さあ、サンダーよ、そろそろいくか。台風・火事・地震・戦争・世界四大厄よりも恐ろしいといわれる、我らが“五つ目”の厄!地獄のメニューをーっ!」とライトニングが声をかけると、サンダーがキッドを空中に蹴り上げ、両者ともにアクセレイション発動。テガタナーズ戦でみせた合体を行います。そして落下してくるロビンとキッドをそれぞれリバース・フルネルソンでキャッチ。そのまま回転運動に移行し、勢いがついたところで二人を空中へ投げ飛ばし、ライトニングがコンマ何秒先にアクセレイションで移動。ロビンとキッドの上空に出現し、二人を両手にそれぞれ捕らえると、リング下で両足を開脚し、待ち受けるサンダーめがけて落下。そのままサンダーの足の裏に叩きつける荒業『正義崩壊の終曲(フィナーレ)』が炸裂します。そこにはリング中央に穴があくくらいの衝撃が。

 さらにグロッキー気味のロビンをサンダーが捕らえブリッジ。その両膝に手を乗せてライトニングが倒立。必殺の『死時計の刻印(デスウォッチブランディング)』の体勢に入り、ロビン絶体絶命のピンチというところで次週に続く、です。

 ライトニングのデザインは微妙に修正されていましたね。目に線が入り、立体っぽくなっていました。マイナーな修正ですが、個人的には余計な修正かなあと。前の方がよかったです。今週は「時間超人最強論」をライトニングが延々と主張していた、という印象ですかね。生・愛・正義・友情・悪魔・完璧と、およそ『キン肉マン』という作品のほとんどを象徴するようなキーワードをすべて否定し、自らはそれを超越しているという、かなりの選民思想です。雰囲気としては前作でネプが標榜した、完璧=最強論というのに雰囲気が似ています。

 そんな中気になるのが、ライトニングの「悪魔」という発言に反応したマイケルですね。その他のキーワードをライトニングが口にしたときに、それなりに関連するキャラのカットインがあったので、その法則からいくと「マイケル=悪魔」という予測が成り立ちます。悪魔というと、悪魔超人しか思い浮かばないのですが…ここにきてマイケルが悪魔超人といわれても、いまいちしっくりこないんですよね〜。悪魔で候補にあがる超人というとアシュラマンなんですが、“獣性”という点でう〜ん、という感じですし。なんか余計に混乱させるシーンです。ゆで先生は読者をかき回して楽しんでいるのかな(笑)?

 また、師匠のピンチにまったく動じないウォーズマンですが…これをロビンへの絶大なる信頼もしくはあわてる必要がないという情報を得ているととるのか、それともゆで先生の描写ミスととるのか。ちょっと後者っぽい気もしますが(笑)、ファンとしては何かひとアクションほしいところではありますね。ウォーズマンのトーナメント参加理由がぼやける印象があります。それとも、師弟の絆をも超える、もっと大きな野望をもって参加しているのか。こっちもわからなくなってきました。

 そしてライトニングですが、腕から生える鎌は…いまいち好きになれないなあ。隠し凶器ってなんか萎えます。ベル赤とかは手刀という格闘技術の延長のような気がするんでいいんですが、これは技術じゃないですからね。じゃあウォーズマンのベアクローはどうなんだ、といわれると困るんですが(苦笑)。時を操る能力といい、デザインといい、ライトニングにはどうも『ジョジョ』を彷彿とさせるものがありますね。腕の鎌なんて、究極生物のカーズそのままって感じです。しかし頚動脈をああもスッパリと切られたロビン、大丈夫ですかね。マスクもきれいに切り取られちゃって、なんかもう散々です。できればあとひとふんばりしてほしいですけど。

 でもって最後に例の“死時計の刻印”の体勢に入って終わってしまいましたが、シリーズしょっぱなにロビンはこれを食らって絶命していますからね。何かしらの手を使って逃れると思いますけど。さすがに2度くらうことはないでしょ。キッドが身代わりになるか、誰かが乱入するか。それによっては個人的にはロビン、キッドともに瀕死で助かると思っています。

 その他気になった点は
・スグルのあまりに短絡的な思考。キャラを通り越して少々残念な気分になります(苦笑)。
・合体する意味のない時間超人のツープラトン攻撃
・セクシーすぎる、ライトニングのブーメランパンツ

 こんなところでしょうか。ちなみに6/19、最新刊12、13巻一挙同時発売です。うれしいなあ。

 

2008年6月2日  正義超人の死の尊厳
 時間超人の『死時計の刻印』に捕らえられ、大ピンチのロビン。相方のキッドは『正義崩壊の終曲』をくらって勢いで池に落下。熊バサミの洗礼を受けます。

「これでジ・アドレナリンズは完全に分断せり!心置きなく伝説超人・ロビンマスクの心臓に“死時計の刻印”を刻むことができる!」と、ライトニングがとどめの体勢に入ります。オーロラビジョンにうつったケビンの体はさらに消えかけ、「ロビンの危機でケビンの体も完全に消えようとしているよ〜」と凛子が涙目で叫ぶと、「ボクたちが苦労して21世紀から過去にさかのぼって20世紀にやってきたことが無駄になってしまうーっ」とマンタが自分の頭をたたきます。

「チックタックチックタック、世界一カッコ悪い親父だよな。未来の息子の目の前で処刑されてしまうんだからな」とライトニングが蔑みの言葉を発すると

「カッコ良いや悪いは大した問題ではない。ロビン王朝の家長は自分の天賦や運命を子に見せ、正義超人とはなんたるかを理解させる方がはるかに重要なのだ!」と、挑発には乗らず大人の返答をするロビン。すると

「そこまで覚悟ができているのであれば、何も言うことはない。20世紀を代表する伝説超人・ロビンマスクの公開処刑をとくとご覧あれ!」とライトニングは見得を切り、鋭くとがった両足を徐々に下ろしていきます。そんな死へのカウントダウンが流れるさなか、リングに開いた穴の中から、にょっきりと手が。これにテリーが気づきます。

「キ…キッド!おまえはリオン・フィンガーに体を刻まれ、“正義崩壊の終曲”に体を砕かれ、そしてシノバズ・ポンドの熊バサミの餌食になりながらもまだ戦いを捨てていないのか!」と、その根性に心をうたれた模様。

「キッドよ…突然現れ、大きくなったおまえの姿を見たとき…ニュージェネレーションや息子と名乗られても信じることはできなかったが…どうしてどうして…おまえは間違いなく厳しい超人修行と熱い友情精神を身につけて正しく育ったミーとナツコの子だ!」と、初めて声を大にしてキッドが自分の息子であることを認めます。

「チックタックチックタック…さっきよりも時を刻む音が大きくなってきた!いよいよロビンマスクの死の瞬間が近づいてきた。ロビンマスクの華麗であった人生の舞台がまもなく終焉を迎える!」とライトニングいうと、さらにサンダーが

「チックタックチックタック、おや…これはロビンマスクの死の秒針の音じゃないな。今度は誰を黄泉の国にいざなうんだ?わかったぜ、入院中のアリサの死の秒針の音だ。あの様子ではここ2・3日がヤマとみた!」とアリサの容態が良くないことを予想。事実、病院ではアリサの容態が急変してしまいます。

「3千年以上にわたってイギリス国民の期待の星であり強さの象徴であったロビン王朝の栄華も、たった1試合、それも10分の闘いによって一瞬にしてその歴史より抹殺されてしまうんだからな。家長ロビンマスクが心臓を貫かれ、その後すぐに妻アリサが息絶えたとなれば、必然的にケビンマスクの存在もなくなる」と自身の計画遂行度に満足げなライトニングの足が急降下。『死時計の刻印』がきまろうとしたその刹那、リング下の池からキッドが飛び出します。

「頭からはまだまだアドレナリンが出まくりだぜーっ!」と、上昇しながらテキサスコンドルキックを放ち、ライトニングの右足を跳ね上げることに成功。しかし残った左足はロビンの胸に突き刺さってしまいます。

「殺されてしまったの〜ロビンマスクは〜」とナツコが涙目でいうと、「古くからテキサスでは“コンドルは二度飛翔する”という言い伝えがある…つまり一度死んだと思っても必ず甦る!キッドがあの技を成功させたということは、ロビンはまだ死んではいない!」とテリーが叫びます。事実、ロビンの心臓は止まることなく、その鼓動が聞こえてきます。湧く会場。それに伴って病院のアリサの容態も微弱ながら回復傾向に。「仮にケビンが私たちの孫であったら…アリサの生命を夫と子が救ったことになりますわ」とマッキントッシュ夫人がいうと、マッキントッシュ氏にも心境の変化が。「おねがいじゃあ〜っ、三人とも死なないでくれーっ」と、テレビの画面に向かって叫びます。

「素直にくらっておけば楽に死ねたものを…いっただろ、人は“死”という時限爆弾を抱えていて、長い短いの差はあるがいずれその姿は朽ち果ててしまうんだと…オレはその時計の針を少し早めてやったのに過ぎない」とライトニングが言いながら、死時計の刻印を解除。リング下に倒れるロビン。瀕死の状態ながらも、立ち上がろうとします。

「ロビン…あんたまだ?」と、ロビンのねばりに驚くキッド。「せ…正義超人に犬死には許されん…正義超人の死の尊厳は悪を倒した時のみにあり!」と這いつくばりながら言い放ちます。その勇壮さに大きなショックを受けるキッド。しかしそこにライトニングが襲い掛かります。

「ヤンキー野郎、おめーもどこまでも死に急ぎたいようだな!望み通りあの世へ送ってやるぜ!チックタックボーン!」と、キッドめがけてボイリング・シックルで切りつけると、キッドの首筋がぱっくりと裂け、次週に続く、です。

 ロビンのピンチを救ったのは、パートナーのキッドでしたね。着水した地点や、穴の位置関係がいまいちわかりづらいですが、とりあえずロビンの救出には成功しました。身代わりになって死んでしまうのではないかとも思っていたので、とりあえずはよかったです。しかもテリーに完全に息子と認められました。これでニュージェネを疑っているのは、とうとうスグル一人となってしまいました。この辺のガンコさによって、今後マシンガンズの意思疎通に波風が立つのでは、と心配してしまったりもします。

 しかし技の体勢に入ってからが異様に長いですね、ライトニングは(笑)。逆立ちのまま延々と講釈をたれていましたからね。おかげでキッドによって邪魔をされるスキを作ってしまいました。まあそれほど自信があったんでしょうけど。「オレはその時計の針を少し早めてやったのに過ぎない」というライトニングの台詞ですが、これと似たようなことをたしかウォーズマンが言っていましたね。人工衛星相手に。ちょっと気になります。ウォーズマンにもなにやら時を操る力ができたのか?はたまたゆで先生の単なるポカか(笑)?ウォーズマンが言ったときは素直にかっちょいい〜と思いましたけどね。ライトニングが言うと、なんかムカつきます(笑)。

 そして今週一番のシーンといっていいでしょう、瀕死のロビンが自身のプライドを賭した一言。「せ…正義超人に犬死には許されん…正義超人の死の尊厳は悪を倒した時のみにあり!」。これも悲壮感漂っていてグッときますね。キッドはこれに大きな衝撃を受けたみたいで。「ガーーン」ですからね、「ガーーン」。おそらく彼の今までの人生観、超人観を変えさせるくらいの重みがある一言だったのでしょう。その後、すぐにライトニングに首筋を切られてしまいますが…これを機に発奮するキッドが来週みられるかもしれません。発奮しすぎて自己犠牲精神のみ盲目的に助長されるのもちと困りますが。個人的にはあくまでアドレナリンズの両者とも生き残り希望なんで。

 そのほか気になった点は
・真ん中もっこりライトニング(笑)。すばらしいイチモツをお持ちで。
・サンダーも言い始めた「チックタック」
・頚動脈を切られても致命傷に至らない、超人の強靭さ。これならキッドもたぶん大丈夫。
・「チックタックボーン!」と、意外とお茶目なライトニング。

 こんなところでしょうか。

 

2008年6月9日  正義超人の絆
 ライトニングの『ボイリングシックル』により、首筋を切られたキッド。するとサンダーが追い討ちのリオン・フィンガーを食らわします。獅子の爪をキッドの右肩に食い込ませたまま、さらにサンダーは己の両足でキッドの右足を絡ませ、逃げられない拷問技を披露。あまりの痛さにキッドのうめき声が場内にこだましますが、キッドはギブアップしません。

「自らは絶対にギブアップしないあのテキサス魂!キッドよ、おまえはミーとナツコさんの息子に間違いない〜っ!よくぞここまで頑張った!ほかの誰がなんと言おうともパパは胸を張って言うだろう!テリー・ザ・キッドはテリー一族の一番の誇りだとーっ!」と、涙ながらにキッドを息子と認め、さらに最大級の賞賛の言葉をかけるテリー。

「み…認めてくれたんだね、このオレがパパとママの息子だって…」と、虫の息で応えるキッド。リオンフィンガーがはずれ、キッドは力尽きて不忍池に落下してしまいます。リング上では「さっさと勝者チームのコールをしねえか」と手をあげて不遜な態度をとる世界五大厄。そのまま試合終了のゴングが打ち鳴らされそうになりますが、キッドの手が水面から出ており、人差し指を左右に振っていることを試合続行の意志ありとみなし、委員長がダウンカウントに変更を指示します。

 カウントが数えられる中、瀕死のロビンは這いつくばりながらリング中央、キッドが落ちた穴に向かいます。もう戦う力は残っていないはずなのに、必死に起き上がってこようとするロビンの姿を涙目で見るリングサイドの面々。「どうする、兄弟?」と問うサンダーに対し、「この戦い、完全にオレたち“世界五大厄”が獲った!もはや追撃の必要なし!」と自信たっぷりに答えるライトニング。

 「レ…伝説超人殲滅を防ぐため…未来からやってきた正義超人を装う不届きものよ…フフ…いや今となっては私には無くてはならない正パートナー・テリー・ザ・キッドよ…勝つ時も負ける時も最後の最後まで一緒が正義超人タッグの鉄の絆!さあ、つかまれ!」と、ロビンはリング中央の穴までたどり着き、キッドを救おうと手を伸ばします。

「うれしかったよロビン…あんたの今のひとこと」と、手を引き上げられ、水没していたキッドの顔が浮かび上がります。「さあ、頑張るんだ同志…最後の生命が尽きるまで正義超人魂を見せつけてやるんだ…ン!この重さは…おまえまさか!」と、思いのほかキッドが重いことに気づくロビン。そして理解します。「キッド…おまえは立派なアドレナリンズのチームリーダーだ!」と、めったにみせない大粒の涙を流します。なんとキッドはこの状態で水中のケビンのクリアベッドを掴み上げていたのです。

「ケビンマスクも…アドレナリンズの一員みたいなもんだから…ケビンはあんたにとっては大切な息子かもしれないけど…オレにとってもかけがえのないと…友達だから…」とクリアベッドをなんとかリング上に押し上げます。「これでアドレナリンズ…そ…揃い踏みだ!」この時点でダウンカウントはシックス。そして「ロビンよ、預かっていたマスクだ」と、オリジナルのロビンのマスクを手渡し、力尽きて再度池の中へ落下。カウントはエイト。

「ケビンよ、おまえの“高濃度酸素仮面”がなければ、この試合闘えなかったんだからな…」といって被っていたケビンのマスクを脱いでケビンに被せてやります。「おまえはロビン王朝のほ…誇りだ!」といい、自分のマスクを再度つけると吐血しガクリと崩れ、先に落ちたキッドと折り重なるように池に落下。この時点で無常にもカウントテンが告げられ、アドレナリンズの敗北が決定。委員長によりゴングが打ち鳴らされます。時間にして11分24秒、激闘の割には短いタイムでアドレナリンズは敗れ去ってしまいました。ロビンにとってはアトランティス戦の敗戦の悪夢を払拭することにも失敗するという結果に。

「ジョワジョワ、アドレナリンズは検討したと思うがしかしその実力は我ら時間超人“世界五大厄”のほうがやつらをはるかに凌駕していたということ…」と、不敵な台詞をはくライトニング。その強さに恐怖する観客たち。一方、ロビンとキッドは救急隊によって救出され、どちらも緊急で手当てをすれば、命は助かるとのこと。それによってかなり消えかけていたケビンの体が少し復活。しかしクリアベッドはまたもや時間超人の手に。

「さすがに正義超人の重鎮・ロビンマスク、しぶとい!だがオレたちがトーナメントを制したあかつきには“ロビン王朝”を歴史から抹殺することなど造作もない。それまではオレたち時間超人が実力者である象徴として、このケビンマスクのクリア・ベッドは渡すわけにはいかねえ〜」と、クリアベッドは渡すつもりはないようです。

 さて、場面は変わり上野動物園。ここにて2回戦で最も注目されているといっても過言ではない、“ヘル・イクスパンションズvs“ヘルズ・ベアーズが行われるため、共に廊下にスタンバイ。決戦のムードを保ちつつ、次号に続く、です。

 う〜ん、負けちゃったね〜アドレナリンズ。やっぱりといえばやっぱりなんだけど、ちょっと淋しいです。試合前に「アトランティス戦のトラウマを払拭する」「ケビンとアリサのために絶対に勝つ」と己のハードルを上げまくっていたロビンなので、ひょっとしたら…とも思ったんですが。やっぱりダメだったか(泣)。

 しかし今シリーズは汚名挽回というか、捲土重来を期すチームには冷たい傾向がありますねえ。テガタナーズしかり、アドレナリンズしかり。あ、おまけでビッグボンバーズも(笑)。「絶対に勝つ」といいつつも、フタをあけてみれば相手になんらダメージを与えられずに敗北。『伝説破壊鐘』を粉砕したテガタナーズはまだ合格点かもしれませんが、アドレナリンズにはせめて『アクセレイション』を叩き壊すなり、秘密を暴くなりしてほしかったです。フェイバリットのツープラトンすら出させてもらえなかったですからね。終わってみれば、水中からマスクがでてきたノスタルジーと、最後の散りざまのドラマのみが印象に残る試合でした。

 収穫といえば、キッドに正義超人魂が強烈に注入され、テリーとロビン双方から認められたことでしょうか。なんせ「ガーーン」ですから(笑)。精神的に成長したキッドが今後もっと強くなってくれることに期待です。なんにせよ二人とも助かってよかった。

 時間超人については…苦言しか今のところ出てきませんね。結局刃物と爪ですからね。さっぱりと魅力を感じないです。ただ結果的にアドレナリンズに止めを刺さず、命を救っています。この行動によって、彼らが何をしたいのかがちょっとわからなくなってきました。彼らの目的は伝説超人の殲滅、そしてそれによる新世代の誕生を阻止することだったと記憶しているのですが、今回のライトニングの言動を聞く限り、まずはトーナメントを制し、時間超人が最強であることを世間に証明してから、改めて正義超人狩りをしますよ、みたいに聞こえたんですね。そんなまわりくどいことをするくらいならば、トーナメントをしながら相手を葬った方が合理的だし、一石二鳥だと思うんです。しかし彼らはテガタナーズを救い、アドレナリンズも救っている。これはちょっと不自然だなあと。結果的に死人がでていないことは喜ばしいのですが、どうもゆで先生が伝説超人をストーリーに無理なく生かすプロセスを作りきれていないような気がするんです。伝説超人を生かすならば、もう少し説得力や整合性のある理由づけ、ストーリー展開にもっていってほしいんですよね、個人的には。このままいったら、伝説超人で殲滅されたのはラーメンマンだけになっちゃう。しかも身内に(笑)。この辺もおかしなことになっちゃうんで。

 さて、いよいよ皆さんお待ちかねのヘルヘル対決です。今シリーズの実質のメインエベントともいえるこの試合、ものすごい展開を期待しちゃいますね。楽しみです。

 

2008年6月16日  ヘルヘル控え室
 救護ヘリによって病院へ搬送されるアドレナリンズ。それを見届けると、マシンガンズは敵情視察のために上野公園へ移動。負けじとヌーボーも移動しようとしますが、先ほどの試合の余波でやや呆然としているマンタをカオスがたしなめます。

「いつまでブルーになってるんだ万太郎!ロビンとキッドならこういうに違いない!「オレを心配するエネルギーがあるならそいつを打倒悪行超人に注げ!」とな!と、チームリーダーのマンタを差し置いて、颯爽と上野公園へ駆けていってしまいました。これを見たミートは「カオスがどんどん超人として成長している!」と、カオスの成長に一目おきます。

 場面は上野動物園へ。サルや鳥が興奮し、キリンやパンダ、百獣の王であるライオンまでがが何かに怯えています。普段は人が安らぎを求めてやってくる動物園とは程遠い異様な雰囲気の中、控え室で腕組をするウォーズマン。マイケルはおとなしくパイプいすに座っています。しかし怯え奇声を発する動物たちの中で、徐々に興奮しだすマイケル。

「おまえのリアルな野生のにおいを嗅ぎつけて、人の手で育てられた温室育ちの動物たちが恐れおののいているんだ…」と、ウォーズマンがマイケルの肩に手をそっとおきます。

「一回戦の相手は肩ならしにもならない手ぬるい相手だった。しかし今日はいよいよおまえが本領発揮して大暴れするにふさわしい相手だ…」肩に置いた手に力が入ります。

「オレはおまえの実力に惚れたんだ!おまえとなら絶対に“究極の超人タッグ”をぶっちぎりで優勝できると…だからあんな危険なところまでオレはスカウトにいったんだからな!」というと、ウォーズマンが吹雪の雪山を歩くシーンが。するとマイケルの目が釣り目になり光ります。しかしすぐにまたいつもの柔和なたれ目に戻り、「ウン、ボクがんばるよウォーズマン」と落ち着きを取り戻します。

 一方、イクスパンションズの控え室。ネプはいつぞやのギターを弾いて余裕の表情。相方のセイウチンは溢れる獣性を抑えきれない様子で、窓を破壊します。するとネプがパイプいすを持ち上げ「静かにしねえか!この獣野郎がーっ!」と一撃。「おめえが騒ぐから動物どもがビビって反応するんじゃねえかーっ!」と、巻き投げでセイウチンを押さえつけます。

