毎週更新する、『キン肉マンU世』の感想です
究極の超人タッグ編A(1回戦終了〜2回戦第二試合終了)

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2007年4月2日  第16号  2回戦組み合せ開始!
 長かった1回戦も終わり、ハラボテ委員長より2回戦進出を決めたチームの紹介がなされます。蔵前国技館にいたチームにはスポットが当たり、いないチームには現状描写がされました。まとめるとこんな感じです。

・アドレナリンズ…控え室のテレビで委員長のマイクに注目。
・2000万パワーズ…国技館にてスポット。観客より熱い声援。
・イクスパンションズ…国技館にてスポット。観客よりブーイング。不敵に耳クソをほじるネプ(笑)と、魚をがっつくセイウチン。最近ネプの耳クソほじり多いな。
・マシンガンズ…国技館にてスポット。観客より熱い声援。
・カーペットボミングス…国技館にてスポット。お得意のスタイナーポーズ。
・ファイブディザスターズ…ビルの屋上にて「ジョワジョワ」「ヌワヌワ」。ケビンは相変わらずクリアケースでぐったり。
・ヘルズベアーズ…街中を疾走するウォーズマン&マイケル。1回戦終了後からずっと走ってるのか?心なしかマイケルのガタイがデカくなっている気が・・・。
・ヌーヴォー…国技館にてスポット。マスクをつけていなかったカオスがあせり、マンタのパンツの中に顔を突っ込むという、相変わらずのパターン。

 ここでミートくんがカーペットボミングスについてのウンチクを披露。彼ら二人は先の宇宙タッグトーナメントのメキシコ予選を勝ち抜き、本戦にエントリーする予定だったが、予選決勝で教え子をボコボコにされた師匠が怒って報復にリングインしたものの、これを返り討ちにして殺してしまった罪で服役していたため、本戦に出場できなかったとのこと。つまりは「彼らはあなどれない極悪チームですよ」という、とってつけたようなキャラ設定説明をしたわけで・・・う〜ん、それでもオレは噛ませ犬だと思うけどなあ(笑)。この中途半端な設定が、余計にそれを匂わせる・・・(笑)。

 そして早くもハラボテ委員長は、「2回戦の対戦カードはシャッフルする!」と明言します。やっぱりなあ。そう思ったよ。その組み合せカード決定は、翌日の九段グランドパレスにて。当日ズラリとそろったチームは壮観。なんか初代の第一回超人オリンピックの出場メンバー紹介シーンを思い出してしまった。あのズラリと8人並んだやつね。

 そして各チーム、一つずつ風船を持っています。正直、ライトニングが風船を持つ姿は似合いません(笑)。でも文句いわずに素直に持ってるようでなによりです。そして注目の対戦カード決定法ですが、どうやらくじ引きではなく、用意されたボックスに任意で入っていくという、いわゆるK−1方式。つまりは選手側の選択性が大きく問われる決定法となりました。その選択順を決めるのが、風船の中に入っている順番カード。各々針で風船を割っていきます。ウォーズマンだけベア・クローで割っていたのが印象的です。なんかこういうの好き(笑)。

 結果、1番クジひいたのはマシンガンズ。迷わず1番のボックスを選びます。そして2番クジを引いたのはカーペットボミングス。「てっとり早く名を売るためにはナンバー1を倒すのが一番」という不敵なセリフを残し、次週に続くです。これはもう間違いなくマシンガンズVSカーペットボミングスですね・・・ということは、やはり彼らは噛ませ犬決定か(苦笑)。

 さて、今週気になった点ですが、ウォーズマンはもう着ぐるみは着ないようですね。完全にウォーズマンとして登場しています。ロビンとのニアミスも気になるところです。会場で会話とか交わさないのかな?また、2回戦以降のトーナメント表ですが、今回の対戦組み合せによって、自動的に決勝までいくようですね。今回はきちんとトーナメントラインが引いてありました。決勝まで。となると、Aブロック・Bブロックに、どのチームがどのように配置されるかで大きく物語が変わってきそうです。ちなみに残りのカード予想をしてみましょうか・・・当たらないと思うけど(笑)。あれ〜?これ意外と難しいぞ〜!?前にも書いたけど、準決勝に進むべきチームが5チームあるんだよねえ。つまり負けてもいい(嫌な表現だな)チームが3チームいるわけで。ちょっと分類してみると

【準決勝に進出すべきチーム】
・ヌーヴォー(主人公だから当然)
・マシンガンズ(前チャンプだから当然)
・イクスパンションズ(ネプが2回戦敗退ってあるかね?)
・ヘルズベアーズ(今回のウォーズマンは気合が違う)
・ファイブディザスターズ(現在のところ最大の悪役だし・・・2回戦敗退はねえ・・・)

【負けてもいいチーム】
・アドレナリンズ(ロビンさえ死ななければという条件つきで)
・2000万パワーズ(残念ながら、今回は勝ち抜くテーマがない)
・カーペットボミングス(真ボスという可能性もあるが、対マシンガンズじゃなあ)

こんな感じなんだよねえ。つまりは勝つべき5チームのうち、どのチームを2回戦敗退にするかなんだよね。うわ〜わかんねえなあ!・・・よし、決めた!

【Aブロック】
@○マシンガンズVSカーペットボミングス●(もう決定でしょ)
A○ファイブディザスターズVS2000万パワーズ●(ゴメン、犠牲になって)

【Bブロック】
B○ヌーヴォーVSイクスパンションズ●(ちと早い気がするが・・・仕方ない)
C○ヘルズ・ベアーズVSアドレナリンズ●(禁断の師弟対決。でもこれならロビンも死なない)

・・・実はですね、ロビンとウォーズマンが戦うことにより、ロビンは負けるんだけど、命に影響はない負け方をすることによって、ケビンが復活すると。そしてウォーズマン&ケビンの、読者投票1位チームである『漆黒の師弟コンビ』が結成されて、準決勝でマンタVSケビンという期待を持っているんですね。そして決勝はマシンガンズVSヌーヴォーの親子対決。これがオレがゆで先生だったら書くシナリオなんだけどなあ。どうだろね。

 

 

 

 

 
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2007年4月9日  第17号  2試合決定!
 注目の2回戦組み合わせですが、カーペットボミングスは宣言どおり、マシンガンズの隣のボックスに入りました。これにて第一試合・マシンガンズVSカーペットボミングス決定です。うーん、やはりあそこまで宣言して違うボックスに入ることはないわな。サプライズはなしと。

 続いて3番札は時間超人コンビ。ケビンのクリアボックスを抱える彼らに対し、ロビンが鬼の形相でつっかかろうとしますが、そこはキッドが押さえます。「我らの野望はレジェンドとニュージェネの殲滅にある」とし、6番ボックスに陣取り対戦相手を待ち構える体勢。ふてぶてしいですね。

 4番札はマンタ&カオスのヌーヴォー。お約束のヘタレコントがあり、スグルからは「ここで逃げ腰になるとは、ニュージェネという輩はやはり見掛け倒しだ」と嫌味をチクリ。スグル株、完全に失墜してますね(苦笑)。結局4番ボックスに強制イン。相手を待ちます。

 5番札はイクスパンションズ。ここは注目ですよね。オレの予想ではヌーヴォー戦なんですが・・・なんと6番ボックスの時間超人とにらみ合います。激しく火花を散らす中、セイウチンが興奮、それをネプがチョップで制止。すわ悪行VS悪行の夢対決かと思われましたが、「今ここでぶつかれば、確実にイクスパンションズが勝つが、ダメージも大きく、準決勝・決勝に支障がでる」「お互い正義超人を潰す目的は同じ」「ならばもっと上で会おうや」という会話がなされ、不戦協定。なんだか前作のはぐれ悪魔コンビとの同盟を思い出してしまいました。やはり悪行VS悪行の図式は成り立たなかったか。ちょっと見てみたかったけどね〜、ゆで先生の描く悪VS悪。

 ということは、やはりイクスパンションズの相手はヌーヴォーか?と思いきや、「グレートが弱すぎるから、もう少し実力があがってから食ってやる」と、これも回避。結局イクスパンションズはボックス8へ。こちらも相手を待ちます。

 6番札はヘルズベアーズ。これも注目だなあ。マイケルを引き連れたウォーズマンが選んだボックスは・・・なんとイクスパンションズの隣のボックス7。これにて第四試合・ヘルズ・ベアーズVSイクスパンションズが決定。そして次週に続くです。ここまでの結果を図であらわすと

こんな感じ。残るはアドレナリンズ、そして2000万パワーズ。たしか2000万パワーズは8番札だったので、次のチームはアドレナリンズでしょう。・・・これは9割の確率でボックス5に入るでしょうね。ロビン怒り狂ってたもんなあ、時間超人に対して。ただロビンにとって時間超人戦は危険だよね。死亡が許されない体なだけに。まあブロジェロも死亡はしてないから、なんとか命だけは助かるような展開になるのかね?ということは

というトーナメント表ですね。ただこれも謎が大有りですが。まずトーナメント表どおりに進んだとすると、おそらくAブロックの準決勝はマシンガンズVSヌーヴォーの親子対決なんですよね。オレはこのカードは決勝でやるべきだと思ってますんで、ちと早いと。しかもBブロックでイクスパンションズが勝ち残った場合、準決勝が時間超人VSイクスパンションズになってしまう。これも現実離れしています。マンタとセイウチンの関係を修復しなければならない以上、ヌーヴォーとイクスパンションズはどこかで交わらねばならないのですが、これでいくと決勝戦になってしまいます。それもなんかしっくりきません。というわけで、オレは準決勝もシャッフルがあるとニラんでいます。しつこいですけどね(笑)。

 でも正直、ヘルズベアーズVSイクスパンションズは勝敗が読めないんです。どちらにも勝つべき要素があるからなんですよ。まとめると

【イクスパンションズが勝つ要素】
・流れ的にヌーヴォー戦までは負けられない
・ネプの準々決勝敗退が似合わない

【ヘルズ・ベアーズが勝つ要素】
・マイケルの正体が暴かれたとしても、その試合で敗北するのか
・ウォーズマンに並々ならぬ気合があり、大きな使命感を感じる
・なんといってもウォーズマン&ケビンは実現しないとおかしい

こんな感じです。ただ前作の試合におけるウォーズマンのダメっぷりが気になりますけどね。ネプ恐怖症があってもおかしくないくらいです。それともファイティング・コンピューターが『アワワ克服プログラム』をインプット完了したか(笑)?どちらにしろ、今回のウォーズマンは一味違うので、相当いい線いくとは思いますけどね。読者人気1位という後ろ盾もありますし。やはり鍵はマイケルの正体ですかね。しかし読めないだけに楽しみな試合ですね〜。

 

2007年4月16日  第18号  でた!ゆで先生マジック!!
 Bブロック第4試合はヘルズ・ベアーズVSイクスパンションズ。ウォーズマンが対ネプを選んだ動機に注目ですよね。

「このオレを選ぶとは、よほど勇気があるか、底抜けのバカだ」
「先のトーナメントでお前はオレにマスクを剥がされ、死に追いやられている」
「今でもこの左腕にはその時の感触が残っているぜ」

と、ウォーズマンを挑発するネプ。30年経ってもまだ左腕に感触が残っているとは、なかなかネプも粘着質ですな(笑)。それに対してウォーズマンの返しがまたイカします。

「昔のオレと同じだと思ったら大間違いだぜ」

とネプの蔑みが入った発言に対しても、まったくもって落ち着いたもの。あくまでクールに切り返します。そうなんだよ、今シリーズのウォーズマンはやたらカッコイイんだよ。その理由の一つがクールな言動なんだよね。カリメロ&人工衛星との試合も、セリフや行動が落ち着いてたもんなあ。もちろん1コマ1コマ完成度の高いイラストじみた中井画伯のウォーズマン描写も大きな理由ではあるんだけど、それとクールさがあいまって、さらにカッコイイんだよね〜。個人的に今一番好きだもんなあ、ウォーズマン(笑)。そんな落ち着いたウォーズマンを見て、ネプは彼が自分と同じく時を越えてこの時代にやってきたのだと理解します。

「なるほど、あのときの青臭い自分とは違うというわけか。しかしどんなに経験豊富になったとしても、パートナーがそのクマとは、オレたちを甘く見すぎているんじゃないのか」

と、ウォーズマンを認めつつ、今度は矛先をマイケルに移します。これにはマイケルの目が釣りあがり、臨戦体勢に。セイウチンがそれに反応し、得意の雄叫びをあげますが、マイケルも不気味ににらみ返します。そしてまたもや着ぐるみ内部の肉体がモコモコと変化するデモンストレーション。ホント、中に何が入ってるんだよ!ってな感じです(笑)。

 ここでスグルは相変わらずの悪態をつきます。「ウォーズマンは先の大会で名誉ある死を遂げたのだから、生き返るはずがない」「なんだかんだ油断をさせても、結局は正義超人の殲滅が目的なんだろう」と、取り付く島がありません。もう徹底して嫌な役割を押し付けてますね、ゆで先生。

 そして次の7番札を手にしたのが、アドレナリンズ・・・って、ゲエエエエ!?たしか8番札を持っていたはずの2000万パワーズが、いつの間にやら7番札を持っているじゃないですか、奥さん!うわ〜やられた。ゆで先生、サラリとすり替えをやってくれるなあ(笑)。得意のゆで先生マジックだよ。コミックスじゃ修正されてるんだろうけど・・・ということは、時間超人の相手は2000万パワーズか?と思いきや、あっさりと時間超人のボックスをスルー。

「オレたちもお前ら新世代超人という輩が一番胡散臭く感じるぜ」

と、バトルロイヤル当時はタイムスリップに関して一番理解が早かったはずの2000万パワーズでしたが、ここではスグルと同レベルに。対ヌーヴォー戦を選びます。ここでのテーマはマンタとモンゴルマン(ラーメンマン)の師弟対決でしょうか。つーか、ラーメンマンがマンタの師匠って設定、つい最近まで忘れてました(笑)。

 そして残ったカードが時間超人VSアドレナリンズ。なんだ、結局この組み合せになるんなら、アドレナリンズが7番札のままでもよかったのになあ。おそらく2000万パワーズとヌーヴォーの対戦理由を描写したかったんだろうな。

 というわけで、2回戦のカードがすべて決定です。各試合とも楽しみですね。

 

2007年4月23日  第19・20号  マイケルの正体は・・・!!
 2回戦すべてのカードが決定しました。トーナメントボックスが地上に降り、各チームがにらみ合います。ケビンのクリアケースに手を伸ばそうとしたロビンに対し、サンダーが「オレたちに勝ったら返してやるぜ〜」と触らせません。怒るロビンを制し、「オレとロビンの新旧の正義超人が結束すれば、お前らをやっつけるなんてたやすいことだぜ」と逆に五大厄を挑発するキッド。冷静で余裕ある言動がイカします。ナツコもいっていましたが、チームリーダーっぽさが出ていていい感じですね。

 2000万パワーズとヌーヴォーは、正義超人対決らしく握手。それでもマンタ&カオスは得意のビビり腰です。徹底してヘタレコンビ道を邁進しております。おそらくコテンパンにやられるんだろうけど、試合中に成長して伝説超人超えをするんだろうなあ。テガタナーズがあれだけの負傷をしたまま試合に出場したことを考えると、2000万パワーズも相当な体力的ハンデを持っていそうですね。まあそれが理由で負けるならば、イメージダウンも少ないだろうし。

 さ〜て、今週の最大のポイントですよ〜。ヘルズベアーズとイクスパンションズのにらみ合いです。やたらとお互いをけん制しあうセイウチンとマイケル。今にも飛びかからんとする両者を必死で制止するネプとウォーズマン。とくにネプは「しずまらんか、セイちゃんよ!」と、緊張感があるんだかないんだかわからないようなセリフです(笑)。この状況で「セイちゃん」って・・・。しかしさすがは分析上手なネプですね、読者のみんなが注目しているマイケルの正体について、重要なヒントを与えてくれました。「セイウチンの獣性がこんなにも激しくなるのは、相手も獣性をもった超人ということ・・・ということはあのクマちゃんは!」と、マイケルが獣系の超人であることを示唆。つーか「セイちゃん」のつぎは「クマちゃん」ですか。一気に緊張感が薄れる・・・。年食ってネプも丸くなったのか?

 そして興奮してまたもやオーバーボディの中身がグニョグニョと動くマイケル。裂け始めたボディからはなんと氷の粒が弾け飛びます。・・・氷!?これまた重大なヒントだぞ?それを見てとうとうセイウチンがネプの制止を振りきり、回転してマイケルのボディに牙で一閃。胸から腹にかけて、ボディが裂けますが、中身がイマイチ見えづらい。どうやら氷のコーティングがされているような、そんな感じです。つまり

クマボディ→氷の膜→本体

という構造みたいです。胸を裂かれたマイケルは、大音響の雄叫び。思わず会場のみんなが耳を塞ぐくらいのレベルです。この混乱に乗じてウォーズマンが左手のベアクローをマイケルに投げつけ、破れた胸元を緊急縫合。マイケルをタワーブリッジの状態で担ぎ上げ、ダッシュで会場をあとにします・・・ってヘルズベアーズ、会場からの逃走パターン多いな(笑)。

 ベアーズを追走しようとするセイウチンを、ネプが例の拘束衣を被せて阻止。両チームの激しい前哨戦は一応の収束をみせます。そして会場に残った氷のかけら。それを口にしたネプは、どうやらマイケルの正体がわかったようですね。「お前の獣性を充分に発揮できる好敵手があらわれたぞ、セイウチン」とニタリ。

 さ〜て、ここいらでマイケルの正体予想といきましょうか。まず最初の驚きは、ゆで先生がちゃんとマイケルの正体を考えていたことですよ(笑)。オレはてっきりまだ悩んでるんじゃないかと勘ぐっていたもんで。今シリーズはホント、伏線をきちんと考えまくって設定しているのね。ゆで先生ごめんなさい(笑)。では現在わかっているマイケル情報をまとめてみましょう。

@獣性をもった、獣系の超人である
A氷に関連する超人である
Bどうやらネプが知っている超人である

これらを総合して考えると・・・マイケルの正体は・・・・

プラネットマン!

あ、違うや。氷点下の首四の字がかろうじてAにかするだけだった。失敬失敬。ではあらためて・・・マイケルの正体は・・・

クリスタルマン!

あ、これもAだけだ。つーかクリスタルマン、リザーブマッチのときに会場に来てたし。その他大勢の中で。ムリムリ(笑)・・・さて、おふざけはここまでにして、真面目に予想を・・・って、もう皆さん、大方思い浮かぶ超人がいるでしょ?そう、それは・・・

「ゲエエエエエー!象の超人!」

これですよ。@〜Bをすべて満たす超人は象の超人しかいないんすよ、奥さん。オレ的には王位争奪編のキャラを出場させるのはちと不満なんですが、まあ最有力候補でしょうね。@の獣性は申し分ないし、Aの氷は永久凍土、もしくはアイスロックジャイロ、Bは王位争奪編でネプと面識ありですしね。おそらく氷を口にしたネプは、その氷の質がそういったものであることを見抜いたのではないでしょうか。問題はウォーズマンとの接点と、トーナメント参加の動機ですよね。ウォーズマンとの接点は闇討ちした・された仲・・・ですか?うわー仲良くなりそうもねえ!あ、王位編前のマンモスマンならまだ未遂か(笑)。

 まあBを無視すれば、新超人という線もあるんですけどね。前に「セイウチは実は北極グマよりもつよい」というシーンがあったことを考えると、クマをモチーフにした超人かもしれません。でも読者サービス的な面、インパクトの面から考えると、象の超人なのかなあ。

 試合会場はAブロックが田園コロシアム、Bブロックが上野公園。これもなんか因縁めいてますね。Aブロックのキン肉マン・モンゴルマン・バッファローマンは田園コロシアムで闘ってますし、Bブロックのロビンは上野公園の不忍ノ池で苦い思いがありますしね。このあたりも多少試合に影響があるのでしょうか。

 そして最後にマリさんとビビンバがニアミスで登場。マリさん登場は意外だったなあ。でもこれって結構重要な伏線かも・・・?スグルと色恋沙汰の展開によっちゃ、マンタ消滅の危機もありえるぞ。ちなみに今週は合併号だから、来週はガマンですね。残念だけど。

 

2007年4月30日
 今週はGW合併号のため、プレボが休刊です。残念ですなあ。

 

2007年5月7日  第21号  マシンガンズの弱点
 無言で会場をでていくマリさんを追おうとするものの、つまずいて見失う凛子。どうやら凛子はタイムシップに忍び込んだ理由の一つに、若い頃のマリさんがどういうことに興味があって、どういう恋をしたのかを知りたかったという、まったくもって読者は知りたくない理由があったらしいです(笑)。まあビビンバも登場したことを考えると、スグルを含めた三角関係に凛子が介入するというサイドストーリーがありそうですね。いやはや、ゆで先生が恋愛を絡めたストーリーを描こうなんて、時代も変わったなあ(笑)。

 さて場面は田園調布のキン肉ハウス。2回戦に向けて特訓中のスグル&テリーです。ビビンバの胸に顔を押し付けるエロいスグルの描写がありますが、ちょっと違和感がありますね。現役当時のスグルには、変なエロさをもってほしくないなあ。

 そして対戦相手のカーペットボミングス。来るマシンガンズ戦に向けて、海岸で綿密なミーティングです。「イースターアナライズ」なる特技で、切り立った大きな岩盤に向けて画像を照射するモアイドン。スグル&テリーの分析を開始します。

【スグル】
・ここぞの場面で発現する「火事場のクソ力」の超人強度がすごい
・それに伴う攻撃力・防御力ともに抜群の力を持つ
・肉のカーテンという鉄壁のディフェンスがある
・しかし閉所恐怖症、先端恐怖症、犬恐怖症と、精神的なゆさぶりをできる弱点がある

【テリー】
・タッグパートナーを光らせるのがうまい、タッグ名人
・魔雲天、サンシャインなど、巨漢超人に対してほど闘志を燃やす「巨漢(ジャイアント)キラー」

【ツープラトン】
・マッスル・ドッキングは強烈。これを絶対にくらってはいけない

と、冷静な分析。意外なのは、頭が悪そうな(笑)モアイドンが実はインテリっぽい分析をするということです。オルテガが質問役、モアイドンが解説役でしたからね。そして導き出された打倒マシンガンズ必勝法は、スグル&テリーの「優しさ」を利用することらしいです。この「優しさ」が、今回はアダとなると言い切り、自信たっぷりの表情で次週へ続くです。

 正直まだまだ彼ら二人は噛ませ犬のイメージを払拭しきれていませんが、この「優しさ」につけこんだ作戦次第では、マシンガンズをくう可能性もありますね。いわゆる「人質作戦」による降伏勧告です。ニューマシンガンズVSはぐれ悪魔コンビみたいな。このあたりをついていけば、彼ら二人にも金星の可能性がでてきそうだと思うんですがね。ただ彼らはまだまだキャラが立っているとは言い難いので、金星は微妙かな・・・でも過去にミキサー大帝の金星もあったからなあ。

 さて、来週からは2回戦前の各チームの描写があるんですかね?あってもいいけど、1週くらいで終わらせてほしいなあ。はやく2回戦見たいし(笑)。

 今週気になった点は
・オープンフィンガーグローブをつけて練習するテリー。この時代にあったっけ?
・自らを「悪行超人」と名乗るカーペットボミングス。ますますスカイマンとの接点がわからねえ(笑)
・モアイドンの画像照射システムのメカニズム(気にすんなよ)
・初めて聞いた、テリーの「ジャイアントキラー」という異名

こんなとこですかね。

 

2007年5月14日  第22号  寄り道
 やはりというか、なんというか、各チームの心境描写が始まっちゃったなあ。今週はヌーヴォーにスポットがあたりました。都庁が建設される前の土地で、青空リングをこしらえて一人練習をするマンタ。屋根がない、トレーニング器具もないとミートに愚痴をいうものの、かなり気合の入った練習を繰り返します。以前ニュージェネが使っていた体育館は、ネプがドアを壊してしまったために追い出されたらしいです。

 一方、カオスは消沈モード。トイレの洗面所で悩んでいました。まず2000万パワーズと闘うのが怖いということ。こんな不安な気持ちの時、マンタやキッド、ジェイドには励ましてくれる親・師匠がいてうらやましいこと。それにひきかえ、自分には誰もそういった人がいなく、孤独で仕方がないこと。これらのマイナス要因が合わさって、かなりの鬱モードです。

 そんな鬱モードに手を差しのべてくれたのは、意外にも花山神社でエセ超人プロレスをやっていた、一等マスクほかの仲間たちでした。花形のカオスが抜けて興業がうてなくなり、使い道のなくなったトレーニング器具を使ってほしとのこと。また、スパーリングパートナーも買って出るということ。「困っているならもっとオレたちをつかってくれよ」という、エセ超人の友情パワーが発揮されました。これにカオスは感動し、自分は独りではないと気持ちを新たにして次週に続くです。

 ・・・う〜ん、カオスの孤独を表現したかったらしいんだけど・・・必要かな?これ。まあ主人公のパートナーに抜擢された謎の人物だから、キャラの掘り下げをもっとしたいということなんでしょうけど。なんか今週は寄り道をされた気分です。ゆで先生としては、キャラのバックボーンを丁寧に描きたいのかな?

 これで来週からも、各チームの描写がありそうな雰囲気です。3週くらいはこれに費やされるのかな。ヘルズベアーズの心境描写は楽しみですけどね。できればテンポよく2回戦に・・・いってほしいなあ。

 

2007年5月21日  第23号  スグル×バッファローマン
 花山神社で超人プロレスショーをやっていた仲間たちの助けをうけ、雨の中スパーリングに打ち込むマンタ&カオス。友の協力でふっきれたのか、カオスの格闘技術も大幅上昇。ただ人間を相手に練習をして効果があるのかがちと疑問ですが(笑)。

 そして場面はモンゴルマン&バッファローマンの2000万パワーズの特訓風景に。中国風の道場で夜遅くまでスパーをする中、ドアをノックする音が。そこに現れたのはキン肉スグル。

「バッファローマン、これからちょっと私につき合ってくれないか」

と、珍しく真面目な顔で懇願するスグル。同じ正義超人とはいえ今は敵対チーム、しかもこんな夜更けにどうして・・・?と疑問に感じるバッファローマンだったが、スグルの真摯な態度を見てついていくことを決心。そして外に出た二人を遠くから監視するボミングス。相変わらずボミングスは優しさ」がマシンガンズの命取りとなると、自信たっぷりな表情です。しかもスグルが着実にその過程を踏んでいると、意味深な発言。このバッファローマンの呼び出しが何か関係あるのでしょうか。

 結局スグルがバッファローマンに何を伝え、何を見せたかはわからないまま、試合当日。Aブロックの田園コロシアムには、なんと高くそびえ立った岩柱の上にリングが。どうやら準決勝第一試合は、高所リング対決っぽいですね。そして・・・次週につづく。う〜ん、もどかしい(笑)!

 今週のポイントは、そのスグルとバッファローマンのコミュニケーションがいったい何かということですよね。一番考えられるのが、左腕に埋め込まれたロングホーンを返却することかなあ・・・?王位戦でやったイベントを、繰上げて行うわけです。でもこれはスグルにとっては、あえて敵に塩を送るようなもので。ロングホーンがあったバッファローマンの方が、そりゃ強いですよ。このことがひょっとしたらボミングスのいう「優しさ」なのか?

 今週気になったのは
・バッファローマンがスグルと外に出たときにさした番傘。なぜに番傘?
・つぶらな瞳のタンメンマン
・しょっぱなから瀕死状態だったロビンマウス

 こんなところでしょうか。

 

2007年5月28日  第24号  茨の道
 細長く切り立った岩柱の上に設置されたリング。どうやらこれはボミングスが故国でよくやる「アンデスデスマッチ」だそうです。このボミングス優位の試合形式をマシンガンズも受諾。マシンガンズの懐の深さに観客が沸きますが、凛子やジャクリーンは「なぜわざわざ相手の有利な試合形式を受けるのか」とイマイチ理解できない様子。それをミートやナツコは納得顔で二人にいいます。楽な道と茨の道があったら、茨の道を選ぶのがマシンガンズの性分だと。

 そしてそのマシンガンズが入場。テリーはいつものカウボーイスタイル、その後ろに続くスグルは・・・ミルマスカラスばりのメキシコ系ド派手衣装で入場です。リング上まではエスカレーターがあるのに、それを使わずに背中に背負った羽で舞い上がり、リングインをしようとしますが、その羽は手動で動かす安い作りなので、かなりかっこ悪いフライング姿をさらす結果に。まあスグルらしいけど(笑)。

 そして場面は2000万パワーズの控え室。なにやらバッファローマンが慌てふためいています。「キン肉マン、お前ってやつは〜!!」っと涙ながらに訴えるも、それをモンゴルマンが必死で止めます。「今出ていけば、あいつ(スグル)の気持ちが無になる」と、バッファローマンを説得するモンゴルマン。このあたり、先週のスグルとバッファローマンの密会に秘密がありそうですな。

 そしてまたもや場面はリング上に。あとわずかの上昇でリングインしかけたスグルですが、背中の羽がちぎれてしまい、落下の大ピンチ。間一髪テリーが手を差し出しスグルを引き上げるも、左手を引張られたスグルは苦悶の表情。あ〜、やはりそういうことですね。スグルの左腕は、バッファローマンのロングホーン骨の緊急摘出手術後ほやほやということなんでしょう。おそらく。

 そしてボミングスが不気味に入場。スグルの苦悶の表情を見て、「やはり優しさが弱点だ。我々に負けはない」と自信たっぷりで来週に続くです。

 これでマシンガンズはスグルの左腕が不能状態というハンデを背負った形ですね。この弱点をボミングスが突いてくるのでしょう。マリさんやナツコの人質作戦はさすがにないかな・・・?おそらくこの左腕があらゆることにおいてスグルを危機に追いやる気がします。ポイントはテリーマンですね。スグルをどうフォローするのか。自己犠牲精神あふれるキャラだけに、なんか身代わりとかありそうですけど。来週はとうとうゴングです!

 

2007年6月4日  第25号  番狂わせの演出
 ボミングスの入場に大ブーイングの観客。空き缶やゴミを花道に投げつけます。超ベビーフェイスのマシンガンズに対し、得体の知れない殺戮コンビとして、必要以上にボミングスはヒール扱いを受けているような印象ですね。

 そんな扱いでも彼らは淡々と入場していきます。これをミートは「マシンガンズに100%勝てるという自信があるからあんなに冷静なんだ〜っ!」と怯えながら分析。するとその横にいた酔っ払いが、その自信を壊してやると、酒瓶に墨汁を入れて花道に投げ込むという暴挙にでます。しかしオルテガはそれを軽くよけ、後ろに控えるモアイドンが指一本で跳ね返し、ビンはその酔っ払いめがけて戻っていき破裂。ボミングス、まったく動揺がありません。

 ブーイングを送る観客とは逆に、試合を偵察する選手側からは評価が高いみたいです。サンダーは「オレなら観客とひと悶着起こしている」とその冷静さを評価。ロビンは「あの二人は殺戮を好むだけでなく、相手を徹底的に分析するという一面もあるらしい」と観客の知らないインテリな一面を評価。そして一番彼らを買っているのがネプ。

「これから世紀の番狂わせを見ることになる」
「無敗のマシンガンズが破れる可能性がある」
「セイちゃんよ、マークするチームをマシンガンズからボミングスに変更だ」

と、何を根拠にそこまでボミングスを評価するのかわかりませんが、とにかくものすごく彼らを買っているんですよね。

 そして場面は控え室へ。一等マスクらにマッサージをさせるヌーヴォー。そんな中、廊下に響き渡るバッファローマンの咆哮。「キン肉マ〜〜〜ン、お前ってやつは〜〜〜〜っ!」と、先週からずっとそんな調子らしいです(笑)。これに対してマンタが「騒いでこちらのペースを乱すつもりか」と言いがかりをつけますが、「そんな姑息な手を使わなくても、お前らなんて軽く料理できる」とモンゴルマンがピシャリ。伝説超人の余裕を見せつけます。

 アンデスリングではゴングが鳴り、先発はオルテガとスグル。リング中央でオルテガが力比べを挑みます。「パワーファイターのキン肉マンに対して力比べを挑むなんて無謀だぜ」と自信たっぷりにテリーがいいますが、スグルは左手を組む瞬間にこの勝負を避けます。ついでヒップアタックを仕掛けたオルテガを右腕でキャッチし、スリーパーホールドに切り返そうとするも、やはり左腕を絡めることができずに失敗。左腕をかばうスグルのおかしな動きを突いて、オルテガが自軍コーナーまでスグルを運び、コーナーに控えていたモアイドンがスグルの左腕を固めると、スグルがたまらず絶叫。そして次回に続く、です。

 今週は「番狂わせ」という事態が生じる可能性がある、ということを読者に刷り込ませるような表現(演出)が多かったですね。とくにネプのセリフには、どこからそこまでの分析ができるのか、と違和感がありました。マシンガンズの強さを一番知っているはずのネプが、こうもあっさりとマシンガンズを切り捨てる理由がよくわかりません。スグルの左腕については、まだネプも気づいていないと思うんだけど。まあネプほどの超人がボミングスマークに切り替わったということで、ボミングス侮り難し、という印象を植え付けたかったのでしょう。

 事実、それによってこの試合がどちらに転ぶかがよくわからなくなってきましたしね。下手すりゃマシンガンズ敗退も有り得るぞと。まあこの試合に限らず、U世になってからは勝敗の行方が予想しづらいパターンが多くなりましたよね。実際マンタがケビンに負けるというサプライズもありましたし。初代のときには考えられない展開ですからね。このあたり、ゆで先生はうまくなったと思いますよ。勝敗がわかりづらい方が、読んでいるほうもハラハラしますしね・・・それでもオレはマシンガンズが辛勝すると思いますけど。

 

2007年6月11日  第26号  お前ってやつは!
 アーケードゲーム『マッスルグランプリMAX2』の情報がでましたね。今回はPS2で登場したキャラに加え、運命の5王子、ネプ&武道が追加されるらしいです。残念ながらマンモスマンやオメガマン、サタンクロス等は出ないみたいですね。ちょっとガッカリかなあ。レオパルドンやキャノンボーラーといった違う意味での伝説超人まで出たら、狂喜乱舞するんですがね(笑)。

 さて、試合はマシンガンズVSボミングス。相手コーナーで左腕を極められ、苦悶の表情のスグルです。これを下からの突き上げキックでなんとか回避し、右腕でオルテガを裏投げ気味に投げ捨てます。しかしスグルの優しさがあだとなると読んでいたボミングスは、自分らの予想が的中したことに自信を深め、余裕の表情。

 オルテガの掌底を右手一本で弾くも、「左手がお留守になってるぜ」という突っ込みに動揺し、ソバットをくらうスグル。続くハイキックを肉のカーテンの要領で左腕ブロックをするも悶絶。「どうしたキン肉マン!?」と、試合前からの不調にテリーが苛立ちます。ミートはスグルの体調がとても試合ができる状態じゃなく、しかもボミングスはそれを知っていて攻めているとわかったようです。

 そして控え室ではいまだに泣き止まないバッファローマン。「やはりここは洗いざらい話して・・・」とスグル不調の理由を委員会に話そうとしますが、モンゴルマンが止めます。「オレだってつらいんだ」とモンゴルマンまで涙。試合前から二人して泣きじゃくっています。大丈夫か(笑)?

 そしてオルテガがスグルの左腕を逆十字にとらえると、肘のあたりの皮膚がピリピリとめくれ、その下からはラグビーボールの縫い目のような痛々しい傷跡が。これを見たテリーはすべてを察します。

「普段はとことんアホなくせに、とことんいいやつなんだから・・・!」

と、涙ぐみます。スグルはなんとかオルテガの逆十字をほどきますが、左手のダメージ大。そこでテリーが手を伸ばし、マシンガンズはタッチが成立。背後から襲ってきたオルテガに対し、ダブルのドロップキックで迎撃して次週に続くです。

 どうやら来週はテリーの奮闘が見られそうですね。おそらくオルテガもモアイドンにタッチするでしょう。突然湧いて出た(笑)ジャイアントキラーの異名にたがわぬ活躍を期待したいです。しかしスグルの傷跡は痛々しいですね。ボミングスに勝てたとしても、その後が不安です。短期間ではとても回復しそうにないですしね。そうなるとやはりポイントはテリーの踏ん張りでしょうか。どうやらスグルの男気に感化されたっぽいですからね。イカした闘いぶりを戦いぶりを見せてくれそうです。

 今週気になった点は
・1983年に大流行の人工皮膚(笑)

こんなところでしょうか。

 

2007年6月18日  第27号  友情パワーのオンパレード
 ダブルのドロップキックでオルテガを吹っ飛ばしたマシンガンズ。王者のコンビネーションに観客が沸きます。というか、観客の中に初代のコミックス3巻当時の江口寿史がいますね(笑)。ミートはスグルの優しさにあらためて感動し、目頭を熱くします。左腕のロングホーン摘出について「なんで相談しなかった」と問うテリーに対し、「心配をかけたくなかったし、もし相談すれば止められると思った」とこたえるスグル。そんなスグルに対して「オレがその立場でも同じ行動をとったぜ」とテリーはスグルの男気を肯定してくれました。そしてシューズからバンダナを取り出し、傷ついた左腕に巻くよう促すテリー。なぜシューズに都合よくバンダナを仕込んでいたのかは永遠の謎ですが(笑)、これにてマシンガンズはさらに結束が高まった様子です。

 これをみたボミングスはその優しさが理解できないと、マシンガンズを挟むようにダブルでニールキックを敢行します。スグルとテリーはすかさず背中合わせで腕を組み、両足キックでそれを阻止。ひるんだボミングスをそれぞれヘッドシザースにとり、脳天同士を激突させる珠玉のコンビネーション。ミッショネルズのクロスボンバーを破ったときと同じ要領ですね。そんなマシンガンズを初めて生で見るジャクリーンや凛子は、アイコンタクトなしに繰り出されるマシンガンズのコンビネーションに魅了されます。

 場面は変わって2000万パワーズの控え室。ここ2週、涙腺が緩みまくっていたバッファローマンも少しは落ち着きを取り戻し、テレビでマシンガンズを見まもりつつ、前日の出来事を回顧します。夜分遅くにバッファローマンを呼び出したスグルは

「左腕に入れているロングホーンを返そうと思う」
「今回2000万パワーズは捲土重来を狙っているのだろう。そのためには万全の体調で望んでほしい」

と、バッファローマンに己の目的を告げます。それに対してバッファローマンは

「それじゃあお前の左腕が使いものにならなくなる。それは聞き入れられない」

と拒否しますが、

「たしかに私にとって左腕は宝物だ・・・でも私にはテリーマンという、もっと素晴らしい宝物がいる」

と、テリーがいれば大丈夫宣言。このあたり、マシンガンズのお互いを信じあう深さ、そして絆の強さを強烈にアピールです。なんかとってもくさいんだけど、昔ながらのキン肉マンっぽいよね。

 そして舞台はまたもやリング上。ダブルでフットボールタックルを食らわそうと提案するスグルを、テリーが蹴飛ばしエプロンサイドへ。

「体調が充分ではないお前は休んでいろ。お互いの足りないところを補い合うのがタッグの鉄則だぜ」

と、粋なセリフとともに果敢にモアイドンに攻めかります。「テリーがいったあ〜!」のナックルパートを食らわせて次週に続くです。

 今回はいやっちゅうほどマシンガンズの友情にスポットが当たりましたね。スグルもテリーも、阿吽の呼吸でイカしたセリフを大放出(笑)。友情・努力・勝利が燦然と輝く、あの頃に戻った感じですよ。優しさ(=友情)を否定すればするほど、しつこいくらいの友情プレーを繰り出すマシンガンズに対し、はたしてボミングスは飲み込まれずにいられるのか?

 今週気になった点は
・何ゆえ裸踊りを続けるのだろうか、真弓は
・ブロジェロも捲土重来を狙っていたんだけどな(泣)
・ロングホーンは万全かもしれないけど、おそらく2000万パワーズもあちこち負傷があると思う
・飲んだくれの怪しい医者。無免許っぽいよね(笑)

こんなところですかね。ちなみに明日はコミックスの第8巻が発売だ!

 

2007年6月25日  第28号  テリーらしさ
 「テリーがいったあ〜!」のナックルパートで会場は大盛り上がり。キッドはスタイルこそ自分と似ているが、一発一発にこめられた気合が違うと、全盛期の親父の攻撃に感激です。興奮して思わず席を立ち上がってしまい、「後ろの観客に迷惑だ」とロビンに注意される始末。しかしロビンも父を尊敬の眼差しで見つめるキッドをみて、微笑ましく思ったようです。

 左手をクルクルと回し、とどめのナックルパートを放つとモアイドンはリング外へ落下。しかしかろうじてロープを掴み、その反動で高々と舞い上がりテリーに対してボディプレス。テリーは冷静に相手をみて、片足タックルでモアイドンからテイクダウンを奪うと、でました伝家の宝刀スピニング・トゥ・ホールド。2回3回と回転を加え、モアイドンを追い込んでいきます。

 テリー絶好調かと思いきや、ここでモアイドンが反撃。両足を自然岩に変形させて結合、逆にテリーを足で胴締め状態にし、腹筋の要領で頭突きを連発です。身動きを取れないテリーはまともにモアイドンの頭突きを浴び形勢が逆転。たしかにモアイドンのごつそうな頭突きは痛そう。幸いに自軍のコーナーに近い位置だったのでスグルがタッチを促すと、テリーはこれを拒否。「お前は左腕に骨がないんだぞ」と、手負いのスグルを気遣い、自分ひとりで負担を背負うつもりのようです。

 スグルの苦悶の表情をみて、バッファローマンにロングホーンを返したことに気づいたマンタ&カオス。「友情に厚い父上のことだからそうに違いない」と確信するマンタですが、リング外からはどうすることもできません。

 テリーのタッチ拒否を見たオルテガは、「テリーマンも優しさで墓穴をほった」とさらに自軍の勝利を確信し、この試合初のツープラトンを敢行です。モアイドンの腹にある口がすり鉢状に開き、その中にオルテガが足から進入。そしてモアイドンが一気にオルテガを発射すると、オルテガは弾き出された弾丸のごとく錐揉み状に回転し、スグルの左腕を目指して特攻です。地獄のローラーから飛び出た阿修羅火玉弾に近いですね。ところがそこにダウン状態だったテリーがカットに入り、オルテガの攻撃をまともにくらって次週に続くです。

 モアイドンを相手にするテリー、いいですね。なんか「巨漢キラー(ジャイアントキラー)」というニックネームがしっくりと感じてきている今日この頃です(笑)。今週は前半は攻撃面でのテリーらしさ、後半は仲間を救うテリーらしさと、テリー三昧でした。とくに最後の身代わりはお約束というか、お家芸というか(笑)。ただ白目をむいているのがちょっと気になりましたね。けっこうダメージでかいのかも。

 パッと見はマシンガンズの友情パワーが炸裂していますが、現実的にはかなりピンチですよね。まずスグルのハンデがでかすぎます。代替骨を入れてるかと思ったんですが、「骨がない」状態らしいですから。これじゃあ力技が掛けられないですよ。というか、たとえこの試合に勝てたとしても、準決勝も同じハンデを背負ったままになります。まあ何かしらの救済策があるんでしょうが、いかんせんこの試合では厳しいことに変わりがありません。

 また、テリーの男気もらしくていいんですが、ダメージが蓄積されていることに変わりがなく、このままだと共倒れの危険性があります。これらのピンチをどう克服するか。やはり最後は火事場のクソ力だのみか?

 

2007年7月2日  第29号  テリーのポジション
 キン肉マンの身代わりで、ボミングスのツープラトン“贖罪の千枚通し”をくらったテリー。肋骨か内臓を痛めたのではと心配されるくらいの重症です。そんな親父をみたキッドが「キン肉マンの左腕が負傷しているからとはいえ、なぜパパがここまで身代わりにならなければならないんだ」と、いわゆるテリーの優しさというお人よしぶりに対して激昂。それに聞いたマンタは「父上の左腕は骨がない状態なんだから、テリーが盾になるのは当然じゃないか」と反論。もっともこの発言は距離があったためキッドには聞こえなかったみたいですが、「キッドは左腕の手術のことをきっと知らないんだよ」とカオスがフォロー。

 負傷したテリーにスグルがタッチを求めますが、テリーはそれを許しません。あくまで自分ひとりで負担を背負うつもりです。オルテガのアッパーや突き上げキックの連打をくらいながらも、長州小力の「キレてないっすよ」ばりに人差し指を振って、まだまだタッチは不必要というゼスチャー。もともとこの「指振り」は、小力の元ネタの、長州力がよくやった仕草なんですけどね。

 さらにボミングスの攻撃はつづきます。今度はモアイドンの腹の口が棺桶くらいに大きくひらき、オルテガがテリーをそこに投げ込みます。ちょうどテリーはモアイドンの上口と下口のつっかえ棒になった感じです。ここでモアイドンがテリーに対して質問を投げかけました。その問いに対して、真実を言えば口が徐々に閉じて中にいるテリーを圧殺するという仕掛け。逆にいうとウソを言えば口は閉まらずに助かるというものらしいです。

 ところが意地っ張りのテリーは、モアイドンの質問に対し、真実をこたえ続けます。
Q1:牛丼よりハンバーガーが好きだ
に対しては、あんな薄切りスライスの汁賭けメシなんて食えるかと答え、
Q2:プレイボーイというキャラだが、実は心に決めた女性がいる
に対しては、テリーファンのギャルには申し訳ないが、愛する女性は翔野ナツコただ一人と答え、
Q3:一生マシンガンズのナンバー2に甘んじていてもいいと思っている
という、厳しい問いかけに対しては、正義超人の本分は平和を守ることであり、そのためにはキン肉マンがチームリーダーであることがベスト。だからオレはナンバー2で充分。と、はっきりとナンバー2宣言。
Q4:友がピンチのときに命を投げ打つことができるか
という最後の問いに対しては、それこそ愚問であり、命を投げ打てるからこそ正義超人と、目を輝かせて言い放ちました。

 これら4つの質問でモアイドンの口はどんどん閉じていき、テリーは圧死のピンチに。そこでスグルが負傷した左腕を懸命に伸ばし、なんとかテリーとタッチが成立。「オレだって友のピンチに命を投げ打てるぜ〜!」と勇ましくリングインして次週につづくです。

 いや〜、テリー意地っ張りですね。このあたり、前回のタッグトーナメント決勝で、ミッショネルズ相手に「このままなめられっぱなしじゃ、生きている甲斐がないんだよ〜!」と言い放ったのを思い起こさせます。そしてテリー自身がナンバー2として納得しているとわかりました。個人の名声よりも人類の平和を重んじ、そのために自分がどのポジションにいるのが適切かを強く意識しているんですね。ホント、いい人だなあ。

 今週気になった点は
・「テリーが身代わりになるのは当然」というマンタ。なんか思いあがってないかい?
・YESかNOに反応するみたいだから、モアイドンの質問なんて無視すれば、口が閉じることはないんじゃないか(笑)?

こんなところですかね。

 

2007年7月9日  第30号  やはり劣勢マシンガンズ
 テリーのピンチに猛然とリングインするスグル。テリーを押しつぶしているモアイドンの腹の口に右ひざをジャンピング・ニーの形でねじ込みます。「バカだのう、お前は。ウソをつけばこんな目にあわずに済んだのに」というスグルに対し、「ウソをついてせせこましく生きるくらいなら、正直に正義超人道を貫いて死んだ方がマシ」と、イカした返答をするテリー。この試合、テリーの意地っ張りながらもプライドあるセリフが目立ちます。

 「それでこそ私がパートナーとして見込んだ男」と感心するスグルは、モアイドンの腹の口をこじ開けて隙間を作り、なんとかテリーを救出し反撃開始。両手を自然岩に変形させ、ジャンククラッシュのようにプレス攻撃をするモアイドンをかわし、「へっへっ屁が出る2秒前」と放屁攻撃。背後からプラチャーを仕掛けてきたオルテガにはバック転をしてのケブラーダで迎撃。空中戦でオルテガのお株を奪うと、そのままオルテガの頭をパンツの中に入れてパンツドライバー。「く、くさ〜!!」とのたうちまわるオルテガに対し、「このパンツは3日間洗ってないから当然じゃ」とお下劣殺法でボミングスを手玉にとります。この間、ダメージの大きいテリーはエプロンサイドで横たわってしまいました。「少し休ませてもらう」と意識も朦朧。

 そんなテリーをフォローしようと、スグルは張り切ってモアイドンに対して右腕での逆水平のラッシュ。この気合の入った乱打を見たマンタは「普段はヨボヨボの父上しかみたことなかったけど・・・これが宇宙一といわれた父上の全盛期、そして洗練はされてないけど魂のこもった火の玉ファイトだ!」と感激した模様。

 しかし右腕一本での攻撃を見たモアイドンは、「やはり左腕は使えないんだな」と、スグルを中心にしてオルテガと向き合い、ダブルの地這い脚を敢行。これがスグルの右足にヒットし、スグルは転倒。すかさずオルテガがスグルの頭をネックブリーカーに捕らえ、脚をモアイドンが担いでツープラトン攻撃に移行しようとすると、「左腕は使えるわーっ!」と、左腕でオルテガにエルボー、返す刀でモアイドンにラリアットを放つスグル。手術後であることを感じさせない左腕攻撃で、完全復活を思わせたが、やはり無理をしていたようです。左腕に巻いていたテリーのバンダナが取れ、傷口の縫い目がプツプツと切れてしまいました。そして次週に続く、です。

 今週もテリーのイカしたセリフがありましたが、テリーは技とか試合運びうんぬんよりも、試合中でのセリフに魅力があるのかなあと思いました。技が地味な代わりに、セリフがすこぶるいい。実はこれでバランスが取れているのかもしれません。試合自体はスグルのラッシュでマシンガンズの反撃が見られましたが、スグルもテリーも満身創痍ですね。最後になって結局またピンチに陥ってしまいましたからね。テリーは倒れたままだし、スグルの左腕の縫い目はほころび始めている。あんなヤブ医者みたいなオヤジに手術を任せるからすぐ傷口が開くんだよ、って思いますが(笑)今さらそんなことをいっても遅いですし。つーかもっとマシな医者の知り合いいなかったのかな、スグルは(笑)。

 今週気になった点は
・パンツドライバーはもういいよ・・・つーか初代の時に使ったことないじゃん
・左腕の縫い目が切れる様が、テリーのシューズの紐が切れるみたいです

こんなところでしょうか。

 

2007年7月14日  第31号  世紀を超えた親子の葛藤
 月曜が祝日のため、プレボがちょっと早い土曜発売です。なんか特した気分。

 さて、左腕の傷口がパックリと裂けて、満天下にその状態を晒してしまったスグル。悲鳴をあげるとともに、傷口からは滝のような流血が。アップで映し出された傷口を見たマンタは「やはり父上の左腕には骨がないんだ〜っ!」と叫びます。テリーからもらったバンダナを上腕部に縛りつけ、なんとか止血はしますが、テリーが倒れてしまっているためロンリーバトルを余儀なくされます。

 すると「手術からわずか半日ではさすがに回復しまい」というモアイドン、「左腕が使えなければ火事場のクソ力も発揮できない」というオルテガが再度攻勢に。手負いの左腕めがけて、ダブルのソバットでプレス攻撃。悶絶するスグルをモアイドンがさらに追い込みます。右肩口のモアイ(ショルダーモアイ)が左腕を噛み、左肩口のモアイが足首を噛んでホールドすると、ちょうどタワーブリッジのようなバックブリーカー技が完成。これだけでも相当なダメージですが、さらにオルテガがジャンプし、空からスグルの腹めがけて脳天魚雷を落とすツープラトン。以前だした「贖罪の千枚通し」同様、頭から相手に激突する技が、フライング魚雷をフェイバリットにしていたスカイマンと被りますね。ゆで先生がスカイマンとボミングスが組んでいたと後先考えずに書いてしまった過去(?)を、うっすらと表現したいのかもしれません(笑)。

 そしてモアイドンがスグルに対して真実の口ならぬ「虚言の口」を敢行。逆嘘発見器ともいえるこの技で、スグルに対して行われた質問は4つ。

Q1:父親である真弓が、足を棒にして探し回ったマスクを、実は気に入っていない

これについて真弓は「ワシがあんなに探し回ったマスクをスグルが気に入ってないはずがなかろうが」と、その美的センスを疑われるような発言を自信たっぷりに言い放ちますが、スグルの答えは当然イエス(笑)。あのマスクのせいでブタブタと言われて非常に辛かったし、キン肉星に戻るたびに、実はこっそりと新しいイケメンのマスクを探したりしていたと告白し、真弓はショックを受けます。と同時に虚言の口が閉まったので、これは真実。

Q2:実は18歳まで寝小便を垂れていた

答えはイエス。「モアイドンは敢えて恥ずかしい質問をすることによって、王子の心まで折る気なんだ〜!」とミート。人前で尻をだして放屁をしたり、パンツドライバーをやることの方がもっと恥ずかしいと思うのですが、ここはミートの分析を尊重しましょう。そして次からの質問が、伝説超人とニュージェネのギクシャクした関係を刺激するような、興味深いものとなっています。

Q3:歴史を正しにきたという新世代超人を、信用していない

これについては前からいっているように、当然イエス。「あいつらが来たからアリサさんが傷つき、このトーナメントも仕切りなおしとなった。私は時間超人と同等に憎んでいるし、時間超人よりもむしろあいつらを先に成敗したいくらいだ」と厳しい回答。この頑固でいつまでたっても理解のない発言に対し、マンタやキッドは落胆します。これだけ懸命になっているのに、なぜわかってくれないのかと。そして次の質問が、さらにマンタを落胆させます。

Q4:自分の息子だと名乗っている万太郎が最も憎い

これに対しても「あんなパワーもない、技もキレない、顔も似ていない(?)ヤツが、由緒あるキン肉族の末裔ということ自体腹が立つ」とバッサリとイエス発言。実の父親にそこまで言い放たれて、頭を抱えてショックを受けるマンタ。虚言の口がさらに閉じ、スグルを圧殺するかと思われたが、なんと虚言の口がピタリと停止。これは・・・Q4に対しては嘘発言だったのか・・・?というところで次週に続くです。