「しかしいいぜ〜っ。頼もしい限りだ。相手はあのウォーズマンだしなァ〜。オレもめずらしく興奮して武者震いしてたところだ〜っ」と己の心境を吐露。落ち着いたセイウチンは、控え室に転がっている魚を見つけ、そいつにかぶりつきます。

「これでこそオレがわざわざ20世紀にやってきた甲斐があるというもの。再び完璧超人としての力を満天下に示せる闘いができるってもんだぜ〜。新世代超人のタイムシップに密航する直前、オレはマグネットパワーにとって代わる新たなパワーを模索していた…そしてタイムアップギリギリで手に入れたんだ…完璧なパワーを!」

 場面は21世紀のネプの山小屋に代わり、回想シーンへ。タイムシップ作成の記事が載っている新聞を手にするネプ。

「オレも20世紀に戻りたいが…フェイバリットであるクロスボンバーはもはや使い物にならん。オレがもっとも光り輝いていたあの時代に戻ったとしても、マグネットパワーに代わる新しいパワーを生み出さなければなんの意味もない…ちと急がねば…」と少々あせりつつ、さらに新聞を読み進めると、ドーバー海峡海底に最新テクノロジーのケーブルが引いてある記事が目に入ります。

「こ、これだあーっ!」と何かが閃いたのか、ネプチューンマスクを身につけ、ドーバー海峡へ。観光客がいる中、颯爽と海に飛び込むネプ。おどろく観光客。

「かつてオレはあまりにも弱い超人が多すぎる正義超人界に嫌気がさしてテームズ川に身を投げたことがある。しかしそれでも悪行の魔の手がもっと強くなれとオレを殺させなかった!オレが真の完璧超人ならドーバーの海底も屁ではないはず」と、潜りながら過去を思い出すネプ。すると海底に目的の物が見えてきます。

「これが光ファイバーケーブル!」と叫んで次号に続く、です。

 今週は2チームの試合前の描写でした。ベアーズのほうですが、マイケルの正体に関するヒントがウォーズマンの口から漏れましたね。リアルな野生のにおい、吹雪の中の雪山、そしてウォーズマンが惚れ込むほどの実力。“ぶっちぎりで優勝できる”と断言していますからね。相当な実力者なんでしょう。これらのヒントを総括すると…やはりマイケル=マンモスマン(もしくはその先祖?)なんでしょうか。ウォーズマンの経験値からの人選ということを考えると、新超人というのは考えづらいんですよねえ。ただあのマンモスマンが「ウン、ボクがんばるよ」というセリフをいうのが似合わない…でもウォーズマンがベルモンドのボディを身にまとっていたときも、クマちゃんになりきっていたからなあ。

 イクスパンションズのほうは、相変わらずの調教スタイルというか。昔のバラクーダ&ウォーズマンを思い出します。弱点があるといえば、調教に嫌気がさしたセイウチンの反乱かなあ?バラクーダを殴ったウォーズマンみたく。

 そして話が光ファイバーのパワーを身につけるまでのエピソードになってしまいましたね。これで1〜2週は引っ張るのかな?気分的には早く試合が見たいです。

 その他気になった点は
・試合会場中継のリポーターをしている“牛丼返しなさいおじさん”。本職はなんなんだ
・抱き合いおびえるパンダのフェイフェイとホアンホアン。ギャグにしか見えない(笑)
・ネプさん、波多陽区のブームはとっくに過ぎましたぜ
・もう何匹の魚を食べたんだろう、セイウチンは
・山奥だと思われるネプの山小屋にも新聞を届ける、配達員の優秀さ(笑)

 こんなところでしょうか。

 

2008年6月23日  光ファイバー注入
 ネプの昔話(未来話か?)の続きです。ドーバー海峡海底に引かれた光ファイバーケーブルを発見したネプ。

「これだあ〜っ、キン肉マン&テリーマンに破られた磁力パワーの代替となるこのネプチューンマン新パワーはーっ!」と、興奮状態です。さっそくケーブルをブチブチと引きちぎり、むき出しになったケーブルを己の左腕に突き刺します。

「フハハハ、凄いぞこのパワーは〜っ!オレはこの21世紀の最新パワーによってより完璧な超人となり、20世紀に戻り正義・残虐・悪魔と数多いる超人軍のピラミッドの頂点に立ってやるーっ!ウ…ウグアガアア…オプティカル・ファイバーパワー入力〜っ!は、入っていくぜ〜っ、オレの左腕に21世紀の最先端のテクノロジーの息吹が〜っ!」と、少々苦悶するも、意外にあっさりと最先端テクノロジーを吸収。このおかげでオフィスでは突然にインターネット回線が遮断され、困惑するサラリーマンたち。

 左腕にパワーを宿したネプが、水中で大の字になり息を整えていると、そこにタイミングよく(?)巨大なサメが現れ、ネプに襲いかかります。ネプがそれに気づくなり

「ロンリー・クロス・ボンバーッ!」と叫んで左腕を振りぬくと、哀れサメは口から尾びれまで一刀両断されてしまいます。その新パワーの成果に満足したのか、陸にあがるなり「首を洗って待っているがよい!20世紀のまだ若き日の伝説超人たちよーっ!」と、意気揚々と引き上げるネプ。ここで場面が上野動物園の控え室に戻ります。

「こうしてオレさまはかつて誰も手にしたことがない21世紀のパワーを手に入れたってわけだあ〜っ」と、ギターをつま弾きながら語ります。

「だがオプティカルファイバー・パワーを使い、光のスピードで相手のマスクや顔の皮を剥ぐにはたタッグを組むパートナーの肉体にオレのパワーの受け皿が必要となる」と、またもや回想シーンに突入。

「そこでオレは20世紀に密航後、すぐにある場所に向かった…とある秘密の洞窟。その中に入って大量の蛍石を掘り出し集めた。蛍石にはオプティカル・ファイバーを構成する上で不可欠なフッ素がふんだんに含まれているからな」その洞窟では台座の上に寝かされロープでグルグル巻きにされた野獣化する前のセイウチンが。電気ドリルを持ち出し、セイウチンの牙に細かな穴を開けます。

「オラの牙に何するだーっ」と、叫ぶセイウチン。「静かにしろ!今お前を最強の超人へと作り変えてやってるんじゃねーかーっ。完璧超人への最後の仕上げだ」と、熱して液体になった蛍石を牙にあけた穴に流し込みます。「ギュウワアア〜〜ッ」身もだえするセイウチン。「どうだ〜?新しい牙のあんばいは?これでおまえの牙はオプティカル・ファイバーを構成するに必要不可欠な完璧フッ素ポリマー化した!これでおまえはオレと同じく完璧オプティカル・パワーを手にした。我々ふたりのパワーは決して軽減されることなく瞬時に伝導される。さあふたりで対戦チームのマスクと顔の皮をすべて剥がしてやろうぜーっ!」と、光ファイバーがネプの腕からセイウチンの牙に到達し、完全につながったことを確認します。バックにはマスクや顔の皮を剥がされるマシンガンズのイメージ図が。

 そして場面はまた控え室へ。大会係員がドアをノックし、試合の準備を促しにくると、興奮したセイウチンが踊りかかろうとします。それを制するネプ。「さてとセイウチン、時は来たれりだ。たっぷりと蛍石を食っておけーっ!」と、セイウチンの口に蛍石を押し込みます。それをバリバリと食すセイウチン。

「新世代超人などという青二才が相手では露払いにもならねえが、かつての友・伝説超人の一角をこの手で屠った時にこそ、初めて完璧超人再興への扉が開かれるのだ!フフフ…ウォーズマンなら相手にとって不足なし!!あいつはオレと同じく20世紀の若いウォーズマンじゃねえ。長年の超人生活のうち知識・技能とも豊富となった21世紀のウォーズマンだ!しかもあのマイケルって野郎も油断ならねえぜえ。もしオレの想像が正しければあいつは…」と、対戦相手としてヘルズベアーズを評価するネプ。

 そしてウォーズマン組の控え室。同じように係員が試合の準備を促すと、「さあマイケル、いよいよオレたちの2回戦だ!人々はおまえの実力にまだ懐疑的なようだが…ズ〜ッと眠っていたおまえの野獣のパワーで目にもの見せてやれ!」と気合を入れるウォーズマン。「クゥーン」といつもの鳴き声で答えるマイケル。

 会場には大観衆が集結。とうとう特設リングを覆っていた白い布が取り払われます。そこには円形の台座の上に4面のロープが張られたリングが。コーナーの四隅には半円上のくぼみがあります。円形の台座の外側には4本のポールが上に向かってのび、地上5メートルくらい上空に同じく円形の金属の帯が張られています。それ以外はこれといって目だった仕掛けはなさそうです。観客からは「なんの変哲もないリングじゃねえか」「超人委員会はいろんなデスマッチをやりすぎて金がないんじゃないか」と揶揄する発言も。しかし委員長は「おいおい、資金豊富な宇宙超人委員会をなめんなっちゅうの!」と、自信たっぷりの表情です。

 そしてとうとう両チーム入場。それぞれ一人ずつ円筒状の檻に入れられた面々がクレーンで高く吊り上げられて登場します。そして四隅にくぼんだコーナーの上空に4人の超人が設置され、次号に続く、です。

 いやあ〜、ネプの回想シーンが長引かなくてよかった(笑)。それにしてもオプティカル・ファイバー・パワーの注入の仕方がすごいです。直感操作がウリのWiiリモコンも真っ青の直感的パワー注入(笑)。わかりやすさ爆発です。『キン肉マン』らしい表現に顔がほころびますね。「ええ〜?これで〜?」ってつっこんじゃうもんなあ(笑)。

 まあともあれ無事に新パワーを手にしたネプですが、偶然サメに襲われます。ホントに偶然って怖いですよね。で、そのサメは偶然にも新パワーの実験台になっちゃうわけです。運が悪かったとしかいいようがありません。ストーリーにご都合主義がまったく感じられず、すごく自然な展開だと思います(笑)。ただ…「ロンリー・クロス・ボンバー」って…ちょっと寂しさを感じさせるネーミングな上に、素直に「喧嘩ボンバー」でよかったんじゃないかい?って思いましたけどね。まあ“クロスボンバー”という単語を強調したかったのでしょう。

 で、“とある洞窟(笑)”にてセイウチンの改造が始まるわけですが、このくだりを見る限り、セイウチンはあくまでオプティカルファイバーパワーの受け取り側としての役目しかないということですね。ネプの左腕から放出されるパワーを抵抗なく受ける受け皿。それがフッ素加工されたセイウチンの牙と。つまりはセイウチンからはオプティカルファイバーパワーは放出されない、ということですね。このあたりがミッショネルズと微妙にちがいますね。ミッショネルズの場合はお互いが磁力パワーを出し合っていましたから。となると、セイウチンの牙を折っちまえば、このパワーは無意味になるということですよ。なんか弱点がはっきりしてるなあ。まあネプの左腕を切り落とすという選択肢もあるけど。でもわかりやすいのはセイウチンの牙を折る方ですかね。それによってクロスボンバーを不能にすることが、イクスパンションズを撃破するポイントになりそうです。

 そして露払い扱いされた新世代超人。暗にスカーとジェイドのことをいっている感じですけどね。ちょっと二人がかわいそう。そしてネプのウォーズマンの評価が高い。これはうれしいけど、以前アワワいわせた相手なのになあ、と思うと、若干の違和感が。そしてマイケルにも警戒をしていますね。しかしこのあたりのくだりを見る限り、ネプは本当に己の力を満天下に示したいだけなんですね。わざと悪役を買ってでて、裏でニュージェネを援護する…といった美談はさらさらないように見えます。あくまで己の自己満足、名誉欲といったものしか見えなくて、ちょっと残念かな。

 試合形式はまだぜんぜん読めませんが、変なギミックを多くしてほしくはないですね。なるべくノーマルに近い試合形式で、力と技の競い合いにしてほしいです。

 その他気になった点は
・21世紀なのにあの旧式PCはないだろう、イギリス
・なぜネプは蛍石のある場所を知っているのか。鉱物学者か
・ウォーズマン、やたらカッコイイ

 こんなところでしょうか。次号、やっとゴングですね。楽しみ。

 

2008年6月30日  試合開始!
 円筒形の鉄檻に入り、クレーンにて吊られる4人の超人たち。円形リングの4隅に開いた半円部にそれが降ろされ、各コーナーに一人ずつセットされます。ここで委員長からこの試合の形式について説明がなされます。

「各チームのリーダー・ウォーズマンとネプチューンマンは、それぞれセイウチンとマイケルという凄まじい獣性を持ち合わせたパートナーを従えている。いわばこれは野獣タッグ決定戦であり、さらにどちらがヘル(地獄)の名にふさわしいかを決定する“ヘル・ユニット”No.1決定戦でもある!獣というものはいつなんどき襲ってくるかわからない。臨戦体制を取る暇もなく闘いのシミュレートを組み立てることさえできない!それが本来の猛獣の闘いであるといえよう!そこでこの試合は通常の自分の意思によるタッチによってリングインできるタッグマッチでなく、敢えてタッグチームを4人に分けて鉄檻に閉じこめ…合図するとリング頭上のルーレットランプが回り出し、最初は2ヶ所真上にあるランプが青く光る。そしてランプが止まった超人の扉が開くとリングインできる。その後5分経過するごとにルーレットが回り、ランプが止まった超人のみひとりずつリングインし試合に参加できる“時間差リングイン方式”を採用する!」

 これを聞いたマンタやカオスは「そのルールだと5分後には2対1になって、5分間たったひとりで敵のふたりがかりの攻撃を受け続けることになってしまうぞーっ!」「5分たってパートナーがリングインしたときには先陣の超人がKOされていることもあり得る!」と、この試合形式の危険性を指摘します。すると

「そうじゃ〜っ、この試合方法ではどちらかが必ず2対1のハンディキャップマッチの不運を味わうことになる。この運命は避けようにも避けられない〜っ!まさに4人の野獣がサバンナに解き放たれるのを今か今かと待っている様から、“アニマル・チェンバー(動物の檻)”デスマッチと命名するーっ!」と興奮して追加説明をする委員長。なお、4人全員がリングインした時点で通常のタッグマッチルールになる模様。

 ちなみにルーレットのランプを止めるのは、会場にいる客ひとりひとりに渡されたスイッチ。このうちのひとつがルーレットに繋がっており、ランダム性を演出。さっそくルーレットが回りだし、先陣の超人を決めます。しょっぱなにランプが止まったのはマイケル。檻が開き、リングイン。対するイクスパンションズはセイウチンの頭上にランプが点灯。檻が開くや「グロワァーッ」とマイケルの背後から襲いかかり、肩口に噛み付いて試合開始です。

 始まりましたね〜、注目の一戦。試合形式は時間差入場タッグマッチのような感じです。WWE(当時WWF)のロイヤルランブルに似てるかな?あれはバトルロイヤルでしたけど。闘う相手が明確になっている分、ロンリーバトルを強いられるキャラはたしかにキツいですよね。でも逆に考えれば、そのロンリーバトルを乗り切ったチームが最終的に勝つのでは…と感じてしまいます。つまり5分後にランプがともり、有利になったチームの方が敗北と。

 それがネプかウォーズマンかはわかりませんが、個人的にはネプのような気がします。マイケルのオーバーボディを破壊すること、正体を暴くこと、そして内在されている彼の真の力を表現するには、1対2のハンディキャップマッチがベストだと思うからです。そして最後には満を持してウォーズマン登場、完璧なるネプ対策を披露してヘルズベアーズ勝利…だったらいいんですけど(笑)。まあどのみち最後に登場する超人が活躍するのを見るのは数週間後になりそうです。とにかくおかしなギミックが多い試合形式でなくてよかった。

 別件で気になるのが、観客席にいるビビンバです。ほら、彼女って超人オリンピックのときに、ウォーズマンにプチ浮気(笑)していたじゃないですか。彼女がウォーズマンを見る目がどうなのかなあと。イクスパンションズの攻撃で大ピンチに陥ったときの表情とか、少し気になります。でも師匠のピンチにもウォーズマンの心理描写がまったくなかったことを考えると、ゆで先生がそこまでケアをしてくれるとは考えづらいですが(苦笑)。

 ではしばらくはマイケルVSセイウチンの一騎打ちを楽しむとしましょうかね。

 

2008年7月7日  今週は休載です
 ええ〜、マジでえ〜!?というわけで、予告なしの休載でした…代わりにバッファローマンを主人公にしたパロディマンガが。普通におもしろかったです。来週は掲載みたいなので、ちょっとガマンして待ちましょうかね。

 

2008年7月14日  ウォーズマンの指笛
 試合開始と同時にマイケルの背後におぶさり、肩口に噛付くセイウチン。「ウォーズマン、早くクマちゃんのカットに入ってーっ」とマイケルファンが絶叫しますが、檻の中のウォーズマンはどうすることもできません。

「このアニマルチェンバーデスマッチという試合方法はタッグのコンビネーションも大切ですが、個人個人も強靭なタフさを持ち合わせていなければなりません」と解説するミート。「まさにサバンナで野獣性No.1を決めるにふさわしい方法だ」とカオス。凛子とジャクリーンは、一心不乱に噛付く野獣化したセイウチンを見て「トリニティーズへの行為といい、今の凶行を見ていると…もう温厚でやさしかったセイウチンの面影はないのね」と、涙ぐみます。

 そして試合開始より2分経過したところで、セイウチンが大きく口を開け、さらに牙を立てんとしたとき、檻の中からウォーズマンが「マイケル!」と指笛を鳴らします。それに呼応するかのようにマイケルは亀のように首を引っ込め、セイウチンの噛付きを回避。そしてすぐに頭を突き出して、セイウチンの顔面にヘッドバットを食らわせます。そしてまたウォーズマンの指笛の指示で、己の胴に絡みついたセイウチンの両足めがけてエルボーの連打。たまらずセイウチンが両足のロックをはずすと、その機を見逃さずにその両足をとってジャイアントスイングに移行。空中にセイウチンを放り投げ、それをすぐさま空中でキャッチし、その勢いを利用して高低差のあるノーザンライトスープレックスでセイウチンをキャンバスに叩きつけます。一気に形勢逆転のマイケル。

「やりおるのう、あのヌイグルミ」とスグルが感心するも、パートナーのネプは「オレはな〜んにも心配してないからな」とまだまだ余裕の表情。マイケルの攻勢はまだまだ続きます。強烈な回し蹴りをセイウチンにくらわせダウンさせると、前方回転してのセントーン。「セ…セイウチン!」とマンタは心配の表情をしますが、「フ、フン、ネプとなんか組んで友を殺めるからバチが当たるんだ!」と本心を素直に表すことができないようです。

 攻勢のマイケルは野生残虐モードにスイッチが入ったようで、セイウチンの急所めがけてストンピングの雨あられ。その表情は狂気に満ちています。そのファイトスタイルに若干引く観客。さらに両手から鋭い爪がむき出しになり、セイウチンの体に食い込ませるようにしてリフトアップ。そのまま入場してきた檻に叩きつけようとします。しかしここでまたウォーズマンの指笛が鳴り、暴走モードが解除され、方向をかえて普通にリング上へのボディスラムに変更。この一連の動きにより、ネプはマイケルがウォーズマンの指笛によって指示を受けていることに気がつきます。

 命拾いしたセイウチンはリング上からマイケルの足をとり倒すと、トリニティーズ戦でも見せた、体から飛び出す無数の突起を浴びせてマイケルを宙に浮かせます。そして落下してくるマイケルに両膝を立てて攻撃。ここで5分経過のアナウンスが。委員長がルーレットランプのスタートスイッチを入れます。するとまたルーレットランプの点滅が始まり、次の入場者を決めるべく観客が手元のスイッチを押します。これで戦局が大きく変わるため、マイケルびいきの観客はウォーズマンの登場を熱望。さて、運命のランプはどちらに味方するのか?次号に続く、です。

 注目の一戦、始まりましたね〜。まずはセイウチンVSマイケルですが、マイケルに潜む野獣性というか、怖さが垣間見れた感じです。今はまだウォーズマンの指示通りに動く従順さを持ちえていますが、リミッターが外れたときの怖さというのを漂わせていますね。手がつけられない暴れっぷりをするんだろうなあという。セイウチンはすでに凶暴化していますが、ネプが力で押さえ込めるイメージがありますが、マイケルの方は制御不能になりそうなイメージがあります。つまりこの点でみれば、野獣性の奥深さはマイケルに軍配があがるかな、と。まあ制御不能になることが試合を有利にすすめるかといえば、墓穴を掘ることもあるので、まだ何ともいえませんが。

 制御という言葉がでたので、もうひとつ言わせてもらえれば、この試合は野獣性を存分に発揮できる試合形式ということになっていますが、実はそれは表の見方で、裏の見方をすれば、いかに野獣性あふれるパートナーを制御し、うまく勝利へと導くかという、猛獣使いの優劣をはかる試合でもあるのかなあと感じました。ようはネプとウォーズマンの飼い主(笑)スキルの勝負ですよ。

 そんなことで、指笛にて遠くから指示を出したウォーズマンは、スマートな飼い主ぶりを発揮していますよね。いってみればブリーダー的というか。対してネプは昔ながらの、鞭を持って命令するサーカスの猛獣使いをイメージさせます。この辺のキャラの違いもおもしろいなあと思っています。

 そして意外と早く試合が進んでいますね。もう次の入場者決定ですか。マイケルとセイウチンで3週くらい費やすとふんていたのですが(笑)。週末が連休なので、次号は土曜日です。なんかラッキーですな。

 その他気になった点は
・妙に滑稽な、動物がおびえる姿
・指笛って…ウォーズマンの口元からそれは無茶だなあと(笑)
・本気だせば、あんな檻ひん曲げて入場できるのでは?超人だし。
・ジャイアントスイング→ノーザン…無理だと思うが
・いまだに構造がわからない、セイウチンの突起

こんなところですかね。

 

2008年7月19日  マイケル覚醒間近
 次の入場者を決めるべく点滅して回るルーレットランプ。リング上ではセイウチンがマイケルををリバースのロメロスペシャルに捕らえます。

「グロロロ〜ッ、ウォーズマンがリングインする前にくたばらせてやるだーっ!」と、そのセリフはすっかり悪行のもの。マイケルを攻め立てます。そしてランプはウォーズマンの頭上を…予想どおり通りすぎ(笑)、ネプが入場という、誰もが恐れていた展開に。

「ルーレットランプの光は幸運にもオレたちヘル・イクスパンションズに射してきたようだ」と、自信たっぷりの表情のネプの檻が開きます。そのマントの裏地には、チェックメイト、イリューヒン、バリはん、スカーフェイスといった、クロスボンバーで狩られた顔の皮が。それを見てショックを受けるマンタサイド。

「フッ…オレがバリバリの完璧超人時代は、この裏地いっぱいが正義超人どもから狩った覆面コレクションで埋めつくされていたんだ。ロビン・ウォーズマン・マンゴルマンなどの強豪超人のものもあり、それは豪華なコレクションだった。その後正義超人なんてものに心変わりをしてしまったがために、その贅を極めたコレクションを手離すことになってしまったが…もう迷いはねえ。このマントに昔以上の…強豪正義超人どものコレクションを集めてやるぜーっ!」と、己の心情をさらけ出し、百獣の王・ライオンのごとく金髪をふり乱し、猛々しくリングインするネプ。ロメロスペシャルをかけられているマイケルのあいた背中めがけてエルボードロップの雨あられ。

「ベアーズよ、おまえたちはツキに見離されたようだ!このデスマッチは敵パートナーのカットを気にせず…相手を思いきり痛めつけられるんだからなーっ!」と、攻撃の手を緩めません。マイケルの背中がみるみるうちに赤く染まっていきます。

「かわいそうだけどこのデスマッチはそういうルールなんだ…ランプが選び出した順にしかリングインできない。ウォーズマンがマイケル救出に入るためには、あと5分間じっと我慢して待たなくてはならない…」と、この試合方式の過酷さを痛々しく漏らすマンタ。攻撃を続けるネプは、今度はギロチンドロップで落下。

「グロロ〜ッ、ヌイグルミ野郎、完全にグロッキーだ…」とセイウチン。「ウォーズマンよ、お互い野獣をパートナーとしてこの“究極の超人タッグ戦”に挑んだわけだが…その獣性においてはセイウチンの方が勝っていたようだな!」と言い放ち、もう一度ギロチンを落とそうとするネプ。しかしここでマイケルの目が光り、ツリ目状態に。隙をついてロメロスペシャルのロックをはずし体を反転させ、落下するネプの足をキャッチ。そしてそのままドラゴンスクリュー気味の巻き投げ反撃。お返しのエルボーを落とそうとしますが、背後からセイウチンが強烈な胴タックルでカット。ツームストンパイルドライバーの体制にマイケルを捕らえます。

「だめだわ、いくらクマちゃんが頑張ってもふたりがかりではどうにもならないわ」と落胆する観客席。時間はまだネプが入場してから1分しか経っていません。ネプはセイウチンが抱え上げたマイケルの背中めがけてドロップキック。しかしここでまたマイケルの目が光り、例の筋肉増強ドーピング状態へ。モリモリと盛り上がる筋肉の力で体勢を反転し、セイウチンの背中をネプの方向に向けさせます。結果、ネプのドロップキックはセイウチンに誤爆。前方にセイウチンが倒れこむ勢いを利用して反転し、今度はマイケルがセイウチンを抱え上げる状態に。そしてそのまま「クオオーン」と高々とジャンプしてセイウチンを頭から叩きつける、ツームストンボムが炸裂。セイウチンダウン。観客が沸きます。

「オレの技の威力を見越して逆転技につなげるとは…やはりこやつただのヌイグルミ野郎じゃねえな…」と改めてマイケルを警戒するネプ。マイケルのボディの中では何かがモゴモゴと動いています。そして「グギョア〜ッ」という雄叫び一閃。「や…やはりオレの予想通りあいつは…」と何かを確信するネプ。しかしリミッターが外れかけたところで、またもやウォーズマンの指笛により冷静さを取り戻します。

「またウォーズマンの指笛でおとなしくなりやがった…ン…この音…」と、ネプは何かに気づいた模様。「そっちがその気ならかまやしねえ。その化けの皮をこのオレが剥いでやるぜ!」と自信たっぷりに左腕をしごいて次号に続く、です。

 え〜、予想通り、次の入場者はネプでした。これに関してはみなさん「やっぱりな」という印象でしょうか。そしてここで一度、ネプが己の心情をコレクションとともに激白していますね。「もう迷いはねえ」とまで言い切っていますから、もうこれは完全に己のエゴだけで行動していますね。ケビンとか未来を救うとかの大義はないでしょう。定年になった団塊の世代のごとく、夢よもう一度、となっている状態に近いと思います(笑)。ただ気になるのは「強豪正義超人のコレクションをする」と明言している点です…正義超人限定なの?そんな小さいこといわないで、小賢しい時間超人どもの面も狩っちゃってくださいよ、ネプさん(苦笑)。

 そして悪夢のハンディキャップマッチが始まったわけですが…随所で大物らしさを見せていますね、マイケルは。彼の覚醒は3段階あるようで、第1段階がツリ目、第2段階が筋肉増強&白目、そして第3段階が蠢く体内&雄叫びといったところでしょうか。この第3段階を超えると、本来の野獣性が爆発するといった感じですね。そろそろその正体が拝めそうですが…先週のツメでマンモス説が失速しましたよね〜。今週もしっかりとツメ、でてましたしね。これをヌイグルミのオプションととるか、中身の超人のものととるか。難しいところです。でもゆで先生だからな〜。物理的な整合性、あんまりとらないから、けっこうスルーされるかも(笑)。よってマイケル=マンモス(族)の可能性はまだまだあると思いますよ。まあ、そろそろクロスボンバータイムのようなので、もう少しの辛抱ですね。楽しみに待ちましょうか。

 それ以外には、ネプが妙に負けフラグ的な発言を率先して言っているのが気になりますね。
「ツキに見離されたようだ」
「その獣性においてはセイウチンの方が勝っていたようだな!」
と、己の優位性を連発。とくにセイウチンの件など、自分でマイケル>セイウチンと言っているようなものですよね。序盤からこれだと、パターン的には負けパターンのような…まあその方が個人的にはうれしいのですが(笑)。

 そのほか気になった点は
・「グロロ〜」というセイウチン。なんかネプキンみたい。
・ネプの回想シーンでのマスクコレクション。スカイマンとかジョンブルマンもあるんですけど。

 こんなところでしょうか。

 

2008年7月28日  封印された獣性
 マイケルに向かって自慢の左腕をしごくネプ。どうやら喧嘩ボンバーを狙っている様子。

「マイケルがもしオレの予測するあの超人だとしたら、これから起こる危機を察知し、本来の獣性むき出しでそれを回避するはずだ…さあ、見せてみろ!凶暴で野卑な本当の姿をーっ!」と、マイケルにおどりかかります。しかしマイケルは寸前で体を後ろへ反らし、それを回避。しかしネプは振り向きざまにストンピングを叩き込みます。

「まだ(獣性を)ださんかーっ!無理するな、血が大好きなんだろ〜」と、マイケルの顔面を持ち、ダウンしているセイウチンの血をなすりつけます。しかしネプの挑発にマイケルはのらず、「クゥ〜ン」と一言。それにイラついたネプは情け容赦ないチョップの嵐をマイケルに浴びせます。「こんなひどい攻撃を受けて本来の性を出せねえやつはいねーぜ!」とさらに挑発。マイケルの顔面がヘコみます。時間はネプ入場から3分30秒が経過。さすがにマイケル、野獣性のオーラを匂わせます。しかしウォーズマンが指笛のポーズをするなり、即座にまた「クゥ〜ン」状態。ネプはさらにイライラを募らせ、いたぶるような攻撃を続行します。それにリングに横たわっていたセイウチンが加勢。下からマイケルの右足首に噛付き攻撃。

「わざとだ…マイケルをダウンさせないためにセイウチンは足首にかみついたんだ!」とテリーの解説。「ダウンさせる暇も与えずマイケルを痛めつけるとは、どこまでも残虐なやつらじゃのう」とスグル。セイウチンのかみつきはさらに残酷さを増します。その凄まじい獣性を悲しそうな表情で見るマンタ。

「マイケルよ、お前の本来の性を出せば容易にその地獄から抜け出せるぜ。おまえの獣性はセイウチンと互角に渡り合えるほどのはずだ」とネプ。しかしこれでもマイケルは「クゥーン」を維持。しかもウォーズマンの指笛はなし。それに気づいたネプ、「それじゃあこいつはオレの思っていた超人じゃねえのか…」と、自分の予想が外れていたのでは疑問を持ち始めます。「クソ、いい手ならしができると思っていたのによ〜」とイライラはさらに募り、マイケルの両足を抱え上げてダブルレッグスープレックスが炸裂。マイケルはダウン。時間は4分が経過。

「セイちゃんよ。このマイケルって超人はとんだくわせものだったな。完璧超人のオレたちがただの下等超人に9分かかるとは時間をかけすぎた…やるか、あれを」と、ネプの掛け声とともに、クロスボンバーの体勢へ。オプティカルファイバーがマイケルを透過します。「やめろ〜セイウチン、これ以上凶行を繰り返すのは〜っ」と叫ぶマンタを無視し、クロスボンバーが炸裂。マイケルの首がもげ、ネプのマントに張り付きます。そして時間は5分が経過、ウォーズマンのゲートが開き、ウォーズマンがダッシュで入場するも、セイウチンのカウンターのソバットをくらい、そのまま脇固めの体勢に。

「フハハ、こいつはヘルズベアーズにとって負の連鎖が続く状態だな」とネプ。しかしここで首なしのマイケルの体がのっそりと立ち上がります。「グギャオ〜」という奇声とともにネプとロックアップ。「末期の攻撃ってやつか。おいおい、世話をやかせずさっさとくたばりやがれ」とささやくネプでしたが、マイケルの体がモコモコと肥大していき、その圧倒的なパワーが発揮されるや「な…なんだ〜、末期のはずのこのパワーは〜!」とアセりだします。マイケルのオーバーボディがバリバリと剥がれていき…そこから出てきた超人は…?で、次号に続くです。

 マイケルの正体暴き、佳境に入ってきました。物語のほとんどを、ネプがあの手この手を使ってマイケルの獣性を引き出すことに費やしていました。これって前作でロビンがネプ=喧嘩男であることを暴くために序盤を費やしたことに似てますね。違うのはロビンのように代償としてダメージを伴っていない点でしょうか。ただあまりにも攻めすぎているので、パターンからいくと後半逆転されそうな雰囲気が…ダブルレッグスープレックスやクロスボンバーまで出しちゃったし…。

 しかしなんでウォーズマンはここまで頑なにマイケルの獣性を抑え込みたいんでしょうか。1対2のハンディキャップマッチの今だからこそ、率先して獣性開放をしたほうがいいような気がするんですけどね。まあファイティングコンピューターが緻密に計算した戦略なので、納得の理由があるのでしょうけど(笑)。最後にはマイケル、指示なしで獣性開放を自制してますし。「この程度の相手に開放する必要はない」なんてカッコよすぎる戦略だったら、プライドの高いネプは傷つくだろうなあ。

 そのネプですが、自身を「完璧超人」と呼んでいながら、どうもなりきれていないなあという印象があります。もともと「怒り・哀しみ」等の感情を戦いに邪魔なものと否定しているのが「完璧超人」の個性だったのですが、この試合のネプはあきらかに感情に起伏があります。イライラしているし、予想が間違っていたのかと自信喪失しているし、最後のロックアップでは焦燥感を表に出してますし。まあそうしないと話が進まないし、キャラも動かせないからだとは思うのですが、これでは「完璧超人」としての特別性がないですね。難しいところですが。なんか弱小超人のようによく吼えているんですよねえ。

 さて最後に登場した、マイケルの正体のシルエットですが…ちょっとヒントが少ないのですが、やはりマンモスマンに見えるような…ビッグタスクや鼻が描写されていないので微妙なんですけど。ただ“審判のロックアップ”というくらい、ロックアップに自信をもつネプがあれだけ取り乱すのだから、実力測定なんて悠長なことをいえないくらいマイケルは強いということで。来週とうとうお披露目ですね。楽しみです。

 

2008年8月4日  いま明かされるマイケルの正体
 オーバーボディがバリバリと崩れていくマイケル。そのパワーはネプご自慢の“審判のロックアップ”を脅かすほどです。裂けた着ぐるみの下からは、氷で鎧われた肉体が隆起し、その氷も四方八方に砕け散っていきます。その破片がスグルとマンタの股間にコキンとヒット。期せずして似たもの親子関係を証明してしまいます(笑)。そして氷をぶち破り、その中から出てきた超人は、大地を揺るがさんばかりの巨大な生物、そうマンモスマン!

「こ、これがウォーズマンのパートナーの真の姿…」とスグル。ビビンバは「で…デカい!しかもなんて鋭い牙!」とその迫力に驚嘆の声をあげます。「こんな超人みたことないぞ…」と声を失うマシンガンズサイド。

「グフフフ…組み合わせ抽選会以来、オレが感じていたマイケルという超人への違和感は確かだった…やはり正体はおまえだったか」と、自身の予想が当たっていたことに満足げな表情をするネプ。しかし「パオオ〜〜〜ッ!」といういななきと共に、マンモスマンの押し込む力は増していきます。それに苦悶の表情を見せるネプ。

「ネプが相手の実力を推し量るためにロックアップなのに、逆にネプチューンマンが新型マイケルにそのパワーを推し量られるかのごとく圧倒されていくーっ」と、そのパワーに驚くスグルとテリー。2800万パワーというトップクラスのフィジカルを誇るネプでしたが、その圧力にとうとう片足をついてしまいます。そしてマンモスマンはロックアップの体勢をいったん切り、ネプを首相撲に捕らえてボディにヒザ蹴りの連打。ネプに血反吐を吐かせるほどパワフルさです。次にネプをロープへ振り、自身も反対側のロープに飛んで、リバウンドしてきた二人がリング中央にて体当たりで激突。これは互角。

「グフフいい当たりだ!これならどうだーっ」と、再度ローブに飛ぶネプ。マンモスマンも反対側に飛び、今度はネプのジャンピングニーとマンモスマンのビッグブーツが正面衝突。こちらも互角。あまりのド迫力パワーに、地震のようにリングが揺れ、ロープがたわみます。

 ここでセイウチンの脇固めに捕らえられていたウォーズマンが、前転をして脱出。セイウチンは逃さず再度の噛みつきを敢行しますが、それをすばやく察知し、回避するウォーズマン。パートナーのマンモスマンの前面を駆け上り頭頂部で180度回転。マンモスマンのビッグタスクを滑り台にして急降下。そのままの勢いでドロップキックをセイウチンに放ちます。ルーレットランプにより圧倒的不利だったベアーズですが、ここにきて互角以上の展開に逆転。試合展開がわからなくなってきました。

「グフフフ…セイちゃんよ〜っ、オレが超人としての生き甲斐を感じる瞬間は、とてつもなくつええ相手を目の前にした時だ!もうすぐにでも“顔”を剥ぎたくてたまらなくなる!特にこいつはオレの“顔剥ぎコレクション”にくわえたくて仕方がねえ逸品だ!なあ、マンモスマン!」と、公の場ではじめてその名前を叫ぶネプ。会場がざわつきます。「古今東西の超人のことはあらかた知っているミーも心当たりのない超人だ!」と、「そういえば聞いたことがある…」で博識高いテリーもお手上げ状態。超人オタクのカオスも「マンモスマンなんて超人は聞いたことがないな〜」と、会場すべてが?マークの中、ミートのみが驚きの表情で語ります。

「マ…マンモスマンは超有名超人です。しかも20世紀の超人の歴史の中でも悪魔将軍らと並ぶ実力派超人ですよ」と解説。ここでマンタも「思い出した〜っ!ヘラクレスファクトリーでの歴史の時間で、20世紀最強の悪行超人は誰かって講義があったんだけど、悪魔将軍も強いがもしかしたらマンモスマンかもって説があったんだ!」と発言。さらにミートが「宇宙超人大全」を読み上げてマンモスマン情報を捕捉。

「本来歴史的にはこのトーナメントの後に、王位争奪サバイバルマッチにてキン肉マン・スーパーフェニックスチームの重鎮として彼は初登場することになる。その一回戦にて彼はビッグボディチームのペンチマンを秒殺。返す刀で次鋒レオパルドンも瞬殺。休む間もなく中堅のゴーレムマンの首を切断。これぞ超人史に特筆される、いわゆる“マンモスの三重殺”。その後も竹やぶでウォーズマンを倒し、準決勝においてバッファローマンに深手を負わせ…決勝戦では超人予言書焼失によるロビンマスク消滅の際にも最後まで関わっていた。シングルマッチにおいて敗戦は一度たりともなし。人呼んで“超人デストロイヤー(破壊師)”!二律背反する性質…獣性と知性をあわせ持つ超人がマンモスマンなのです!」と、解説が終わり、その経歴にあ然するマンタたち。そして次回に続く、です。

 いや〜、出ましたね。このシリーズが始まってからの最大の謎、いや、最大の興味といっても過言でないマイケルの正体ですよ。実は今週のプレボを手にして、『キン肉マンU世』を探していると、視界に入っちゃったんですよね、ドーンと誌面せましと暴れまわるマンモスマンを(笑)。うわちゃ〜、見ちゃったよ〜ってな感じで。できれば1ページ目から順を追って知りたかった…ページを後ろからめくって探したのが失敗だったなあ…orz。

 まあ気を取り直して(笑)、やはりというかなんというか、マンモスマンですよ。さまざまな憶測が1年以上飛び交っていましたが、結局主流派の予測に落ち着き、ゆでマジック(笑)はありませんでしたね。しかしカッコいいですな、1ページまるまる使った登場シーンは。ロックアップ中のネプを背にして、それをも包み込むような巨大さを表現した構図がイカす。魅力たっぷりの登場シーンでした。

 その後のネプとのガチンコ対決も迫力十分。リングがたわんでいる表現もド迫力さを効果的に表していていい感じです。トリニティーズ戦でのネプVSスカーの初対決のときも、スカーの迫力がでていて興奮しましたが、今回のマンモスマンはそれを上回るなあ。ウォーズマンもテクニシャンぶりを発揮しており、ビッグタスクを滑り台にしたツープラトンは秀逸。効き目は薄そうだけど、うまい!って感じのツープラトンでしたね。

 マンモスマン登場の結果、これにてようやく本来のタッグマッチが開始って感じです。ダメージの具合を見ると、お互い互角といったところでしょうか。マンモスマンになることによって、マイケルのダメージがリセットされましたから。序盤のアニマルチェンバーなんてルール、もうどっかにいっちゃいましたし(笑)。終わってみれば、イクスパンションズの有利でもなんでもなかったですね。まあ、もともとマイケルの正体をうまく暴くためのルールだったともいえるんで、しょうがないですけど。

 でもって、両チームが並んでポーズをとるコマがあるんですけど、どっちが風格あるって、完全にベアーズですよ。『U世』においては名参謀として実力うなぎ上りのウォーズマンの後ろに、問答無用にデーンと構えるマンモスマン。それに対してネプはまだいいとしても、正直言ってセイウチンとは格が違いすぎる…。このコマを見る限り、ベアーズ勝利しか見えてこないんですよね。まあ、この試合でセイウチンがまだ技らしい技を見せていないので、なんともいえないんですけど…でもそれいったらベアーズなんてそれこそ技らしい技を見せていないでこの攻勢と迫力ですから。キレ者で的確な指示をだし、スピード溢れるファイトでテクニシャンぶりを見せつけるウォーズマンと、とにかく圧倒的破壊力のマンモスマン。なんかいいコンビじゃないですか。はっきりいって、今シリーズで一番頭よさそうなのって、ウォーズマンですからね。完璧超人のネプの頭脳も負けている印象があります。それくらいクロエでの名参謀ぶりは、彼のキャリアを押し上げましたね。

 そしてネプによってその正体が公言されたマンモスマンですが、マシンガンズをはじめとする観客勢のリアクションも興味深い点ですね。できれば「ゲエエエーッ、象の超人!」っていってほしかったですけど(笑)。テリーの「オレは物知りだけどさすがに知らない」発言はちょっと笑えました。ここからはマンモスマンをこれでもかってくらい持ち上げた経歴が、マンタやミートによって解説されたわけですが…株超あがってません?もともと最強超人のひとりではありましたけど、悪魔将軍と同格にされるは、ビッグボディチームとの対戦は伝説にされるは、いつも間にか知性もあわせ持っているは(というか、オレには当時の彼は贔屓目にみても頭がいいとは思えなかった)、3日連続ストップ高、みたいな(笑)。なんか新しいニックネームついてるし。あ、久々にレオパルドンでましたね。これだけでもファンにはたまらないご馳走でした。

 さて、一読者として気なるのが、マイケル=マンモスマン確定による、今後の歴史の辻褄あわせですよね。このまま歴史を大きく変えてしまった上で王位争奪編に突入するのか、それともむりやり元に戻すのか。個人的にはこの「辻褄あわせが無理な話になるのではないか」というのが嫌で、このシリーズに王位戦のキャラを出すのはあまり賛成ではなかったんですけど…まあ、実際出ちゃうとウキウキしてますが(笑)。ゆで先生、納得いく収束案、考えているのかな?

 あとウォーズマンがマンモスマンをスカウトした下りも丁寧に描いてほしいですね。実際、今いるマンモスマンが正義か悪行かもわからないですし。寝覚めのヒヨコ状態のマンモスマンに、ウォーズマンが正義の心を刷り込んだのかなあ?とにかくいろいろな面で、今後も楽しみですね…って、今週合併号だから、来週はないのか。残念!