 しかしスグルの骨のない傷口は痛々しいですねえ。テリーはエプロンサイドで半失神状態だし、こりゃマシンガンズのドクターストップもありうるかな、と一瞬思ってしまいましたよ。今回はモアイドンの虚言の口を通して、スグルのニュージェネに対するいらざる気持ちというのを表現したかったみたいですね。今シリーズのスグルの徹底した頑固さには、読者はみんな辟易としているわけですが(笑)、今回のQ4で少し風向きが変わりました。スグル本人はマンタを息子だと認めていないのでしょうが、自分の気づかない心の奥底に眠っている感情に虚言の口が反応したと考えられます。

 モアイドンの「虚言の口」が再度出たときは、正直もういいよ、と思いましたが、これが世紀を超えた親子の葛藤を表現するため、また反目する親子の立場を若干でも好転させるポイントとして利用されたと考えると、思いのほかうまい展開だな、とも思ってみたり。ゆで先生のやるじゃん、なんて(笑)。

 さて、今週気になった点は
・イケメンマスクを物色しているスグルだが、そのわりに店頭に並んでいるマスクが不細工揃い

こんなところでしょうか。スグルには真弓のセンスがしっかりと受け継がれているんですね(笑)。

 

2007年7月23日  第32号  反目親子、一歩前進
 「自分の息子を名乗る万太郎が最も憎い」というモアイドンの問いに対し、イエスと答えたスグルでしたが、なんと虚言の口は閉じずに逆に開いていきます。動揺したモアイドンは、再度同じ問いをスグルに対して投げかけますが、スグルは「全ての禍の元である万太郎は憎むべき相手であり、私の息子でもない!」とハッキリとイエス宣言。しかし虚言の口の開きはおさまりません。

 「わが必殺技に間違いはねえ!」と豪語するモアイドンですが、そうなるとスグルの答えが嘘だということに。しかしスグルはかたくなに万太郎を認めないし、嘘もついていないと叫びます。これに対してミートは「虚言の口は本人が本当に答えたつもりでも、心の奥底にある潜在的な本音を感知し、反応する能力がある」と解説。相変わらずの物知りぶりに、みんな脱帽です(笑)。

 ということは、潜在的にスグルはマンタを認めているということなり、それに対して凛子、ミート、ロビンにキッド、そしてカオスは安堵の表情。「あんなに悪態をついていたのに、やはり心の奥底ではマンタを認めていたんだね」とマンタをなぐさめるカオス。頭を抱えてショックを受けていたマンタも、「あのアホ親父がボクのことを今さら信じるわけがないだろ」と言葉では悪態をつきますが、その表情には嬉しさが垣間見えます。

 閉まらない虚言の口に業を煮やしたモアイドンは、強引にその口を閉める作戦に切り替えます。オルテガが上空から虚言の口の上唇を踏みつけ、スグルを圧迫。スグルの再度のピンチを救ったのは・・・なんとマンタの声援でした。「油断するな〜っ!上だ〜!」とアドバイスを送ると、スグルは咄嗟に体をひるがえし、虚言の口から脱出。反目親子の初めての連携でしたが、負傷した左腕だけは虚言の口に捕まってしまいます。

 動けないスグルはオルテガのサンドバック状態になり、蹴りのあめあられを浴びてグロッキー。失神しかけたスグルを目覚めさせたのは、エプロンからのテリーの叫びでした。「そのまま倒れてしまっては奇跡の逆転ファイターの名がすたるぜ〜!」「マシンガンズの灯を消さないなんてでかい口を叩いたのはおまえだろうが!」「転ぶたび傷つくたび強くなっていくのがおまえの真骨頂だろうが!」と、励ましと叱咤をブレンドしたようなセリフを連発。

 これに発奮したスグル、骨のない傷ついた左腕を引張り、揺さぶり、なんとか虚言の口から抜け出そうと抵抗を開始します。無駄な抵抗だと思われた矢先、なんとモアイドンの巨体が持ち上がり・・・骨がなかったはずのスグルの左腕に、新たな骨が再生されていく・・・!ということで次週に続くです。

 今週は反目する親子関係の修復にむけ、一歩前進した感じですね。スグルはあくまでマンタを憎いし認めていないと宣言していますが、深層心理はそうではないと判明しましたし。スグル自身、そのことには気づいていないのでしょう。そしてなんといっても左腕の骨の再生が始まった、という仰天展開ですかね(笑)。こんな弱点克服ってアリ?ってな強引さですが・・・友情パワーと火事場のクソ力は奇跡を起こすんですね・・・ってこれじゃ何でもアリじゃん(笑)。まあとにかく来週からマシンガンズの反撃でしょうね。この試合も折り返し地点を過ぎたといったところでしょうか。骨が再生したら、やっぱりマッスルドッキングですかね。

 今週気になった点は
・あせると歯が見えてくるモアイドン。奇妙(笑)。
・爪を金ヤスリで磨くネプ。そしてフー。耳クソの次は爪か。ひょっとしてキレイ好き?
・完全にモアイドンの手下に成り下がっているオルテガ。

こんなところですかね。

 

2007年7月30日  第33号  火事場の加圧トレーニング
 左腕に新しい骨の萌芽が見えるスグル。スカスカだったその腕で、モアイドンを上げ下げしているとみるみると骨が再生していきます。

「あれは加圧トレーニングだ!」

と、マンタがそのカラクリを解説。加圧トレーニングとは腕の付け根や脚の付け根をある程度血流制限した状態で運動すると、成長ホルモンの分泌が促進され、軽い運動でもまるでハードな運動をしたかのように、驚異的な筋肉の増大を得られる21世紀の最新トレーニング法。テリーのバンダナを巻くことによって血流制限された左腕で、モアイドンの虚言の口から腕を抜こうとする行為が強大な負荷となって、スグルは知らず知らずのうちに加圧トレーニングをしていたというわけです。人間でも効き目抜群のこのトレーニングを超人であるスグルが行うことにより、なくなった骨までも再生するほどの効果があった、ということらしいです。

 そしてスグルは火事場のクソ力全開でモアイドンを左手一本で頭上に持ち上げ、そのまま反り投げで脳天を叩きつける荒技で、とうとう虚言の口から脱出。パックリと開いていた手術痕も閉じていく回復ぶり。親父の全盛期のクソ力を見せつけられ、驚愕するマンタ。

 「常勝タッグチームなんてありえねえ!」と、ボミングスはスグルめがけてダブルのフライングボディアタックを敢行するも、「休養十分、テキサスブロンコ復活だーっ!」とテリーがリングインし、モアイドンを片足タックルでテイクダウン。そして得意のテキサスクローバーでがっちりと固め、スグルはオルテガをかわして回転し、卍固めに移行。マシンガンズの技の競演に会場が沸きます。テリーのテキサスクローバーは、巨漢相手が絵になりますね。なんかモアイドンが、対はぐれ悪魔戦でのサンシャインとダブって見えてしまいました。

 しかしマシンガンズ打倒に執念を燃やすボミングス、二人とも根性で固め技から脱出します。そしてモアイドンの虚言の口が開き、そこにオルテガが突入。以前放った「贖罪の千枚通し」を狙うと、テリーがロープを体に巻きつけ、「一度くらった技は二度とくらわないのがテリー一族の家訓だ!」と、「一人千枚通し」を敢行しオルテガと正面対決。これは回転にエルボーをくみあわせたテリーが勝利し、オルテガは宙に舞う。そして落下してくるオルテガに対し、回復したばかりの左腕で、スグルが強烈なラリアット。どうやら以前より左腕のパワーが増しているという、都合の良い展開のようです(笑)。吹っ飛んだオルテガはモアイドンに激突し、さらに上空へ。

 その隙を逃さず、テリーはすかさずモアイドンの両足を肩口に担ぎジャンプしてキン肉ドライバーの体勢へ。スグルは上空に舞ったオルテガを捕らえてキン肉バスターに固め、いざマッスルドッキングへ。珠玉のツープラトンが決まるか?というところで次号に続くです。

 え〜と・・・加圧トレーニングねえ。これはまったく予想がつかなかったなあ。おそらくこんなの予想した人、皆無なんじゃないかな(笑)。K−1の角田信明が加圧トレーニングの有効性を力説していたのを聞いたことはあるんだけど、たしかに最近流行ってるんだよね。でもあれって筋肉増強や心肺機能の増強にはたしかに役立ちそうなんだけど、さすがに骨はなあ・・飛躍しすぎだと思うんですが。まあここは「加圧トレーニング+火事場のクソ力+超人=骨」という新しい法則を発見できたことを素直に喜びましょう(笑)。

 これでハンデがなくなったマシンガンズ、死角なしですね。しかも以前よりパワーアップしちゃってるし。最後のマッスルドッキングは素直に決まると思いますよ。「ズキッ!・・・うう・・・虚言の口のダメージが・・・」なーんて自ら技をほどく、いつものパターンがない限りは(笑)。

 

2007年8月6日  第34・35号  珠玉のタッグといわれる所以
 ツープラトンの芸術といわれるマッスル・ドッキングの体勢に入ったマシンガンズ。ここから宇宙一のタッグコンビらしい以心伝心パフォーマンスが見られます。以下はあくまでスグルとテリーの心の会話。

「テリーマンよ、そろそろフィニッシュといくか!」
「キン肉マン!こいつ重すぎるぜ。リング中央の着地は無理そうだから、少し角度を変えてくれ」
「それなら4度修正・・・進入スピードもそれに伴い修正・・・」
「それで大丈夫だ、頼む!」
「修正完了、そろそろドッキングだ!」
「オオッ、やや南側のロープよりに着地予定!」

マッスル・ドッキング炸裂!!

 オルテガ、モアイドンともに大ダメージをうけ、アンデスリングから落下。オルテガは口元の覆面が裂け、喀血。モアイドンは「すごい・・・これがマッスル・ドッキングの破壊力・・・」と、ツープラトンの芸術の味を堪能しつくして(笑)機能停止。目が白くなるところなんてやっぱりサンシャイン系か。そして委員長が試合終了のゴングを鳴らし決着です。

 苦戦をしながらも、終わってみればさすが超人タッグの「珠玉の逸品」といわれる黄金のチームワークでの快勝に観客が沸きます。マンタ、カオス、ロビン、キッド、ガキンチョハウスの子供たちも大喜び。担架で運ばれるボミングスを静かな目で見ていたネプは

「弱点になると予想した左腕を徹底攻撃する作戦は見事だったが・・・まさかスカスカだった左腕に骨が再生するなんて誰が想像できるか・・・キン肉マンよ、おまえの“火事場のクソ力”はまだまだ進化を続けているんだなあ〜、ますます倒し甲斐があるってもんだぜ」

と静かに闘志を燃やします。しかし隣で一心不乱に魚にパクつく獣性・セイウチンが気に入らなかったのか、その魚を蹴り上げるネプ。セイウチンは「ギャゴォォーン」と雄叫び。ちゃんと敵情視察をしろよ、というネプの教育でしょうか?理不尽なイジワルにも見えましたが・・・(笑)。

「オレたちなら骨を再生させる前にキン肉マンをぶっ殺していただろうぜ」
「弱きものはどんどん淘汰され、最後に生き残るのはオレたちだけよ」

と大口を叩いているのが時間超人。まったくもって自信タップリですね。少々癇に障りますが。

 アンデスリングから帰還したマシンガンズには祝福の嵐です。その中に駆けつけたマンタとカオス。ようやくわかり合えた親子の対面だと、スグルとマンタを近づけようする凛子とジャクリーン。「父上〜」とマンタがスグルに駆け寄ると、なんとスグルは

「それ以上近づくな悪行超人!」

と一喝。あ、悪行超人って、さっき虚言の口でマンタを息子と認めたはずなのに・・・?あっけにとられるマンタに対し、

「私はおまえを息子たど認めておらん」
「あれは虚言の口の故障だ」
「今でもおまえが禍の元凶だと思っているから、心底憎い!」

と振り出しに戻るような発言を連発。「わかったよ、もう二度とあんたのことを父上って呼ばない」と意気消沈してマンタは立ち去ります。そんな寂しげな後姿をみたスグルは、

「『敵を量るは目に在り 同志を察するはヘソに在り』だ!これがツープラトンの基本だ!」

と、ツープラトンの極意を思わずレクチャーしてしまいます。なんだかんだいって、マンタが気になるという描写を残して次号に続くです。

 いや〜、すんなりキマりましたね、マッスル・ドッキング。軌道修正の阿吽の呼吸はよかったですね。マシンガンズがなぜ珠玉のチームと呼ばれているのかがよくわかる描写です。「両者がリング下へ転落したら負け」という特殊ルールが試合展開に影響を及ぼすかと思われたアンデス・デスマッチルールでしたが、サラっと流されちゃったカンジですね。これなら普通のリングでもよかったかも(笑)。

 そして試合初期に「ボミングスの金星があるかも」と思わせる一因となった、ネプの煽り予想でしたが、終わってみればこれがまた大はずれ。やたらとボミングスを買っている様子でしたが、「骨が再生するなんて誰が予想できるか」と開き直りぶりもパーフェクトです(笑)。

 結局やはりボミングスは噛ませという結果に。でもだいぶ粘ったほうかな?8:2くらいの割合でモアイドンばかりが目立ってたけど。いまだにあいつの歯に違和感がありますがね(笑)。

 親子関係は「完全なる敵対関係」から「意地っ張りからくる敵対関係」に軽微なランクアップをした感じでしょうか。マンタのしょぼくれ具合がちょっと可哀想だったけど。さ〜てお次はマッスルブラザーズ・ヌーボーVS2000万パワーズですね。珍しい正義超人同士のタッグ戦ですが、はたしてゆで先生はどう描くのか?

 

2007年8月13日
 お盆でプレボが休刊です。残念!

 

2007年8月20日 第36号 カオスの手紙
 認めていないとはいいつつも、思わずマンタに対してタッグの極意を教えてしまったスグル。そんな相方の姿を見て「フフフ」と嬉しそうに笑うテリーに対して、「何がおかしい!」と照れ隠しに詰め寄ります。ミートにも「おまえ敵のくせになんでここにいる〜っ!さっさと消えて、あのアホふたりについてやらんか〜っ!」と喚き散らしていると、コロシアムの客席から拍手の音が。振り返るとなんとそこにはマリさんが。しかしスグルと目が合うやいなや、立ち去ってしまいます。

 さて、ヌーボーVS2000万パワーズの試合は、1時間の休憩を挟んで行われる模様。場面は休憩中のヌーボーの控え室です。マンタとカオス、イケメンとジャクリーン兄妹、凛子、そして1等マスクやカレールーテーズらの花山神社プロレスの面々。

「あのクソ親父、やっぱりボクのこと息子だと思ってなかったんだよ」
「言うにこと欠いて悪行超人呼ばわりだよ。あったまくるな〜」

と不満をぶちまけるマンタや、モアイドンの虚言の口が開いたことに対して「あれは故障だ」というスグルの言葉を信じるイケメンに対し、ジャクリーンや凛子、そしてミートの3人は

「男って単純よね」
「表面上だけ見れば悪くとれるけど、潜在意識においてはマンタを認めているわ」
「ボクも長く王子に仕えているからわかるけど、あの方はひねくれているんでなかなか本音をいいません。別れ際に思わず声を発したのがおそらく本心です」

と、ヒソヒソ声で鈍感な男2人を笑います。しかしマンタはスグルの極意を「そういえばアホな親父が『ヘソのゴマをほじりすぎるとお腹が痛くなるぞ』っていってたな」と、まったく理解していない様子。そんなマンタに控え室の面々がずっこけます。

 一方、カオスは一人机に向かってなにやら一生懸命書いている様子です。「大事な試合前に正義超人あてのファンレター書きなんてやめろ!このオタク超人は!」とカオスを注意するマンタですが、あまりに真剣なカオスの表情に少したじろぎ、「つき合ってられっか!」と結局あきらめます。

 そんな頃、控え室の通路を暗い表情で歩く、帰り支度を済ましたスペシャルマンとカナディアンマンのビッグボンバーズが登場!うつむいて思い悩むカナディアンマンにスペシャルマンが声をかけます。カナディアンマンはどうやらはぐれ悪魔コンビに間引かれたときのヘタレっぷりで、「国賊」「恥知らず」とののしられ、ジムまでズタボロにされた前科があるにもかかわらず、先のリザーブマッチでビビってエントリーすることができなかったという醜態を演じてしまい、このまま故国に帰ったらどんな嫌がらせにあうかと頭を抱えて悩んでいたようです。そんな鬱状態のカナディアンマンに対し、「信じて体を鍛えていればいつかまたチャンスが巡ってくるさ」と、さわやかに前向きの言葉を投げかけるスペシャルマンでしたが、「オレは富士の樹海で炭焼きでもやりながら隠遁生活を送る」「もうオレたちにチャンスなんか二度と…」とカナディアンマンのネガティブな言動は絶えません。

 そんなやりとりをヘタレ二人がしていると、目の前のヌーボーの控え室から話し声が漏れ聞こえてきました。「カオスは本当に超人大全に書かれているところの“間隙の救世主”なのかな?」とミートに問うマンタに対し、「たしかに1回戦のカーペンターズ戦をみても、なかなかの運動能力を持っていることは認めますが、あくまでそれは並みの人間と比べればの話で、とても“間隙の救世主とは思えません。グレートVの正体・カオスは紛れもなき“人間”です」と断言するミート。この会話がヘタレコンビの耳に入ってしまいました。

 グレートVが人間!?「聞いたか、スペシャルマン!」とカナディアンマン。「ああ、今確かにグレートVは人間だって」と返すスペシャルマン。するとカナディアンマンは

「悪魔騎士戦で人間であるジェロニモが瀕死の目に遇って以来、人間をリング上に上げた場合は、理由の如何を問わず、即座に失格処分とすると、超人レスリングには厳格な新ルールが適用されることになった」
「これはオレたちビッグ・ボンバーズにとって捲土重来の最後のチャンスだ!」
「この事実を委員長にチクれば、ヌーボーは失格となり、1チーム空きが出る!」
「行くぜ〜っ!」

と、とたんに動きが機敏になり、スペシャルマンを引っ張ってダッシュ。ちょうどヌーボーの控え室を訪れようとしたシスター&がきんちょハウスの子供たちをすれ違いざまに蹴散らして去ってしまいました。

 そのシスターと子供たちがカオスに会いに来ると同時に、係員が入場準備を促しに来ます。いざ出陣の間際、カオスは子供たちを包み込むように抱擁。そして先ほどから書いていた手紙をシスターに手渡し、気合十分で控え室を出て行きました。何かふっきれた様子のカオスがシスターに残した手紙には

シスターへ

これはあなたにかく 最しょで最後の手紙かもしれません…

ワチキはけっしてひとりじゃないことがわかりました。もう死ぬのもこわくありません。

もしワチキがいなくなったら 超人コレクションはハウスのみんなと川崎くんに分けてあげて下さい。

これでお別れです。シスターのつくってくれる手ごねハンバーグの味は忘れません。

いままで本当に実の子供のように育ててくれてありがとうございました。

シスター愛しています。

カオスより

という、ある種遺書めいたお別れの文章がつたない字で書かれてありました。控え室に残されたシスターや子供たち、一等マスクたちがそれを読み、涙ぐんで次週に続くです。

 いや〜、今週は試合と試合のはざ間のシーンだったんだけど、おもしろかったなあ(笑)。頭からいきましょうか。まずスグルがミートに対して「あのアホふたりについてやらんか〜!」と怒るシーン。これって裏を返せば、「未熟者の面倒をみてやれ」って指示してるともとれるよね。自分は立場上表立ってフォローできないから、ミートに面倒をみさせるという。このあたりのセリフで、サラッとスグルの奥底の心情を描写するところなんて、ゆで先生うまいな〜と思いますね。そして再度あらわれたマリさん。すっかり忘れてました(苦笑)。やはりビビンバVSマリさんの展開によって、マンタが消えかかるというエピソードもあるのかなあ?

 さて、なんといっても今週のサプライズは“ビッグ・ボンバーズ・リターンズ”でしょう(笑)。まさかあの二人が戻ってくるなんて、誰が予想したでしょうか。しかもヘタレ具合にターボがかかっています(笑)。また今週の言動を見る限り、スペシャルマンはまだ清廉で努力家であることがわかりますが、カナディアンマンは・・・ひどい(笑)。こいつはとても正義超人の範疇には入れない、度量の狭さとセコさとひねくれた性格を持っています。今回の一件でさらに株を落としたのは確実ですね。カオスが人間であることを委員長にチクるらしいですが、その証明をどうするかで試合前に1イベント起こりそうです。ひょっとしたらカオスVSカナディアンマンの特別試合なんてあったりして。「正体を暴いてやるぜ〜っ!」とおどりかかるも、カオスにコテンパンにのされてしまい、逆にカオスが超人であることの証明をしてしまったり。どちらにしろ、カナスペファンにとっては大注目ですね。しかし・・・ゆで先生も読者のニーズに応えてくれますなあ。この二人にはヘタレを徹底させようという、ある種のファンサービスですよ、これは(笑)。

 でもって、最後はカオスの手紙でシメです。不覚にもちょっとうるってしまいました(笑)。ふっきれたというか、自覚をもったというか、腹を決めたというか。少し遺書めいている点が気になりますが、精神的に一歩ステップアップしたのはたしかでしょう。

 今週気になった点は
・当たり前のように花山神社プロレスラーの面々にマッサージをさせるマンタ。えらそうだな
・ジムを破壊されるカナダ人の回想シーン。何度見ても笑える
・とても正義超人とは思えない、カナダ人のたくらみ顔
・知らぬ間に超人ルールを大きく変えてしまったジェロニモ

 こんなところでしょうか。カナダ人の目論みは、はたしてうまくいくのか(笑)?

 

2007年8月27日 第37号 ヘタレコンビの器の小ささ
 呼び止めようとするシスターを振り返らずに、控え室を出て行くカオス。「いいんだ、行こう。気合入れようぜ!万太郎!」と、勇ましいモチベーションで入場ゲートに向かいます。

 会場ではアドレナリンズ、イクスパンションズ、そして先ほど試合を終えたばかりのマシンガンズが観戦。「どうせ2000万パワーズが勝つんだから、ニュージェネの試合なんて観る必要あるのか」とテリーに悪態をつくスグル。左腕の治療はまったく必要なさそうです。すごいな(笑)。

 そして注目のヘタレコンビ、カナスペの動向はというと、なんと観客席の陰からハラボテ委員長に向けて矢文作戦(笑)。カナディアンマンお手製と思われる木製の弓に、手紙を結びつけた矢をつがえて、ハラボテの机を狙います。「机に当たるように慎重に狙えよ」と指示するスペシャルマンに「あ…ああ」と答えつつも、弓引く手がブルブルと震えるカナダ人。そして放たれた矢は、見事にハラボテの頭に命中(お約束)。狙いが外れたことにビビった2人は駆け足で客席から消えていきますが、どうやらハラボテには後姿を見られたようです。

 流血しながらも、矢についた手紙を読むハラボテ。その内容は

マッスル・ブラザーズ・ヌーボーの一人
キン肉マングレートVの
正体は人間なり。ルール通り
速やかに失格処分とし
新たなリザーブマッチの
開催を望む。

というもの。これを観たハラボテは驚きます。「一体誰がこんな手紙を!?」と疑問を投げかける側近に対し、「大体の見当はついておる。ある正義超人コンビよ。こんな恥知らずな密告をするチームには、大会終了後に制裁措置を考えねばならんな」と答えるハラボテ。なんとカナスペの行動は裏目に出て、逆にお灸を据えられる恐れが(泣)。しかしこの密告が真実ならば、ジェロニモの前例もあった手前、宇宙超人委員会の運営姿勢そのものが糾弾されかねないと懸念したハラボテは、次のヌーボーVS2000万パワーズ戦により過酷なデスマッチを用意することでその解決を図ろうとします。つまりもしグレートVが人間ならば、そのリングの危険さと2000万パワーズの迫力の前に逃げ出すに違いないから、その時点で失格にすればいいと考えたわけです。そうすることで、人間をリングに上げたという不祥事も同時にモミ消そうとする魂胆です。

 そんな舞台裏を知らずに盛り上がる会場。入場ゲート裏にてヌーボーと2000万パワーズが対峙すると、バッファローマンが膝蹴り、モンゴルマンが首かっ切りポーズの挑発パフォーマンス。とくにやや下からのアングルの、モンゴルマンの首切りポーズはかなりイカしますね。こういった挑発ポーズをするキャラではなかったので、ちょっと違和感がありますが、新鮮でもあります。

 そして過酷なデスマッチとは、リングロープが有刺鉄線、そしてまわりを金網で囲んだもの。あれ…?これって前作の2000万パワーズとミッショネルズの準決勝と同じじゃん…と思ったら、リングサイドに並べられた無数のバーナーから火が着火。金網と有刺鉄線を炙ります。中世ヨーロッパの魔女狩り裁判の処刑法になぞらえて、その名も「バーニングコート(火刑法廷)・ケージデスマッチ」だそうです。グレートVが人間か超人かの裁判が魔女狩り裁判に似て、我ながら妙案だとひとりほくそえむハラボテ。そんな中、先に入場するのはマッスル・ブラザーズ・ヌーボー。しかしマンタのあとに、グレートVが現れません。2000万パワーズの挑発と、苛烈なリングを見て恐れをなしたのか?

「やはりビッグ・ボンバーズのタレ込みは本当だったか〜〜っ。今すぐ失格にしてやる〜〜っ」

と怒りに震えるハラボテでしたが、時間差で「待たせたな万太郎!見てくれ、恐れを乗り越え覚悟を決めた男の闘いを!」という雄叫びとともに、グレートVが花道を猛ダッシュしてきて次週に続くです。

 さて、注目のヘタレコンビの密告でしたが、またもや器の小ささを露呈してしまいました。堂々と事実を伝えればいいのに、妙にコソコソしているんですよね。これってつまり、密告自体は卑劣だと認識している表れであり、その汚名をかぶりたくないから、遠巻きから匿名性をもって密告する方法を選んだわけで。また、カナダ人の弓引く手が震えている表現も小心者っぽくていいカンジです。いや〜ホント、とことん器の小ささを表現してくれてるなあ。ここまで徹底されると逆に気持ちいいですよ(笑)。これが彼らの“彼ららしい個性”と受け止められればですけどね。その他オレ的に気になったのは、カナダ人の引く弓矢が木製で、いかにも彼の手作りっぽさが匂うところです(笑)。きっと木こりでもあるカナダ人が急ごしらえで作ったんでしょうね。そんなシーンが想像できるのがおかしくて。

 委員長は委員長で、不祥事をモミ消す対処法がなにやら権力者や政治家じみていて、らしさを演出していますね。あくまで宇宙超人委員会の体面が第一なんだという自己防衛。

 そして一瞬逃げたかと思われた、グレートVの気合の入った入場。先週の手紙でふっきれたようなので、1回戦とはモチベーションが違うみたいですね。それでもきっと2000万パワーズにはコテンパンにやられるんだろうなあ。まあその度に乗り越えるんだろうけど。

 さて今週気になった点は
・どうやらクマドリはやめたっぽいバッファローマン。控え室で泣きじゃくったから消えたか(笑)?
・思いついた5分後には、その通りの器材を集めてデスマッチリングが作製できる、委員長の大会運営手腕
・またもや金網戦を強いられるモンゴルマン。もうトラウマは克服したか?
・第一試合からず〜っと魚にパクつくセイウチン。いったい何匹目だ?