 その他気になった点は
・「パオオオ〜ッ!」といういななきが、ちょっと頭悪そうな印象を与えますが…バッファローマンの「ドォードォドォ」よりはいいか(笑)
・血反吐を吐くネプはあまり見られるシーンじゃないので貴重
・結局あのマンモスマンが、コミカルなマイケルを演じたのか…演技もいけるなあ(笑)
・マンモスマンを「マイケル」もしくは「新マイケル」と呼ぶアナウンサー。仕方ないんだけど、違和感
・もはや、何やってもカッコいいウォーズマン
・ヘラクレスファクトリーで教鞭をとるバッファローマン。意外と絵うまい(笑)

こんなところでしょうか。

 

2008年8月11日
 今週はお盆でプレボ休刊日です。マンモスマン、お預けですね。がっかり。

 

2008年8月18日 正義超人・マンモスマン
 近い未来に現れるはずだった、獣性と知性を併せ持つ無敗の超人として紹介されたマンモスマン。これを聞いたスグルは、21世紀から来たというインチキ野郎どもに寝返ったミートのいうことなど信用できないといいつつも、「しかしこのマンモスマンという男は本当に侮れないぞ」とその実力は警戒するに値すると評価。そんなざわつく観客席の中から今度はマンタが疑問を投げかけます。

「なんで未来で父上たちと王位争奪を争うことになるフェニックスチームの重鎮・マンモスマンが、わざわざ前倒しでこの時代に出現してきたのさーっ!?」と、全国の読者の代表しての質問をズバリ。カオスも「そうだ。しかも正義超人ウォーズマンのパートナーとして!」と疑問を重ねますが、さすがもミートもそれはついてはわからない模様。するとリング上から不敵な笑みをこぼしつつ、ネプが語りかけます。

「グフフフフ…オレにはようくわかるぜ。なにせオレはそのサバイバルマッチにキン肉マンチームの助っ人として加わり、そこにいるマンモスマンと肌を合わせやつの強さは体感している…竹やぶで肌を合わせたことのあるウォーズマンはこう思ったはずだ。ケビンやその母・アリサを救出するためにも、是が非でも自分も究極の超人タッグに出場したい。そのためには強力なタッグパートナーが必要だと。若く意気軒昂で獣性と知性を併せ持つ、まだこの時代に誰も見ぬ“未知の強豪”…そこで浮かんだのがマンモスマンだった。その時代のマンモスマンならまだ知性の神、フェニックスによって悪行の世界に引き込まれる前の正邪の区別がない無垢な存在…」と、ネプの予想が語られます。それにあわせた回想シーンでは、永久凍土にツルハシをもって氷を削るウォーズマン、そしてその氷の大地にの中には、マンモスマンが無数の動物の死骸とともに眠っています。

「エエ、それじゃあネプチューンマンと同じくウォーズマンも、ボクたちのタイムシップに密航して21世紀から20世紀にやってきたのーっ!?」とマンタ。「グフフフ…そうよ、こいつもオレと同じ穴のムジナよ…」とネプ。ジャクリーンは「そうか、それで21世紀のミートくんはあの時タイムシップの積載重量がオーバーしていることを必死で伝えようとしていたんですわ」と、合点がいった様子。「どうだ、図星だろ、21世紀ウォーズマン」と自信たっぷりに問いかけるネプ。

「さすがは完璧超人ネプチューンマン。すべてその通りだ。オレはアラスカを歩き回り、ようやく永久凍土の中で一万年間眠っていたマンモスマンを発見した」と、回想を語りだしたウォーズマン。掘り当てたマンモスマンに手を伸ばします。すると氷の中から、ドックン、ドックンと確かな心臓音が。「これは心臓音!やつのビッグ・タスクが周りの生物の養分を全て吸い取っている」と状況を観察しているといきなりウォーズマン向けてビッグ・タスクが攻撃。それを間一髪よけるウォーズマン。

「仮死状態にありながらこの私からも養分を吸い取ろうというわけか!それでこそオレが見込んだ強豪超人だ。そのパワーが敵サイドに堕ちては正義超人界の大損失!マンモスマンよ、正義超人の一員となり、ロビン一族の救出にそのパワーを貸してくれーっ!!」と、スクリュードライバーで氷を削り、マンモスマン摘出行動を開始。回想シーンはここまでです。

「それじゃあウォーズマンはボクたち正義超人の味方だったんだーっ」「ウォーズマンが味方だったら鬼に金棒だ」と、ウォーズマンの告白に沸くマンタ・カオスをはじめとする観客サイド。大きなウォーズマン・マンモスマンコールが鳴り響きます。この様子を病院のテレビでなにやら感慨深げに観るロビン。自身がウォーズマンを発掘した当時を思い出し、「歴史は繰り返すとはこのこと…あの頃の私がまだ見ぬ強豪の発掘にやっきとなりおまえをスカウトしたように…年輪を経ておまえも自分のパートナーが務まるような強豪超人の発掘に精力を傾けていたのか!」と愛弟子の行為に目を細めます。

 観客席では衰えぬウォーズマンコール一色。それに対してヒール性浮き彫りになるイクスパンションズ。「たしかにウォーズマンが味方っていうのはうれしいけど…なんだか複雑だなあ」と昔のセイウチンを思い出し、その情が抜けきらないマンタ。「セイウチンのことはもう忘れろ!やつはもう悪行の世界にどっぷりとはまってしまったんだから」とカオス。マンタはなんとが自分を納得させようとします。そしてリング上。

「将来の敵となる前にパートナーとして正義超人入りさせるとはさすが“ファイティング・コンピューター”。しかしパートナーとして役に立つのはオレの選んだセイウチンだ。おまえは遠からずそのことを思い知ることになる!」とリングサイドに戻るネプ。セイウチンに絶対の信頼を置いている模様。するとセイウチンが大口を開けてマンモスマンに飛び掛ります。セイウチンの牙「セイウチトゥース」と「ビッグ・タスク」が激突し、マンモスマンがビッグブーツでセイウチンを突き放します。すかさず鼻を使っての平手打ち“ノーズチョップ”の連打。さらに鼻でセイウチンをグルグル巻きにし、空中に放り投げます。落下したセイウチンはロープに絡まり身動きが取れない状態。そこに狙い済ましたノーズフェンシングが炸裂。しかしここでウォーズマンの指笛が。するとセイウチンを貫く直前でノーズフェンシングが止まります。両手を広げてフェアプレイを主張するマンモスマン。

「ロープに引っかかった相手を攻めても意味はない、ちゃんとリング中央で戦おうぜっていうウォーズマンのフェアプレイ精神だ!」とその真意を理解したカオス。その潔さに会場も感心し、水を打ったように静かになります。

「マンモスマンめ、あのクマのヌイグルミを着てやがった時もウォーズマンの指笛を聞くとそれまでのラフファイトから突然冷静になりやがる…あいつは“超人デストロイヤー”と恐れられたいたマンモスマンじゃねえ!ウォーズマンによって正義の心を植えつけられた“正義超人”マンモスマンだ!」というネプ。そして次号に続く、です。

 いやあ、けっこうあっさりとウォーズマンの参戦目的がわかりましたね。やはり目的はケビンの救出、ひいてはロビン王朝の救出でした。つまり正義側としての参戦ということです。それだったらはじめからタイムシップの乗組員として手をあげれば歓迎されたのに…なんで密航なんて…と思ってしまいました(苦笑)。それとも若い世代の自主性を重んじて、影からサポートしようとしたのかな?さすがは稀代の名参謀。

 で、注目のマンモスマンですが…ネプもいうとおり、がっつりと正義教育を受けた、正義超人・マンモスマンになっていました。ハラボテ委員長の「3日後に究極の超人タッグ戦開催宣言」を受け、その短い期間で彼の捜索、発掘、正義教育を施すウォーズマンの手腕には本当に頭が下がります。ネプのいうとおり、さすがはファイティング・コンピューター。計算でなんでもこなしちゃいますよ(笑)。気になるのはネプが指摘した「正邪の区別がない無垢な存在」という点ですかね。今は刷り込み現象的な感じでウォーズマンの言いなりですが、ここに邪悪な誘惑を吹き込まれたら…豹変しちゃうかもしれないし。しかもネプ、そういうのうまそうだし。寝起き状態のマンモスマンに精神的揺さぶりをかけ、ベアーズ空中分解とかさ。もう指笛で制御できん、みたいな。

 でも指笛で飼いならされている以上、本当のマンモスマンの強さを引き出せないって可能性もあるからなあ。制御されたマンモスマンに魅力があるのかといったら、あんまりないですしね。できればウォーズマンを裏切らないように暴走して欲しいですね。ものすごく勝手な理想ですけど(笑)。セイウチンにあれだけの期待をネプがかけているので、分解によるタッグパートナーの交代はさすがにないと思いますけどね。ウォーズマンとマンモスマンの仲間割れはあまり見たくないんで。

 勝敗予測はわからないですね〜。気分的にはウォーズマンに勝ってほしいんですけど。前半戦の攻防による、ネプの負けフラグ的要素も、今回のブレイクですべてなくなってしまった印象ですからね。今週リセットされて、新たなゴングって感じですから。しかも両チームとも、負けづらい要因が多いですし。気づくだけでも

【イクスパンションズ】
・マンタとセイウチンの直接対決、和解
・ネプのマスク狩りコレクション(万太郎マスク)
・タッグ戦の象徴であるネプが主役と肌を合わせずに消えるか?

【ベアーズ】
・最近のウォーズマンの贔屓ぶり
・マンモスマンのお披露目がそのまま敗退とは考えづらい
・オーバーボディ超人は負けないの法則(笑)

といった点があげられます。ただネプが妙にセイウチンを買ってるんですよね〜。あれだけ強豪と評価したマンモスマンを前にしても、「パートナーとして役に立つのはオレの選んだセイウチンだ」ですからね。セイウチンの潜在能力によほどの自信があるんでしょう。おそらくその辺の状況判断もパーフェクトでしょうから(笑)。そう考えるとこの試合、まさに調教師対決が色濃くなってきた感じがします。どちらが猛獣をうまく使いこなせたか、という点が勝敗の分かれ目だったりするのではないでしょうか。しかもセイウチンの牙を「セイウチトゥース」と初めて命名し、ビッグタスクの向こうを張らせるアイテムに出世させようという雰囲気も見え隠れします。これを機にロングホーン、ビッグタスクとならぶアイテムになるのでしょうか。いやはや、ホント、気が抜けない対戦になりそうですね。

 その他きづいた点は
・意外と浅い層に眠っているマンモスマン。ウォーズマン、ツルハシいらないっすよ(笑)
・結局スクリュードライバーで氷を削るウォーズマン。だからツルハシいらないっすよ(笑)
・でもぶち抜きのウォーズマン、超カッコイイっすよ!
・ヨロイの上から包帯を巻くロビン。いや、ロビンは悪くない、医者が悪いんだ
・犬コロのようにネプになつくセイウチン
・ひそかに出現したセイウチンの前歯

 こんなところでしょうか。

 

2008年8月25日 超人ねじれ現象
 正々堂々としたクリーンファイトを見せるマンモスマンに、観客席からは賞賛の嵐。「カッコいいぜーっ!オレたちは一度でおまえのファンになったぜーっ!」とガキんちょハウスのゲンタたち。マンモスマンコールが鳴り響きます。

 余裕を見せつけられプライドを傷つけられたのか、怒りの表情でからまったロープから脱出し、回転しながらの牙アタック「マーダー・トゥース」でマンモスマンに突撃するセイウチン。それに反応したマンモスマンはあらためて鼻を鋼鉄状に固め、ノーズフェンシングで迎撃。しかしセイウチンはその直線的攻撃を、体をらせん状に回転することで避けながら突進。マンモスマンの喉元にフライングクロスチョップを浴びせます。これによって吐血してのけぞるマンモスマン。しかしセイウチンは「何人超人を血祭りにあげたら気がすむんだーっ!」「大嫌い!」とゲンタたちから罵声を浴びてしまいます。

「超人デストロイヤー・マンモスマンが拍手喝采をあび…正真正銘の正義超人であったセイウチンが非難と罵声をあびる…本来自分がいるべきでない時代に現れたがためにおこった、歴史のボタンのかけ違えともいえる出来事だ」と、状況の不思議なねじれ具合の妙を口にするミート。「うん、ボクもそれを感じていたんだ」と、ミートに同意するマンタ。すると観客席にセイウチ族の観客が入場してきます。「おお、間に合った。スージー、ボクたちのシートはここだ!」「まあ、前のほうで素敵〜っ」と、片方はスーツ姿で髪を七三分けにした雄、もう片方は聖子ちゃんカットの雌。「あの田舎者ふたり、なんかセイウチンそっくり!ククク」と笑うマンタ。これはわかり易すぎる伏線です。どう考えてもセイウチンの両親的なにおいがプンプンです(笑)。

 リング上ではセイウチンの攻撃が続きます。ドロップキックをマンモスマンの胸板に叩き込むと、両耳めがけてのモンゴリアンチョップ。それでも倒れないタフなマンモスマン。それどころか一瞬の隙をついてセイウチンを両腕で捕らえると、そのまま豪快な投げっぱなしフロントスープレックスへ。セイウチンはコーナーのアニマルチェンバー(檻)に頭から激突。

「とうとう出たなーっ、相手を潰すためならまったくためらいもなく平気で残虐な手段を使うマンモスマンの身の毛もよだつ獣性がーっ!」とネプが指摘。セイウチンは鉄格子に頭が挟まって動けない模様。そこにズンズンとゆっくりと近づくマンモスマン。さらなる追い討ちをかけるのかと思いきや、なんと鉄格子をつかんで左右に広げ、セイウチンを解放してあげます。カッチョよすぎるこの行動に「これは正義超人界に現れた超新星だわーっ!」と興奮のビビンバとナツコ。納得がいかないネプはコーナーに控えるウォーズマンを見るも、

「指笛を吹いていねえ…今までは指笛によってマンモスマンの獣性をコントロールしてきたのにそれもなくなってきた…さすがはウォーズマン。あのフェニックスチームの悪童といわれていたマンモスマンだがこの時点ではまだ正義・悪の色がついていない無垢な赤ん坊みたいなもの。短期間で正義超人に躾けるのも容易だったというわけか」と、冷静に状況を分析をします。

 助けられてリング端でうずくまるセイウチンに対し、「パグォン、パグォン」と手招きするマンモスマン。するとセイウチンはその差し出した手に思い切り噛みつきます。苦悶の表情を見せるマンモスマンを尻目にセイウチンはその体を駆け上がって肩の上に乗ると、そのまま後方に回転。両手でマンモスマンの足首をクラッチし、その回転の勢いでマンモスマンの頭をリングに叩きつける『ダブリンのつむじ風』という荒業を披露。この逆ウラカンラナをくらい、さすがにダウンするマンモスマン。すると観客席からはブーイングの嵐が。先ほどのセイウチカップルですら「いやだわね、超人レスラーなのに手段を選ばない汚いヤツってーっ」「そうだな。見たところオラたちと同じ種族みてえだけど…とんだ恥っさらしだ」と厳しい言葉を浴びせます。それを聞いてセイウチンはいきなり気弱な表情になるも、「ヤツらのいってることなどたわ言だ。オレたち完璧超人こそ完全無欠の存在!完璧超人こそが超人界のヒエラルキーの頂点に立つ資格があるんだ!」とネプが一喝し、すかさずフォローを入れます。

 それによってスイッチがまた入ったセイウチンは、ダウンから起き上がり、背後から襲ってきたマンモスマンにカウンターのソバットを一閃。するとコーナーのネプが、ふらついて後退したマンモスマンの後頭部めがけてハイキック。「セイちゃんよ、それでいい〜っ!」とご満悦の表情。ヘルイクの流れるような連携攻撃でさらにふらつくマンモスマンでしたが、それをウォーズマンがコーナーからがっしりと押さえます。そしてマンモスマンの背中にタッチをし、

「あとは任せろ。セイウチンよ、今度はこのファイティング・コンピュータが相手をしてやる」とゆるやかにロープをまたいでリングイン、そして次週に続くです。

 今週はプレボをあげての『キン肉マン生誕29周年特別号』でした。超人大募集の発表や、初代の第1回、U世の第1回がミニサイズで載っています。超人発表ではウォーズマンが「どいつも手強そうな超人ぞろいだな」とコメント。スグルやマンタもいないのに、ウォーズマンただ一人だけがコメントをだしているんですね。ほんとに最近の贔屓ぶりはすごいです。もっとやってくれって感じ(笑)。

 さまざまな超人を見渡すと、ステップマンというヘタレ臭漂う超人を発見。作者はよゐこの濱口でした(笑)。アメトークの「キン肉マン芸人」のときに採用されたやつですね。ちゃんとのっけてくれたんだ。あとは…デコピーンにプリプリマン臭さを感じます(笑)。その他ジ・エレメントにウォーズマン臭、ダークウィルスにガゼルマン臭、ダイオウにクリオネ臭をそれぞれ感じます。ダイオウなんて手が8本ありますよ。アシュラマンですら「描くのがめんどくさい」といっていたのに、さらに己に苦行を課すのでしょうか、ゆで先生は(笑)。でも全体を見渡しても、これっていう超人がオレ的にはいなかったのが残念です。

 さて試合の方ですが、セイウチン、マンモスマン相手にけっこうやるじゃないか、といった感じですね。よろめかせたり、ダウンさせたり、いい勝負しています。まだマンモスマンの本領が発揮されているとはいい難いんですけど。そしてマンモスマンの、二度目のフェアプレイのパフォーマンス。しかもウォーズマンの指笛なし。ネプが驚いたとおり、かなりウォーズマンが正義魂を仕込んできたと思われます。捜索含めて3日しかなかったのに…それとも大会中に実践で躾けたのかな?OJTってやつで(笑)。まあセイウチンにしろ、マンモスマンにしろ、もう一段階リミッターが外れると思うので、予断は許しませんけど。

 また、今週は大きな伏線が張られましたね。観客席に登場したセイパパ・セイママと思われるカップルですよ。これがセイちゃん更正の伏線じゃないかと。オレはセイウチンはマンタと闘って更正するのが一番しっくりいくので、ヘルヘル対決はヘルイクの勝率のほうが高いかなあと思っていたんですが、両親によって更正できれば、べつにマンタ戦でなくてもいいんですよね。つまりベアーズが勝つ確率がグンと上がったということです。これはウォーズマンファンにとっては朗報ですよ。

 そしてそのウォーズマンがとうとうリングイン。もうだめだ、カッコよすぎる(笑)。今回ばかりはノーアワワでフィニッシュお願いしますよ、ファイティング・コンピュータ!

 

2008年9月1日 拳で伝えるウォーズマンの思い
 ゆっくりとロープをまたいでリングインするウォーズマン。リング中央にてどっしりとファイティングポーズ。どっしりと貫禄たっぷりに構えるウォーズマンの周りをくるくるとセイウチンがまわり、タックルの隙をうかがおうとするも、ウォーズマンのあまりのプレッシャーに踏み込めません。

「何やってんのかしらセイウチンたら…あんなにウォーズマンが堂々と立ちはだかっているのに攻撃しないなんて…」と凛子が疑問を口にします。「セイウチンは攻撃しないのではなく、攻撃にいけないんです」と、その疑問にミートが回答。

「ウォーズマンはデビューしてからこの34年間でおそらく2000戦以上は戦っているでしょう!20世紀の超人戦国時代に500戦以上―その後も母国で自身の体をなまらせぬよう、技の研鑽を積むために1500戦以上若い超人たちと戦いを続けています。まさに戦いを求めて旅から旅への生活だったとこの超人大全には記されています」と、さらに解説を続けます。「すげ〜、平和な世の間も自らの格闘技術を常に高めておくなんて〜」と驚くマンタ。

「どんなに過酷な修練を積んでいたかは、あのウォーズマンの体の無数のヘコみや傷を見ればわかる…」とカオス。ウォーズマンのアップでは、言葉どおりの無数の傷跡が。「その歴戦の強者が醸し出す雰囲気が若いセイウチンに凄まじいプレッシャーを与えているんだ」と続けます。するとウォーズマンの構えた左ひじがかすかに上がり、その隙を逃さずセイウチンががら空きの脇に噛みつきを敢行。しかしそれはウォーズマンの罠で、逆にカウンターの蹴りが炸裂。するとひるんだセイウチンの肩口にすかさず乗り、超人オリンピックでスグル相手に見せたエルボーの嵐を頭上にくらわせます。「ウォーズ・ピストン・エルボー…」と、過去を思い出すスグル。

「人の骨を砕く音、筋肉がブチ切れる感触…血の海に沈み、こと切れる前のノドの動き、どれもが一度味わってしまうとクセになるほどの恍惚感だ」とボソリと語り始めるウォーズマン。ティーパックマン、ラーメンマン、ペンタゴンらを惨殺してきたシーンが思い出されます。「その殺りくを永久に嬉々として行うことができるのは、生来の極悪非道なバッドハートの持ち主だけ」バックにはアシュラマン、悪魔将軍、ネプチューンマン、時間コンビが。「しかし大抵の者にとって恍惚感は一瞬だけ…行った残虐行為の何倍もの罪悪感に苛まれることになる」と、おのれの経験をエルボーを落としながら語ると、とうとうセイウチンがヒザをついてしまいます。

「ウォーズマン、なんだかおっかない」「まるで超人オリンピックのときの、残虐超人時代に戻ったようだ」とゲンタたち。しかしカオスは「いや、オレにはウォーズマンは無慈悲にセイウチンを叩き潰しにいっているふうには見えないんだ…」と反論。そんなセイウチンのピンチに、ヘルイクコーナーからはネプの怒号が飛びます。

「ひるむなセイウチン!おまえはオレの見込んだ迷うことなく人を血の海に沈めることのできる、根っからの野獣バッドハートの持ち主だーっ!」と叫ぶや、セイウチンの目が光り、肩口に乗っているウォーズマンの右大腿部に噛みつきます。これには苦悶の表情を見せるウォーズマンでしたが、「血を好み迷うことなく人を殺せる獣性の持ち主がこれしきの攻撃しか出せないとは…元・残虐超人のオレから見れば生ぬるいぜ〜っ、敵の技から逃れるためなら肉などくれてやる!」と、強引に噛みつきから脱出、そのために大腿部の肉が食いちぎられ、リングサイドに向けて派手に流血します。その血がマンモスマンにも一部かかり、「パゴッ…」とその血を舐め、不気味な表情をみせるマンモスマン。ウォーズマンはそのままオモプラッタでセイウチンを捕らえ、左腕を極めつつうつ伏せの状態に這いつくばらせます。そして空いた後頭部めがけて上から鉄槌を何発も叩き込むと、会場はヤンヤの喝采。

「おまえのような優しい心を持つ超人が…魔道を歩むなんて無理だーっ!」と鉄槌を落としながら諭します。「本当だ…カオスの言うとおり、ウォーズマンは戦いながらセイウチンに何かを教えようとしている」とマンタ。「今ならまだ正道に戻ることはできるぜ〜っ!」と、更正を促す呼びかけをします。鉄槌と説得の攻撃に、グッタリしてしまうセイウチン。

「セイウチンよ、戻りたいのか!あの正義超人界の中堅の位置で、自分には決してスポットは当たらずともみんなの世話をかいがいしくするあの温かい日常にーっ!」と弱気になっているセイウチンに檄を飛ばすネプ。「オレと組んでれば必ずや完璧超人として、この“究極の超人タッグ戦”の一番の高みに立てるんだぜ!一番強い超人になる、それが超人に生まれたものの本懐だろうがーっ!」とたたみかけます。すると「グゴロラァ〜ッ!」と一吠えしたセイウチン、毛皮の毛を針のように逆立てる『ニードルファー』でウォーズマンを突き刺し、脱出に成功。ひるんだウォーズマンの顎をロックし、その左足を自身の頭で担ぎ上げます。ちょうどウォーズマンがエビ反った状態になり、そのままジャンプしてリングに落下する荒業『北極熊捕獲落とし』が炸裂。毛が逆立ったパンキッシュな姿で「オラは絶対に超人界の高みに立つ!」とその意思を堅固なものにし次週に続く、です。

 今週はセイウチンの更正を促すウォーズマンと、それを阻止するネプとの説得合戦でしたね。重厚なオーラを漂わすウォーズマンには貫禄ありといった感じです。なんか大人の色気まで感じ始めてきてますよ、最近(笑)。もう一の人大人であるはずのネプが、自分のことしか考えてない軽さが見え隠れするだけに、よけいにそれが浮き彫りにされます。また、ウォーズマンは説得をしつつも、その攻撃の手は手厳しいというか、残虐性が見え隠れするところもヒリヒリした緊張感を感じさせます。噛みつきからの逃れ方もカッコいいですね。ミスターカーメンの噛みつきを、右肩ごとくれてやってとっぱらったブロッケンJr.に酷似していますが、悪行(残虐)超人としての格の違いを見せつけたところがイカします。

 しかしウォーズマン、王位争奪戦後も1500戦もこなしていたんですね。その戦績が非常に気になりますけど。平和な時代になっても自信の研鑽を怠っていないのはネプと共通するところですね。それでも初期のdMp襲撃には力なく敗れてしまったんだなあ(苦笑)。今のステイタスを持っていれば一人で対処できそうだ…

 で、今週一番気になったのは、ウォーズマンの返り血を浴びたマンモスマンのリアクションですよ。内に秘める悪行の面が見え隠れしたかのような表情です。これ…マンモスマン悪行化の伏線なのかなあ?ネプがそれに注目していたので、ネプの揺さぶりによるマンモスマンの豹変も現実味を帯びてきたよなあ。なんかセイウチンは更正したけど、変わりにマンモスマンがグレちゃった、なんてこともありそうです。今回のタッグは、ウォーズマン先生の正義教育と、ネプ先生の不良教育のぶつかり合いみたいな感じになってきてしまいました。どちらの先生の教育が勝つのか?みたいな(笑)。

 その他気になった点は
・「ピストンエルボー」よりも「ストームエルボー」の方が名前的にはカッコよかったな…
・今回の針化といい、セイウチンは突起攻撃が好きだなあ

 こんなところでしょうか。

 

2008年9月8日 不安要素のある二人
 セイウチンの強烈な技をくらい、ダウンするウォーズマン。「まさに北国の獣の帝王“北極熊”が唯一の天敵といわれる“海象(セイウチ)”に捕獲される図だな…。ウォーズマン、せっかくの説得だったが残念だったな…セイウチンは完璧超人として冷酷無比なファイトの限りを尽くす、魔道を突き進むんだとさ」と、セイウチンの攻撃や意思にネプもご満悦といった感じです。

 そしてセイウチンはうつぶせにダウンしたウォーズマンの背中めがけて、セイウチトゥースで情け容赦ない噛みつき攻撃。ファイティング・コンピュータの背中に穴が空き、血が飛び散るほどの怒涛の攻撃です。マンモスマンの待機するロープにもその血が付着し、それを指先でぬぐってなにやら思考するマンモスマン。前回同様、不穏なイメージを醸しだします。「こら〜っ、パートナーがやられとるのに何ボーっとしてる〜っ!タッチの手を伸ばさないかーっ!」というスグルの罵声でハッと我に返り、やっとその手を差し出す始末。

「たく〜、いくらウォーズマンに氷河から掘り起こされたばかりの赤ん坊みたいなもんだとはいえ、ボ〜っとしすぎだ」とヤレヤレといった表情のスグル。ウォーズマンは這いつくばって、なんとかマンモスマンにタッチしようと試みますが、あと少しでタッチが成立ところでセイウチンに噛みつかれた右足首を引っ張られてしまい不成立に。そしてそのままセイウチンは顎の力だけでウォーズマンを振り子のように上空へ持ち上げると、空からネプがギロチンでダイブするツープラトン“イクスパンション・タービン”を敢行。ウォーズマンは激しくマットに叩きつけられます。これには会場からノータッチ攻撃を非難するブーイングが浴びせられます。セイウチ一族と思われるオスも「男らしく戦えーっ!」と興奮。それをみたメスが「ロバート、あんたカッコいいなあ」というと「ズバッと言うてやっただよ、スージー」と、何気にお互いの名前を披露(笑)。それに当然のようにセイウチンが反応。まるで知っている名前のようです(笑)。

「何よそ見しているんだ、セイウチン」とたしなめるネプ。するとあれだけのダメージを負いながらも、ウォーズマンが立ち上がってきます。「フッ、オレはおまえを上回る“戦う頭脳(ファイティングブレイン)”を持っているぜ!」と、ネプがセイウチンの牙をつかんで、フロントスープレックスの要領でブン投げると、その勢いに任せてセイウチンが回転し、ウォーズマンの脇腹に深々と噛みつき攻撃。「そうか〜っ、ここまで言っても残虐無比な魔道を突き進むか…」と、ダメージが大きくグラつくウォーズマン。

「グフフフ…あれから34年…ウォーズマン、お互い長年の激闘がたたって全身の骨はひん曲がるし冬になれば傷が疼く…とはいってもこの時代の時間軸的にはまだ12日間しか経ってねえ…オレが武道とのコンビでおまえのマスクを狩ってからな!そのマスクは一度戻したが、やはりオレの顔剥ぎコレクションの中には伝説超人ウォーズマンのマスクは必要だ…返してもらうぜ…」とネプがゆっくりと近づき、ウォーズマンの頬に手をかけます。するとその手を毅然と払いのけるウォーズマン。「歳はとってもイキだけはいいじゃねえか〜っ」と半ギレ気味のネプが裏拳を叩き込みます。ウォーズマンもパンチやキックを繰り出して反撃をしますがことごとくブロックされ、圧倒的にネプの攻撃がヒットする展開に。サンドバック状態のウォーズマン。

「何をやっているんだウォーズマン!一度やられた苦手意識ってやつかーっ!?」とスグルがいうと、「いや、ウォーズマンのファイティングコンピュータは苦手意識を必ず克服してきているはず」とテリー。会場はまたもブーイングの嵐。「スージー、おまえもあの長髪の超人とセイウチ族らしき超人にブーイングせんか!」とセイウチ・ロバート。「…最初はワダスも充分ひでえやつらだと思ったよ…だどもあのセイウチ族らしき男を見ているうちに罵声を浴びせる気がしなくなってきて…ほら、なんだかあの男の目はあんたにどことなく似てると思わねえか?」とスージー。セイウチンに何かを感じたようです。いったい何を(笑)?

 ネプの怒涛の打撃が続きますが、ロープを背負ったところでウォーズマンのコンピュータが作動。脳内ディズプレイに“KNEE KICK”とネプの攻撃予測が表示され、その通り飛びヒザで攻撃してきたネプのヒザを両手でブロック。逆にネプの尻アゴに飛びヒザ蹴りを一閃。ぐらついたネプの一瞬の隙をつき、やっとマンモスマンにタッチが成立。しかしマンモスマンがロープをまたぐ間にセイウチンがウォーズマンのバックを捕らえ、アニマルチェンバーの上へ。そのまま高い位置からのジャーマンで落下すると、途中でネプも投げられるウォーズマンの首に両足を引っ掛けてぶら下がり、フライングヘッドシザースのツープラトンを敢行します。マンモスマンの救出も間に合わないかと思われた矢先、「パグ…パゴォォーッ!」となんとマンモスマンの両耳がダンボのように大きく広がり、次週に続くです。

 え〜、大人の上から目線で颯爽とリングインしたウォーズマンですが、結局は大ピンチです。「あとは任せろ」って、微妙に任せられないところが哀しいなあ(苦笑)。さて、今週は野獣パートナーの二人が、不安定な要素をさらけ出した描写が多かったですね。リングサイドのセイウチカップルがセイウチンの両親だというとても親切な描写(笑)があり、それにセイウチンが反応していた点、マンモスマンは先週に引き続いて血を見て何やら考え込む点です。スグルがマンモスマンのことを「赤ん坊みたいなもの」と、念押しするように発言しているのも、教育次第では悪に転ぶ可能性が高いことを匂わせているという、わかりやすい伏線だと思うんですね。

 結果、この不安定要素がどう転ぶかによって、この試合の結末を大きく左右することになると思われるわけです。つまり

セイウチン(悪行)→両親とのなんやかんやで悩む→改心→イクスパンションズ敗北
マンモスマン(正義)→悪行の本能・ネプの囁き戦術→暴走・仲たがい→ベアーズ敗北

みたいな。ここで重要なのが、猛獣使い二人が起承転結の「転」の部分で、おかしくなったパートナーを静めることができるかどうか。このリーダーシップの優劣こそが、この試合を決めるポイントなんじゃないかなあと思うのです。ネプはセイウチンの両親がリングサイドに陣取っていて、彼がそれを気にし始めていることに気づいていないし、ウォーズマンはマンモスマンが不穏な反応をしていることに気づいていない。つまり現時点ではイーブンなわけで。もしウォーズマンがそれも計算ずくで対処法を用意していたとしたらさらにカッコいいんだけど(笑)。

 計算といえば、出ましたね、ファイティング・コンピュータ!カチカチって攻撃予測機能起動ですよ。こいつをフル回転して、ネプをアワワいわせてやりたいところです(笑)。マンリキ戦ではモニターに日本語表示でしたが、今回は英語表示ですね。なんでロシア語じゃないの?つーか、誰も見られない場所でモニター表示してもしょうがないんでは…とかいっちゃだめです。これはね、見えない部分でのオシャレってやつですよ(笑)。「KNEE KICK (((( ;゚д゚))))」みたいな、余計な機能がついていなくて一安心です(笑)。テリーも「苦手意識は必ず克服してきているはず」と太鼓判を押してくれているので、いい勝負してくれると思うんですけど。

 そしてリングサイドでいまいち動きが緩慢だったマンモスマンですが、やっと我に返った感じです。耳をダンボ状態にして…おそらく救出マットでしょうね。ソルジャー戦ではインスタントうちわも作っていたし、けっこう器用です。さて、来週はどう転ぶかなあ。ネプはマンモスマンの潜在的悪行面に気づいているみたいだから、囁き戦術が始まりそうな気配がします。

 

2008年9月13日 ベアーズエンジン全開
 ヘルイクのツープラトン攻撃『ランペイジ・ホイール』から、ウォーズマンを救うべく飛び出したマンモスマン。両耳を巨大化させて、それをうちわのようにあおぐ『イヤーガスト』で突風を発生させてツープラトンを解体。空中に舞い上がる3人。その上昇を利用してウォーズマンがブレイクダンスよろしく、両足をTの字に左右回転させてネプ&セイを同時攻撃。そして蹴り上げたネプめがけて伝家の宝刀・スクリュードライバー!ネプの胸板をこするようにえぐります。

「34年間研鑽してきた技と知識はダテじゃないぜ!」と見栄をきると、リングに落下する直前にベアークローを突き立て、そのしなりを利用して再浮上、空中のセイウチンをリバースフルネルソンに捕らえます。「セイウチンよ、魔道を突き進むなら相手選手からも熾烈この上ない技の洗礼を受けることを忘れるなーっ!マンモ〜ス!」と、ダブルアーム・スープレックスで投げながら、マンモスマンを呼び寄せると、マンモスマンもジャンプし、ウォーズマンの足をつかんでウォーズマンごと反り投げ。より遠心力がついたダブルアームスープレックス『アイスバーグアバランチャー』が炸裂します。このあたりから動きに俄然冴えが出てくるヘルズベアーズ。

「グフフフ、効いたぜウォーズ」と、胸から焦げた煙と血を出すネプ。セイウチンは強烈な攻撃を受けダウン。ベアーズはこの機を逃さずに追撃をします。マンモスマンがウォーズマンをリフトアップし、ビッグタスクの上に横向きに落とすと、ウォーズマンが錐揉状に回転しながら落下。その勢いでセイウチンに向かってボディアタック。心配そうなスージーの表情がカットイン。

 連続攻撃をくらってグロッキー気味のセイウチンは、這いつくばりながらもネプにタッチを求めます。しかしそれを許さず、マンモスマンの鼻がセイウチンを捕獲。そのまま「パゴォラ〜ッ」と頭上高く舞い上げると、ウォーズマンもジャンプして仰向けになったセイウチンの体を上から逆立ち状態でつかみ、そのまま体重をかけて落下。構えていたマンモスマンの膝の上に叩きつける『フリージット・バックブリーカー』が炸裂。パワフルノーズ・ブリーカーや超人デコレーションツリーのツープラトン版的な技をくらい、“北国の獣の帝王”セイウチンは血を吐きダウン。これを見てさすがのネプにもあせりの表情が。しかしベアーズは止まらす、ダブルのエルボーを間髪入れず落とすという怒涛の攻撃。ここにきてコンビネーションが合ってきたどころか、ツープラトンの攻撃もイクスパンションズを凌駕する勢いです。

「す、すげえ…アラスカの氷河からウォーズマンに掘り出されたばかりで、純真といえば聞こえはいいが、ただウォーズマンの指図通り動いていただけのマンモスマンが…試合開始からたった20分でウォーズマンを逆に指図し…ツープラトンまで自在にできるようになっていやがる…さすがは超人界唯一無二ともいえる、二律背反する属性―“獣性”と“知性”を併せ持つ超人だけのことはある…スポンジが水を吸い上げるがごとくにその類まれなる“知性”によってどんどん超人レスラーとして完成されつつある。しかしそんなやつでも弱点はある…まがうことなき正真正銘の正義超人ウォーズマンと組むことによって、もうひとつの属性である“獣性”が解放されていない…そこにやつにつけいるスキがある!」と、マンモスマンの素質にやや興奮しながらも、冷静に弱点を分析するネプ。まだ勝算ありとみているようです。

 瀕死のセイウチンは、四つんばいになりながらなんとか自軍コーナーへ向かおうとします。観客からはブーイングの嵐。それどころか空き缶や下駄といったたくさんの物まで投げ込まれます。その惨めな姿を見て、複雑な表情のスージー。たまらず「やめてけろーっ!あの男も一生懸命戦ってんだーっ!」と、心無い観客に対し一喝。「こ…これスージー」と、とまどいの表情をみせるロバート。それを聞いたセイウチンが迷いの表情で「グロロローッ」と力なく声を漏らし、次週に続く、です。

 ベアーズ、エンジンかかってきましたねえ。ちょっとアクセル踏みすぎな感があるので、いささか心配なんですけど(笑)。マンモスマンのダンボ耳、安全マットじゃなくてうちわでしたね。じゃあ王位戦で、キャンバスを切り抜くほど手間かけてつくったインスタントうちわはどうなるんだ…(笑)。

 そしてとうとう出ました、ベアークロー。ネプが気持ち体をひねって回避したので、胸板に風穴を開けるまでにはいかなかったけど、前回のタッグ戦よりは威力が増大しています。前回は猫が引っ掻いたくらいの傷しかつけられなかったもんなあ…タッグフォーメションAを駆使したローリング・ベアークローだったのに…。「効いたぜウォーズ」とネプにいわれるくらいだから、34年間の研鑽はやはりダテじゃなかったんだよ、ウォーズマン。よかったね。

 で、「効いたぜ」のネプですが、フルボッコになったセイウチンを見て、珍しくあせりの表情をみせていますね。常に余裕の表情を心がけていたはずのネプだけに、セイウチンのダメージレベルが大きいことをあらわしていると思います。そんな形勢逆転の展開でも、冷静に分析だけはしていますね。マンモスマンの獣性解放がなされていない点につけいるスキがある、とのことでしたが、これってどういう意味なのかな。2通りくらいの意味にとれるんだよね。ひとつは言葉そのままに「真の力が発揮される前にかたずけてやる」という意味なのか、もうひとつは「隠れた獣性をオレが引き出し、コントロールして自滅させてやる」という意味なのか。オレ的には後者のような気がするんだけど。前々から「赤ん坊」「無垢」といったような言葉がマンモスマンに対しては飛び交ってますからね。試合中に不良になっちゃうんだと思います(笑)。それを試合中に親御さんであるウォーズマンが更生させられるかどうか。34年間研鑽してきた、ウォーズマンの超人としての度量の広さが問われると。

 セイウチンもちょっと今週の描写は情けを誘いますね。スージーの一喝とあいまって、こちらも気持ちが揺れ動き始めたようです。ネプの指示に従わないセイウチンがそろそろ見られるかもしれないですね。「もうたくさんだ!」なーんて反抗するんですよ。ウォーズマンがロビン(バラクーダ)に反抗したみたいに(笑)。そう考えるとホント、獣二人の動き次第で決着がつきそうですね。

 その他気になった点は
・どうしても“知性”を併せ持っているようには見えないマンモスマン。一応知性チーム所属だったからそういう評価なの?
・ウォーズマンの呼びかけ「マンモ〜ス!」…なんか間抜けな感じ
・完全にすべり台と化したビッグタスク
・「パゴォ〜パゴォ〜」と、復活しかけた悪魔将軍の「パゴワパゴワ」に酷似

 こんなところでしょうか。

 

2008年9月22日 引き返せない魔道!
 セイウチンへの観客の心無い行為に、ついついセイウチンをかばってしまうスージー。「そりゃあみんなそれぞれ贔屓の超人はいるだろうさ!しかし超人同士が命を賭けた真剣な戦いに人間が邪魔をしてはいけないだ!」と絶叫します。それを聞いて幼少時代を思い出すセイウチン

「おどぉ…?おがぁ…?まさか…しかしスージー、ロバートはおがぁとおどぉの名前…だけんどもおどぉはオラが幼い時、しけの海へ漁に出て死んだはず…そ、そうだ、ここは21世紀じゃねえ。20世紀だ…おどぉとおがぁがまだ若い頃の時代…」と回想にふけっていると、「何やってやがるセイウチン、早くこねえか!」とネプの怒号。我に返ったセイウチンは、這いつくばりながら自軍コーナーににじり寄っていきます。

 しかしマンモスマンは、瀕死の相手に対して容赦ないビッグブーツで追い討ち。ネプへのスイッチを阻止します。セイウチンはまたもやリング上に大の字。ダウンカウントが数えられるも、さらにマンモスマンはビッグタスクをまっすく槍状に伸ばし、眼下のセイウチンめがけて突き刺しにいく野獣性あふれる行動をとります。しかしここでウォーズマンが後ろから羽交い絞めをすることによって、マンモスマンの行き過ぎた行動を制御。指笛でマンモスマンを落ち着かせます。

「静まれ…おまえが追撃しなくても“カウントアウト”というルールが自然にセイウチンを敗北に導いてくれる…」と、正義超人としてあるべき姿を教え込むウォーズマン。セイウチンへのダウンカウントが続きます。「カウントアウトで勝とうってんだろうが、ルール無用のオレたちには通用しないぜーっ」と危険を察したネプがノータッチでリングイン。「セイウチン!」と叫ぶと、セイウチンは体中の体毛を針化させる『ニードルファー』状態に変化し、ネプの左腕に体を丸めて絡みつきます。それをボーリングの要領で相手に対して投げつける『ヘッジホッグ・ボール』がマンモスマンの胸に炸裂。救出に入ろうとするウォーズマンを左手で押しのけ、自身の右手で針に刺されながらもボール状のセイウチンをつかみ、無理やりそれを引き剥がします。そして左手でそれにパンチを食らわそうとしますが、セイウチンはすばやくボールを解き、パンチをかいくぐりマンモスマンのわき腹に噛みつくという、軽業師的な動き。食い込む牙に、「パギャアアーッ」と苦痛の声をあげるマンモスマン。

「ようしセイウチン。絶対に離れるなーっ」と左腕のサポーターをしごくネプ。救出に入るウォーズマンよりも一歩早く、フェイバリットの『喧嘩ボンバー』が豪快にマンモスマンにヒット。巨木が倒れるようにゆっくりとダウンするマンモスマン。「ムフフ〜、さすがは大物…腕が痺れやがる〜」とネプがその手ごたえを感じる間もなく、あれほどの渾身の一撃を食らってものっそりと起き上がってくるマンモスマン。しかし「グワハハハハ、どこまでも闘争心に火をつけさせてくれるやつだぜーっ!」とネプが迎撃に向かいます。すると「そこより前には行かせん!」とウォーズマンが横から蹴りを入れてそれをカット。ロープ際で崩れるネプ。「いけーっウォーズマン!あのマスクを狩られた恨みを今こそ晴らすんだーっ!」と観客席からスグルが声援を送ります。