こんなところでしょうか。次週、2000万パワーズ入場です。

 

2007年9月3日 第38号 悪行コンビ?2000万パワーズ
 遅れて花道を疾走してきたグレートV。マンタに追いつき、「さあ行こう万太郎。恐れおののいているばかりいる者はただの弱者。しかし…恐れを知ってなおもそれを恐れざる者は真の勇者」と、決意をあらわにします。そんなカオスを見たシスターが「人間であり息子のようなあなたを危険な目に遭わせるわけにはいかない」と涙ながらに訴えますが、「21世紀からやってきた超人たちがワチキを必要としているんです。ワチキはもう昔の泣き虫毛虫のカオスじゃない!たくさんの仲間の友情パワーに支えられた闘い人(ファイター)だ!見てて、ワチキの必死のファイトを!」と、リングに向かってダッシュを再開。熱気溢れるバーニングコートケージリングの前に辿り着きます。

 高く据えつけられた金網には入場用のはしごが設置されており、その暑さに一瞬ひるんだものの、まずはマンタがリングイン。「ほお〜なかなか勇ましいじゃないかーっ」とリングサイドで感心するテリーに対し、「ケッ、2000万パワーズにみすみすやられるためにリングへ上がるようなもんではないか」と悪態をつくスグル。

 さきほど決意表明をしたものの、灼熱のリングの前でさすがにひるむカオス。そのカオスが人間かどうか見極めたい委員長は「人間ならば恐怖が先立ってしまい、おいそれとこのリングには入れない」と、その行動を注視します。しかしカオスの決意は固く、顔面をパンパンと叩いて気合を入れたあとジャンプ一閃、1回戦とは見違える体のキレで華麗にリングイン。観衆の歓声にこたえます。あてが外れる形になった委員長でしたが、「戦いが始まればこの苛烈なリングと2000万パワーズの情け容赦ない攻撃に耐えられなくなり、人間の姿を晒すに違いない。超人レスリングをなめたニュージェネレーションとかぬかすインチキ集団め〜っ!」とその疑いの姿勢は崩しません。

 続いて2000万パワーズが入場。バッファローマンの肩には、なぜかカラスが停まっています。ゆっくりとリングに向かって歩を進める両者に対し、アナウンサーが2人のプロフィールを事細かに解説。

「モンゴルマンの正体は残虐超人出身のラーメンマン」
「残虐超人時代は600戦以上して、そのほとんどにKO勝ちか反則無効試合という凄まじさ」
「ブロッケンJrの父・ブロッケンマンをキャメルクラッチで真っ二つ」

「バッファローマンは7人の悪魔超人のリーダーでミートの体をバラバラにする暴挙」
「当時キン肉マンと並び最強の誉れ高かったウォーズマンに圧勝」
「打倒不可能といわれたキン肉バスターをなんなく破り、キン肉マンをあと一歩まで追い込む」

「つまりこの2人の合体は正義超人最強コンビにして、悪行超人最凶コンビでもあるのだ」

と、過去の名シーンを交えてその強さと正悪自在超人チームという二面性を強烈にアピールします。

「グレートと万太郎がお前らなんてやっつけてくれるさ!」と、花道下から叫ぶがきんちょハウスの面々に対し、「いけねえな〜、子供といえど…そんな絶対にありえないことを口にしちゃあ」と、ものすごい形相でにらむバッファローマン。とてもさっきまで控え室で泣きじゃくっていた人とは思えません(笑)。

 そうこうするうちに、金網の前に到着。ここでモンゴルマンが、入場用のはしごを蹴り飛ばす奇怪な行動にでます。唯一の入場方法を放棄し、どうやってリングインするのかと注目されるなか、バッファローマンの肩に停まっていたカラスが飛び立つも、金網に激突。そして一瞬にして炎上。金網が想像以上の熱さになっていることが証明されます。バッファローマンはそんな真っ赤に焼けた金網に手を伸ばし、「2000万パワーズは小細工などしねえ…いつも“正面突破”が身上だ!」と、両手を焦がしながら金網を引き裂きリングイン!豪快なパフォーマンスを見せます。そのあとから、モンゴルマンがゆうゆうとリングイン。うわ〜、モンゴルマンってば楽しすぎ〜(笑)なんて思った瞬間に、裂けた金網に蹴りを連発し、なんと元の金網に修復するという驚愕のアフターサービスを披露してくれました(笑)。

 リング内に入ると、バッファローマンはブルーザーブロディばりの雄叫びを発してヌーボーを威嚇。そして「忘れるところだった」と、持参した袋の中から取り出だしましたるはご存知ロングホーン!しかもネジ山つき(笑)!取り出したその2本の角を、ギリギリと頭部に装着すると…

「これでバッファーローマンの完全体だ!」

と、モンゴルマンが泰然と構える前方にかがみ、ものすごいオーラを発して戦闘態勢完了。次週に続くです。

 今週は2000万パワーズのプロモーションが凄かったですね。弱さを乗り越えたカオスに覆いかぶさるような、大物の貫禄。気になるのは、彼ら2人の紹介が、残虐・悪魔といった、悪行超人の面を強調しているということです。がきんちょハウスの子供とのくだりを見ても、明らかに2000万パワーズがヒール化しているんですよね。前に「ヌーボーVS2000万パワーズは久々の正義超人同士のタッグ対決」と書いたことがあるんですが、どうもゆで先生は、2000万パワーズのヒールの部分を強調して、正悪の図式に持っていっているような気配があります。そう考えると、2000万パワーズの攻撃は、悪行超人も真っ青の相当エグイものになるかもしれませんね。

 最終ページの2000万パワーズ揃い踏みの描写も、相当に気合が入っていますね。つーかバッファローマンのアフロの描き込みがすごい!当社比2.5倍ですよ(根拠なし・笑)?今週でものすごく評価が高くなってしまた彼らに、はたしてヌーボーはいかに闘っていくのか?とうとう来週、運命のゴング!

 さて、今週気になった点は
・回想シーンの方がオッサン臭いラーメンマン。頬骨はいつ引っ込んだ?
・バッファローマンの肩に不自然に停まるカラス。リングの熱さの描写に利用された不幸な鳥
・バッファローマンの回想シーンで登場したカーメン。復活して(笑)
・一時期は最強と評価されたウォーズマン。少しずつ汚名返上をしている?
・ねじ込み式に改良されていたロングホーン。ネジ山よりも、ネジ穴の方に興味が。ゴミとか溜まんないのかな?

 こんなところでしょうか。来週も楽しみですね。

 

2007年9月10日 第39号 キン肉族王位継承者の使命
 ロングホーンを装着し、すごみをきかせるバッファローマン。おののくヌーボーに「まさかオレのロングホーンが復活するとは思わず、対策を講じてこなかったんじゃあるまいな?」と、右足で地面をザッザッと掻くお得意のポーズで迫ります。

 その迫力にカオスはビビり顔。そんな彼をみた委員長は「あきらかに動揺しておる。この厳格なる超人レスリングのリングに人間を上げるとはニュージェネレーションのやつらめ、どこまでも宇宙超人委員会をなめおって〜〜〜っ!グレートよ、怖ければすぐ棄権のアクションを取ればいい。そうすればすぐに失格負けにしてやる〜〜っ」と、目の敵に。

 そんなカオスににじり寄ったバッファローマンが、グレート評を行います。

「オレは今まで様々な超人とリング上で対峙してきた……どんなに小っちゃく弱っちく見えるやつらでも、超人が醸し出す特有のオーラってやつがあるもんだ…おまえは立派な体躯をしてはいるが、そのオーラってやつが感じられないんだが?これはどういうことだ?」

と、顔を近づけられプレッシャーをかけられるカオス。バッファローマンの表情が怖いです。言葉がでないカオスに「ボクのパートナーを侮辱するつもりか〜〜〜っ!」とマンタが割って入り、その場を収束させます。

 観客席では、バッファローマンのロングホーン復活の謎を考えるナツコ。先の試合でスグルの左腕の骨がなかったことについて、持ち主のバッファローマンに返したと想像するも、そんなスグルの行為がバッファローマンの“マーベラス・ウェポン(見事なる兵器)”を復活させることになったと主張。「ちくしょう〜っアホ親父!なんだってボクを窮地に陥れる行為をわざわざ…やはりモアイドンの虚言の口は故障だったんだ。このアホ親父は依然ボクのことを息子と名のるインチキ野郎としか思っていないことがハッキリした!」といきり立つマンタ。

 しかしミートはそうは思っていないようです。虚言の口やタッグの極意を授けようとした行為は、スグルがマンタを息子と認めている証拠であり、ロングホーンをバッファローマンに返したのは、盟友である2000万パワーズが不完全な状態でリングに上がることは我慢ならなかったからで、その行為が息子を不利な状況に追い込むことになろうとは露とも思っていなかったはずだと分析。

 しかしマンタとスグルは金網ごしに睨み合い。スグルはマンタの口撃に反発するように「完全体となった2000万パワーズよ、本物の正義超人の実力がどんなものか、そこのインチキ野郎たちに思う存分思い知らせてやれ!」と売り言葉に買い言葉で応対します。それに対して「任しておけい。キン肉マンの左腕の血と肉の中で鍛えられ、より名品となって戻ってきたロングホーンで、このインチキ野郎どもを血の海に沈めてやるぜーっ」と意気揚々に答えるバッファローマン。

 すると今度はマンタが反撃。「ボクはすでにあんたのことを親父だなんて思っていないから何を言われたって平気さ!こうなったら2000万パワーズを破って新世代超人の実力の程を示してやる!」と勝利宣言。そんな親子の口げんかをなかば呆れて見るミート。「まったく、王子はガンコというか思い込みが激しいというのか、自分で自分の真意に気づいていないことがよくあるんですよ〜。おそらく本心はわが息子もカワイイが、しかし盟友も大切。その狭間で心が揺れているんですよ」と苦笑い。

 しかしそんなことには気づかないマンタは、怒りのやり場がなく「アホクソ親父ーっ!」と金網に向かってハイキックをかましますが、「アツアツ」と逆に熱せられた金網で火傷をし自業自得状態に。そこでミートがマンタに水をぶっかけ、「いつまでも外野に気を取られている場合じゃありませんよ!あなたの目下の敵はそこにいる2000万パワーズなんですよ!」と一喝。我に返ったマンタが敵コーナーをチラリとみると、そこにはターンバックルに激しく頭突きをかましているバッファローマンが。「それにあなたはこの苛烈なる戦いに…人間であるカオスを巻き込んでしまった責任もあるんですよ」とミートが諭します。

 ミートのこの一言で落ち着きを取り戻したマンタ。カオスを巻き込んだ責任については、自分が一番痛感していると心情を語り始めます。「20世紀の父上はわからず屋だけど、ボクは21世紀の父上とかわしたある約束があるんだ…」と、場面はマンタの幼年時代の回想シーンへ。スグルとビビンバが見ている中、リング上でスパーリングをするマンタ。しかし相手の攻撃にいいようにやられてしまいます。ちくしょうといいながらマンタの取った行動は、鉄柱を抜き取り、それを振り回し凶器ににして攻撃をすることでした。しかしそこでリングサイドにいたスグルがドロップキックで鉄柱を蹴り飛ばし、「恥を知れ万太郎!」と一喝。尻餅をつくマンタに対し、「我ら正義超人が神より類い稀なる肉体とパワーを与えられたのは“己の体ひとつで悪を懲らしめるため”そして…“人間を悪の手から守るため”このふたつのためだ!」と言い聞かせます。

 「“人間を悪の手から守ること”…父上との約束を破るわけにはいかない…あいつが人間である以上、守らなければならない。たとえボクが死ぬことになってもカオスは絶対に死なせない!それが正義超人であり、キン肉族第59代王位継承者であるボクの使命!!」と、マンタが覚悟を決めて次週に続く、です。

 …始まりませんでしたね、試合(汗)。今週は前半はバッファローマンとのやりとり、後半はスグルとのやりとりといった感じでした。特にカオスが人間であることを強調させるようなシーンが多かったですね。密告を受けた委員長がいぶかしがるのはいいとして、バッファローマンからも「オーラを感じない」とバッサリです。ちなみバッファローマンいわく、どんなに弱っちくみえても、超人からはオーラがでているらしいです。つまり超人強度2パワーのカニベースでさえもオーラが出ているんですね。あなどれないな(笑)。

 皆さんも当然わかっているとは思うんですが、おそらくカオスは超人だと思うんですね。ただバッファローマンのいう“オーラ”を感じさせないということは、現時点で彼は限りなく人間に近い状態ということだと思うんです。つまり何かのきっかけで、奥底に眠ってた超人としてのオーラが現れてくるのでしょう。そのきっかけが耳の部分の鍵だと思うんですけどね。

 そしてマンタの回想シーン。これが出た瞬間に「うわ〜、こりゃ今週のゴングはなしだな」と思いましたよ(笑)。長引くのがわかるじゃないですか。入場とリングインで3週も費やすなんて、昔じゃ考えられなかったですよね、そんな贅沢。

 そのほか気になった点は
・ほとんどセリフがなかったモンゴルマン。影薄い…
・同じく「うう〜〜」しかセリフのないカオス
・センスの悪い、スグルのペイズリー柄の前掛け(回想シーン時)

こんなところでしょうか。

 

2007年9月15日 第40号 2000万パワーズの貫禄
 月曜が休日のため、土曜発刊のプレボです。中4日で読めるなんてたまらんですね(笑)。

 「命に換えてもカオスを守る」と意気込むマンタ。また、委員長はこのデスマッチと2000万パワーズを前にしても、試合放棄のそぶりを見せないカオスに「なかなか肝のすわった人間じゃわい」と少々感心するも、「試合が始まればびびって試合放棄をするはず」と疑いの姿勢を崩さず、両チームにセコンドアウトの指示を出します。

 2000万パワーズはなにやら打ち合わせをし、モンゴルマンがバッファローマンの胸を「頼んだぞ」とばかりにパンパンと叩き、エプロンサイドへ。先発はバッファローマンです。対するヌーボーは、カオスを守るとばかりに、マンタがカオスを押しのけ先発志願。しかしそれを静止するカオス。「先発はワチキに…」と、マンタをエプロンサイドに押し出し、バッファローマンと対峙。

「泣き虫毛虫野郎か〜〜っ、涙も出ねえくれぇに痛めつけてやるぜ〜〜っ」と凄むバッファローマン。委員長は「最初っから疑惑の男か…こいつは願ったりかなったりだ!」と、ついに試合のゴングを鳴らします。「真贋不明の正義超人軍ヌーボーと、リアル正義超人軍2000万パワーズの初激突!」というアナウンサーの叫びとともに、とうとう試合開始です(長かった)。

 まずはリング中央で手四つになるバッファローマンとカオス。しかしバッファローマンとの力比べは無謀だったのか、「なかなかのパワーだが…超人としては通用しねえなあ〜」とバッファローマンの強烈な膝蹴りがどてっぱらにヒット。早くも両膝をつき、血を吐きむせ返るカオスに「タッチだ!」とマンタが促すも、カオスは従いません。そして追い討ちのケンカキックを横っ面に2発くらいますが、のけぞるも何とかダウンはしまいと耐えるカオス。その根性にやや驚いたものの、「おい泣き虫!くたばれいっ!」と3発目のキックを敢行するバッファローマンでしたが、その蹴り足をキャッチし、ドラゴンスクリューを一閃。バッファローマンを投げ倒すことに成功します。

「あ…あの泣き虫毛虫が〜〜っ!バ…バファローマンをな…投げた…」

とリングサイドで驚くスグルとテリー。がきんちょハウスの健太が「見たことない投げ技だ」と叫びます。そして立ち上がってくるバッファローマンの体の下に自ら潜り込み、今度はオモプラッタを流れるように仕掛けるカオス。「これも見たことない技だ」と周囲が驚いている中、すばやくバックにまわり、今度はガッチリとスリーパーに捕らえます。予想以上のスムーズな動きに、一等マスクやビーフマンも「大金星いただきかもしれねえぜーっ!」と観客席から大興奮。しかしそんなカオスの繰り出す技を見て、

「わたしも見たことがない数々のテクニック、これはおそらく21世紀の技に違いない」
「でも20世紀に生きる人間のカオスがなぜ?」

と、疑問を持つミート。それに対してマンタが「カオスは優れた運動神経を持っているから、昨日のスパーリングで身につけたことがスムーズにでたんじゃないか?」と答えるも

「超人の技というものは長い歴史のなかで先人達たちが作っては破壊し、また作っては破壊する切磋琢磨によって今の体系ができあがったもの」
「そんなひと晩特訓をしたからといって、一朝一夕にできるものではありません」
「ましてや人間であるカオスには…到底不可能です…」

と、カオスに対する疑念を生じるようになります。

 リング上ではスリーパーをかけられたまま、カオスを背負って立ち上がるバッファローマン。「少しばかり遊んでやったら調子に乗りやがって〜〜そろそろエンジンかけていくぜーっ!」と、そのまま後ろに倒れ、カオスの脳天をリングに叩きつけます。

「わかったろ、オメーらなんぞが気安く上がってこれるようなハンパなレベルのリングじゃねえことが」と自信たっぷりにいうバッファローマンでしたが、なんとカオスは立ち上がってきます。

「デビュー当時は孤独で、一発くらうたびに二度と立ち上がれないと思ったのに…仲間がいっぱいいて、応援してくれると思うと…自然に立ち上がってこれる」とファイティングポーズ。予想外の闘志に「てめえ〜〜」と怒るバッファローマンでしたが、「そろそろオレにも暴れさせろ!」と、背後からモンゴルマンがタッチ。ジャンプしてリングインすると、「名刺代わりの一撃だ!」と、カオスめがけていきなり必殺技のレッグラリアート!ふっとんだカオスは、真っ赤に焼けた金網に激突しそうになりますが、寸前で回転して着地回避。

「か…覚悟を決めた男が、こ…ここで倒れるわけにはいかない!」と見栄を切り、「フフフ…こやつ…」と対峙するモンゴルマン。そして次週に続く、です。

 やっと始まりましたね、試合。正直先週のエピソードは不要だった気がするんで、ホント、やっとという感じです。今週は予想に反してスムーズな動きをするカオスがポイントでしょうかね。マンタ、カオスとも、それぞれの決意をもって試合に臨んだわけですが、先発争いでカオスの自己主張が勝つという結果となりました。頼りにされている、応援されているといったことに、自身の存在意義や孤独でないことを知ったカオスの決意が、マンタに勝ったといった感じでしょうか。

 そしてカオスの繰り出す技が、1983年当時ではまだなかった未来のものであるということも注目です。ミートも疑問に思っていましたが、これはカオスが未来からきた人物であるというヒントですね。となると、やはり彼は時間超人なんでしょうね。記憶を失くしているようですが、未来ではそういった技の使い手だったのかもしれません。そして耳の魔時角を折ってこの時代にタイムスリップしてきたと。おそらく幼少期に村を襲われたようなので、そこから脱出するために折ったのではないでしょうか。となると、やはりサンダー&ライトニングとの因縁が何かありそうですね。

 一方、2000万パワーズはチームとしての貫禄を感じます。正義超人の名タッグといえばもちろんマシンガンズが筆頭なんでしょうけど、次に名コンビのイメージが強いのがこの2000万パワーズですね。というか、他の正義超人タッグって、実績が薄いんですよ(笑)。前回のトーナメントではモストデンジャラスコンビといい、超人師弟コンビといい、ニューマシンガンズといい散々でしたから。彼らは乱入コンビに完勝しているし、ミッショネルズ戦でも食いついていましたからね。先発を決めるときのそぶりなんて、セリフはないけどチームの絆の強さというか、阿吽の呼吸を感じさせるいいシーンでした。そしてなんといっても、チームリーダーたるモンゴルマンが落ち着いていて、威厳があるんですよ。なんか暴れん坊のバッファローマンの手綱を、上手に捌いているような感じで(笑)。個人的にはラーメンマンの時よりも、モンゴルマンの時の方が、理知的な冷静さと威厳を感じますね。

 そのほか気になった点は
・U世になってから、妙にウエストが細いバッファローマン

こんなところですかね。次週、カオスとモンゴルマンの激突です。あ、ちなみに来週も土曜発売ですね。嬉しいなあ。更に告知!9月19日最新刊9巻が発売されます。テガタナーズVS時間超人、そしてトリニティーズVSイクスパンションズ収録!楽しみだなあ。

 

2007年9月22日 第41号 サドっ気たっぷり2000万パワーズ
 モンゴルマンの必殺技・レッグラリアートをくらっても起き上がってくるグレートV(カオス)。1回戦でのヘタレぶりがウソのように見違えたファイトを見せ、マンタや委員長、凛子やジャクリーンを驚かせます。

 「泣きたいくらい体が痛いのに…このままキャンバスに倒れ込みたいくらい体は疲れているのに…なぜだか力が自然に湧いてくる…」と、ファイティングポーズをとるグレートV。「一回戦とはちがって今はたくさんの愛する仲間たちが、熱いまなざしをあなたに向けてくれています!」というミートの掛け声、「がんばれ〜っ!」「カッコイイ〜ッ!」というチビッコハウスの声援、「オレたちが朝まで特訓に付き合ってやったんだから、負けやがったら承知しねえぞ〜っ」という一等マスクとビーフマンのハッパ。これらの応援を受けたグレートVは「も、もしや正義超人たちが精根尽き果てるまで敵にやられても、何度も立ち上がってくるあの摩訶不思議なパワーは…こ…これなのかも…これが…友情パワー!?」と、友情を戦いのパワーに変換する能力を身に着け始めます。

 そんなグレートVに対し、「貴様の実力の真贋、今度はこのオレが確かめてやる!」と鋭いローキックを繰り出すモンゴルマン。グレートVはこれをスネでカット、さらに右ストレート、左のフックとモンゴルマンの出す技をことごとく正確によけ、逆に左のストレートをモンゴルマンの鳩尾(みぞおち)に食らわせます。そしてグラつくモンゴルマンの肩口に抱え上げ、腕を首に巻きつけ水車落しの要領で脳天から落とす荒技「シュバイン」を披露。脳天から流血したモンゴルマンは「こ、これも見たことのない技だ」と驚きの表情。「21世紀バリバリの最新技を出しやがった〜っ」と興奮するマンタに対し、ミートは前回のドラゴンスクリューやオモプラッタのこともあり、カオスが21世紀の技をだすことにさらなる疑念が生じているようです。

 グレートVはダウンしたモンゴルマンからマウントをとり、追撃体勢。上からパンチを落とそうとすると、流血したモンゴルマンの顔に幼き日に見た父親の姿がオーバーラップし、例の発作が起きてしまいます。燃え盛るテント、血まみれで「逃げろと!」と叫ぶ父母。振り上げた拳をどうしてもおろすことができません。

 「何をやっているんだーっグレート、殴らないかーっ!」「馬乗りパンチは散々練習して得意にしていたじゃねえかーっ」「新世代超人の実力を見せつけるんでしょーっ」と、マンタ、一等マスク、凛子と立て続けに叫ぶも、グレートのフラッシュバックは治まりません。委員長にいたっては「この苛酷な状況にビビリが入ったようだな」とニヤニヤする始末。

 「こ、こやつ一体?」と攻撃をしてこないグレートVに違和感を覚えるも、下の体制からモンゴリアンチョップを放つモンゴルマン。のけぞるグレートVに対し、さらに腹筋を使った起き上がりヘッドバットで追撃。額を割られているのにさらに自分を痛めつけるM的攻撃にびっくりです(笑)。そしてリバースのダブルアーム・スープレックスにグレートVをとらえ、後方の真っ赤に焼けた金網めがけて反り投げ。バーニングコートの餌食第一号はグレートVとなってしまいました。ここまで健闘を見せていたグレートVは突然の失速により初のダウン。「こりゃ皮膚の焼ける匂いだな…いい香りだ〜っ」とサドっ気たっぷりのセリフをもらすバッファローマン。とても正義超人の発するセリフだとは思えません。やはり悪魔超人時代のテイストが少々戻ってきているのか?

 「おまえの仲間の声援や励ましを受ける心の許容量はそんなちっぽけなもんなのか〜っ!そんなもの友情パワーを受け取ったとは言えないぜーっ!」とリングサイドからのマンタの声を受け、またしても立ち上がってくるグレートV。体には網目模様の焦げ跡が。それを見たモンゴルマンはエプロンにいるバッファローマンとアイコンタクトを交わし、グレートVを担ぎ上げたままコーナー最上段へ。「グレートのやつ、やべえんじゃねえの〜?」と心配するビーフマンに、「さっきから何度も見てるだろう、カオスがモンゴルマンの攻撃を返しているところを!」「きっと今度も逆襲してくれるさ!」とを健太が反論。

 それを聞いたモンゴルマンが「子供というのは希望的観測で事を見がちだ。これから大人になるためにも、現実というものを目の当たりにさせてやる〜」と不気味な発言をするやいなや、「ドォ〜ッドッドッドッドォドォ〜!」と頭の悪そうな掛け声で、有刺鉄線を側転で転がってくるバッファローマン。モンゴルマンが担ぎ上げたグレートVの背中を、モンゴルマンと対象的に倒立して捕らえます。ちょうど逆タワーブリッジのような体勢でしょうか。そして上空から横回転をしながら落下。

「見よ〜〜っ2000万パワーズ情念のツープラトン、20ミリオンアバンランチクラッシュ!」

と、デスバレーボムを上下のツープラトンにしたような豪快な技が炸裂!カオス、このまま失神KO負けか〜〜?というところで次週に続く、です。

 今週は友情パワーに目覚めつつあるカオスに成長が見られました。打撃が得意なモンゴルマンに一撃を食らわすあたり、たいしたもんです。そしてまたもや21世紀の技を繰り出しました。実は未来からきた超人であることの伏線を念押ししたような表現です。得意のフラッシュバック発作で形勢が逆転してしまいましたが、これは作者にとっては都合のいい弱点設定ですよね。どんなに攻め込んでいても、一瞬にして攻守逆転できますから。カオスファンにとってはイライラする展開なんでしょうけど。

 2000万パワーズはセリフの端々に、悪行テイストが見え隠れします。子供相手に現実を教えようとするモンゴルマン、人の焼ける匂いにご満悦のバッファローマンと、サドっ気たっぷりです。でもバッファローマンが焼けたときの方がいい匂いすると思うんだけどな。なんたって牛肉なんだから(笑)。そして最後に2000万パワーズのロングホーントレイン以外のツープラトン、20ミリオンアバランチクラッシュが炸裂しましたね。登場がちと早い気がしますが、なかなか強烈です。これからカオスのボコられタイムが始まりそうですね。マンタがどう救出に入るかが見ものですな。

 そして最新刊『キン肉マン2世 究極の超人タッグ編 9巻』絶賛発売中です。悩めるジェイドの青春をみんなで応援しよう(笑)!