 しかし「グフフフ、その前に見ろよ。おまえのパートナーは大ピンチだぜ」と尻餅をつきながらも余裕あるネプ。というのも、セイウチンが檻の上に立ち、そこから「グロロローッ」とダイブしてのセイウチ・トゥースを敢行。ダウンから立ち上がったばかりのマンモスマンの頚動脈に牙を突き刺します。絶叫するマンモスマン。「マンモス!」とウォーズマンが救出に向かおうとしますが、ネプにその手をつかまれて阻止されてしまいます。

「ウォーズマン、おまえがオレたちとの戦いに挑んでくる理由は、師匠ロビンマスクの息子であり弟子でもあるケビンマスク救出が一番だろうが…それと同時にオレのパートナー“北国の獣の帝王”セイウチンを元のテンダーハート(優しい心)の超人に戻そうという理由もあるんだろう…しかしやつはもはや後戻りのできない魔道にどっぷりとつかり込んでしまっている!おまえがどんなに諭そうが無駄ってもんだ!グワハハハハ!すなわちマンモスマンが頚動脈を食いちぎられ絶命するのは時間の問題というわけだーっ!」

と、高らかな笑いとともに、膝を叩くネプ。己の真意を見透かされ、さらにそれがままならない状況に「グウウ…」と苛立ちをみせるウォーズマン。するとセイウチンの蛮行に観客席がまたもやヒートアップ。「そいつらを反則負けにしちまえーっ」と物を投げつけます。ロバートに対しても、隣の不良系の観客が「おめえもこいつを獣野郎にぶつけるんだー」と瓶を投げることを強要。「てめえらよく見ると、あの獣野郎とよく似てる…同じ一族かーっ!そういやさっきあの野郎を応援してやがったなーっ!」と胸ぐらをつかまれ殴られるという、いわれのない責めたてを受けるロバート。それに気づくウォーズマンとセイウチン。噛みつかれたマンモスマンは徐々に力が抜けていき、絶体絶命。そして次号に続く、です。

 攻守入れ代わりの激しい勝負になっていますね。どちらが勝つのか予想が難しい展開になっています。そんな中、セイウチンが観客席にいる一族二人を自分の両親ではないかと認識しました。ネプの怒号で思考が一度ストップしてしまいましたが、これによって気持ちが揺らぐ下準備ができたと。物語の最後で人間に危害を加えられているところをみると、セイウチンが人間に対して憎悪を抱き、改心どころか魔道への道を深めていく可能性もありますね。

 そしてマンモスマンは抑えきれない野獣性が、穴の開いた浮き輪から空気が漏れ出すように出てきた感じです。気になるのはそれをウォーズマンが抑えすぎているということですね。あくまでウォーズマンは正義超人としての美学を彼に教え込ませたいようですが、それが彼にとって窮屈なものに感じられ始めているような気がします。つまり…そろそろ制御不能な悪行スイッチがオンになり、ウォーズマンに危害を与える影響もはらんでいるような。もしそうなると、ベアーズやばいかなあ。また、飼いならされたマンモスマンというのが意外に魅力薄なんですよねえ。なんかマンモスマンの形をしている別の超人みたいで。でもウォーズマンの言うことを聞いてくれないと、ベアーズは空中分解しちゃうし。難しいなあ。個人的にはウォーズマンを応援しているので、この矛盾がなんとも(苦笑)。野獣性を爆発しつつ、ウォーズマンと信頼関係を得る、そんな都合のよい展開を望みます(笑)。

 といいながら、今回のイクスパンションズのツープラトンはけっこう好きです。『ヘッジホッグ・ボール』ですか、合体したシーンがバッファローマンとスプリングマンの『スプリング・バズーカ』を彷彿とさせるんですよね。絵的に気に入りました。『喧嘩ボンバー』もド迫力でよかったです。王位戦のザ・サムライVSマンモスマンを思い出しました。

 ネプとウォーズマンの問答もいい感じです。ウォーズマンは肯定こそしませんでしたが、ネプの推測がほぼ当たっているようです。でも時間超人殲滅よりもセイウチン改心を先に選ぶとは…なんかウォーズマンの優先順位づけがよくわかりません。まあコンピュータがはじいた判断だから何か深い計算があるんでしょう(笑)。そして上機嫌で膝を叩くネプ…悪党だなあ。これでやっぱりニュージェネの味方でした、なんて展開だったら、どんだけ演技うまいんだよって感じですね。

 最後はセイウチン得意の噛みつき(こればっか)がマンモスマンの頚動脈に食い込み、マンモスマンピンチって感じでしたが、前試合(アドレナリンズVS時間超人)を見る限り、超人とってはあまり致命傷にならないような気が…

 その他気になった点は
・子供のころのセイウチン、けっこうカワイイ
・セイウチン、牙や針といったトゲ攻撃ばっか(笑)。あえて特化しているのか

 こんなところでしょうか。残念ながら、来週は休載みたいですね。がっくり。その代わりといってはなんですが、コミックス最新刊14巻、絶賛発売中です。ヌーボーVS2000万パワーズの決着戦、そしてアドレナリンズVS時間超人の序盤戦が収録されていますよ。

 

2008年9月29日 
 今週は休載です。残念ですなあ。

 

2008年10月6日 セイウチン改心
 マンモスマンの頚動脈を食いやぶらんと牙を立てるセイウチン。この残虐ファイトに怒った柄の悪い観客数人が、セイウチンを応援したとして、ロバートとスージーのカップルに因縁をつけてきました。「てめえらあの獣野郎に罵声をあびせねえのは、あいつの仲間だからじゃないのか〜〜っ」と詰め寄り、ロバートに鉄拳を食らわせます。これに反応したセイウチン、突然にマンモスマンへの噛みつきを解除。観客席を睨みつけます。

「なんじゃ、あの獣野郎、突然攻撃をやめおったぞ…」と怪訝な表情のマシンガンズ。ウォーズマンやネプも面食らった表情です。「おいセイウチン、何をしている!早く頚動脈を食い破りマンモスマンを血の海に沈めろーっ!」と激烈な指示をだすネプ。その一喝に反応し、マンモスマンを振り返るセイウチンでしたが、「あんな残虐な獣野郎を応援するやつはいらねえんだよ!」とさらにロバートが殴打されるのを見ると、そちらが気になって仕方ありません。

「わ…わだすらは意味なくセイウチンって超人に肩入れしてたわけじゃねえだ…残虐ファイトをしているが、本当は心根の優しい子だて思うだよ」とスージーが力説する姿をみると「おどう…おがあ…」と動揺した表情に。この流れでウォーズマンは観客席にいるセイウチカップルがセイウチンの両親では?と推測します。

「新世代超人の中でくすぶっていたおまえの獣性を見出し、一流の完璧超人として鍛えてやったのはこのオレだ。よもや忘れたわけじゃあるまい!セイウチンという存在は残虐で、獰猛な野性の本能で生きてるんだーっ!」と、セイウチンを蹴り飛ばすネプ。さらに「おまえはすでに盟友たちの顔をなんのためらいもなく狩りとっていったのだぞ〜っ!つまりは新世代超人という退路を断ち、あえて完璧超人という血みどろの魔道を選んだということだ!」と肩口にチョップ乱れ撃って調教。挙句の果てに「食え〜っ!」と、蛍石を無理やり口の中に突っ込みます。「グロロロ…」と迷いの表情をみせるセイウチン。しかし観客席で「あの目は素直で思いやりのある目だ〜っ!」とセイウチンを擁護するスージーが「いい加減なことをぬかすなーっ」と絡んできた観客に蹴りを入れられる姿をみるや、「グラァ」と押さえつけていたネプを押しのけ、怒りの表情で観客席を睨みつけます。

 すると「やめんか〜っ」とマンタ&カオスがスージーを救出。事なきを得ると、「幼い頃から素直で思いやりのある子になりなさいって、おどうおがあに言われてきたのに…」と自己を反省し始めるセイウチン。セイウチンの精神的な揺らぎを見ていたウォーズマンがふとマンモスマンをみると、実は食い込んでいた牙が僅か数ミリのところで頚動脈を避けていたことに気づきます。「セイウチン、おまえってやつは…」とつぶやくと、セイウチンの目はすでに正義超人時代の優しい目に。

「まだまだ痛い目が足りないようだな〜っ」と、それを許さないネプが背後でゆらりと左腕を掲げ、喧嘩ボンバーでの強烈すぎる教育的指導を行おうとしますが、突然突風が吹き、ネプのマントが舞い上がってネプの行く手をさえぎることに。セイウチンの目の前には、過去に狩りとったスカー・バリア・イリュー・チェックの顔が立ちはだかります。「おめえらの制裁を受けるのは仕方ねえ。オラはそれだけのことをしてきてしまったんだから」と、自己の凶行を悔いはじめるセイウチン。するとマントの面々がセイウチンに語りかけます。

「さすがに親子の情には打ち勝てなかったようだな。オレはもしもおめーが親の思いも断ち切って魔道を進むつもりなら、このまま殺しに舞い戻るつもりだったぜ」とスカー。

「オレはちゃんとしたルールにのっとった上でおまえに負けたんだ…恨んでなんていないぜ…」とイリューヒン。

「ワシゃおまえが必ずこっちに帰ってきてくれるものと信じておったぞ…」とバリアフリーマン。それら以前の仲間たちがマントから抜け出し、セイウチンの肩に手をかけます。「セイウチン、戦うなら正義超人としてフェアに堂々と戦え!」と激を飛ばします。「そうだ…オラはケダモトと違うだ…オラには優しくはぐくんでくれた両親と、熱き血潮で結びついた友達がいたんだ〜っ」と、急速にその魔道を解きほぐしていきます。

 ネプがいらついてマントを払いのけると、そこにはもう魔道のセイウチンはおらず、獰猛だった牙が短くなった昔の目のセイウチンがいました。「てめえ〜っ、オレを裏切ろうってのか?」と凄むネプ。「裏切るつもりはないだよ。オラの格闘能力を見出しここまで引き上げてくれたのはあんただから感謝してる。だどもファイトスタイルは血みどろの魔道ファイトではない、正々堂々の正義超人ファイトでいかせてもらうだ」とスッキリした表情で改心宣言。「ぬあにィ〜ッ」とネプ。するとそのいざこざを狙って、復帰したマンモスマンがノーズフェンシングで攻撃。セイウチンがネプを払いのけ、スウェーでそれを避けようとするも、胸板に僅かにくらってしまいます。しかしそれでもマンモスマンの鼻を抱え込み、一本背負いであの巨体を浮かせ、次週に続く、です。

 え〜と、意外と早かったセイウチンの改心に少々戸惑っております(苦笑)。これによってヘルイクには黄色信号が灯ったかな、と感じています。おそらく今後セイウチンには「正義化しても十分強いじゃないか」的な描写があるとは思いますが、「非情な心」がなくなった今、彼がクロスボンバーを行うのは無理ですよ。となると、ヘルイクはフェイバリットを失ったことになるので、完全に決定力不足ですよね。

 また、完璧超人としての復活をしたネプとイデオロギーの面で齟齬が生じチームワークもギクシャクしそうです。今更ネプがセイウチンに合わせて正義化するとは思えないですし。例えば一皮向けたセイウチンがチームリーダー的な力を徐々に発揮し、その予想以上の成長にネプが押し切られて主客が転倒するとかあれば別なんでしょうけど。己の老いを自覚し、新世代へのバトンタッチを意識する、みたいな。もしくはなんだかんだいってセイウチンへ情が移り、保護者的・師匠的な目線でみるような関係になればうまくいくかもしれません。その他、マンタとの直接対決による改心ストーリーがなくなるので、ヌーボーと戦う縛りがなくなります。これもヘルイク敗北の大きな要因になりますね。

 そして改心を促したのが両親と、過去に倒してきた仲間たちでしたか。ここでゆで先生お得意の亡霊超人の叱咤激励が炸裂ですよ。まあ彼らはまだ生きてるんだけどさ(笑)。なんか悪魔将軍戦でリングを支えたジェロニモ、前タッグ戦決勝でスグルに加勢したバッファ・ウォーズマンらを思い出しますね。「正義超人は死んでもその精神は不滅だ!」ってやつです…って、だからスカーたちはまだ生きてるんだって(笑)。イリューが「ちゃんとしたルールにのっとった上でおまえに負けた」といってますけど、チェック・メイトはそうじゃないですよね。だからかなあ?セリフが一言もなかったのは(笑)。一番理不尽な顔剥ぎをされたのに、それでもセイウチンを激励。偉すぎるぞチェック(泣)。

 でもって今後の展開ですが、素直にベアーズが準決勝に進出するのか、それとも…巷でうわさのネプ&マンモスの結成があるのかです。オレ的にはそれはないと思うのですが…マンモスマンの無口ぶりが若干不気味なんだよなあ。でもあくまで“オプティカルファイバー”というパワーで復活したネプなので、その下地がないマンモスマンとタッグは組めないと思うんですよ。ゆで先生理論でそんな設定は吹き飛ぶかもしれないけど(笑)。ただ確かにこのままだと

ウォーズマン(正義)・セイウチン(正義)・マンモスマン(正義)――|――ネプ(悪行)

というバランスの悪い図式になるんですよね〜。このバランスだとストーリーをまとめるのが難しいと思うんですよ。これをいかに収束させるかが、ゆで先生の腕の見せ所ですね。とりあえず来週号は土曜日発売なんで、ちょっとうれしいです。

 

2008年10月11日 正義超人VS正義超人
 魔道完璧超人から正道正義超人へと再覚醒し、マンモスマンの鼻をつかんでキャンバスに見事に投げつけるセイウチン。ガラッとファイトスタイルが変わったとに、会場もざわつきます。「ほ、本当にセイウチンが…ボクたちの知っているセイウチンに戻ったんだ…」と安堵の涙を流すマンタ。誰の責任だ(笑)。

 しかし攻撃を受けてもすぐに立ち上がるマンモスマン。「ビッグタスクーッ!」と、2本の牙を直線に伸ばし、空中から刺し貫こうとすると、セイウチンはそれを両脇に挟んでキャッチ。するとエプロンサイドから「そのままマンモスマンの頚動脈を噛みちぎれーっ!チョロチョロと川を走っていたボロ船のおまえを、エンジンをチューンナップし堂々大河を渡れる大型船に仕上げたのはこのオレだぞーっ!オレの仕込んだ完璧超人のスキルでそのマンモスマンにとどめを刺せーっ!今なら戻れるぞ、正義・残虐・悪魔を凌駕する完璧超人への道にーっ!」と激を飛ばすネプ。改心したセイウチンを再び魔道へと誘います。

「オラの眠れる実力を開眼させて…こったらスター超人の揃う華々しいリングに上がらせてもらったことはか…感謝しているだ…しかしオラはやっぱりあんたの理想とする非情で圧倒的な強さを持つ完璧超人の器ではないだ…」とそれをセイウチンは拒否。思い通りに言うことを聞かないパートナーにイラつくネプ。「完璧超人にはなれなかったオラだけど、このチューンナップされた格闘能力は…ちゃ〜んとあんたとのタッグ“ヘル・イクスパンションズ”の勝利のために使うつもりだ」と、正義超人としてネプに協力する意思表明をするも、ネプは「グウウ〜ッ」と掴んだロープがブスブスと握力で焦げるほどのやるせなさを見せます。

「とくと見るだーっセイウチン二度目の大覚醒ファイトをーっ!」と、はさんだビッグタスクを支点にし、カンヌキの要領で投げようとするセイウチン。体格の差から「無茶だ!」というマンタの心配をよそに、見事マンモスマンの両足を浮かせるセイウチン。興奮するマシンガンズ。しかしマンモスマンは落ち着いて

「パゴゴ〜ッ、オレのビッグタスクを完全攻略したつもりだろうが〜っ、あいにくオレのビッグタスクはどんなに制されても相手を貫くまで血の匂いを追ってどんどん枝分かれしていく〜っ。ブランチ・タスクーッ!」と、とめられたビッグタスクをさらに枝分かれさせ、セイウチンの脇腹を貫きます。

「チ…チューンナップされた格闘能力と正義超人のファイティングスピリッツを持ってすれば…こんなこと屁でもねえ!!」と、負傷しながらも強引にマンモスマンを反り投げ。意地を見せつけます。しかしかなりの深手だったらしく、両膝をついてうずくまるセイウチン。それに対して投げられたマンモスマンはあまりダメージがないらしく、軽やかにヘッドスプリングで起き上がります。そして背中を見せているセイウチンに狙いを定めようとした瞬間、後ろからウォーズマンが手を伸ばし、マンモスマンの背中にタッチ。マンモスマンが追撃に移ろうとする流れを断ち切ります。しかしマンモスマンはそれに気づかず(?)セイウチンに突進。すると頭上からウォーズマンが跳び箱の要領でマンモスマンの頭に手をついて飛び越し、降り際に蹴りをくらわせて強引にリングイン。蹴られたマンモスマンはズンと後ろに倒れます。ここから勝負はウォーズマンVSセイウチンに。

「二度目の覚醒を迎えたセイウチンよ!正義超人と完璧超人を経験し、その上で得た融合ファイトをこの伝説超人に見せてみろ!」と、飛び込んだ勢いをつけて、強烈な前蹴りを食らわすウォーズマン。しかしセイウチンはこれをガード。ならばと着地したウォーズマンがすぐに左右のボディアッパー。そしてローキックのコンビネーション。そのローを掴んだセイウチンが、ドラゴンスクリューでウォーズマンを投げるも、ウォーズマンはうまく着地。すかさずセイウチンを捕らえ、ペンジュラム・バックブリーカーの体勢に。しかしそれをうまくすり抜けるセイウチン。ここで一度攻防が途切れ、リング中央で構える両者。その一進一退の攻防に沸く会場。「なんじゃああの獣野郎、真っ当な戦いができるではないか!」と、その動きに驚くスグルも感嘆します。「ウォーズマンはセイウチンがあれだけ脇腹を負傷しているのにそこをぜんぜん攻撃しない!」とマンタ。「セイウチンが再びフェアに向かってきている!だからウォーズマンはあえてマンモスマンによってつけられた負傷箇所を狙わない。これぞ正義超人の矜持です!」と、それにミートが答えます。

そしてリング上ではセイウチンがタックルを敢行。しかしタイミングが悪く、ウォーズマンの回し蹴りが頭部に炸裂。そのままウォーズマンは上四方の状態にまわり、フェイスロックでセイウチンの顔を締め上げます。「つ、強ええウォーズマン」とゲンタ。しかしセイウチンはウォーズマンの頭を掴んで前方に投げることで脱出。息をきらしながら檻の上へ上ると、「オラは正々堂々のファイトでウォーズマンに絶対に勝つ!」とフライングしての背面エルボー弾。

「セイウチンよ、その正義超人魂は見事だ…」とつぶやくウォーズマン。セイウチンの肘を両手で阻止すると、そのまま固め技に移行します。その固め技は…そう、パロ・スペシャル!そして次号に続く、です。

 正義超人に再覚醒したセイウチン。ネプがあれやこれや説得しても、もうぶれないみたいですね。完全に獣性モード解除です。それを歓迎したウォーズマンと一進一退の正義超人ファイトを見せつけるわけですが…どっちかってえと蚊帳の外の二人の方が気になります。プライドの高いネプが反抗したセイウチンを許すわけないでしょうし、ウォーズマンに蹴られたマンモスマンなんて、そろそろ…ストレスがMAXになって噴火しそうだし。…ないとは思っていたんだけど、ネプ&マンモスの匂いもちらほらしてきたような…とにかくウォーズマンのマンモスマンに対する蹴りはまずいですよ。これでマンモスマン、赤ん坊から反抗期の少年へ成長しちゃうんじゃないかなあ。はじめて長セリフもしゃべったし、自我が目覚めているような気がするんで。

 ネプは獣性を解放したセイウチンの隠れた能力に惚れたわけで。いくら「チューンナップした」といわれたって、獣性をセーブしたセイウチンに魅力はないでしょう。そうなるとやはり「おまえは用なしだ」なんて展開も当然に予想されるんですよ。となると、二人が正義超人のオナニーファイトに酔いしれている間に、なにやら不穏な行動をとられるんじゃないかとヒヤヒヤしています(笑)。

 そして最後に決まったパロ・スペシャル。やっとでたって感じですね。やはりカッコイイ。ただこれで決まることはないと思うんで、何かの理由で外れるんでしょう。ネプは…カットに入りそうもないなあ、今の心境じゃ。となるとウォーズマンが自ら技を解くか、マンモスマンのポカ、もしくは蹴られた仕返しで同士討ち解除?ってとこでしょうか。どちらにしろ「脱出不可能」というセールスポイントを少しは表現してもらえれば、前作からのファンも納得してくれると思うんで(笑)。

 とにかくウォーズマンが悲惨な目にさえあわなければいいです。正直、個人的には今シリーズの裏の主役だと思っていますんで、ファイティングコンピューターをフル稼働してぜひがんばってください(笑)。

 

2008年10月20日 これは…まずいシナリオに…
 リング中央でセイウチンにがっちりと極まったパロ・スペシャル。会場にいる観客や超人が息を飲みます。

「こ…この体勢は…!?」とマンタ。「今までに何人もの超人の腕を挫き…へし折ってきた…」とカオス。「一度かかってしまっては絶対に脱出不可能といわれる…」とスグル。「ウォーズマンの最高にして最大のリーサルウエポン…」とテリー。

「パロ・スペシャルだ〜〜〜〜〜〜っ!」と、ウォーズマンのフェイバリットをみんなで大公開。「ふるい本や写真では見たことがあるけど、これがウォーズマンのパロ・スペシャルなのか…古くさい固め技かと思っていたけど…この技のバランス、クラッチの力強さはものすごい説得力がある!」と、伝説超人のスーパーホールドにマンタが感嘆の声をあげます。

 なんとかこれから逃れようと、体を左右に振るセイウチンでしたが、まるでくもの巣の捕らわれた蝶のようにもがけばもがくほど体が絡めとられてしまいます。ここで業を煮やしてネプがカットに入ろうとロープをまたぎます。