 

2007年10月1日 第42号 悩めるモンゴルマン
 2000万パワーズの新ツープラトン「20ミリオンアバンランチクラッシュ」をくらってダウンするグレートV(カオス)。場内にはダウンカウントが響きます。遠のく意識の中で聞こえたのは「おまえ友や仲間からもらったたくさんの声援や激励を無駄にするつもりかーっ!?」「友や仲間からもらって心いっぱいにたまったパワーでここまで来い!」というマンタの激。有刺鉄線をものともせず、手や腹に血を滲ませながら身を乗り出してタッチを促します。

 そんな激をうけたグレートVは、這いつくばりながらマンタのいるコーナーへ。その根性に驚く健太・凛子・ジャクリーン。「インチキな正義超人どもが〜っそんなにガンバッテどうしようというんだ〜?」といまだに色眼鏡で見るバッファローマンに対し、「バ…バッファローよ、こやつらもしかして…」と迷いが見え始めたのはモンゴルマン。カオスの粘りとマンタの激に何かを感じたようです。しかしバッファローマンはモンゴルマンの手を払いのけ、「てめえ、こいつらを未来の正義超人と認めてるんじゃあるまいな!?」とパートナーを問い詰めます。「い…いや、それは…」とこの場は否定をするモンゴルマンでしたが、動揺は隠せません。

 しかしバッファローマンは「こんなヘタレどもが正義超人のわけねえだろーっ!」とギロチンドロップでグレートVに追い討ちをかけるも、グレートVはギリギリで回避。そしてなんとかマンタにタッチが成立します。「おまえはボクにとってサイコーのパートナーだ!」と、マンタは抱えるようにしてグレートVをエプロンサイドへ退避させ、満を持してのリングイン。このスイッチに観客が沸きます。スグルも思わずイスから立ち上がりますが、テリーに含み笑いをされて「このパイプ椅子ってやつはすぐにケツが痛くなっていかんわい」と照れ隠しの言い訳をするはめに(笑)。

 颯爽とリングインしたマンタに猛然と襲いかかるバッファローマンでしたが、マンタは打点の高いドロップキックで迎撃。そのまま体を反転し、モンゴルマンにもキックを炸裂させ絶好調をアピールします。

 「キン肉マンの未来の息子、万太郎か…よくできた話だ。もし本当ならばこんなところで争わず、四川名物の坦坦麺をご馳走してやりたかったな…」と、起き上がりながらポツリともらすモンゴルマン。しかしマンタは「何を言っているんですか、モンゴルマン…いや、ラーメンマン先生。坦坦麺なら、ヘラクレスファクトリーで何度もふるまってくれたじゃないですか!しかも本場の汁なし坦坦麺…とりわけラーメンマン先生は中国山椒の花椒をたっぷり効かせたとびっきり辛いのが大好物だんたんだよね」と、かなり具体的にラーメンマンの好みを解説し、彼を驚かせます。「ほ〜ら、図星のようだね」と得意満面のマンタに怒りが湧いたのか「そんなもの口からでまかせがたまたま当たっただけだ」と表情を強張らせ、蹴りを放ちます。これをマンタはよけ、逆に左ストレート。しかしモンゴルマンもこれをガードし、裏拳をマンタにヒットさせ追い討ちの飛び蹴り。マンタは有刺鉄線に激突してしまいます。

 「さすがラーメンマン先生、全盛期のバリバリの蹴りはやはりひと味違う!」と感心するマンタに対し、「まだ21世紀からやってきた超人だと言い張るか!」とヒジ打を入れ、間髪いれずジャンプしての回転龍尾脚を敢行。しかしそれをマンタはかわし「ボクが21世紀からきた新世代の正義超人だということをわからせてやる!先生はヘラクレスファクトリー時代、ボクたちにフトもらしたことがありましたよね!現役選手の時は敵に悟られぬために口にしなかったけど、長年の戦いによる蹴りの打ちすぎで…宇宙タッグトーナメント終了時には左側の腰を痛めていたと!!」と、未来で得た情報を駆使して、弱点の左腰を蹴り落とします。モンゴルマン(ラーメンマン)が悶絶する表情を見せて次週に続く、です。

 試合がスピーディに動いてきましたね。今週のポイントは、モンゴルマンに迷いが出始めたことでしょうか。グレートVの粘り、自分の好みを言い当てられたこと、そして最後には知られているはずのない弱点を突かれたこと。これらの要素で彼の考え方がかなり軟化しそうです。ひょっとしたら、このモンゴルマンの迷いが勝敗の糸口になるかもしれませんね。

 そしてマンタが頼れるリーダーシップを発揮しています。カーペンターズ戦でも書きましたが、パートナーが自分よりヘタレのために、マンタの精神的成長が見られるんですよね。もちろんセイウチンにひどいことを言ったりと、まだまだ子供っぽいところはありますが、こと戦闘に関してはそう感じます。積極性が出てきたというか、責任感が出てきたというか、とにかく勇ましくなった気がします。このシリーズになってからというもの、臆病なマンタは出てきてませんからね。

 また、カオスのことを自身のパートナーとして相当買っていますね。試合前は「絶対に死なせない」と決意し、今回は「サイコーのパートナー」ですよ。こりゃテリー・ザ・キッドと組む機会はないかもな・・・なんか最後までカオスがパートナーだという宣言に聞こえました。さて、来週はモンゴルマンのリアクションに注目ですね。しかも月曜が祝日なので、土曜日に発売です。お間違えなく。

 

2007年10月6日 第43号 バッファローマン先生の板書
 21世紀で得た情報をもとに、見事にモンゴルマンの弱点を突いたマンタ。普段は冷静沈着なモンゴルマンが苦痛に顔を歪め、キャンバスに落下します。モンゴルマンの意外な劣勢に、「どうしたんだ、モンゴル!」と動揺するバッファローマンやスグル、テリーといった伝説超人の面々。反対にニュージェネのリングサイドは沸きます。「ラーメンマン先生と一番古くから付き合いがあり、彼のことを何もかも知り尽くしているだけのことはある!」と叫ぶキッド。それを聞いて「ラ…ラーメンマンを知り尽くす…」とスグルは更なる動揺の表情を見せます。

 「やはりヘラクレスファクトリーで言ってた古傷の話は本当だったんだね」とマンタ。(た…確かに私は蹴り技の打ちすぎで左の腰をひどく痛めているのは事実!しかし現役の間は決して公言せずにおこうと思っていたのに、なぜこいつがそれを?)と、マンタの指摘に反論できずにカウントエイトでなんとか立ち上がるモンゴルマン。そこを狙い済ましてマンタが「試合中にボンヤリしちゃいけないっていうのはラーメンマン先生の口ぐせだったじゃないかーっ!」とハイキック浴びせます。これは両手でブロックするも、その後のソバットをくらいまたもグラつくモンゴルマン。フロントスープレックスで金網に投げつけられ、燃えながらキャンバスに落下。なんと火刑法廷(バーニングコート)のふたり目の犠牲者に。

 「グレートの化けの皮をはがすために火刑法廷(バーニングコート)だったのにィ〜っ、まさかモンゴルマンが〜っ」悔しがるのは委員長。そんなことはお構いなしに、マンタはダウンしたモンゴルマンめがけて追撃のエルボードロップを仕掛けますが、モンゴルマンは宙に舞ってそれをよけ、マンタの後頭部に延髄斬り。そしてなんとかバッファローマンにタッチ。

 「あのふたり、1回戦でのドタバタポンコツチームとナメてかかるとえらい目に遭うぜ・・・」とバッファローマンに忠告すると「ああ、おまえとの攻防を見てわかった…あいつらが21世紀からやってきたというのは眉唾としても、イクスパンションズや世界五大厄と共に要注意チームとして気を引き締める必要がある。オレたちも名前の通り1000万パワーと1000万の技を全開にして本気モードでいかないとな〜っ」と、気合を入れなおします。そしてモンゴルマンがバッファローマンを抱え上げ、ローブに向かって勢いよく落とすと、そのリバウンドを受けたバッファローマンが「逃がしはしねえぜ!」と後方回転。月面宙返りの状態でマンタをプレス。なんか…有刺鉄線まるで無視なんすけど(苦笑)。しかもバッファローマンの軽業はちょっとイメージ合わないなあ。「2000万パワーズが本気モードになれば手をつけられねえぜーっ」って、ホントに本気なのかなあって思っちゃうよ。

 そしてフラフラと起き上がるマンタに対し、「ドォ〜ドォッドォッドォ〜!」と巷ですこぶる評判の悪い掛け声(笑)を発しながらのランニングネックブリーカードロップ。仰向けになったマンタの上から「オレたちを本気モードにしといててめえはおネンネきめこもうっても、そうはいかねえーっ!」とロングホーンを振り下ろし、心臓を突きにかかります。これにはスグルを含めたリングサイドの面々(ジャク、凛子、ミート)やグレートが目を覆うも、マンタは咄嗟に両足で左のロングホーンを絡めとり、しっかりとガード。スグルに親心が芽生えているのが印象的ですね。

 「危ない危ない…これもまぐれだと思わないでよ…ラーメンマン先生の弱点をついたのと同じく…21世紀のヘラクレスファクトリーで教官となったバッファローマン先生から教わったことを思い出したから恐れることなく実践できたまで」と、まぐれでなく必然を強調するマンタ。場面はヘラクレスファクトリーの回想シーンへ。教室で教鞭をとるバッファローマン。手には岩を持っています。

 「いいか、どんなに強固で頑丈な武器を持つ超人がいたとしても、たじろぐことなかれ。形あるものは必ず崩せる。邪念と恐怖をはらい、そのものを活目してみよ…必ずやその物の脆弱な面が見えてくる…その部分に精確な角度、正確なスピード、的確なパワーの攻撃を与えれば」と、手にした岩の一点を指で突くと、岩は粉々に破壊され、マンタやアポロンマン、ゴージャスマンらの度肝を抜きます。「かくいうこのワシも自分の絶対武器と信じていたこのロングホーンを、ウォーズマンのベア・クローにヘシ折られるという忌まわしい過去がある」と苦い表情を見せるバッファローマン先生。脳裏には2刀流のウォーズマンと、光の矢攻撃のウォーズマンが回想されます。

 「ボクにはウォーズマンのベア・クローのような必殺武器はないけれど、連続攻撃で同じ効果を与えてやる!邪念と恐怖をはらい、そのものを活目すべし!」と、下から左のロングホーンに強烈なヒジの雨あられ。バッファローマンが思わずのけぞるとすかさずコーナーに上り、「見えたーっ!」と左のロングホーンの付け根をロックオン。「その部分に精確な角度、正確なスピード、的確なパワーの攻撃を入れてやるーっ!マンタローベア・クローッ!」と叫ぶと、なんと両手を高々と掲げ、2刀流ウォーズマンの体勢をつくって次週に続く、です。

 マンタ絶好調ですね。もっとボコられるかと思いきや、情報をうまく使ったクレバーな攻めや防御が目立ちます。延々とやられっぱなしだったアシュラマン戦とはちがい、攻撃をくらってもすぐに反撃に移っているところが印象的ですね。

 そのあおりを食ってか、劣勢イメージが強いのがモンゴルマンです。左腰を痛めていたという新事実が発覚しましたが、その描写を見る限り、そこは左腰ではなくて左脇腹では…?と思ってしまったんですが…いやいや、それは気のせいでしょう(笑)。しかしラーメンマンはこの体でバイクマン戦やプリズマン戦をこなしていたんですね。あの2人もまさか20年後にさらに株を落とされるとは思いもしなかったでしょうね(笑)。あ、モーターマンもか。

 今週いちばんウケたのは、バッファローマン先生の講義する、ヘラクレスファクトリーでの黒板の内容ですよ。バッファローマン先生が苦々しく告白した、対ウォーズマン戦の「光の矢」攻撃が細かく板書されているんです。2刀流で回転して攻撃をするウォーズマンと、それによってロングホーンを折られたバッファローマンのイラストが描いてあり、その周りに

「BEAR CLAW×2」
「POWER UP」
「1,000,000×2×2×3=12,000,000POWER!」

といった文言が書き込まれているんです。なんか一つ一つの文言がおかしくて(笑)。どんだけイラストうまいんだよ、バッファローマン先生!って感じですよ。もうこのひとコマだけで、ニヤニヤしちゃって大満足なんですけど(笑)。

 そして驚きの、ベア・クロー2刀流マンタバージョン。このパターンでいくと、片方のロングホーンはあっさりと折られてしまうのか?次週も目が離せませんな。

 

2007年10月15日 第44号 マンタローベア・クロー
 コーナーに立ち、両手を高々とあげるマンタ。「見えたよーバッファローマンの“絶対武器”ロングホーンの綻びがーっ!今一度あの忌まわしい記憶を再現させてやるーっ!」と叫ぶと、コーナーから空高く舞い上がり、錐揉み状に旋回。ケビンのマッハ・パルバライザーを彷彿とさせる攻撃で、バッファローマンめがけて突っ込んでいきます。

 「いかんぞ〜っバッファローマンよ、万太郎のその技は避けなければーっ」とモンゴルマンが絶叫するも、バッファローマンは逃げる気配がありません。「ウォーズマンの“二刀流ベア・クロー”にパワーは及ばないけど、ロングホーンに傷をつけた分、へし折ることは可能です!」と、ミートもマンタの攻撃を後押しします。そしてマンタの手刀とバッファローマンのロングホーンが激突。ロングホーンは…折れません!逆にマンタの手が傷ついてしまいました。

 「こいつはキン肉マンの左腕内の血と肉によって鍛え抜かれ、より強靭となった逸品なんだぜ〜っ」とすごむやいなや、伝家の宝刀・ハリケーンミキサーが万太郎を襲います。

「オレのロングホーンがそんな簡単にヘシ折れる代物じゃねえってことがよくわかったろーっ!」
「ドォーーーッ!」
「ドォオーーーーッ」
「くらえとどめだーっ」

といった掛け声と共に、ハリケーンミキサーの連続攻撃。計5度の体当たりをくらい、マンタはまるで空気中に浮いている木の葉のよう。マンタのピンチをみたガキんちょハウスのケンタは「やいキン肉マン!おまえどこまで自分の未来の息子の息子の首絞めたら気が済むんだ!」と、スグルに対して悪態をつきます。それを聞いたスグルは「息子…首を絞める・・・・」と呆然状態。自分の善意がまさか未来の息子の首を絞めることになろうとは、といった感じです。

 ハリケーンミキサー5連発をくらい、マンタが上空から落下し始めた瞬間、グレートVが体を張ってマンタの回転を止めようとします。しかしグレートVの救出も虚しく、弾き飛ばされて有刺鉄線に激突。マンタはまっさかさまにキャンパスにめり込みます。ヌーボーあやうしと思いきや、マンタは根性で立ち上がってきます。グレートVの捨て身の救出により、ハリケーンミキサーの威力を弱めることができたようです…とミートが言っていました(笑)。

 しかしバッファローマンは待ってはくれず、マンタに向かって突進。しかしすんでのところでグレートVがマンタの手を取り、カウンターのクローズラインが炸裂。そしてすぐさま「万太郎、もう一丁!」というグレートVの掛け声で、マンタはバッファローマンを肩口に担ぎ上げ、カナディアンバックブリーカーの体勢をとり、グレートVはコーナーに駆け上ります。「な…何を…」とテリーが言うと、スグルは「カナディアンバックブリーカーにニードロップのツープラトンをやるつもりだ!…しかしどうかな…?」と不安げな表情。

 その予感は的中します。グレートVがニードロップの体勢に入ろうとするや、「ま…まだ早い!」とマンタが静止。気勢をそがれたグレートVが戸惑っていると、「ようし今だーっ」とようやくマンタからGOサインがでます。すると今度はグレートVが足がすべらせ、「早く!」と急かすマンタとはタイミングが少しずれた状態でダイブ。そんなチグハグなツープラトンがバッファローマンに通用するわけもなく、「ダメだダメだ!タイミングが全然合ってねえぜーっ」と状態を起こし、落下してきたグレートVの頬にロングホーンがかすめ、グレートVのマスクが大きく切り裂かれて次号に続く、です。

 期待を持たせた「マンタローベア・クロー」でしたが、不発でしたね。まあここであっさりロングホーンを折られるのもねえ。バッファローマンの株が急落してしまいますよ(笑)。マンタは「7人の悪魔超人編」のウォーズマンをトレースしたわけですが、よくよく考えると攻撃対象がまったく違うんですよね。ウォーズマンはあくまでバッファローマンの心臓を狙ったわけで、それがかわされた結果、ロングホーンを折ったという実績が残っただけで。でもマンタははじめからロングホーン狙いなんですよね。心臓を狙った方がよかったのでは?とふと思ってしまいましたよ(笑)。

 一方、バッファローマンはロングホーンの強靭さを強烈にアピールする結果となりました。ロングホーンに肉の文字はいささか無理がありましたが(苦笑)。そしてフェイバリットのハリケーンミキサーも炸裂。ウォーズマン戦よりも1発多い、大サービスの5発攻撃ですよ。しかしマンタは打たれ強いですね。いくらグレートVが救出に入ったとはいえ、ウォーズマンならば立ったままKOされかねない勢いでしたよ(笑)。というか、ハリケーンミキサーの威力が下がって表現されていることに一抹の寂しさを感じます。

 そんな中、ヌーボーは初めてのツープラトンを決めますが、追撃のツープラトンは呼吸が合いませんでした。この辺り、急造タッグの哀しさなんでしょうか。ヌーボーの必殺ツープラトンは、まだまだ先の話になりそうですね。この試合ででるのかも怪しくなってきた気がします。おそらくグレートVの更なる成長が必要なのでしょう。

 さて、来週はどうやら作者都合により休載みたいですね。残念です。その代わり、豪華漫画家陣による『キン肉マントリビュート4コマ祭り』が開催されるらしいです。どんな漫画家が参加するんでしょうかね。

 

2007年10月22日 第45号 
 今週は残念ながら休載です。その代わりに、キン肉マン好き漫画家による、パロディ4コマが載っていました。総じて「7人の悪魔超人」がパロディキャラに多く採用されていたのですが、やはりこのシリーズが人気あるってことなのかな?

 

2007年10月29日 第46号 綻び始めるチームワーク
 ツープラトンの息が合わず、バッファローマンのロングホーンを食らってしまったグレートV。マスクの頬の部分を裂かれ、リング下に落下してしまいます。

 「ほほ〜、荒々しいファイトに似合わず、素顔は透き通るような真っ白な肌なんだな」とはライトニングの感想です…なんだろ…ちょっと興味を持つ方向が怪しく感じるんですが、オレの気のせいでしょうか(苦笑)。委員長は「もう少しでやつの正体がわかる」と、あくまでもカオスの正体暴きに固執している模様。

 「今度は私がいく」とモンゴルマンがタッチするや、ロープ(有刺鉄線)のリバウンドを利用して、マンタに対し背後から手刀アタック。「マンタ、後ろ!」と叫ぶグレートVの忠告を聞き、ここは冷静に一本背負いでモンゴルマンを投げ捨てます。すかさずマンタはグレートVを呼び、再度ツープラトンにトライ。グレートVがマンタの肩口に乗り、マンタがグレートVの両手を掴んで回転させて相手の上に落とすというファンタスティックフリップを狙います。「これならば超人レスリング界でも比較的簡単な技だから大丈夫よ」と、格闘技オタクっぽい解説をするまでに成長した凛子(笑)。

 ところがその簡単な技すらも、マンタとグレートVの右手が離れてしまい失敗に終わります。その隙をついて、モンゴルマンがマンタに対し電光石火のアンクルホールド。「おまえたちひとりひとりの実力は平均点をまあクリアーしている!…しかしタッグチームとしては致命的にダメだーっ!」とヌーボーのチームワークの悪さを指摘。すかさずバッファローマンをリングに呼び入れて、足首を痛めてのた打ち回るマンタに狙いをつけます。リングに突入したバッファローマンは、ロングホーンで下からマンタをすくい上げて上空に放り投げ、逆さまに落下したマンタの両腕を水平に広げて捕えます。ちょうど両者の頭を中心に対象形をなした感じです。そこにモンゴルマンが上から両足を広げてマンタの広がった両足に合わさるようにプレス。2000万パワーズ第二のツープラトン“猛闘クラッシュ”の炸裂です。これによってマンタの両肩にはロングホーンが食い込み、両足は股裂き攻撃を受けた形に。そしてロングホーンにはまたしても「肉」の文字が、無茶な形(笑)で浮かび上がります。

 「キン肉マンの左腕の血と肉で鍛錬されたこのストロンゲスト・ロングホーン、さすがだ〜!力を入れずとも自然に皮膚を裂き、身に刺さっていくぜ!」とご満悦のバッファローマン。自分の善意が結果的に未来の我が子を苦しめる結果となっていることに、スグルはうしろめたい様子。がきんちょハウスの子供たちに非難されるも、「ンググ〜ッ」と、何も言い返すことができません。

 ますます深く食い込んでいくロングホーンに悲鳴をあげるマンタ。そこでモンゴルマン先生が「ツープラトンとは超人ふたりの肉体に宿る魂がひとつに結晶すること!それがおまえたちには圧倒的に欠如している!」とツープラトンの極意をレクチャー。マンタを救出しようとグレートVがニールキックを敢行するも、「そんな闇雲な攻撃など当たりはしない!」とムーディ勝山ばりにモンゴルマンはそれを受け流します。そしてマンタはツープラトンから解放されるも、リング下に落下。それをグレートVが「万太郎〜っしっかり!」と抱え上げ「ワチキたちも魂のツープラトンを見せてやろうぜ!」とマンタを鼓舞します。しかしマンタはそんなグレートVのやる気を削ぐような発言をします。

「グレート、おまえのこの一戦に懸ける意気込みや頑張りは充分伝わった…だからコーナーに控えててもらえないか!」
「おまえが頑張れば頑張る程…ボクは超人としての一番大切な責任を果せなくなってしまうんだ」
「ボクたち超人は人間をあらゆる危機から守らねばならない。だから人間であるおまえをこれ以上傷つけ、危険な目にあわせるわけにはいかない!」

といった、グレートVのこれ以上の参戦を拒否するもの。「そんな…万太郎はボクをパートナーとして認めてくれていたんじゃなかったの?」とショックを受けるグレートV。それにマンタは追い討ちをかけます。「頑張りは認めている。しかし所詮ボクとおまえは超人と人間…技の呼吸は合いやしない!ひとつの魂にはなれない」と、事実上の戦力外通告。ショックのあまり、半べそをかきながら後ずさるグレートV。「さ…さっきワチキのことを、サイコーのパートナーだって言ってくれたじゃないか」と試合中にふたりの絆はどんどん綻びていきます。

 「なんでえ、未来の正義超人とやら…喧嘩をおっ始めやがったか?きめちまおうぜ〜モンゴルよーっ」とバッファローマンがグレートVの両足をキャッチ。そのまま抱え上げ、フロントスープレックスのように後方へ投げます。そこには有刺鉄線の向こうに待機したモンゴルマン。グレートVの首を肩口に捕らえ、有刺鉄線にその顔面を叩きつけるというツープラトンを食らわし、次回に続くです。

 ヌーボーのコンビネーションに綻びが見え始めましたね。物理的な技の失敗に加え、お互いのベクトルが揃っていないためにチームワークがギクシャクしてきました。先週までは互角の勝負をしていたのに、とたんに窮地に陥った感じです。

 大きな原因はマンタの方にあると思いますね。本人は超人本来の使命である「人間を守ること」を実践しようとしているみたいですが、それならばはじめから人間(と思っている)のカオスをパートナーに選ぶこと自体が間違っていたわけで。そんな根本的な落ち度を棚に上げて、あのような発言をするのは、カオスに対してあまりにも失礼。マンタのこの無神経さは以前からかなりの指摘を受けていますが、ここにきて「またやっちゃた」といった感じでしょうか。このままだとカオスが超人であると認めるか、マンタ自身が考え方のベクトルを変えないかぎり、ヌーボーのチームワーク回復は難しいでしょう。マンタの言葉尻だけを捉えると、ひとりでこのタッグトーナメントを勝ち抜くといっているようなものですからね。あまりにも無謀な思いあがりだと思います。

 今週気になった点は
・マンタにポイ捨てされるバッファローマン。1000万パワーの威厳はどこに?
・相変わらず凶器になっていない有刺鉄線ロープ
・自在に伸びたり、角度が変わるロングホーン
・お互いを「バッファロー」「モンゴル」と「マン」抜きで呼びあう2000万パワーズ

 こんなところでしょうか。来週は…特別H読切『出張GIRL』が掲載!いらね〜!最近多いな、休載(泣)。

 

2007年11月5日 第47号
 今週は休載でした。最近隔週連載になっていて寂しいですね。来週はキチンと載るみたいなので、ガマンして待ちましょうかね。

 

2007年11月12日 第48号 カオスの決意
 顔面からまともに有刺鉄線に落とされたグレートV。無残にも有刺鉄線が巻きつき、顔を中心として宙吊り状態に。マンタが救出に入ろうとするも、「ボクのことをタッグパートナーとして認めてくれていないのなら、助けもいらない」とそれを拒否するグレートV。それを見たバッファローマンは「もっと争え、いがみ合え…それによりますますお前たちを料理しやすくなる!」といったあと、ロングホーンでグレートVの顔に絡まる有刺鉄線の端を切断し、手で引っ張る行動に。さらにモンゴルマンを呼び寄せると、モンゴルマンは反対側の端を手刀で切断。バッファローマンとは反対側に有刺鉄線を引っ張り、グレートVの顔を縛り上げる拷問技で攻めたてます。まるで悪魔・残虐超人時代に戻ったかのようとはアナウンサーの弁。

 グレートVはそれでもマンタの救出を拒否。一度はパートナーとして認めてくれたのに、だからこそその期待に応えるために、シスターたちに遺書まで残してこの一戦にのぞんだのにと、マンタの言動に相当傷ついた様子です。そんなグレートVの有様に、シスターが思わずリングサイドにかけよります。

「やめて、お願いだから!あなたがこんな酷い闘いをすることにどんな意味があるの?」
「あなたはそんな血なまぐさい場所に身を置くコではありません!あなたは寂しがり屋の心優しい子供だったのよ!」

と叫ぶと、シーンはカオスの幼少時代の回想シーンへ。おもちゃ屋で平仮名の書いてある積み木を、おもちゃのお金で買おうとして店主に怒られているカオス。そこへシスターがやってきて「この子は訳がありまして、お金のことをよくわかっていないんです」と謝って許してもらいます。この「平仮名の積み木」はすでにハウスにも一組あるのに、なぜもう一組ほしいのかをカオスに聞くシスター。じつはカオスは「ぱぱ」「まま」という字を作りたかったために、もう一組の積み木をほしがったのでした。そんな不憫な彼のエピソードを思い出し、

「あなたはパパとママを心から慕う平凡な青年なのよ〜っ!」

と絶叫。それを聞いた委員長は「平凡な青年?この発言こそグレートVが人間であることの何よりの証!」とほくそえみます。リング上では2000万パワーズがさらにグレートVの顔面を絞り上げ、マスクの左側面がほどんどめくれてヘッドギアが露出。さらにモンゴルマンの「烈火太陽脚」が胸板に炸裂し、グレートVは再び燃え盛るフェンスに激突。背中が焼け、過去の記憶がフラッシュバックします。燃える集落、侵略者に虐げられる父母。「わが名門・アヴェニール族が根絶やしにならないためにも、おまえは生きるのだ〜っ!」と血まみれで叫ぶ父。泣きながら必死で逃げるカオス。侵入者の一人がそれを追いかけようとするも、もう一人が「しょせんはガキ…親がいなければどこかでのたれ死ぬのがオチだ」と情けをかけてそれを制止します。

 そんな記憶を思い出しつつ、カオスはフェンスから落下。その拍子に胸からはカオスの記憶を封印する鍵がこぼれ落ちます。「いまだに心が打ち解けない万太郎とのコンビネーションを完璧にするためにも、いつまでも臆病なままではダメだ…」と、ヘッドギアをとり、耳の鍵穴に鍵を差込んで封印されていた記憶を解除することを思い立つカオス。「今こそ知るんだ…自分が何者なのか?なんのために7年前がきんちょハウスの前で倒れていたのか」次週、カオスの記憶が甦る!?

 シスターの記憶、カオスの記憶と、今週はカオスの正体にせまる流れでしたね。シスターの記憶ではカオスの寂しさ・不憫さが描写され、カオスの記憶では既出の集落が襲われる描写でした。ただ今回わかったことが、カオスの一族が「アヴェニール一族」だということです。カオスの父がいっているのが本当だとすると、どうやら彼らは名門一族らしいです。ちなみに「アヴェニール」とはフランス語で「未来」という意味だそうです。その名のとおり、やはりカオスは時間超人である可能性は高いですね。魔時角が折れているところをみると、彼がタイムスリップして1983年にきた(正確にはそこから7年前)のはほぼ確実だと思われます。ただ彼が「過去」から来たのか、「未来」から来たのかはまだわからないですね。

 そして今回も登場した、カオスの集落を襲った二人組。サンダー&ライトニングでは?という予測が安易でラクチンなのですが、今回の描写では装飾物等から見られるヒントはまるでなし。セリフからも特徴的なヒントがありませんでした。もっとも「ジョワジョワ」「ヌワヌワ」とか入れちゃったら、簡単すぎて逆に興ざめですけど(笑)。強いていえば、一人は大柄で好戦的、もう一人はやや細身で冷静といった感じでしょうか。

 そんな流れで、カオスがはやくも例の鍵を使うことになるようです。オレ的にはこのイベントは準決勝か決勝まで引っ張るかな?と思っていたのですが、意外と早かったですね。甦る記憶でどの程度の真実が明らかになるのか楽しみです。

 

2007年11月19日 第49号 カオス覚醒!
 封印を解く鍵を手にし、左側頭部の鍵穴にはめ込もうとするカオス。これをねじ込むことにより、自分が何者なのか、何のために7年前にがきんちょハウスの前に倒れていたのかを確かめようと、シスターの制止を振り切って実行に移します。

 鍵を差し込むと苦痛と共に、過去の思い出が近い過去から順番に流れ出します。花山神社の仲間との思い出、平仮名の積み木で「ぱぱ」「まま」という文字を作った夜、借金の督促状を年賀状だと勘違いしたこと、鍵穴を隠すためにヘッドギアをつけたこと、がきんちょハウスの前に豚と一緒に倒れていたこと、そして記憶はさらに深層へと遡ります。場面はとある星。カオスの集落では、群衆観戦の中、幼少カオスと父とのスパーリングが行われています。機敏な体さばきで父の攻撃を回避し、逆にジャーマンを決めるカオス。それを感心して観る観衆。

「おまえのキング・ジャーマンスープレックス、ますます磨きがかかったな!カオスよ、強くなったな…しかしもっと強くなれ。おまえは常に最強であらねばならない!わがアヴェニール族ますますの繁栄のためにも」

と、我が子・カオスを誇らしげに抱えあげる父。群集からはカオスコールが。そんな中、禍々しいオーラをまとった、例の2人組が遠くから近づいてきます。

「そして血を好み平穏を破ろうとする、悪魔どもを倒すためにも」

という父の言葉を最後に、村が襲撃されるといういつもの記憶が。襲撃者に蹂躙される中、「生きろカオス〜!この世が暗黒とならぬためにも、わがアヴェニール族が根絶やしとなってはならない〜!」と絶叫する父。なんとか逃げ切ったカオスは父母の墓前で鍵を手にし、何かを決意して雄叫びをあげます。そこで記憶の旅は終了し、場面はリング上に。

「わかったぞ、何もかも…オレは復讐を遂げるためにこの時代にやってきた…」

カオスが記憶を取り戻すと、マスクやコスチュームがバラバラと剥がれ落ち、正体があらわに。マンタが「グ…グレート」と心配げに呼びかけると、

「オレはキン肉マングレートVじゃねえ〜っ!オレの本当の名はカオス・アヴェニールだーっ!」

と完全覚醒。左目には、ジェイドのような稲妻模様のクマドリが出現。正体をあらわしたカオスに対し、いまだ彼を人間だと証明したい委員長一味は、ハンディ超人照合機のようなもので、カオスの体格や特徴をスキャニング。超人データベースと照らしあわしたが、当然カオスに該当するデータはなし。

「つまりはビッグ・ボンバーズがリークしたとおり、やつの正体は人間だということ!即座に失格にしてやるーっ」

と、木槌を手にして試合終了のゴングを鳴らそうとします。するとそれを妨害するかの如く、有刺鉄線の断片がバッファローマンから投げ込まれます。

「おい、オレも大会の進行妨害で失格か?こいつの正体暴きはこの2000万パワーズに任せておけーっ」

と、カオスめがけて突進するバッファローマン。「カオスを守らねばーっ」と迎撃体制に入ったマンタでしたが、なんとそれを押しのけ、カオスが切れ味鋭いローリングソバットをカウンターでバッファローマンのみぞおちに放ちます。一発で腹の皮が裂け、噴出する血にひるむバッファローマン。その機を逃さず

「もう止まらねえぜ〜〜〜〜っ!このカオス・アヴェニールを覚醒させちまったオメーらが悪い!」

と、ミドルキックの速射砲。前のめりにぐらつくバッファローマンを馬飛びで飛び越えると、今度は背後にまわり胴体に両足をクラッチ。そのままバック転の要領でバッファローマンを後方に投げつける“カオス・スフィア・ボトム”を敢行。覚醒したとたんに手がつけられない強さを発揮し、次週に続くです。

 カオス、覚醒しましたねえ〜。まずわかったことは、カオスは幼くして格闘の素質が高かったこと、アヴェニール族の期待を一身に受けていた存在だったということ。ひょっとしたら、父親はアヴェニール族の首長なのかもしれません。「最強であらねばならない」という表現から、一族を代表する守護役とも予想されます。

 しかしその集落は例の2人組によって襲撃されてしまうわけですが、この2人が誰なのかはまだはっきりとしないんですね。カオス自身は「何もかもわかった」といっていますが、読者はわからずじまいというこのジレンマ(笑)。アヴェニール族が地球外の星の一族だとわかったので、襲撃者も地球外の超人なんでしょうね。ひょっとしたら、悪しき他部族なのかもしれません。それがサンダー&ライトニングという可能性もあるでしょう。ただ彼らが21世紀の地球に存在していたことを考えると、別人の可能性もありそうですよね…それとも時間超人の星なのかなあ?カオスの集落を襲った後に、地球に宇宙船でやってきたのかな?

 そして覚醒したあとのカオスはパワーアップ。これは予測の範疇というか、みんなが予想していたことですよね。気になったのは、一人称が「ワチキ」から「オレ」に変わっていたことです。何やら頼りない言動が目立っていた「ワチキ」から、自信溢れるオラオラモード(笑)に変化した「オレ」。完全に人格が変わってしまった感じです。まるで別人となったパートナーと、それこそうまくコミュニケーションやコンビネーションをマンタがこなせるのか、ちょっと注目ですね。今まではマンタ>カオスの図式だからこそ、危ういながらもチームとしてなんとか存続できていた感じがあるので、我が強くなったカオスとソリが合うのかがとても気になります。

 また、カオスの目的が「復讐」であることにも注目です。おそらく父母や集落を襲った相手に復讐をしたいのでしょうが、その相手がうまいことこの時代にいるのかも疑問です。やはりサンダー&ライトニングがらくちんな予想なんですけどね。ありきたりすぎてつまらない。個人的には外れてほしい予想ですね。

 今週気になった点は
・カオスの集落は、モンゴルあたりがモデルなんですかね?
・チビのくせに腹筋が割れまくっている幼少時のカオス
・アヴェニール族の中にもいた、江口寿史(笑)
・レア物だったのに、ビリビリに破けてしまったグレートマスク
・超人照合機なんてあるなら、ニュージェネが降臨したときにも照合してよ、委員長
・カオスが覚醒した瞬間から、噛ませのニオイがプンプンしてきたバッファローマン

こんなところでしょうか。そろそろ決着つくかな?

 

2007年11月26日 第50号 非道の流儀!
 バッファローマンの巨体をキャンバスに叩きつけるカオス。間髪入れず、両腕でバッファローマンの両足をロックし、テキサス・クローバーホールドの体勢へ。そこにモンゴルマンが救出にはいるが、カオスはバッファローマンを持ち上げ旋回させ、モンゴルマンにぶつけるというパワフルな攻撃。吹っ飛ばされたモンゴルマン、2度目のバーニングコートの餌食に。邪魔者がいなくなり、今度はサソリ固めの体勢に切り替えステップオーバー。ギリギリとバッファローマンを締め上げます。「オレには成し遂げなければならない使命がある!そのためにはこここでつまづくわけにはいかねえ!!」と大見得を切ります。

 しかしバッファローマンは両足のレッグウォーマーを回転させ、その摩擦でカオスの皮膚をえぐりサソリ固めから脱出。「こいつは一時悪魔に戻って“非道の流儀”でお返ししねえとなあ」と、悪魔超人時代のスゴ味を出します。すると傷口が右側のロングホーンに吸い寄せられ、どんどん長くなっていきます。スグル戦で見せたデビルシャークと同じパターンです。しかし今回はデビルシャークではなく、まず左の角のハリケーンミキサーでカオスを突き上げ、空中へ浮かすと、錐揉状で落下してくるカオスに右のロングロングホーンで串刺しに。救出に入ろうとしたマンタには、モンゴルマンがチキンウィング・アームロックで足止め。バッファローマンはスグル戦同様、ロングホーンを通じてカオスのパワーを吸収し始めます。「久々にうめえパワーだぜ」と舌鼓を打つも、突然に苦悶の表情へ。すると意識を回復したカオスが「言ったろ…オレはここでつまづくわけにはいかねえって」と、不敵な笑みを浮かべて次回に続く、です。

 ちょっと時間がなくて、駆け足になってしまいました。ちなみに来週は休載のようですね。ゆで先生、体調でも悪いんでしょうか?最近多いですよねえ。ぐっすし。

 

2007年12月3日 第51号 
 今週は休載ですね。ゆで先生の、どちらかの体調でも悪いのでしょうか。最近は隔週っぽくなってきたので、ちょっともどかしいですねえ。

 

2007年12月10日 第52・53号 正義超人の証
 カオスのパワーを吸収しようと試みるも、突然苦しみだすバッファローマン。

「なんだ〜っこれは〜っ!?相手のどんな強大なパワーをも吸収できるオレさまのパワー吸収タンクが、破壊されようとしている〜っ」

と、飽和状態のパワーが溢れ出るかのごとく、顔や体に水ぶくれのような症状が。

「だからいったろ。オレはこの時代でやり遂げなければならない重大な責務がある。だからここでつまづくわけにはいかないんだ」

と、ミイラのようにひからびながらも、余裕の表情をみせるカオス。それに対してバッファローマンは過去唯一パワー吸収に失敗したスグル戦を思い出し、カオスの得体の知れないパワーの源に動揺し始めます。そんな姿をみたモンゴルマンが危険を察知し、バッファローマンにパワーを戻すよう指示。それにならってバッファローマンはたまらずパワーを返還します。するとひからびていたカオスの肉体が、元のみずみずしいものに回復。モンゴルマンが浴びせ蹴りでバッファローマンとカオスを引き離すと、バッファローマンの水ぶくれも回復していき、ロングホーンに集中していた体の傷が元の位置に戻ります。そしてダメージを受けたロングホーンから血が噴出し、バッファローマンが苦しみだすと、なぜかスグルも左腕を押さえて悶絶。

「そうか、バッファローマンのロングホーンはキン肉マンの骨として左腕に埋められ鍛え上げられでき上がったもの…つまりキン肉マンとバッファローマンはロングホーンによって繋がっている!バッファローマンのロングホーンがダメージを負えば、キン肉マンの左腕にもその痛みが伝播するということか!」

と、一瞬にしてその関連性を突き止め解説をする、読者にさらりと優しいテリーマン(笑)。

「こんな凄まじいパワーは人間のものじゃねえ。超人のものだ〜」

というバッファローマンに場内騒然。「カオスが超人じゃと?」と委員長もびっくりです。

「パワーを証明できれば疑う余地はねえだろ。これでわかったろ、このカオスが紛れもねえ超人であることが〜っ!」

と自信に満ち溢れた表情で構えるカオス。

「超人としては認めてやるが、おめーが勇ましく友情に厚い、正義の二文字のつく超人と認めるにはまだ不十分だ!」

とカオスに対してハリケーン・ミキサーで猛然と突進するバッファローマン。しかしカオスは正面から2本のロングホーンをがっしりと受け止め、逆上がりの要領でバッファローマンの鼻先にサマーソルトキックを一閃。

「元は無頼で卑しい悪魔超人のオメーに言われたくねーや!」と改心したバッファローマンには酷な一言を浴びせるカオス。しかしバッファローマンも体制を崩しながらも左のミドルキックを放ちます。その蹴り足にモンゴルマンが突っ込んでいき、そのキックスピードを加速。2000万パワーズのツープラトン、“猛闘・日月脚”がカオスに炸裂。宙に浮いたカオスは慌てずに「万太郎、オレをキャッチしろ」と指示。マンタは「オオ!」とそれに従い、落下するカオスをキャッチ。次に「そのままオレを投げろ!」と投げっぱなしジャーマンを指示すると、マンタは多少戸惑いながらもジャーマンでカオスを投げ捨てます。それがちょうどフライングボディアタックのような体勢になり、モンゴルマンに炸裂。よろけたモンゴルマンに追撃のチョップの連打を浴びせるカオス。まるで超人としてのその実力を見せつけるように、モンゴルマンを圧倒します。焦熱のフェンスぎわまで追い込むと、とどめの浴びせ蹴り。しかしここでカオスはわざとミスをします。どうやら再度モンゴルマンがバーニングコートの餌食になるのを回避した模様。モンゴルマンに情けをかけた格好に。

 そうこうしている間に、リング中央ではマンタがバッファローマンに担ぎ上げられピンチ。マンタを担ぎ上げたままジャンプし、バーニングコートにぶつける形でなんと王位戦でだした「超人十字架落とし」が炸裂。炎に焼かれるマンタ。そしてその勢いでフェンスがブチブチとちぎれ、加速のついたマンタごと場外の観客席へ飛んでいきます。それに反応してカオスがジャンプ。マンタを救出するかと思いきや、それを素通りし、観客が怪我をしないように身を挺して飛び散ったフェンスへの盾になりました。そして最後にいった一言が

「われら正義超人が神より類まれなるパワーを与えられたのは…己のことは二の次に考え、人間を悪の手から守るためだ!」

というもの。事実上の正義超人発言をかまして次号に続く、です。

 バッファローマンの超人パワー取り込みは予想通り失敗でしたね(笑)。本人は「どんな強大なパワーでも取り込める」と豪語していましたが、キン肉マンといいカオスといい、読者視点でみるとこの技って一度も成功したことないから説得力ないです(苦笑)。おそらく昔は吸いまくっていたんでしょうけど。ただ今までの相手が弱かったのかもしれませんね。キン肉マン以降に彼が戦った超人、つまりネプチューンマンやマンモスマンのパワーも吸収できたかといわれると、ちょっと無理だったろうなと思いますし。つまりこの技が通用した相手はウォーズマンまでだったのでしょうね。酷な言い方かもしれませんが。

 さてこれによってカオスのパワーが超人のものであり、かつかなり強大なものだとわかりました。それが「火事場のクソ力」に匹敵するものなのかはわかりませんが、個人的にはこれ以上特殊パワーを作ってほしくないですね。というのも、こういったパワーが濫立すると、「火事場のクソ力」や「メイルストロームパワー」の価値がダブつきますからね。でもカオス=間隙の救世主とするならば、何か特殊なものなんだろうなあ。

 そしてロングホーンとスグルの左腕の感覚が繋がっていることもわかりましたね。この伏線がスグルの以後の試合に何か影響を与えるのかはちょっとわかりません。おそらくバッファローマンはこの試合で負ける(身も蓋もない言い方…)ので、ロングホーンがこれ以上傷つく可能性が少ないからです。それともスグルの試合中にバッファローマンが襲われたりするのかなあ?

 そのバッファローマンですが、気になる技を出してしまいましたね。ええ、王位戦でマンモスマンに出した「超人十字架落とし」ですよ。これは…賛否両論あるんでしょうけど…オレ的にはNGですね。時間軸がずれているのが生理的に気持ち悪いというのもあるんですけど、あの技は対マンモスマン戦での過程があって初めて成立したと考えたいので、ここで脈絡なく出されると、マンモスマン戦での激闘過程の価値が落ちるというか。モンゴルマンが「烈火太陽脚」などの王位戦ラーメンマン技を出すのも気にはなっていたんですけど。

 そして絶好調のカオス。すっかり2000万パワーズが踏み台にされつつありますね。マンタとのコンビネーションも出つつありますが、主導権が完全にカオスに移っています。この辺りの主導権争いでひと悶着起きそうですが…逆にいえば、2000万パワーズのチャンスはそのいざこざを突くことくらいでしょうか。

 最後にバーニングコートにモンゴルマンを叩きつけることを止めた情け深さや、身を挺して観客を救うという正義超人魂を出したことで、カオスが実は悪でラスボス、という展開も可能性が薄くなりました。ここまではっきりと正義超人宣言したということは、やはり彼は正義超人なのでしょう。バッファローマンに対して大層蔑んだ発言をしていたのは株を落としたなあという感じですが。

 さて、今週号は合併号なので、また2週間後ということになります。最近完全に隔週ペースだなあ。どうやら年内に2000万パワーズ戦は終わらないみたいですね。モンゴルマンがこれといった活躍をしていないのも気になりますが。

 そうそう、12/19にコミックス最新刊10巻が発売らしいですよ。楽しみですね。

 

2007年12月17日 
 今週はプレボが休刊です。すっかりと隔週連載スパンになっていますが(苦笑)。その代わりといってはなんですが、コミックス最新刊10巻が絶賛発売中です。イクスパンションズVSトリニティーズ戦がまとめて読めますよ〜。セファーター!!

 

2007年12月21日 モンゴルマンの役割 
 身を挺して観客に降りかかった焦熱の金網を止めたカオス。心配そうにカオスに礼をいう観客に対し「オレは平気さ…人間を守るのはオレたち正義超人の当然の務めだから」とにこやかにカオスは答えます。こんなカオスの行動を見て、シスターやがきんちょハウスの子供たちは感動。一時はカオスを人間と疑い、目の敵にしていた委員長ですら、その勇ましい行動に感動し、涙ぐむ始末。

 カオスの一連の行動を見ていたモンゴルマンは、カオスが先ほど自分を追い込みながらも、バーニングコートに激突させないようにわざと止めの攻撃を外したことも併せて、彼がフェアプレイや人間を守る心という正義超人としての絶対条件を持ち合わせており、つまりは本物の正義超人なのではないかと評価し始めます。

 するとウォーズマンに左こめかみを刺しぬかれた忌まわしき記憶が急にフラッシュバック。その後治療のために辿り着いた終点山でのエピソードが挿入されます。あらゆる不治の病を治すことができる、霊命木から発せられる霊命霞。しかし傷が癒えても一度下山すると、病は再発してしまいます。そこで霊命木を削ってマスクをつくり、絶えず顔に付けることによって、下山しても霊命霞の効果を得られるようにしたのがモンゴルマスクであり、そのモンゴルマスクを作成したのが超人界No.1医師のドクター・ボンベでした。

 ドクター・ボンベは植物状態であったラーメンマンを救い、モンゴルマンとして復活の手助けをし、また今後の超人界の予言をモンゴルマスクとともに、ラーメンマンに託していたのでした。その予言とは、この先地球では正義超人と悪行超人との大きな戦いがいくつか起きるであろうこと、しかし悪は駆逐され世の中が平和になること、それに伴って伝説超人たちはそれぞれの故郷に帰っていくであろうこと、そして…平和ボケの間隙の時代を突いて、新たに育った悪行超人どもが攻めてくること。

 これを聞いたラーメンマンはドクター・ボンベに詰め寄りますが、ボンベはその間隙をつなぐ若き救世主が現れることも予言していました。

「その救世主が現れるときまでおぬしには生きてもらわねばならない。正義超人の中でも武勇に優れ、気高く本質を見抜く力に長けるおまえなら、きっと数多いる超人の中より真の救世主を見つけられるはず!おぬしは正義超人界の壁となり地球平和の礎となるのじゃ〜っ」

と、ラーメンマンに未来の救世主の選定を託したのです。

 それを思い出したモンゴルマンは、目の前のカオスがボンベのいう“間隙の救世主”ではないかと思い始めます。そんな中、カオスの背中めがけてバッファローマンが攻撃をしようとジャンプ。それを察知したマンタは、「カオス、認めるよ!おまえは正義超人以上に正義超人魂にあふるる男だーっ!」と、カオスをバッファローマンの攻撃から救出。カオスの背中に落ちたフェンスを蹴り上げ、バッファローマンにぶつけます。救出され、認められたカオスは嬉々とした表情。

 そしてマンタがバッファローマンを肩車し、「対戦相手をよく見ろカオスーっ!」とカオスにツープラトンの指示。カオスは「おめーに言われるまでもねえーっ!」と体を反転し、バッファローマンに向かってジャンプ。両脚でバッファローマンの頭を挟み込むようにロックし、そのままフランケンシュタイナーの要領で一回転し、バッファローマンを投げ捨てます。それを見ていたモンゴルマン、ある決意をします。

「やつが“間隙の救世主”かどうか見極めるには、ボンベ言うように私自身が大きな壁にならなくてはいけない。その実力を推し量るには、もはやこのモンゴルマンのマスクは邪魔だ」

と、突然にモンゴルマスクを脱ぎ捨てます。「正義超人界百年の大計を鑑みれば、下すべき結論はただひとつ!」と、ラーメンマン登場!次号に続く、です。

 どうやらカオス、一連の行動でれっきとした正義超人と認められたようですね。委員長の涙も、疑いが晴れたと解釈してよいのでしょう。そして今週はモンゴルマンの意識変化が中心でした。ドクター・ボンベがこのタイミングで出てきたのは予想外でしたね。しかも…あんたはノストラダムスかっていうくらいの正確な未来予言(笑)。そういえばノストラダムスも医者だったなあ。ということは、ボンベは超人界のノストラダムスなんですかねえ。

 モンゴルマンの意識変化の描写により、どうやらこの試合(シリーズ)におけるモンゴルマンの役割というものが見えてきました。その役割とは、カオスを“間隙の救世主”かどうか判別することです。おそらくモンゴルマン、いやラーメンマンがその査定役となり、カオスの実力をテストするのでしょう。そのために、彼は大きな壁となるつもりなのだと思います。

 となると、ここで2000万パワーズの存在意義の趣旨が明確に変わってくるわけです。これまでは単純に優勝を狙う1チームであったのに、この流れで後進のための壁という役割にシフトしました。この役割は「=後輩の礎となり乗り越えられる」というものなので、これにて残念ながら2000万パワーズの負けフラグが確定というか(苦笑)。モンゴルマン→ラーメンマンへの移行もいろいろと理由をつけてはいますが、極論をいえば「今回で負けちゃうから、ラーメンマンでのファイトも見せとけ」といった、ゆで先生のサービスにも感じられますし。

 ただ未来を託す後進の査定役になったことにより、悲惨なKO負けはなくなった気がしますね。それこそ以前から予想していた、「お前らに未来を託す」的な、降参負けが濃厚となってきました。そんなラーメンマンの査定ファイトは翌年までお預けです。

 今週気になった点は
・キセルを吸うときだけ、小さな穴が開くドクター・ボンベの口
・平和な世の中のイメージシーンで登場した、パンダマンがプリントされた飛行船
・いろいろと深い考えをもつモンゴルマンに対し、やはり単純バカそうなバッファローマン
・ところでマスク脱いで大丈夫なの?ラーメンマン(笑)

 こんなところでしょうか。来年は1/4みたいですね。またスパンが空いちゃうけど、ガマンして待ちましょうかね。

 

2008年1月4日 ラーメンマン活躍の理由 
 え〜、2008年一発目の『今週のU世』です。今年もよろしくお願いします。

 マスクをとり、素顔を会場内にさらしたラーメンマン。ウォーズマンに刺し貫かれた左側頭部の傷の後遺症を再発させないための、いわば生命維持装置的な役割がそのマスクにあることをわかっているバッファローマン、テリー、ロビンといった面々は、ラーメンマンの自殺行為ともいえる行動に驚きを隠せません。

「マスクを取ったからといってすぐに絶命するわけではない…それよりもモンゴルマンマスクをつけていては私の実力を100%発揮できないのだ!美来斗利偉・拉麺男(ビクトリー・ラーメンマン)でしかこのカオスという超人の実力を計ることはできない!」

というのがマスクをとった理由。マスクを投げ捨てたラーメンマンは、上空のヌーボーに向かってジャンプ。

「カオスよ、お前が本当に“間隙の救世主”なのかどうか、この私が巨大な壁となり確かめてやるーっ!」

と接近してくるラーメンマン撃退に、まずはマンタが反応。しかし辮髪を槍のように胸に突かれ、かがんだところを馬とびでかわされます。その勢いをもって、カオスに向かって蹴りを繰り出すラーメンマン。カオスはそれを腕でしっかりとガード。今度は拳をふるうも、カオスは体をひねって回避し、逆に回転してラーメンマンの顔面に裏拳をヒットさせます。

「このオレのために美来斗利偉・拉麺男になってくれて光栄だぜーっ!」

とカオスはラーメンマン右足をとってドラゴンスクリュー。

「おまえがキン肉マングレートVのマスクを脱ぎ本来の姿を晒したんだ…ならば私も正体を晒さなければ、礼を失することになるのでなーっ!」

と、その回転を利用してカオスに延髄斬りを叩き込みます。吹っ飛ばされたカオスはリングに落下。しかし片手をキャンバスについて激突を防ぎ、その反動を利用して下から突き上げの蹴りを放ちます。これをラーメンマンは胸当てで受け止め、その蹴り足をキャッチし強烈な肘打を入れると、カオスはまたもや落下。ラーメンマンはそれを追撃しカオスのあごにむけて回転蹴りを放つも、カオスは体をスウェーさせてこれをギリギリでよけ、二人同時にキャンバスに着地。

「モ…モンゴルマンのときの攻撃もかなりだったが、本来の姿となったラーメンマンの一撃一撃はまさに鉄棒で殴られているかのようだ…」

と、肘打を受けた左ひざから血を噴き出し、片膝をつくカオス。

「当たり前だ。私はおまえが越えなければならない巨大な壁なんだからな」

と威風堂々とした態度をとるも、「フフ…どうしてどうして、おまえの裏拳もなかなかだったぞ」と先ほどの裏拳のダメージでよろけるラーメンマン。二人の互角の攻防に、観客から拍手が巻き起こります。

「ラーメンマンと少しばかりよい攻防をしたからといって舞い上がっているようじゃあまだまだヒヨコ。ここは対戦相手を光らせよい戦いをする場じゃねえ。いかに相手の光を消し、完膚なきまでに叩きのめすかを競う場だーっ!」

とバッファローマンがリングインし、ラーメンマンと共に猛然とヌーボーに突っ込んでいきます。それに対してヌーボーは「完膚なきまでに叩きのめす場、そんなことはわかっているーっ!」と、ツープラトンのドロップキックで2000万パワーズを迎撃。ヌーボーこの試合二度目のツープラトンに、「もしかしたらあのふたりの息が合ってきたんじゃないの〜っ」と凛子とジャクリーンが喜びます。

「カオス、新章・2000万パワーズを破るには一人一人が強いだけではダメだ。やはり強烈なツープラトン攻撃がなければ!いくぜーっ!」

と、カオスにツープラトンを要求し、よろけているラーメンマンに飛かかるマンタ。ダブルのジャンピングニーを背中にくらわし、その勢いでラーメンマンをボー・アンド・アローに捉えます。そこにコーナーポストからフライングボディプレスを放つカオス。しかし「ヌーボーよ、おまえたちは相変わらずツープラトンの息が合っていない」と苦言を呈し、それからすばやく逃れるラーメンマン。カオスのボディプレスはマンタに誤爆する同士討ちに。そしてうつぶせに倒れたカオスに上空から踊りかかるラーメンマン。

「カオスよ、おまえは私という壁を越えられる逸材ではなかったようだなーっ」

という言葉と共に、放たれた技は…なんと伝説のキャメルクラッチ!!カオス絶体絶命で次号に続く、です。

 え〜、マスクをとったラーメンマンの言い訳が注目されたんですが、あっさりと流されてしまった感じですね(笑)。ミッショネルズ戦での植物状態の印象が強いので、マスクの有り無しですぐに切り替わってしまうのかというイメージでしたが、どうやら「制限時間がある」という設定に変わったみたいです。今週号に関しては、そんな後遺症はどこ吹く風といったくらいの機敏な動きでしたが(笑)。なんかどんどん過去が変更されていきますね。でもこの「時間制限」がハンデとなり、ラーメンマンの名を傷つけない敗北に繋がるんでしょうね。

 今回わかったのは、ラーメンマン自身が告白しているように、ラーメンマン>モンゴルマンという力関係です。マスクを被ることで技術的に影響がでるのか、それともモンゴルマンとしてラーメンマンの技を封印しなければいけないからなのかはわかりませんが、ともかくラーメンマンでいることがベストであるようです。オレ的にはモンゴルマンの方が好きなんですけどね。今まではラーメンマン=モンゴルマンだと思っていたので、ちょっとショックです。ゲームのほうも、今後は少し力関係を調整しなければいけないかもしれないですね。メーカーさんも大変だ(笑)。

 このラーメンマンとしての活躍ぶりは、おそらく作者のゆで先生が描きたいからだと思うんですね。「現役バリバリのラーメンマンを描くチャンスはこの機会しかない」といった作家的欲求が、以前作った設定を覆したというか(笑)。たしかにこの機会を逃したら、ヨボヨボのラーメンマンしか描けないもんなあ、スピンオフでも作らない限り。それだけに、なんでも盛り込んでしまえ!って勢いが感じられます。キャメルクラッチもそのひとつですね。久々だもんなあ、ラーメンマンのキャメルクラッチ。モーターマン戦以来か?そして自分の名前を美来斗利偉・拉麺男と表現したところにも、詰め込み傾向がみてとれますね。でもこれは『闘将!拉麺男』というスピンオフ作品での名前だから、ここでは出して欲しくなかったなあ。できれば線引きしてほしかった…あ、でも技の方はとっくに移植されているか。烈火太陽脚とか(笑)。いまさら遅い願望でしたね(苦笑)。

 さて、このラーメンマンの代名詞ともいえるキャメルクラッチをどう破るかで、カオスが認められるかどうかが決まりそうです。おそらくラーメンマンからの最終試験でしょう。あとはロングホーントレインを破ればヌーボーの勝利が見えてきますね…ってあれ?バッファローマンの新技はどこいった?ひょっとして超人十字架落とし?