「バカめが〜っもう少しで完璧超人として魔道を極められるところを…正義超人なんてヤワなものに戻るからそうなるのだーっ!しかしどんなバカなパートナーを持ったとしても、オレはこのタッグ戦の“頂”に立つためにもやつを負けさせるわけにはいかねえ」と、左腕を掲げて喧嘩ボンバーのポーズをとります。しかしウォーズマンのコンピューターが本日2度目の稼動。いち早くそれをピピピと察知し「いくらカットOKのタッグ戦であっても、この男と男のガチンコ勝負の邪魔だけはやめてもらおう」と、左手のベアークローを構え、ロケットパンチのようにその鉤爪をネプに向かって発射。飛び道具のように一直線に飛んだベアークローは見事にネプの振り上げた左手の掌を貫き、そのまま後方の檻の上部に突き刺さります。ネプは画鋲で刺されたように、身動きができない状態に。それを見て「・・・・・・・」と不穏な表情を見せるマンモスマン。

 ネプのカットを阻止したウォーズマンは、再度セイウチンへの攻撃を継続。パロ・スペシャルがさらに極まっていきます。「セイウチンよ、おまえは正義超人として再覚醒したかもしれないが、これまでやってきた悪行は許されるものではない。人々の平和を乱す者、破壊行為を繰り返す者に制裁をくわえるのが正義超人としてのオレの仕事…よってセイウチン、おまえが再び正義超人として胸を張って歩むためにもこの制裁を受けるのだ!」と、力をいれます。

「ググ〜、21世紀の最新のディフェンス法を知ってるオラが逃げられねえ…さすがは伝説技ウォーズマンのパロ・スペシャル…」と、技のすごさを身をもって受け止めるセイウチン。「さあ受けとめろセイウチンーっ!」とウォーズマンが叫ぶや、セイウチンの両手両足がベキバキと悲鳴をあげます。「こ…これぞ世紀を超越した必殺技…短い間だったかもしれねえが…おどうとおがあの前で正々堂々のファイトが見せられてよかった…」と完全に戦意喪失。28分13秒、委員長がKOの合図をし、セイウチンの脱落が確定。ヘルズベアーズの先勝が告げられます。湧く会場。号泣するスージーを「ウォーズマンはセイウチンにとどめは刺したが両腕をもぎ取りはしなかった」とたしなめるロバート。病院では治療中のロビンが試合内容をモニターしていました。

「最初であったころはフォームも粗く、ただ力と勢いに任せただけのゴツゴツと荒い岩のようなパロ・スペシャルであったが…今セイウチンに決めたパロ・スペシャルはどうだ…技のバランスは申し分なく余分な力もいっさい入っていなかった!そのうえウォーズマンは自分から強引に技をかけにいってはいない。完全に全身を脱力させ、セイウチンの血気盛んな力を利用して技にはめた感じだ。長年の川の流れで少しずつ角のゴツゴツが研がれ、真ん丸となった岩のごとき素直な技だ…」と、後ろ向きのアングルで打ち震えると、シーツに一滴の涙が。「20世紀のウォーズマンでは到達できなかった“パロ・スペシャル”の真の境地に34年を経て21世紀でたどりついたんだな…見事なりウォーズマン!」と、感動にむせび泣き、弟子の成長に感激します。それを見たキッドも「ちくしょう、伝説超人の友情パワーってやつは…熱すぎるぜ!」ともらい泣きです。

 場面が会場にもどると、マンタが半泣きで「セイウチン、負けて悔しいだろう…でもボクはおまえがこの試合中に正義超人に戻ってくれたことが何より嬉しいよ」と、ポツリ。誰のせいなの!とつっこみを方々からされそうですが(苦笑)。リング上では2対1の状況となり、俄然有利になったベアーズ。あとはネプをどう料理するかだけです。そのネプは、串刺しになった左手を強引に引き剥がします。血まみれの左手には大きなダメージが。そしてダウンするセイウチンを一瞥すると

「オレの言うとおりにしていれば超人タッグの“頂”に立てたものを、このケダモノががっかりさせやがって〜っ」とパートナーの失態に鞭打ちます。すると「がっかりさせているのはどっちだ?」とウォーズマンがポツリ。「な、何〜〜?」と反応するネプに対して「“晩節を汚す”とはこのことだ…21世紀からやってきた者同士、歳もとったがおまえの心根がそこまで腐っていたとはな」と、厳しい言葉を浴びせるウォーズマン。「機械野郎、いつになくしゃべるじゃねえか!」と言い返すネプ。

「どうやらおまえは“獣性”という言葉の意味をはきちがえ、セイウチンを“獣(ケモノ)”として扱っていたが…セイウチンは親の愛情を受けて育てられ、そして友との友情によって成長してきた立派な正義超人なのだ!おまえはセイウチンの理性を抑え込み、ただ“野生の本能”だけを追い求めた。それは“獣性”とはいわない。ただ凶暴なだけだ!」と一喝。「グウウウ〜ッ」と言葉がでないネプ。

「一度は正義超人として戦ってきたことのあるおまえならわかるだろう!“絆”の大切さをーっ!」とさらに一喝されると、言葉につまったネプは「ぬかせ〜っこうなればオレひとりでも完璧超人界再興を成し遂げてみせるぜ〜っ」と、貫かれて負傷した左腕を高々と振り上げ、喧嘩ボンバーの実力行使に。

「元・正義超人だったおまえが堕ちるところまで堕ちたようだな…」とウォーズマンに蔑まれると「オレは堕ちたとは思わねえ、ますます上り調子だーっ!おまえこそオレに仮面を狩られた時のことをよもや忘れたわけではあるまいーっ」とウォーズマンめがけて突進。

「忘れるわけがない…いや、片時も忘れたことなどない…しかしあの時と違い、今のおまえはひとり…しかも手負い!逆におまえのマスクを狩ってやるぜーっ!」と両腕で顔面をガードし、颯爽と構えます。やべ〜、超カッコいい〜(笑)。「ネプチューンマンの喧嘩ボンバーの威力がいくらスゴくても、今のウォーズマンの勢いは止められん!」とスグル。誰が見てもネプチューンマンの喧嘩ボンバーは、心技体すべてにおいて上回ったウォーズマンに迎撃されると思ったのですが…突然ウォーズマンの後ろから“シュゴーッ”と伸びてきたいく本もの光の管。それがウォーズマンの体を通過し、反対方向のネプの左腕に結合。「??」と事態を飲み込めず、一瞬虚をつかれるウォーズマン。その後ろを振り返ると…なんとパートナーであるはずのマンモスマンのビッグタスクから光の管が!繋がった光ファイバーが“ギガギガギガ”と鋭い音を立てて反応。その手にはネプがセイウチンに用意していた「蛍石」の入った袋が。それをスナック菓子をほうばる子供のごとく、「ウメーウメー」と食するマンモスマン。チャンスが一転、大ピンチに陥り次週に続く、です。

 うわ〜、こうなっちゃうの?やっぱりこうなっちゃうの?いや〜これは…ウォーズマン好きにとってはイケナイ方向へ展開していますよ?!…まあ、とりあえず頭からいきましょうか。ウォーズマンのパロ・スペシャルがそのまま極まるとは思わなかったですねえ。脱出不可能というスーパーホールド的な技の扱いにオールドファンはにっこりですよ。また、カットに入ろうとするネプをファイティングコンピューターがいち早く察知し、冷静に対処。そのクールな対応がカッコよすぎです。で、結局セイウチンが戦闘不能で戦線離脱。パロ・スペシャルという技のスゴ味が強調された結末でした。ジャンプでの読切作品でもスグルがギブアップをしたように、最近はパロ・スペシャルの技株が上り調子ですね。80年代に暴落した株が、世紀をまたいでV字回復。セイウチンには悪いけど、長年の鬱憤が晴れた気がしますよ。

 で、一瞬オレはここで試合終了だと早とちりしてしまいました。ヘルズベアーズ準決勝進出と。だって委員長が手をかざしたからてっきり。そしたらそのまま2対1の状態で試合続行だったんで、とんだぬか喜びです(苦笑)。そして一人残されたネプ。そのネプですが、今週はひどい扱いというか描写でしたね。まずセイウチンのカットに入るときの発言が「バカなパートナーを持つと苦労する」的なもので、敗れたときの発言が「このケダモノががっかりさせやがって」ですよ。このポンコツ扱いのセリフが、所詮自分自身の野望のためにセイウチンを利用していただけであり、心の絆はまるでなかったことを証明しています。それだけに、その後交わされるウォーズマンとの会話にぐうの音も出ないという、なんとも情けない場面を見せてしまうわけです。

 このときのウォーズマンの説教がまた、やたらとカッコいいわけです。同じように歳をとったはずなのに、人間としての深みや思慮がまるで違う。ネプはいったい何を今までやってきたのかと。ウォーズマンの人間性がすでに仙人の域に達しているというのに、ネプの人間性には己のエゴや煩悩しか見えないんです。アセり、ののしり、己を指摘されると反論できず、言葉につまると力でそれを打破しようとする。しかも自分が優位だった、過去の対戦を引き合いにだす。これって完璧超人でしょうか?単なるわがままな爺さんですよ。一言で言うと“老害”です。

 この対比はひょっとしたらゆで先生が描きたかったテーマなのかもしれませんね。21世紀に現役で残った超人二人が、残り少ない歳月を公のために尽くすのか、私のために生きるのか。前者がカッコよければカッコいいほど、当然後者は醜く映る。そういった対比に選ばれてしまったネプは、けっこう貧乏クジを引いたキャラなのかもしれません。正直いって、昨今のネプの行動にネプファンはがっかりさせられっぱなしなんじゃないでしょうか。

 そしてラスト。ウォーズマンのシビレる迎撃スタイルに酔いしれ、至福の高みにいたウォーズマンファンを一気に恐怖のどん底に引き落とす描写が。あれ?あれ?光の管がボクらのウォーズマンの体内を通過しちゃってますよ!?え〜〜っ!?どういうこと?(と、思いつつすぐにピンときたけどさ…信じたくなかったんだよ…)とページをめくると…「ウメーウメー」いっちゃってますよ!あの人!予想外の展開にウォーズマン驚愕、ウォーズマンファンもある程度あるかもとは思っていたけど、やはり驚愕(笑)。そうですか…やはりそうくるんですか…いや〜絶頂にあったものが、わずか2ページで奈落に沈む経験を久々にさせていただきました(苦笑)。

 なんつーの?玄関で保護者が大人の会話をしている間に、子供が興味本位で勝手に冷蔵庫のお酒を飲んじゃてる状態?まったくもってウォーズマンの完全なる監督不行き届きですよ!これは…もうダメかも…ファイティング・コンピューター。だって“ギガギガ”いっちゃってますよ。上り下りともベストエフォート100Mbpsなんじゃないんすか(笑)!?つーかビッグタスクについた無数の穴はいつあけたの?フッ素コーティングは?7800万パワーなら不要なんすか?7800万パワーならば、セイウチンに施した施術はいらないんすか?ゆで先生、いつものマジックなんですか(笑)?

 しかしこうしてみると、この試合のマンモスマンは別の意味でおもしろいっすね。赤ん坊からはじまって自我が芽生えて、反抗期があって、今はいたずらつまみ食い小僧。精神年齢が小学生にしか見えないんですよ。ここからネプにさそわれて、中学時代はドロップアウトしていくのか…。たしかにネプとマンモスマンがヒールコンビとして結成されれば、準決勝のバランスはとてもいいんですよ。正義チーム2組(マシンガンズ・ヌーボー)、悪行チーム2組(時間・ネプ&マンモ)ですからね。セイウチンも更生したし、ファイティング・コンピューターの役割はここまでか…?ケビン救出の最終目的を果たせずに散るのか…。そうなるとすると、ネプは内容で負けて試合に勝つ、といったイメージですね。

 ああ〜つらいなあ。せめてマスクだけは剥がさんといて…(泣)

 

2008年10月27日 卑劣!マンモスマンの裏切り!
 ウォーズマンを貫通し、光ファイバーで繋がるネプとマンモ。その管に絡めたとられたのか、ウォーズマンは身動きができません。マンモスマンが「ウマイウマイ」と蛍石を次々と頬ばる姿をみると、「おなかが減っているなら試合後に別のものを食べなーっ」とガキんちょハウスのゲンタ、そして「そうだーっボクが牛丼大盛おごってやるからーっ」とマンタが叫びます。この二人にとってマンモスマンはまだコミカルな子供っぽさの残るマイケルの印象であり、今リング上で鳴らされている警鐘には気づかない模様。そんなある種のんきな発言をする二人に対し、

「何いってやがる、これは正真正銘オレ自身の意思で食っているんだ…」と己の意思をマンモスマンがはっきりと表示すると、周囲は驚きの表情。「ウホホ…これは予想外の出来事…」と、思わぬ展開に喜ぶネプ。ウォーズマンは「やめろ、マンモス…」と、暴走を始めたマンモスマンを指笛にて制御しようとしますが、マンモスマンは「ウメーウメー」と蛍石を食べることをやめません。それどころか「正々堂々ツマラナイ…血…スキ…オレモ…血デ遊ビタイ…」と、リングにダウンしたセイウチンを見下ろし、驚くべき発言をします。明らかに様子がおかしいマンモスに焦りの表情をみせるウォーズマン。

「ウホホ〜〜〜ッここにきて完璧超人界再興にひと筋の…いや、大量の光が差し込んできたようだーっ」と興奮するネプ。「ウォーズマンよ、おまえは正義・残虐・悪魔・完璧属性に関係なく、超人とは生まれながらに誰でも溢れんばかりの“優しさ”を持っているという“性善説”を唱えてやがったな〜っ!そいつはどうしちまったんだ〜〜っ?」と、ウォーズマンのピンチにつけこみ、悪態をつきます。「オレモ血ノ海デ遊ビタイ、相手ヲグシャグシャニシテヤリタイ〜〜〜ッ」と、マンモスマンは己の奥底に潜んでいた残虐な欲望を急速に表面化していきます。

「性善説が本当なら、超人レスリングにルールなんてものはいらねえんだよ!おまえはオレとは逆にマンモスマンの本質を見誤り、正義超人然とすることを押し付けすぎた!」と、前回説教されたことをそのままお返しするようにウォーズマンを責め立てるネプ。指摘を受けたウォーズマンは、マンモスマンとトレーニングしたこと、いっしょに火をたいて肉を焼き食事をしたこと、コミュニケーションをとったことなどを回想します。

 するとマンモスマンが食事を終え、立ち上がります。光の管が上に上がっていき、それに呼応して左腕を上げるネプ。ウォーズマンは操り人形のようになすすべなく吊り上げられ上昇。「マンモスマン、なぜ?」といまだマンモスマンの行動が信じられないウォーズマン。「まだわからんか。生まれたての動物は最初に目で見たものを親だと思う習性があるが、マンモスマンの場合はおまえを親と認めず、このオレさまを親と思ったようだな。つまりマンモスマンはただの獣(ケモノ)状態から試合を通じて知性(タクディクス)を身につけ、“新世代超人のサポート”などというつまらぬ目的よりオレさまの“完璧超人界再興”の理想と野望に惹かれたのよーっ!」と、突然吹いた追い風にノりまくるネプ。

「ウォーズマンよ、おまえは履き違えていたんだよ!機械野郎のくせして“性善説”なんて人間じみた考えを持つおまえにはっきり知らしめてやろう。わが新パートナーマンモスマンよ、左腕を構えな〜〜っ!」と、ここでネプがはっきりとマンモをパートナーに指名。それに従いゆっくりと左腕を上げていくマンモスマン。「キレイだな…この真っ赤な血をもっと…見たい…」と芽生えた残虐な欲望は止まることがありません。「マ、マンモス…」と最後まで彼が正気に戻ることを願うウォーズマンでしたが、「ワルはどこまでいってもワルなのだーっ!!いかに矯正しようともそのひん曲がった性根は生涯まっすぐにはならねえーっ!」というネプの掛け声とともに、ギガギガと引かれあった二人はクロスボンバーを敢行。

「謀反のオプティカルファイバー・クロスボンバーッ!!」

 激しい閃光とともに、ネプ&マンモスマンがドッキング。ベリベリと顔の顔が敗れる音。しかしそこにはなんとKOされていたはずのセイウチンが!ウォーズマンをかばって間に割り込み、ウォーズマンの仮面がはがれることを阻止。

「この獣野郎が〜〜っ同じイクスパンションズであるオレを裏切った上に、今度はウォーズマンに味方するとは一体どういう了見だ〜〜っ」と、邪魔をされたことに苛立つネプ。「オラ別にウォーズマンの味方をしたわけじゃねえ…ただマンモスマンは本来ウォーズマンのパートナーなのに、おまえさんに寝返ってクロスボンバーをやろうとしたから…それがオラ的にはどうしても許せなくて…」と、邪魔をした理由を息絶え絶えに話すセイウチン。その間もベリベリと顔の皮が剥がれていきます。

「それにウォーズマンの制裁でたとえみんながオラを許してくれたとしても、やはり同じ痛みを味わわなければ…オラ自身が…自分を許せなかっただよ…」と涙を流し、自分の贖罪であることも明かします。「な、涙…」と、流れるセイウチンの涙に反応するマンモスマン。そして無常にもセイウチンはウォーズマンの身代わりとなり、顔の皮を剥がされて前のめりにダウン。剥がされた皮はネプのマントに貼りつきコレクションの一部になってしまいました。「セイウチーン!」と、己をかばってくれて倒れたセイウチンに涙するウォーズマン。「涙…」と、ここでもマンモスマンが涙に反応。

 すると「ウオアアーーッ」と、ウォーズマンが怒りの反撃。号泣しながらネプの顎を蹴り上げ、返す刀でマンモスマンに飛び膝蹴り。ミッショネルズ戦で怒りのパワーを発揮したロビンがダブります。しかし先ほどのクロスボンバーでのダメージもあるのか、攻撃後に膝をつくと、例の煙が肩口からシュウウ〜と漏れ出しました。

「ロボ超人であるウォーズマンは体力が極限に近づくと体内の機械系統がショートを起こす!」とあせるスグル。マスクやヘルメットにヒビが入ったウォーズマン、絶体絶命です。「オレは涙なんて無色透明なものと手は組みたくねえ…手を組むなら真っ赤な血の色を好むファイターとだ!オレが手を結ぶべきパートナーはネプチューンマンだーっ!」とネプを指差し、ここにてはっきりとチーム移籍を表明するマンモスマン。そして「ウォーズマン、おまえに用はねえーっ!」とビッグブーツでウォーズマンの顔面を豪快に蹴りつけ、次週に続くです。

 …ああ…残念。ほんっとに残念ですねえ…。今シリーズのウォーズマンは別格扱いなくらいカッコよかったので、戦績でも過去の屈辱を補って余りあるものを見せてくれると思ったのに…結局前作で痛い目にあわされた二人にまたもや噛まされるとは…。あまりにもひどい仕打ちじゃないですか、ゆで先生。彼にもリベンジをさせてあげてくださいよ…トホホ。

 とまあ、のっけからトーンダウンした感想ですが、やはりショックですね。先週からの流れで覚悟はできていたんですが、それでも落胆してしまいました(苦笑)。しかし実際に見ると、この一連の裏切り行為のインパクトはすさまじいですね。ここ最近の『U世』の中でもダントツでしょう。『オレ流掲示板』がある種祭りのようになっている(笑)のをみても、その反響の高さが伺えます。批判、落胆、肯定さまざま意見はでるでしょうが、ひとつ確実なことは、読者を感情移入させることには成功しているという点ですね。ネプの老害、マンモスマンの不誠実、ウォーズマンのピエロぶり、セイウチンの贖罪、すべての面において読者を本気にさせているというか。そういった意味ではゆで先生、してやったりといったところなんですかねえ。これによってたまったストレスが、おそらく準決勝であたるであろうヌーボーVS新ヘルイクに向けられ、主人公との戦いが盛り上がると。いまいちマンタとカオスにそれを受け止めるだけの魅力が足りないのがちと不安ですが。

 ここでヌーボーVSヘルイクと書きましたが、あくまでオレの予想です。トーナメント表どおりならばヘルイクVS時間ですが、正悪の比率が2:2になった以上、おそらくこれはないでしょう。テーマとしては

【○ヌーボーVSヘルイク●】
・ウォーズマン&セイウチンの弔い合戦
・タッグの象徴であるネプと、新世代のリーダーであるマンタの世代抗争
・マンタマスクのコレクションを狙うネプ

【●マシンガンズVS時間○】
・タッグ王者のまさかの敗北
・時間のラスボスとしての実力誇示
・親を倒されたマンタの怒り増幅(スグル=王位編のアタル)

といった感じかと。個人的に決勝はヌーボーVSマシンガンズの親子対決だと思っていたのですが、ここまでくるとこのラインしか選択できないような…カオスと時間の因縁もありますし。でもこれだと『少年ジャンプ』の構造と同じなんだよなあ。そこら辺の打破として、ウォーズマンの存在があったとも思っていたんだけど。青年誌だしさ。

 いやいや、まだ試合は終わったわけじゃないからわからないんだけど。何かの奇跡が起きてウォーズマンの大逆転だって…ないか(笑)。シューシュー煙でちゃったし。でもケビンあたりが何かしでかしてくれないかなあ。

 しかしネプとマンモスマン、ほれぼれするくらいに悪役になりましたね。ネプはあれだけ買っていたセイウチンを軽々と切り捨て、棚ボタのマンモスマンに「ウホホ〜〜」と狂喜乱舞。口も達者になってウォーズマンを逆説教。「ワルはいつまでたってもワル」と、節操のなさをこれでもかといわんばかりに発揮しています。こうなったらこのまま自分を「完璧超人」だと勘違いして、己の欲望のために支離滅裂な言動、そしてワガママを繰り返す老害じじいキャラをとことんつきつめてほしいですね。前作ファンにはかわいそうですけど(苦笑)。老害超人なんて新しいですよ、ホント。

 マンモスマンもここまで派手に裏切ったのだから、徹底してドロップアウトしてもらいましょう。「涙」に反応したときは、ひょっとして裏切りを思いとどまってくれるかと思いましたが、「オレは涙なんて無色透明なものと手は組みたくねえ…手を組むなら真っ赤な血の色を好むファイターとだ!」ですからね。涙と血を天秤にかけて、血をとったわけですから、へんな正義心に迷うことなく悪行化してください。そして悪のまま改心しないで敗れてほしいです。やはり正義超人として野獣性を発揮させるなんて、どだい無理な話だったわけで。