 

2008年1月12日 キャメルクラッチVSカオス
 メキメキという音を立てながら、カオスに必殺のキャメルクラッチを極めるラーメンマン。スグル、テリー、ロビンと、レジェンドは総じて焦りおののく表情。なぜレジェンドがこんなにも驚いているのかわからない凛子とジャクリーンに、ミートが「あれはラーメンマンの代名詞ともいえる必殺技…キャメルクラッチだーっ!」と、いつものように解説します。それに補足する形で、ゲンタがブロッケンマンの惨殺について説明し、一等マスクが「別名・美来斗利偉・解腹折り!」と、聞いたこともない別名をつぶやきます(笑)。

「ドクター・ボンベが予言した“闇の間隙の時代”から現れ、人類を救う男かと思ったが…しかしそれは違っていたようだ〜」と自慢のキャメルクラッチに絶対の自信を持つラーメンマン。それを受けてバッファローマンも

「あたりめえだ〜っ、そいつはそこいらにいるひと山いくらの超人と変わりゃしねえ!わざわざ生命維持装置ともいえるマスクを捨ててまで実力を計る価値なんてねえヤツだーっ!」と、その浅はかさに拍車がかかります(笑)。「さっさととどめを刺してモンゴルマンのマスクを再び着けるんだ」という掛け声とともに、「フンラァ〜ッ!」と技に力を込めるラーメンマン。これによってカオスのボディに裂け目が入ります。救出に入ろうとするマンタですが、バッファローマンにつかまり阻止されてしまいます。

「私が正義超人に生まれ変わって以来、超人を殺めることはもうないと思っているだろうが…盟友であるロビンの妻・アリサさんを傷つけたヤツや(時間超人を睨む)…一度マシンガンズにやられたと思ったらまたぞろパワーアップして復活してきたヤツら(イクスパンションズを睨む)…そんなワルがこのタッグ戦には跋扈しているんだ!それを相手にするにはこの私もブロッケンマンを真っ二つにした頃のワル超人に戻らないとな〜っ!」と、ラーメンマンは残虐超人宣言。キャメルクラッチにさらに力を入れます。

「確かに凄い技だが…オレは絶対に返す!」と、技をくらったまま立ち上がり、驚異的な粘りをみせるカオス。そんなカオスをみてマンタは

「ようし、カオス、おまえならはずせる!今まで散々おまえのことを人間だとか、次のパートナーが現れるまでのつなぎだとかバカにしてきてゴメンよーっ!しかし今はわかる。おまえは立派なパワーとテクニックを兼ね備えた超人であり、セイウチンやテリー・ザ・キッドにも勝るとも劣らない…いやそれ以上のボクにとって唯一無二のタッグパートナーだということが〜〜っ!」とカオスを完全にパートナーとして認めます。この発言をきいてキッドは複雑そうな表情をし、セイウチンは「グギャオオ〜〜ッ」と雄たけびをあげ、「るせーーーっ」とネプに逆水平チョップで調教される始末。

「マッスルブラザーズ・ヌーボー正タッグパートナーのおまえならきっとやれるさーっ!」とさらなるエールを送ります。「何を気休めを」とバッファローマンがつっこむと

「気休めなんて言うか。カオスの実力を一番認めているのはおまえたち2000万パワーズじゃないか。だからこそモンゴルマンは戦闘に邪魔なマスクを捨て、ラーメンマン本来の姿に戻ったんだろーっ!やれーっカオスーっ!」と反論。それを聞いたカオスは奮起。完全に立ち上がり、技をはずそうとします。

「バカめ〜っ超人102芸のひとつキャメルクラッチはそう簡単には攻略できんわーっ」とラーメンマンはカオスを捉えたままジャンプし、落下した勢いでカオスの両脚をキャンバスにめり込ませ、自らは後方に体を反らすスタンディング式のキャメルクラッチに移行します。これによりカオスの腹部の裂け目はさらに拡がり万事休す…と思われたのですが、なんとカオスは裂けた腹部に手を入れ、己の血を掴んでラーメンマンの顔面へ投げつけ目潰しをするという、豪快な返し方を披露。技が解かれるとすぐに体勢を入れ替え、「柳麺切断絞(パスタ・カッター)」という名のドラゴン・スリーパーを逆にラーメンマンに仕掛けます。この絞め技により、ラーメンマンの左こめかみの古傷からは流血が。救出に入ろうとしたバッファローマンでしたが、ここはマンタがショルダーフェイスクラッシュに切り返し、バッファローマンを行かせません。沸く会場。

「この美来斗利偉・拉麺男を倒すことは1000人の軍隊を倒すよりも困難だということを知らんか」と屈することなく、またもや辮髪をカオスに突き刺し、ひるんだカオスに下から蹴りを突き上げ技から脱出するラーメンマン。すかさずコーナーポストに立ちます。左こめかみからはだらりと血が流れ出し、タイムリミットが近いことを予想させますが

「このまま力比べをしていても際限がない…おまえたち個々がかなりの実力者であることはようくわかった…しかしやはり最大の難はそのツープラトンにある!」と力強く指摘。「ここは2000万パワーズ極意・手練のツープラトンで一気に勝負を決めようぞ」とツープラトンのフィニッシュを予告します。「フフフフいよいよあれをやるんだな!」とにやりとするバッファローマン。そしてコーナーからラーメンマンが飛び上がって来週に続く、です。

 今週はキャメルクラッチづくしでしたね。一等マスクの言っていた「別名・美来斗利偉・解腹折り」は初耳でした。勉強になります(笑)。というか、ここはぜひ「機矢滅留・苦落血」といって欲しかった(笑)。ここまで『闘将!!ラーメンマン』テイストを匂わせるのならね。

 でもって、カオスの腹部がピリピリと裂けていく少々グロい展開になります。ノーマルなキャメルクラッチが破られそうなると、スタンディング式という変形技も披露。あいかわらずこのマンガのリングはめり込むんですね(笑)。いつもながら超人委員会が採用しているリングの素材については気になります(苦笑)。

 そしてマンタが完全にカオスを正パートナーとして認めましたね。いまさら調子がいいなあとも思いますが、これで8割9割、マンタ&キッド、マンタ&スグル、マンタ&ケビンといったパートナー変更はなくなった感じですね。おそらく作者のゆで先生は、このカオスをかなりプッシュしているというか、特別な主要キャラとして育て、描き切りたいという気持ちを強く持っているんでしょうねえ。

 このマンタの宣言により、なんとなくフラれた感じになってしまったキッドとセイウチン。比較論法的にはカオス>キッド=セイウチンみたいなニュアンスになってますからね。ちょっとムッときているかもしれません。まさに告白していないのに、勝手にフラれた心境でしょう(笑)。

 セイウチンの反応は一応嫉妬なのかな?それにしてもネプの調教は厳しいなあ。なんかバラクーダとウォーズマンを思い出しちゃいましたよ。そのうち痺れを切らしたセイウチンが、ネプに反抗して殴ったりして…あ、なんか思いついちゃった。なんでウォーズマンがわざわざイクスパンションズと対戦することにしたのか。ひょっとしたらウォーズマンは、ネプとセイウチンの関係に、昔の自分とロビンの関係を重ね合わせたんですよ!それを警告するために闘うことにしたんじゃないかなあ?「力で押さえつけても、本来の実力というものは育たない!…このオレがそうだったように…目を覚ませ、セイウチン!」なんていって。イクスパンションズ仲間割れで空中分解みたいな。これでベアーズ勝利、なんつって。ないか(笑)。

 さて、ヌーボー最後の課題は、弱点と指摘されたツープラトンですね。それに先駆けて、2000万パワーズが仕掛けるようですが。極意のツープラトンというくらいだから、やっぱりロングホーン・トレインなんだろうな。それとも新技かなあ?でもここで新技、そのあとロングホーン・トレインと考えると、テンポがちょっと悪いし…なにはともあれ、ラーメンマンを認めさせるには、息の合ったツープラトンが必要ということで、この2000万パワーズのツープラトンを返し、ヌーボーのまだ見ぬツープラトンが披露される可能性が高くなりました。あと3週くらいで決着かな?ラーメンマンの素顔リミットも迫ってるみたいだし。

 その他、今週気になった点は
・なぜかラーメンマンに合わせて「柳麺切断絞(パスタ・カッター)」という中華風技名を叫んだカオス。つられたか(笑)。

 こんなところでしょうか。来週は休載じゃないみたいですね。ちょっと安心です。

 

2008年1月21日 きらめきの流血列車
 コーナーからジャンプしたラーメンマン。下にいるバッファローマンと背中合わせに重なり、腕を組んだ刹那、反転。やはりこの技だったか、ロングホーン・トレイン発動です。マシンガンズの“マッスル・ドッキング”、ミッショネルズの“クロス・ボンバー”と並び称される超人タッグ界必殺必中技の登場に、会場内もどよめきます。

「このロングホーン・トレインをくらったものは…キラキラとまばゆくきらめく血飛沫をあげてマットに沈んでいくところから“きらめきの流血列車”とよばれている」とラーメンマンがにやりと言い放ちます。それに続いて

「しかも今回はキン肉マンの左腕の血肉で鍛え上げられた、ストロンゲスト・ロングホーン搭載の特別仕様列車だーっ!」と気勢をあげるバッファローマン。スグルはそれを聞いて一瞬複雑な表情を見せますが、結局目をつぶり腕をくみ、静かに情勢を見守ります。

「マッスル・ブラザーズ・ヌーボーよ〜おまえたちの勢いもここまでだーっ!」と、ヌーボーに向かって突進してくるきらめきの流血列車。足元には線路のイメージが。マンタは手負いのカオスを担ぎながら必死に逃げますが、トレインは線路のポイントを切り換え(笑)、ヌーボーを逃しません。ダメージの大きいカオスが崩れると、もう逃げ切れないと思ったマンタはカオスをかばう形で前に立ち、とうとう激突。両者とも豪快に暴走列車に吹っ飛ばされてしまいます。そして失神状態でバーニングコートのフェンスに激突。更なるダメージが追加されます。その機を逃さず

「チームリーダーの首もらったーっ」と、バッファローマンのロングホーンが左右に大きく開き、フェンスから落下するマンタを挟み込みます。

「くらえーっ、ドリルアホール・ホルンーッ」と、はさんだロングホーンを錐揉み状に回転させ、マンタのわき腹をえぐるバッファローマン。必殺ツープラトンをくらい、なおも追い討ちをくらってKO寸前のマンタでしたが、「フフフフ・・・」となぜか笑みをうかべるという、意外な反応を見せます。

「な…何がおかしい!?」と、バッファローマンが動揺して次号に続く、です。

 でましたね〜、ロングホーン・トレイン。最近のこのマンガの傾向で、聞いたこともない異名がまたついていますけど(笑)。“きらめきの流血列車”ですか…きらめく血飛沫をあげたのは、ケンダマン&スクリュー・キッドのみなんですが、その一試合だけで大層なことになっていますな(笑)。しかもこの技については「モンゴルマンがバッファローマンを担ぐ利点がない」「単独ハリケーン・ミキサーの方が強力なんでは?」「マッスル・ドッキングやクロスボンバーと比べると、機能的に二人でやる意味がない」など、揶揄されていることが多いみたいですし。

 かくいうオレはどうかというと…けっこう好きなんですよ(笑)。というのも、前作において仲間のブロッケンJrやウルフマンの敵をとったというカッコよさ、無謀ながらも怒りのパワーでミッショネルズに突っ込んでいったというせつなさがあるので、技の機能性うんぬんよりも、その技にまつわる背景が好きにさせているのかもしれません。そういった“機能性”ではなく“イメージ”における技の印象度でいうと、前述の3大ツープラトンの中に入れてあげてもいいのかな、と思ったりしますね、個人的には。

 ただちょっと違和感があったのが、この技をフィニッシュにせずに、そのあとに追加攻撃を加えたことですかね。というのも、このロングホーン・トレインという技は、体当たりしつつロングホーンで相手を串刺しにする技だと思っていたので、相手を吹き飛ばしただけで技が終了したことに違和感を覚えたわけです。しかもそのあとの「ドリルアホール・ホルン」で追撃をするということは、自ら最高のツープラトンが一撃必殺の技たりえないことを証明してしまったようにも受け取れます。ストロンゲスト・ロングホーンを搭載していても、さして列車に変化はないようで(苦笑)。

 そしてこの状況でのマンタの不敵な笑み。これで完全に2000万パワーズの負けフラグが確定です。おそらく2000万パワーズはすべてのカードをきってしまったので、あとは逆転技をくらうだけと(笑)。さ〜て、これからヌーボーの初フィニッシュツープラトンのお披露目か?

 他に気になった点は
・ポイントを切り換えるきらめきの流血列車。スピードが殺されてしまうのでは…(笑)。
・ロングホーンでマンタをはさんだときは、「ハリケーンヒート」かと思いました。

 こんなところですかね。あと2週くらいで決着かな?

 

2008年1月28日 タッグの極意
 バッファローマンの「ドリルアホール・ホルン」で脇腹をえぐられてもなお、不敵な笑みを浮かべるマンタ。そんなマンタを見て焦りながらも

「ファイターってやつは、あまりに深い傷と流血によって末期が近くなると、激痛から逃れるよう脳内から大量の麻薬的物質が分泌され、痛みがなくなり幸せな気分になるというからなーっ!」という持論でこの状況を解釈するバッファローマン。さらにロングホーン・ドリルの回転数をアップしていきます。

「苦しくて泣き出したいほど痛いはずなのに…なぜか幸せで癒される…なんなんだ?この感覚は・・・」とちょっとM気質のマンタは、キン肉星で格闘技特訓をした幼少期を思い出します。設置されたリングには大男が二人。マンタサイドのコーナーには父・スグルが待機しています。大男二人に担ぎ上げられ、ダブルのブレンバスターをくらって悶絶するマンタ。リング下から心配の声をあげるビビンバや側近に対し、

「誰も入るなーっ!せっかくのタッグマッチなのに、タッチにこんかーっ!」と、リングインして泣きじゃくるマンタに手をかけるスグル。それにホッとしたのもつかの間、頭をこづかれます。

「万太郎よ、痛い思いをしたくなければ、自分が相手に先んじてツープラトン技を出せ!まず敵の目を見て的確に距離やスピード、角度を量りぶつかっていく!次にパートナーとの技のタイミング、息を合わせるにはパートナーのヘソを見るのが大切だ!!」と息子に対してツープラトンのレクチャーをするスグル。マンタが頷くと「万太郎よ〜っ、タッグで大事なのは相手を信頼するという心!つまりは強い絆じゃ!ワシら親子のような強い絆をパートナーとも築くんじゃーっ!」と両手でがっしりと抱きしめます。

「そうだ、あのときの感覚に似ているんだ…辛いはずなのに…この温もり・安心感」と、その原因を分析していきます。しかしドリルの回転数は上がり続けます。するとまたもやロングホーンに「肉」の文字が。

「オウラ〜っ、再びキン肉スグルがオレにパワーを貸してくれているぜーっ!」と調子に乗るバッファローマン。しかしそれを見たラーメンマンは気づきます。

「いけない〜っ、その“肉”マーク…今回ばかりはおまえの攻撃に加勢するのではなく、万太郎の耐える力の方に作用しているーっ!」と絶叫。

「あの時と同じ感覚…そうか、この感覚は幼き頃、父上にギュっと抱きしめられた時の感覚と同じなんだーっ。肉のパワーが加わりより強力となったロングホーンにボクとカオスは散々苦しめられたけど…しかし今はボクに“もっと頑張れと、その太い両腕で抱きしめてくれた父上の温もりが伝わり…ああ〜力がみなぎってくる〜〜っ!」と、マンタ、クソ力開放です。筋肉が隆起し、とうとうドリルアホール・ホルンを止めてしまいます。

「あと少しで完全に息の根を止められたハズが〜っ逆に復活してきやがったーっ」と動揺するバッファローマン。それに対してラーメンマンが「だから言っているじゃないかーっ!」と、バッファローマンの浅はかさぶりを注意するやいなや、マンタはロングホーンを両手で握り締め、逆上がりの要領で突き上げのキックをあごに炸裂させ見事に脱出。これを見てテリーマンが

「あの万太郎の全身からみなぎるパワーッ、まさしくおまえの奇跡の逆転パワーである“あれ”にそくりではないかーっ!!」と指摘するも、スグルは表情を変えません。この一連の流れを見たミートは

「王子の“肉”パワーは盟友であるバッファローマンにとってはロングホーンのパワーアップとなりながらも、実の息子・万太郎さんには傷つきくじけそうになった時、激励してくれる父親を感じさせるものだったんだーっ!」と理解します。これにより、マンタがスグルの息子であることの、更なる証明がなされた感じになりました。しかしラーメンマンはまだ確認作業をしたいようです。

「ヌーボーが本当に人類の平和と超人界の将来を託せるタッグかどうか…まだあと少し見極める必要がある」

と、再度攻撃に移ろうとします。しかし古傷の左こめかみからの流血も進み、足元がよろけはじめます。心配をしたバッファローマンが手を貸そうとするも、それをはねのけ「…私にはもう残された時間がない!」と、どうやらタイムリミットが近付いてきている模様。クソ力発動中だったマンタも、疲労からかクソ力を解除。一気にダメージが募り、傷口から血が噴出します。

「バッファローよ、こいつらに今一度くらわせてやろうぞ!」と、2000万パワーズは再度ロングホーン・トレインの体勢に。ヌーボーに向かってまっしぐらに突進してきます。それを迎えつつ、マンタの脳裏にはスグルから伝授されたタッグの極意が。

「敵を量るは目…同志を察するはヘソ…ああ〜〜っわかったぞ〜〜っ」と、何かに気づいて次週に続く、です。

 今週はマンタの回想シーンからタッグの極意のヒントを得るまでが描かれていましたが、なによりも第一に感じたのが、バッファローマンの浅はかさですねえ。とにかく知恵がないというか、物事の大局が見えていないというか。

 まず不適に笑うマンタに対する、「麻薬的物質が分泌され云々」というご都合主義な分析でマイナスポイント。肉の文字が浮かんだロングホーンを見て「再びキン肉スグルがオレにパワーを貸してくれているぜーっ!」と短絡的に判断しているのもマイナスポイント。「死ねやーっ!」という掛け声もちょっと…品がなさすぎてマイナスポイント。ラーメンマンの忠告を聞きながらも、攻撃を止めない猪突ぶりにマイナスポイント。しかも技を止められたときに、ラーメンマンに「だから言ったじゃないか」と叱責されているのもマイナスポイント。そしてよろけたラーメンマンに差し出した手をはね退けられた、ぞんざいな扱いもマイナスポイントですね。

 一通り挙げただけで、このくらいあるんですよ。とにかく今試合のバッファローマンは、総じておバカですね。ラーメンマンに「まったく、あのバカ何やってんだ!」と思われているような言動が垣間見えますから(苦笑)。物事の本質を見ていないというか、考えが浅いんですよね。

 キン肉マンと対戦した頃の彼は、もう少しクレバーだったんですけどね。今は完全に「力はあるけど、頭悪い」みたいなイメージが定着してしまいました。これは彼がラーメンマンとタッグを組むことにより、頭脳労働を放棄したからだと思うんですね。作戦やプランをすべてラーメンマンにまかせっきりにしているから、その辺が退化してしまったと。でもそのバカさ加減に、ラーメンマンが少々イライラしているのが見えておかしいんですけどね(苦笑)。たぶん試合後の反省会で、ラーメンマンにこっぴどく叱られるんだろうな。悪さして怒られる子供みたいに(笑)。

 そして再度ロングホーン・トレイン。これはタッグの極意に目覚めつつあるマンタに破られるために出した技になるんだろうな。となると、これが2000万パワーズ最後の攻撃といってよいでしょう。おそらく来週に技を破られ、その流れでヌーボーのツープラトン炸裂といった感じでしょうか?これで終わりだと思うと、バッファローマンのイメージダウンが残念ですね。結局カッコよかったのは、入場後のスゴ味をきかせたあのときだけだったなあ。そう、アフロの描き込みに気合が入っていたあのとき(笑)。

 さて、その他気になった点は
・回想シーンでのスグルの若々しさ。たしかマンタはヨボヨボのスグルしか知らないんじゃ…?

こんなところでしょうか。

 

2008年2月4日 ヌーボーエクスプレス?
 迫りくるロングホーントレインを前にし、スグルからいわれたタッグの極意に何かを気づくマンタ。「カオス、以前父上がボクらにはなった言葉を覚えているかい?あの時はまたボクらを非難する言葉だと思っていたけど、あれはタッグにとって一番大切な極意をそれとなく授けていてくれたんだ…」とカオスにスグルの言葉を解説し始めます。

「『同志を察するはヘソに在り』の部分だけど、その言葉通り2000万パワーズはロングホーントレインに入る間際に息を合わせるため、お互いのヘソを見あって合体していたんだ。そして『敵を量るは目に在り』の部分だけど…2000万パワーズは必ずボクらの目をはっきりと見据えて技を放つ。目を見ることによって敵の心や体の動きをすべて見通し、的確に技を相手にぶつけることができる!」とマンタがいうと、

「そうか、パートナーのヘソ(中心)だけに意識を集中していれば、敵の動きに惑わされることなく正確にパートナーと息を合わせることができる!でもそれじゃあこの磐石なるロングホーントレインから逃げられないじゃないかーっ!」と焦ります。しかしマンタにはなにやら策があるらしく、ヒソヒソとカオスに耳打ちをすると、迫りくるきらめきの流血列車に対して前にマンタ、後ろにカオスという、たて並びの布陣を敷きます。「ヌウ…」とラーメンマンは少々たじろぎますが、「かまうことはねえラーメンマン、まっすぐ突っ込めーっ!」と相変わらず考えの浅いバッファローマンが激を飛ばします。

 しかしヌーボーの二人は縦並びの状態で右に横っ飛び。するとすぐにまた左へ飛び、丁度反復横飛びの要領で左右に体を振り、2000万パワーズを幻惑しにかかります。これをみたラーメンマンは、相手の目の動きを察知し、左に動くヌーボーを捉えてトレインのポイントを左に切り換え。しかしヌーボーの目がまた少し右に動くのを察知すると、軌道を少し修正し、中央へ。

「思い知れーっおまえたちは絶対にオレたちの“きらめきの流血列車”から逃れられんことをーっ!」と、自信満々で突っ込んでいきます。バッファローマンにいたっては、得意の「ドォ〜ッドッドッドッ〜ッ」の雄たけび。また人気下がるぞ(苦笑)。これに対してヌーボーは正面からトレインに対峙するのみ…と思いきや、後ろにいたカオスがジャンプして軌道から離脱。またもや弱虫毛虫に逆戻りしてしまったのか?結果、マンタ一人がトレインを受け止めることに。なんとか両手でロングホーンを掴んで抑えにかかるも、勢いは止められず、ロングホーンは胸に突き刺さっていきます。抵抗むなしくマンタの体を突き抜けたかと思ったその瞬間、上空に逃げたはずのカオスが下から現れ、動力であるラーメンマンの左こめかみに低空のキックを放ちます。これによってトレインはストップ。

「カオスは逃げたんじゃなかったんだ。それもこれも全てマッスルブラザーズヌーボーの策だったんだ!」と興奮するゲンタ。しかしこれでもラーメンマンの動力は止まりません。

「い…一度走り出した流血列車は…何人たりともと…止められはしない…」と、さらに前進をし、とうとうマンタをバーニングコートのフェンスに押し付けます。背中を焼かれて悶絶するマンタ。ふんばりもここまでかと思われますが、なんとかダウンせずに耐えます。

「カ…カオス、おまえとなら、ち…父上の言っていた相手を信じる心、強い絆ってやつをパートナーとして築けそうだぜ!」と立ち上がります。どうやら二人の息があってきたようです。しかし2000万パワーズも止めのロングホーントレインを敢行。いままでにない、音速の速さでヌーボーに迫ります。しかしここでマンタが叫びます。

「わかったよーっ父上、タッグの鉄則が〜っ!カオス、飛べーっ!そして両脚を前にして僕の背中に降りて来い!」とカオスに指示を出します。これに従い、コーナーからマンタめがけて降りてくるカオス。

「カオス〜っ『同志を察するはヘソに在り』だーっ!」と、カオスとマンタも背中合わせで一体になります。つまりロングホーントレインの亜流で、ちょうどバッファローマンとは逆向きに、足を正面に投げ出す形でマンタの上にカオスが乗ります。

「『敵を量るは目に在り』だーっ!」と、ヌーボー版ロングホーントレインが発進し次号に続く、です。

 スグルが与えたタッグの極意をマンタが理解しましたね。結果的には文字通りの意味合いだったわけで、なにかの比喩か?と思っていただけに、ちょっと直球だったなあと思いました(苦笑)。そして予想されたロングホーントレイン破りですが、体を振って相手を混乱させ、それに乗じたカオスが遊撃隊となり動力であるラーメンマンをピンポイント攻撃。まあこれで完全に止めることはできなかったわけですが、威力をそぐことはできたみたいで、正面から受け止めたマンタもKOされずに済みました。ここでポイントとなるのは、カオスがラーメンマンの左こめかみを狙って蹴りを入れたことですかね。なんとなくこれが最終的に響くような気がします。おそらくラーメンマンはもう限界でしょう。タイムリミットをさらに縮められたように見えます。

 また、一連の行動で、ヌーボーの息が合ってきましたね。まさにゲンタの言うとおり。マンタは「おまえなら強い絆を築ける」と、カオスに対してこれ以上ない信頼関係の構築をアピールしましたしね。覚醒後、オラオラ状態だったカオスも元の素直さが見えるようになり、マンタをリーダーに据えてその指示に従っていますし、性格面でのいざこざというのはなさそうです。

 そして注目されたヌーボーのツープラトンですが、逆ロングホーントレインできましたね。これは予想外でした。突き出したカオスの両足をロングホーンに見立てているのかな?まあ言えることは、これはあくまで暫定的なツープラトンで、ヌーボーオリジナルのツープラトンは次の試合以降のお披露目になるのかなあと。この後の流れを勝手に予想しますと、ロングホーントレイン同士のぶつかり合いでヌーボーが競り勝ち、ここでラーメンマンがダウン。すぐに治療が必要な状態となり、一人残ったバッファローマンが少しでも早くパートナーを病院へ運ぶために白旗降参、てな具合でしょうか。なんかラーメンマンの流血描写がすごいんで。そろそろタイムリミットでしょう。

 その他、気になった点は
・6メートル四方の距離を走るには、長すぎるロングホーントレインの運行時間。どんだけゆっくり走ってるんだよ(笑)

 こんなところでしょうか。次号、決着かな?