 ちなみに次週は土曜日発売ですね。さらなる悲しい結末が待っているのか、0.00001%の奇跡が起きるのか…!落胆しても読まずにいられないこの魔力(笑)。楽しみです。

 その他気になった点は
・「ウホホ〜〜」って、おまえはゴリラか、ネプ。
・やはり機械がショートするウォーズマン。直しといてくださいよ、34年もあったんだから…

 こんなところでしょうか。

 

2008年11月1日 新星イクスパンションズ結成!
 かつての同士であるウォーズマンを、情け容赦ないビッグブーツで蹴り上げるマンモスマン。ウォーズマンはショートによって煙を漂わせ、火花を散らしながら片膝をつきます。続いてマンモスマンは間髪いれず、サッカーボールキックの雨あられ。

「やめろーっ!ウォーズマンはおまえをアラスカの氷河からこの世に出してくれた大恩人なんだぞーっ!」と叫ぶマンタ。「オレを氷河から出してくれたことは感謝しているが、オレには正義超人魂ってやつがどうも性に合わなかった!いちいちいい場面になると指笛を吹いたりカットされたりして、まるで血みどろのファイトがさせてもらえずイライラしていたところだ!」とマンモスマンは今までの鬱憤を吐露し、うずくまるウォーズマンに対し蹴り、そして鉄槌を乱れ打ちます。それによってヘルメットが目に見えて凹み、ゆがんでいくウォーズマン。マンモスマンになされるがまま崩れ落ちていきます。

「正直ウォーズマンがマンモスマンをタッグパートナーにしたことを知ったときは少々焦ったが…しかしヤツのファイトを見ているうちにオレと同じどうしようもねえ根性の腐ったワルの血を感じた…その時オレはすでに予見していた!いずれはこうなる時がくることを…」と、ニヤリと笑い、その展開を傍観するネプ。うそこけ。予見してねーだろ。

「こりゃ〜委員長!タッグチームがこんなふうにパートナーを入れ替えて戦っていいものなのか〜っ!ルール違反じゃないかーっ!」「そうだーっ!すぐに戦いを中止させろーっ!」とこの現状にたまりかねて抗議するマシンガンズでしたが、「だまらっしゃい!この究極の超人タッグ戦に参加しておる超人たちは皆己の肉体にさまざまな独自の属性を内包しておる。離合集散、策謀と裏切りが交錯するのは超人タッグ戦での必然であり宿命!おぬしたちこそ先のタッグ戦で完全にルールを守り通したといえるのかな?」と、カメハメからテリーにパートナーが変わった事実を委員長に指摘され、愕然とします。「それをいわれたら…返す言葉がない…」とマシンガンズは意気消沈。これにてパートナーの入れ替え自由制度が公式に発表される形となりました。

「さあマンモスマンよ、邪魔立てするやつは完全にいなくなった!新星(ノア)ヘル・イクスパンションズとして改めてウォーズマンのマスクを剥いでやろうかーっ!」と、大会委員側からの後押しも得て、波にノりまくりクロスボンバーの体勢にはいるネプ。マンモスマンもそれに呼応し、ビッグタスクにブツブツと穴が開き、ネプからの光ファイバー受け入れOK状態に。

「む…無理だ。今のウォーズマンではクロスボンバーを避けられそうにもない…」と焦るマンタ。そういっている間にもネプの左腕から伸びた光ファイバーはウォーズマンの体を透過し、マンモスマンのビッグタスクに向かっていきます。もはやウォーズマンは絶体絶命。「パゴ〜ッ、早く来い〜っ」とそれを迎え入れるマンモスマンでしたが…突然ビッグタスクにあいた穴が閉じ始めます。と同時につながり先を失った光がどんどんネプの左腕に戻っていきます。

「そうかー、セイウチンの場合はオプティカル・ファイバーを生み出すのに必要なフッ素を大量に含んだ蛍石を何日にもわたって食わせて徹底的に牙を鍛え上げてきたため、オレの出すオプティカル・ファイバーパワーを余裕で連結させることができたが…マンモスマンの場合はセイウチンの食い残しの蛍石を食らい即席でオプティカルパワーを身に着けたにすぎない…これでは光ファイバーの伝達スピードによって瞬時に相手の顔の皮を剥ぐクロスボンバーは使えないーっ!」と、クロスボンバーの不発を嘆くネプ。九死に一生を得たウォーズマンは、拘束が解けてリング上に崩れ落ちてダウン。それでも肘をつき、まだ立ち上がってこようとします。肉体の限界にありながらも、すさまじい執念を見せるウォーズマン。

「ま、まだ運はウォーズマンに味方してくれている〜っ」「さすがは伝説超人〜っ!」と、涙ながらに叫ぶヌーボー。「一度対戦しているからわかるが、肉体の疲労が限界になった時のウォーズマンは、それまでの恐ろしいまでの肉体の躍動がピタリと鳴りをひそめ、ウソのような鈍い動きになってしまう…」と過去の経験談を語るスグル。「そう…だから今のウォーズマンはロボットとしての機能停止状態!今やつを動かしているのは超人としての闘争本能だけだ!」とテリー。「ウォーズマン」と、ビビンバも過去にベルトをウォーズマンにプレゼントしたことを回想します。

「どこまでもしつこい野郎だ!」とフィニッシュが尻すぼみになったことに対してイラつくネプは、ウォーズマンをワンハンドスラムの体勢に抱え上げ、「死ねーっ!」とそのまま脳天から落とそうとしますが、ここでウォーズマンのファイティングコンピューターが、リングに落ちているベアクローをピッピッとロックオン。キャンパスへの激突をギリギリでかわし、ベアクローを拾い上げることに成功します。そしてそのまま宙高く舞い上がり、「オレも元は残虐超人から正義超人にくら替えした身…しかも一度正義超人になったからには…正義超人として死んでみせるーっ!!」と空中でベアクローを装着し、スクリュードライバーをネプに対して発動。両腕でガードを固めるネプでしたが、そのガードをガリガリとこじ開けていくスクリュードライバー。わずかですが、ネプのマスクをかすめます。額から流血し「グオオ」とよろめくネプ。ウォーズマンは反対側のロープでターンをし、今度はマンモスマンめがけてスクリュードライバーを敢行。

「マンモスマンよーっ!20世紀ウォーズマンと21世紀ウォーズマンの最大の違いは体力限界時における気持ちの強さにあるーっ!やつを図に乗せるなーっ、やつはオレたちを地獄の道連れにするつもりだーっ!」とネプが叫ぶと、「せっかく自分の生きる道を決めたんだーっ」と両耳を大きく開き、それを手をたたくような感じで重ね、ウォーズマンを挟み込むマンモスマン。「まだ落とさねえよ!」とビッグタスクを伸ばし、己の耳ごと挟んだウォーズマンを串刺しに貫きます。そして耳から開放されるも、もはや動きがとれず落下するウォーズマン。

「ようし、よくやったぞマンモスーッ!」と落下してくるウォーズマンを、自らのベストの鋲で串刺しにし、胸と胸が合う状態で捕獲するネプ。そしてその背後からネプの体ごと抱きかかえるマンモスマンは、再度ビッグタスクを左右から迂回して伸ばし、ウォーズマンを背後から串刺しにします。「前からはネプチューンマンの鋲、後ろからはマンモスマンのビッグタスク、やつらはこれで完全にウォーズマンの自由を奪ったーっ」と叫ぶマンタ。言葉なく焦燥の表情スグル。そして完全にピン止めされたウォーズマンを、二人がかりでフロントスープレックスで投げる初ツープラトン『地獄の氷結落とし』を疲労するノア・イクスパンションズ。ウォーズマンまたもやピンチで次号に続く、です。

 いや〜、なんとか首の皮一枚で生き延びましたね、ウォーズマン。ボコボコですけど。マンモスマンの非情な攻撃でヘルメットが凹んでいきますけど、この凹んだ表現って今までにないですよね。なんかもう、ホント痛々しいです。で、「いずれはこうなると予見していた」と言い張るネプ。調子よすぎんだよ!マンモスマンが指笛に従順に従っているのを見てあせってたじゃん、あなた。この都合のいい解釈で悦に浸れる図太さ、さすがは老害超人ですよ。「わしゃあ知っとったんじゃあ〜」「ハイハイ、おじいちゃん」みたいな(苦笑)。

 そして委員長の仰天判断。こんなひどい仲間割れ&新コンビ結成に、肯定的な許可ですよ。「離合集散、策謀と裏切りが交錯するのは超人タッグ戦での必然であり宿命!」って、なんでもありじゃん。確かに前大会のマシンガンズの例を出されると辛いけど…ただあの表情が気に食わないんですよねえ。正義超人が困っている姿、とくにキン肉族が困っている姿をみるのが楽しくて仕方ないみたいな表情。ホント、この人が一番えげつない悪なのではと思ってしまいます。ただこれで入れ替え差し替えなんでもありの許可が下りたので、ウォーズマンを助けるために新パートナーが乱入したり、スグルとマンタが親子タッグを組んだりすることが、なんの障害もなくできるということですよね。こうなったらそちらのメリットに期待です。

 で、クロスボンバーですが、マンモスマンのフッ素加工が即席だったためあえなく失敗と。ここで重要なのは、これによってこの試合でのマスク狩りは不可能になった=ウォーズマンのマスク剥ぎはなくなったということです。ちょっと一安心ですよね〜。負けてしまうのはもうどうしようもないとして、その上マスクまで剥がされたらウォーズマン救われませんよ。マンモスマンのつまみ食いがここにきてアダとなったわけで。確かに「ウメーウメー」の短時間で光ファイバーフル装備じゃあ、ドリルで改造手術までしたセイウチンとの差が激しすぎます。

 そんな絶体絶命の中、ウォーズマンの最後の反撃が。なんとかスクリュードライバーで一矢報いますが、結局は捕獲されてツープラトンの餌食に。正直言って、クロスボンバー失敗→ベアクローを拾っての反撃の流れを見たときは、奇跡の逆転の幕開けか?とちょっとだけ期待したんですが…やはりだめか。しかも「一度正義超人になったからには…正義超人として死んでみせるーっ!!」と、死亡フラグがちらつく宣言をしているので、かなり厳しい状態です。ベアクローを再装着するウォーズマン、カッコいいんですけどね。

 さて、敗北は次週に持ち越されましたが…今週で決着しなかっただけに、ま〜だかすかな希望をどうしても持ってしまいますね。あのツープラトンをしのいで、外部の助けを得るなどして何とか逆転をしてほしいです。それが無理だとしても、二刀流ベアクローの光の矢でネプの左腕に大ダメージを与えるとか、マンモスマンの牙をヘシ折るとか、とにかく次に闘うチームが少しでも有利になるような攻撃をして散ってもらいたいものです。

 その他気になった点は
・マンモスマン、よだれ、よだれ
・たしかにマシンガンズが入れ替えの抗議をする資格はない
・いまだに不思議なベアクローの構造。マジックテープか(笑)?

 こんなところでしょうか。

 

2008年11月10日 嗚呼、ウォーズマン…
 新星・イクスパンションズのツープラトン『地獄の氷結落とし』をまともに食らい、脳天からキャンバスにめり込むウォーズマン。「ゴー、ヒュー」と呼吸音がおかしくなっていき、目に宿っていた光も消えかけていきます。

「グフフフ、おしまいだな、ウォーズマンも」とマンモスマンにだっこされた状態でご満悦の言葉をもらすネプ。そんな言葉をうけても「フフフ」と笑うウォーズマン。「なんとしてもケビンを救出したいとこの時代に来たが…どうやらそれは叶わないようだ…だがなんとかセイウチンをせ…正義超人に戻すことはできた…やっぱり正義超人はいいなぁ〜っ、キン肉マン・テリーマン・ロビンマスク・ラーメンマン・バッファローマン…若い頃の仲間たち…時は移れど相変わらず友情に熱いヤツらばっかりで…」と、逆さ状態のまま、涙を溢れさせてその心情を語ります。それを見たマシンガンズ、がきんちょハウスの子供たち、ヌーボーらが涙します。病院ではモニターを見ていたアドレナリンズも泣いています。

 そしてウォーズマンの体がさらにバチバチと音をたて、煙をだすと「いよいよウォーズマンの体が自壊していく…オーバーロードだーっ」とミート。そんな感動的で湿っぽい空気が流れる中、さらに強気の発言で割ってはいるネプ。「グゥハハハ〜ッ、“蛙の子は蛙”とはまさにこのこと〜っ!ウォーズマンの父・ミハイルマンも機械の体を制御することができずに自爆、非業の死を遂げた。親子揃って同じような最期を迎えられて本望だろう。きさまが大事にしている“絆”とやらを拠りどころにしながらあの世で父親と会うがいいさ〜っ!マスクは残念ながら剥がしそこなったが、このマンモスマンという贈り物をもらった…ありがとよ」とイヤミたっぷりな発言をすると、「パゴォォ〜ッ」とマンモスマンも雄たけび。

「死ぬな、ウォーズマン!」と必死でスグルが呼びかけると、「目の前が暗くなってきやがった…パーパはマーマとオレの目の前で骨も残さず木端微塵となって自爆した…しかしこのウォーズマンは素敵なこの時代の仲間たちに、何も残さずには死なん!」と、おもむろに右手で自分の心臓部に手を突っ込み、何かを取り出すと、逆さ状態から体が倒れていき、リングにダウン。右手からはなにやらコンピューターのチップのようなものがこぼれ落ちます。それをリングサイドから誰にも気づかれないよう、そーっと拾うがきんちょハウスのゲンタ。ウォーズマン、完全ダウンで委員長が医者と担架をあわてて呼びます。この時点でゴングが高らかに鳴り響き、新星・ヘル・イクスパンションズの勝利(?)と準決勝進出が決定。「どうだーっ“ヘル”の称号はこのイクスパンションズが獲ったーっ!」と叫ぶネプ。

 リングサイドではいそいで担架にて運ばれるセイウチンとウォーズマン。「アニキ、みんな、ご…ごめん」と運ばれながら謝罪するセイウチン。「今、確かにアニキって呼んでくれたんだね」と感動するマンタ。「もういいのよ、セイウチン」と凛子。ロバートとスージーも駆けつけ「ナイスファイト!」と手を握ります。それにセイウチンは「おどう、おがあ…」と涙します。

 そしてマシンガンズの付き添いを得て走るウォーズマンの担架。「ウォーズマン!」と呼びかけると、「ど…どうだ…耐久年数をすぎたオッサンのファイトは?」と、この状態で自虐的に問いかけをするウォーズマン。それに対してスグルが「立派だったわい。20世紀ウォーズマンも強かったけど…21世紀ウォーズマンは手がつけられないほどな!」と涙ながらに答えます。「本当にうれしかった…20世紀のみんなと…あ…会えて」と言うなり、ガクっと気を失うウォーズマン。「友達を助けてほしいならそこをどきなさい!このケガ人は緊急の治療を要します!」と医者がまとわりつくスグルたちを注意します。搬送されるウォーズマンを見送りながら「大丈夫さ。あいつなら22世紀だって生きてやがるさ!」とスグル。

 ゲンタはその一部始終を見ながら涙するも、先ほどこっそりと取ったウォーズマンのチップを見ます。「なんだこれは?なんか文字が浮き出てるけど…」というと、そのチップには液晶文字で“PLEASE TAKE ALISA THIS・・・・(光って読めません)・・・・SPEC!”と書いてあります。ゲンタの友達の女の子が「それってさっきウォーズマンが投げたものじゃないの?」と問いかけると、「いいじゃんか!ウォーズマンの体の一部だぜ。オレの宝物にするんだ!」とそれをポケットにしまってしまいます。

 リング上では委員長が準々決勝終了の宣言をしますが、この裏切り劇に観客が激昂。「ネプチューンマンとマンモスマンを失格にしろーっ!」「マシンガンズは試合終了後でのパートナー変更だろ!試合途中での交代なんてインチキじゃねえかーっ!」と、物を投げつけます。しかし「どんなに物を投げてもこの権威ある宇宙超人委員会の裁定はくつがえらん!」と一喝。「試合後であろうと、試合中であろうと、パートナーが替わることは先のマシンガンズと同じこと!それにマウンテン頂上に突き刺さるトロフィーが最強のタッグチームに引き抜かれることを欲している以上、強豪・ヘルズベアーズに完勝した彼らを無下に失格処分にすることはできぬ!」というと、観客も言葉を失います。

「このまま見たくはないのかな?この魅力的に怖くて強い、新星・ヘル・イクスパンションズを〜っ」ととどめに煽ると、観客は完全に静まります。「決まったな…新星・ヘル・イクスパンションズの準決勝進出が〜っ!」と、わが意を得たりの表情の委員長。その口がノってきます。「それではここで準決勝進出を決めた四大チームを改めて紹介しておこう!まずはキン肉マン&テリーマンのザ・マシンガンズ!」とコールをうけると、大声援でリングインするレジェンド二人。

「続いてライトニング&サンダーのファイブディザスターズ!」とコールされると、上空から登場する時間コンビ。会場からはブーイングの嵐。サンダーの肩には相変わらずケビンのクリアベッドが担がれています。

「続いてキン肉万太郎&カオスのマッスルブラザーズ・ヌーボー!」のコールでマンタとカオスがリングイン。2000万パワーズを破ったことで、人気急上昇。「ボクちゃんたち意外と人気あるじゃん。ピースピース」と調子に乗るマンタ。「この〜、調子こきおって〜っ」とスグル。

「そして最後はたった今ヘルズ・ベアーズを解体させ、ウォーズマンを破壊し、まさに大膨張を遂げたネプチューンマン&マンモスマンの新星・ヘル・イクスパンションズじゃーっ!」とコール。会場は時間超人に負けないくらいのブーイング。これにて準決勝進出チームがリング上で一同に会すことに。睨み合いの一触即発状態で次週に続く、です。

 ・・・・・・・・・・・・やはり奇跡は起きなかったですねえ・・・このシリーズの目玉だったウォーズマン、とうとうここで脱落です。結局噛ませ犬かよ、って結論になってしまったのですが…ただ今回の噛ませ犬扱いは、過去の扱いとは比較にならないくらい、内容面が違いますからね。前作はホント、ザコ扱いでの噛ませ犬でしたから。ネプ戦にしても、マンモ戦(闇討ち)にしても。でも今回は彼の向上した格闘能力や成長した精神面を存分に披露し、敵を恐れさせ、まがりなりにもパロ・スペシャルで一本を取ることはできていたわけですから。パートナーの裏切りに足元をすくわれたというアクシデントが敗北の要因ですからね。実際、その直前まではネプを説教するくらいの勢いがあり、勝利が目前だったわけで、これは試合には負けたけど、勝負には勝ったといってもいいのではないでしょうか。

 ただセイウチンは更生させられたものの、これってホントはマンタがつけなければならない落とし前だし、ウォーズマンが最大の目的としていたケビン救出を達成できなかったのは非常に残念ですね。それどころか結果的にはネプ&マンモスマンという巨悪をつくる原因になってしまったところが悲しいです。見方によっては、とんでもない置き土産をつくってくれたな、みたいな非難さえ浴びせられそうな。そう考えると、彼には本当にやりたかったことをやる前に、余計なことで足下をすくわれてしまったような、なんともいえないやるせなさを感じてしまいます。なんで組み合わせ抽選会のときに、真っ先に時間超人のところにいかなかったのかなあと。それともあれかな、ロビンにとりあえずは譲ったのかもしれないなあ。まあ時間超人と戦ったらそれこそ確実に負けさせられてたんだろうけど。でも…本音いうともう少し彼のファイトを堪能したかったですね。まだまだ彼の見せ場はつくれたと思うんですよ。ウォーズマンスマイルも出てないし、これといったツープラトンもほとんど出せなかった。ひょっとしたらOLAPという隠し技を出せたかもしれない。漆黒の師弟コンビも見たかったし、できればタワーオブバベルも見たかった。そう思うとね、ここでの彼の脱落は…ホントにもったいないです。

 だって実際の話、このシリーズをここまで盛り上げたのって、彼の功績が大きいのは間違いないじゃないですか。あんなにも色気がある超人、他にいませんよ。「正義超人はいいなあ〜」と涙を流したり、「オッサンのファイトはどうだ?」と問うてみたり。いちいちサマになっていますよ。それだけでももう感謝。ウォーズマン万歳です。ただネプの口から「親父みたいに自爆云々…」とでたとき、ひょっとして自爆して死んでしまうのではないかとちと心配になりましたが。結果的にはマスクも取られず、一命もとりとめたようなのでホッとしました。ゆで先生もさすがにそのあたりのご慈悲はもってくれていたようです。

 そしてラーメンマンに続いてウォーズマンも伏線たる形見を残しましたね。コンピューター超人らしいICチップのようなものです。液晶に浮かび上がる文字を見る限り、ロビンの奥さんのアリサに向けての何かみたいですね。最後の気力を振り絞っての形見ですから、考えられるのは

・アリサの病状回復のためのアイテム
・ケビンに関する何かの情報

といったところでしょうか。ひょっとしたらイクスパンションズ打倒の鍵かもしれませんけど。ゲンタがそれを拾ったことを考えると、この形見がヌーボー、とくにカオスに渡る確率が高いと思えるんですよね。ラーメンマンのリボンといい、今回は読みづらい伏線アイテムが多いなあ。

 さて、これにて準決勝進出のの4チームが揃いました。委員長のコールによってリング上に大集合です。これっておそらくこのまま準決勝カード決定イベントになだれこみそうですよね。やっぱ…綱引きが打倒?これによって正義対悪の2試合が決定する可能性が一番高いような気がします。ただゆで先生がここで新しい境地を開拓しようと思っているのならば…親子対決、そして前作では描かれなかった悪対悪を是非とも実現させてほしいです。青年誌だからこその英断、お願いしまっせ、ゆで先生。

 もしくは…いや、最後のページの煽りに「次号、委員長が仰天提案」なんて書いてあるから…総当たりリーグ戦なんてありえるかも…掲示板でもどなたかが書かれていましたが。ただジャンプの次号予告といい、プレボの煽りといい、あてにならないからなあ(笑)。なんとも。 来週も注目です。

 

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