 

2008年2月9日 ヌーボー新フィニッシュツープラトン炸裂?
 本家ロングホーン・トレインに対抗する形で、ヌーボー版ロングホーン・トレインを敢行するマンタ&カオス。「一見同じ体勢に見えるが、上に乗っているバッファローマンとカオスの体の位置が後ろ前逆だーっ」と、すかさずその違いに気づいて解説するのは一等マスクとビーフマン。この二人、いまやすっかりレギュラー(笑)。そしてこんなに緊迫したシーンを前にしても、どっしりと落ち着いているスグルを見て、ミートは「なぜ王子はこんなに落ち着いた表情でいられるんだ!?」と疑問を持ちます。

「ドォ〜ドッドド、万策尽きて最後は猿真似か!そんなものオレたちのロングホーン・トレインが粉々にしてやるーっ」と、自身のツープラトンに絶対の自信を持つバッファローマン。

「これが猿真似と思うかーっ!ボクたちは強靭な角は持ち合わせていないが…このカオスの長くしなやかで鍛えに鍛えあげられた両脚がある。そんな古色蒼然とした特急列車なんて、21世紀の最新特急がふっ飛ばしてやるーっ!ビッグフット・エクスプレスーッ!」と、マンタが自分らの方が最新の特急だと大見得をきるや、両チームリングの中央で大激突。ものすごい轟音と地響きをうならせ、その衝撃でふっ飛ぶ4人。マンタ&カオスにはどうやら深刻なダメージはない模様ですが、バッファローマンは左のロングホーンが折れて垂れ下がり流血。

「パワーでは五分だったが、ヌーボーのトレイン技は21世紀型超特急の空位抵抗を抑える流線型フォルムをカオスの両脚で再現したため、スピードで2000万パワーズを上回り、彼らにより強い衝撃を与えることに成功したんだ!」と解説するキッド。さすが、父親譲りの名解説ぶりです(笑)。

 問題のラーメンマンはというと、ふっ飛ばされた勢いでフェンスに激突し、バーニングコートの炎で体を焼かれる大ダメージ。完全に倒れてダウンしてしまいます。左のこめかみからは尋常ならざる血が流れ、たまらずスグルが「ラーメンマン、これを…」と、モンゴルマンマスクに手をかけます。しかしなんとラーメンマンはあれほどのダメージを背負いながらも「まだまだ…」と立ち上がり、カオスを睨みつけます。

「命ギリギリになっても決してあきらめない不屈の超人魂が、7人の悪魔超人や…悪魔6騎士を破った原動力となっている…油断するなよ、カオス!」と、マンタがカオスに忠告。すると最後の力を振り絞るように、ラーメンマンはカオスめがけて高々とジャンプ。それに応じるかのように、カオスもジャンプ。空中でラーメンマンの凄まじい左右の蹴りが乱舞するも、カオスはそれを全て見切ってよけます。

「私の全身全霊の攻撃を全てよけ切るとはお見事…」と内心感心したラーメンマンは、突然辮髪を結んでいたリボンをちぎりとり、キャメルクラッチで裂いたカオスの腹めがけて突き刺します。しかしそれに併せてカオスが右のハイキックをカウンターで繰り出し、ラーメンマンの左のこめかみにヒット。丁度貫手とキックが同時に決まる形となります。しかしダメージが大きいのはラーメンマンの方で、白目をむいてグラリとします。これをみたバッファローマンが救出しようとしますが、「おまえには手を出させねえ!」とマンタが組み付いてそれを阻止。そして上空のカオスに向かって叫びます。

「カオス〜〜ッ、2000万パワーズを叩くチャンスはこれが最後かもしれないーっ!ここでもう一度二人の体力を回復させてしまえば、ボクたちに勝機はない!!ツープラトンの鉄則を忘れるなーっ、まずは“敵を量るは目に在り”だーっ!」と、ツープラトンを指示。まず自分がバッファローマンの頭を押し込め、ちょうどパワーボムの体勢で覆いかぶさりジャンプ。

「て…敵を量るは目に在り」と、上空のカオスは、落下するラーメンマンの両脚に己の両脚を絡め、ちょうどジャパニーズ・レッグロールホールドでブリッジする直前の体勢になります。そしてバッファローマンを抱え上げ、上昇してきたマンタはそのままキン肉バスターの体勢に。立派なそのフォルムを見せつけられ、驚きの表情のスグル&テリー。

「フッ…こんなもの『6』を『9』にするキン肉バスター返しで…」と、さすがは元祖キン肉バスター破り超人が冷静に対処しようとしますが、体勢は入れ代わりません。「ど、どうしたというんだ、ビクともせん!」と驚愕の表情のバッファローマンに対し、

「これをただのキン肉バスターと思うなーっ、開発者キン肉スグルの時代から34年…21世紀のボクが改良を加えた“進化形キン肉バスターだーっ!」と一蹴。「カオスーッ、“同志を察するはヘソに在り”だーっ!」とドッキングにゴーサインをだします。「ヘ…ヘソを見る!」とカオスもマンタのヘソを確認。

「おまえが一番得意な技をありったけのパワーでぶつけてみろーっ!」とマンタが指示をすると、カオスは「オ…オレの得意な技・・・そうだ、オレにはキングジャーマンがある!」と思いつきます。

 一方、バッファローマンはバスターから生じる強烈なGに「か…体がひきちぎられそうだ〜〜っ」と顔を歪ませ、とうとうヨットの帆が裏から風を受けたように、体が逆向きに折れ曲がり、抵抗できない体勢へ。とうとう発動するマッスルG(グラビティ)!カオスは空いていた両手で落下するマンタの背中を抱えてリバース・ジャーマンの体勢に。

「マッスルGーーーーーーーッ」
「キングジャーマンーーーーッ」

 二人の必殺技がここで見事に融合。「な、なんだーっ!この技はーっ!!」とスグル&テリーが叫んで次号に続く、です。

 さてと、決着はつきませんでしたが、物語がクライマックスに近づいてきました。トレイン同士の激突は、流線型最新フォルム(?)を採用したヌーボーに軍配が。ロングホーン・トレインは“古色蒼然”といわれたり、旧型ディーゼル車両で表現されたりと、さんざんな扱いになっていますね。ファンが怒り出しそうですよ(苦笑)。そしてバッファローマンの左のロングホーンが折れてしまいます。ということは、ビッグフット・エキスプレスの威力は、光の矢になったウォーズマン程度でしょうか?単純比較はできませんけど。

 また、謎なのが、ラーメンマンがカオスの腹部にねじ込んだリボンですよね。攻撃というよりは、何かのメッセージ性を感じます。例えばリボンをほどくと、そこに何かが書いてあるとか。どうやらラーメンマンは内心では完全にカオスを認めたようなので、その証明なのかもしれませんね。ひょっとすると、来るべき“残虐の雨”に備えた伏線かもしれません。カオスが間隙の救世主として戦うときに、その手助けとなるようなヒントが書いてあったり。あくまで想像ですけど。

 バッファローマンのキン肉バスター返しが効かないシーンはちょっといいですね。進化したキン肉バスターに対応できず、驚愕する表情がいいです。ちょっと可哀想だけど。

 そしてなんといっても、ヌーボーが仕掛けた新・ツープラトンですよ。いや〜予想外れました(苦笑)。いつものことだけど(笑)。今回は先輩の降参だと思っていたんだけどな〜。このままいくと、2000万パワーズのひどいKOシーンを見せられそうで、旧作ファンとしてはちょいとキツいっす。2000万パワーズが完膚なきまでに叩きのめされるシーンはあまり見たくないなあ。とくにマッスルGは腹が裂けちゃうから痛々しいし。時間超人相手だったら全然OKなんだけど(笑)。

 カオスはジャパニーズ・レッグロールからの、マンタに対してのキングジャーマン敢行と、なにやら複雑な形状になってきました。正直、文章だけでこれらを表現するのって、けっこう難しいです(苦笑)。ちゃんとイメージ伝わっているのかな?心配ですよ。来週こそ決着、そしてこの試合のエピローグですね。できるなら未完成に終わって、2000万パワーズを救ってあげてほしいなあ。未完成でもすごい衝撃だ、参った、みたいな展開で。あくまでこれに固執します(笑)。

 他に気になった点は
・小柄のマンタに軽々と持ち上げられる巨漢牛さん。体積のわりには質量かるいのか?
・Gで顔が歪む牛さん。ホントに今回は一人だけイメージダウンの貧乏クジが
・Gで逆反りになった牛さんをみて、悪魔種子・コンステのヌボア・スープレックスを思い出しました
・生徒に“バッファローマン先生”からいつの間にか”バッファローマン”と呼び捨てにされる牛さん

 なんかバッファローマンオンパレード(苦笑)。

 

2008年2月18日 さらば、ラーメンマン
 マンタがバッファローマンをマッスルGに極め、カオスがラーメンマンにジャパニーズ・レッグロールクラッチを極めながら、さらにマンタの体をジャーマンスープレックス気味に投げることによって完全合体。とうとうマッスルブラザーズ・ヌーボーのオリジナルツープラトン“マッスル・エボルシオン”が凄まじい激突音と共に炸裂します。その衝撃のシーンを目の前にし、一瞬静まりかえる会場。

「こ…この万太郎のキン肉バスターは、首・背骨・腰・左右の大腿骨の五箇所を極めるところまではキン肉マンのオリジナルと同じだが…さらに考えられないほどの凄まじい落下速度を加え、その時にかかるGによって、バッファローマンのアバラや内臓までも破壊してしまう七箇所極めとなっている!ここまで技を改良させる技術も概念も今の時代にはない!この技はまさしく21世紀の進化形としかいえない!」と、得意の解説&ニュージェネを認めるような発言をするテリーマン。完全にノックアウト状態の2000万パワーズですが、

「まだ2000万パワーズはギブアップもタップの意志も示していない。ダウンカウントを数えなさい」と委員長はあくまで試合続行を指示。静まり返った会場にダウンカウントがコールされます。しかしカウント7になったところで、極められていた“マッスル・エボルシオン”のクラッチがはずされ、腹を裂かれたバッファローマンは血を吐き倒れ込み、ラーメンマンも完全失神。これにて委員長自らがゴングを打ち鳴らし、長かった試合に終止符が打たれました。

 世紀の番狂わせに沸く会場。「カオス、ボクたちが勝ったんだよ。オリジナルのツープラトンで!」と、呆然としていたカオスにマンタが勝利の確認をします。セコンドにいたミートも駆け寄り「さあ、お客さんに勝ち名乗りを」と促すと、やっと実感が湧いたのか、ヌーボーは高々と手を上げ勝利のコールを受けます。

 リングサイドにいたスグルは、虫の息のラーメンマンを助けるべく、モンゴルマスクを手にとってリングイン。霊命木でつくった、生命維持装置たるマスクをラーメンマンに被せようとしますが

「キン肉マン、おまえの気持ちは嬉しいが、もう遅いんだよ…あまりにもマスクをつけずに闘いすぎた…もはやマスクの治癒能力の効果はないだろう」と、弱気な発言をするラーメンマン。それでもスグルがマスクを被せると、モンゴルマスクはバリバリと破れ粉になり、空に散ってしまいました。それを見て「ククク」と笑うネプ。そして「伝説超人を殲滅する手間がひとつはぶけたってもんだ」と時間超人。ヒール2組の反応は悪役そのもの。気遣うカオスをラーメンマンが呼びやると、

「私の目に狂いがなければ…おまえこそがボンベが予言した救世主だ!あとは任せたぞ…もしもっとはやくおまえと知り合えたら…刎頚の友となり得たかもしれぬな…そう、老酒を酌み交わすような仲にな」

と耳元で囁き、血を吐きます。心配そうにのぞくカオス。

「そんな寂しそうな顔をするな。肉体は滅びようとも、わが魂は死なず…よく聞くのだ。おまえには私がついている!」と、カオスの腹を指差すラーメンマン。腹に託したリボンのことをいっているようです。

「さて、そろそろ“散り際のとき”がやってきたようだ…」と、ダメージの大きい体を動かそうとすると、「動くな、ラーメンマン。すぐに救急車に乗るんだ。まだ助かるかもしれないじゃないか」と手を取るスグルでしたが、ラーメンマンは治療を拒否し、

「寄るなキン肉マン!日本には“武士の情”という言葉があるだろ?キン肉マン、テリーマン、ロビンマスク…最後の願い事がある。三人で“正義大三角(ジャスティストライアングル)”を作ってはくれぬか!お願いだ…」と頼みます。ラーメンマンの覚悟を汲み取った三人は、いっせいに飛び上がり、体をつかって三角形を形作ります。ミートいわく、正義大三角とは中国の正義超人の間に古から伝わる、自らの死を悟った正義超人が行う最後の秘法とのこと。亡骸を仲間に晒すのを恥じる習性のあるイルカがこのような行動をとり、三角の中を通り抜けた瀕死のイルカは突然消える、という伝説になぞらえている模様。

 「さらばだ」という悟りの表情とともに、一気に正義大三角をくぐり抜けたラーメンマン。胸当てを残して消え去り、次号に続く、です。

 完全にキマりましたねえ、新技“マッスル・エボルシオン”。あれだけバッファローマンの腹が裂けるのは哀れだといっていたのですが、あっさりとビリビリ(苦笑)。完膚なきまでに叩き潰したといった感じです。旧作ファンにはちょっと辛いシーンでしたね。

 で、意外だったのがラーメンマンの死亡ですよ。まさか正義超人同士の闘いで命を落とすことになろうとは。己の命を懸けるくらい、カオスを認め、後事を託したという表現なのでしょうか。腹にねじ込んだリボンにもメッセージがあるみたいなので、これがいよいよ“残虐の雨”のときの伏線になりそうです。となると、カオスを主役とした“間隙の救世主シリーズ”があるかもしれません。短期連載かもしれませんが。また、このシリーズの冒頭に出てきた謎のお墓ですが、これをカオスのものと仮定すると、この“間隙の救世主シリーズ”にて、地球を守って散っていったカオスのものになるという可能性もひょっとしたらあるかな、なんて思ってしまいました。

 でもって、ラーメンマン死亡により誰もが気になる疑問がありますね。そうです、その後の王位争奪編はどうなるのかと。歴史が明らかに変わっているわけです。これを元通りに修復するためには、ラーメンマンはこのシリーズで復活させるしかないわけで。球根の力で生き返るか、もしくはフェイスフラッシュ的なもので復活するのか。もしくは歴史が変わったことをストーリーのネタにして、あらたな王位戦を描く構想でもあるのか。なんかもう、わけわからなくなってきました(苦笑)。ひとついえるのは、個人的にはあそこまで雄雄しく散っていったラーメンマンを、安易に生き返らせることは、なんか台無しかなあと。カオスに託した想いも、薄っぺらなものになりそうで嫌な感じです。

 そして…正義大三角(ジャスティス・トライアングル)ですか…そんなものがあったんですね。どうやら正義超人の間では常識みたいですし。まだまだ勉強不足でした(笑)。しかしラーメンマンは王位編のプリズマン戦でもピラミッドパワーを使ったりと、なにかと三角形がお好きなようで。

 さあ、同胞のラーメンマンを殺された形になって、スグルをはじめとするレジェンドがどういった反応をヌーボーに対してするのか、気になりますね。おそらくテリーやロビンは言うほど怒らないような気がするんですね。正直もう、ニュージェネを認めてますし。つまりスグル一人のみが猛る形になるのかなあ。それでもっていい加減レジェンド間で孤立したりして。それによってマシンガンズに亀裂が、みたいな。わかんないけど。

 その他、気になった点は
・衝撃の新ツープラトンを見ても、まったく動じないネプ。そして魚を食い続けるセイウチン
・2000万パワーズがコテンパンにやられたのに、ニコニコしてリングに上がってくるミート。KYか。
・結局ロングホーンなしの新技がよくわからなかった牛さん。超人十字架落としがそれなのか?それとも“20ミリオンアバンランチクラッシュ”がそれ?
・「正義大三角?なにそれ?」とかスグルやテリーにいわれなくてよかったね、ラーメンマン
・「ジャスティストライアングル」と聞いて、裁きの神ジャスティスを思い出しました。

 こんなところでしょうか。さ〜て、いよいよ混沌とした後半がはじまるぞ〜っ!

 

2008年2月25日 美来斗利偉・武芸伝
 自らの瀕死状態を皆に晒すのを恥じるかのように、ジャスティストライアングルの中に姿を消したラーメンマン。見送ったスグル、テリー、ロビンはやりきれずに涙ぐみます。

「泣くな、やつは正義超人らしく堂々と誉れ高く散っていったんだ!」とバッファローマン。その言葉をを受けてもスグルやヌーボー、凛子やジャクリーン、ゲンタに一等マスクと、周りにいるすべての者が涙ぐみます。そしてリング上に残ったラーメンマンの胸当てを手に取るカオス。

「ラーメンマン、あなたとのこの一試合の対決は…オレのこれからの超人人生において何百試合を戦うに相当する価値がありました!」と感謝の意をのべます。すると正面からゆらりと不気味に近付くバッファローマン。危険を察知したのか、臨戦体勢でマンタがカオスの前に立ちふさがり、構えます。バッファローマンはゆっくりと右手を伸ばし、カオスの手にある胸当てを指差します。

「そのラーメンマンの胸当て、おまえにくれてやるぜ!」と、ラーメンマンの形見をカオスに託しました。「こ…こんなどこの馬の骨ともわからないやつにやるなんて!」と毒づくスグルでしたが

「確かにオメーのいう通りかもしれねえが、オレはそこいらのハンパな正義超人よりは、このどこの馬の骨ともわからねえふたりに気概を感じたのさ!負けはしたが、むしろ清々しさを感じる…消えていったラーメンマンもオレと同じ考えだったに違いない…ラーメンマンのやつ、妙にこのカオスっていう超人のことを認めていて、こいつの実力を量るために命をかけて戦っているような感じさえしたぜ〜〜〜っ…そう、まるで後継者を探しているような」とバッファローマンが心情を告白し、カオスの頭に手を回します。

「見事なツープラトンだったぜ。オレたちの完敗だ。万太郎、カオス、おまえたちのタッグとしての実力は本物だ!もうどちらが主でも従でねえ、立派なタッグだ。次の試合もガンバレ!」と回した手のと反対の手でカオスの胸をこづき、そして握手を求めるバッファローマン。「あ…ありがとう!」と、カオスのそれにこたえます。

「み、認めてくれた…バッファローマンとラーメンマンがボクたちを…」と感動するマンタ。しかしその背後から時間超人が登場。

「ジョワジョワジョワ、いやはや恐れ入ったよ、マッスル・ブラザーズ・ヌーボーのおふたり方。グッドジョブだ!“伝説超人殲滅”というオレたちの野望の片棒を担いでくれて礼をいうぜ〜。まだ自分達のしでかした事の重大さに気づいていないようだなァ〜。この時代において正義超人界の重鎮・ラーメンマンが消え去ったということは、すでに我らが時間超人の輝かしい未来が約束されたも同然なのだーっ」と、珍しく長台詞をいうライトニング。

「なあ…やつはいったい何を言おうとしているんだ?わかるか?カオス?」と、ライトニングの発言を理解できないマンタとカオス。

「オツムの悪いヤツラばかりだ。がっかりだぜ。いいか、この時代でラーメンマンが消えるとなると、21世紀における新世代超人は一体どうなる?ガキにでも分かる簡単な因果関係の命題だ」サンダーが補足しようとした瞬間、叫び声をあげるテリー・ザ・キッド。「オレの頭の記憶から、ヘラクレスファクトリーで教えられたラーメンマン先生の記憶が消えていくーっ!」と、頭を抱えます。騒然とする場内。

「バカな!そうか、おまえはラーメンマン先生とそんなに交流がなかったからだ!でもボクはヘラクレスファクトリーだけでなく、『洞窟の三つ編みおじさん』時代からの付き合いがあるんだから、忘れることなんてあるわけない…ああ!ボクも思い浮かばない!ラーメンマン先生の姿が〜っ!その容姿も忘れてしまっているし、どんな指導を受けたかも〜〜!」と、マンタもラーメンマンの存在が消えかかっている様子。

「フフ…ようやくわかったか。もはや21世紀においてキン肉万太郎がラーメンマンから薫陶を受けることはない!また新世代正義超人の面々がヘラクレスファクトリーにおいて、ラーメンマンより格闘術を授かることももはや無い!つまりこの時点でおまえたち新世代正義超人の強さの基盤はもろくも崩れ去ってしまったのさ」とライトニングが自信たっぷりに解説を続けます。しかしそれを聞いたミートのみ、動揺するもなく落ち着いて反論を開始。

「なるほど、あなた方の理屈は一見理にかなっているように思えますが、どうやら未来図はあなたたちの思うようには描かれなかったようですよ。万太郎さん、キッドさん。彼らの言うとおりなら、あなた方はラーメンマンから教わった格闘術を全て忘れてしまっているはず…いかがですか?」というミートの問いかけに、体を動かすマンタとキッド。お互いにするどいキレを見せます。

「ア…アハハ覚えてる!何もかも全部忘れちゃいない」とマンタ。「オレも覚えている。ラーメンマン先生から習った技を!こ、これは?」とキッド。するとミートはカバンの中から書物を取り出し

「確かにラーメンマンの肉体は消滅してしまいましたが、超人界の歴史が余すことなく網羅されているこの“宇宙超人大全”にはこうあります。どうやら彼は自分がいつ亡くなってもいいよう、自らの奥義の全てを記した『美来斗利偉・武芸伝』という大作を書き上げた!そして完成した書をとある洞窟に秘匿した」とミートがいうと、「ああ〜っ」とマンタは気づいた様子。「ラーメンマン先生の像は消えたけど…代わりに巻物の記憶が!」と新たな記憶が出現します。続けてミートが

「いわばラーメンマン渾身の遺書ともいえるこの『美来斗利偉・武芸伝』をもとに、後世の新世代正義超人たちは、ラーメンマンの格闘術を学んだのである。ちなみにそれはヘラクレスファクトリーのバイブルとされている」と超人大全を読み進めます。

「オ、オレの脳裏にも、ラーメンマン先生の姿の代わりに『美来斗利偉・武芸伝』が浮かぶーっ!」とキッド。ファクトリーで『美来斗利偉・武芸伝』をテキストにして学ぶ記憶が。

「ククッラーメンマンといい、ブロッケンJr.といい、伝説超人っていうのはやはりシブとい!」とネプがボソリ。思い通りに事が運ばなかった時間超人でしたが、「そんなことではオレたちは驚かねえぜ。楽しみが後回しになったってだけだ…」「まあこれくらいのことはやってもらわないと。オレたちがこの時代にきた張り合いがなくなっちまうってもんさ」と強がりのような発言をします。

 この一件で皆と同様に涙ぐんでいた委員長でしたが、マイクを取り出し

「明日行われる“究極の超人タッグ戦”Bブロック、アドレナリンズVS世界五大厄は上野公園で開催だが…試合会場を不忍池とする!」とアナウンス。これを聞いたロビンは衝撃を受けます。そう、過去のアトランティス戦の苦い記憶がよみがえる不忍池。焦燥するロビンのアップで次号に続く、です。

 今週はラーメンマン消滅における余韻というか、エピローグでしたね。「こつ然と姿を消した」という表現が個人的には少々気になります。ひょっとしたら、彼は死んだのではなく、どこかにワープしたのではないか、ともとれるからです。ただその後、マンタやキッドの記憶からラーメンマンの姿が消えていっているので、やはり死んでしまったのかなあ?

 そしてバッファローマンがヌーボーを認めましたね。テリーとロビンも認めているので、いまだ悪態をつくのはとうとうスグル一人になってしまいました。ま、これは予想の範疇ですが。おそらくスグルは一戦交えるまでは、かたくなにその態度を維持するのでしょう。伝説超人最後の砦ですから、仕方ないかもしれませんが。ただ一人だけ頑固すぎるので、読者からもさじを投げられて孤立しそうです。

 また、スルーされるのかなと不安視されていた、ラーメンマン死亡による技術伝承の辻褄あわせでしたが、内容はどうあれ、しっかりとゆで先生も考えてくれていたようで。『美来斗利偉・武芸伝』ですか。書物として彼の技術を残すとは、考えましたね。予想外でした。なんかそつがないなあ(笑)。さすがはラーメンマンといったところでしょうか。そう考えると、ブロッケンJr.もベル赤を書物に残せばよかったんですね。あんなフック船長みたいな義手にするからペンが握れないんですよ、まったく(苦笑)。

 まあ賛否あるでしょうが、これにて技術伝承についての不安はなくなりました。そしてとうとう注目の2回戦後半戦が委員長よりコールされたわけですが・・・やはりきましたか、不忍池!ラーメンマンの金網に続き、どうしてハラボテはわざわざ正義超人を不利な方向へ持っていくんですかね?大会委員長という役職柄、片方に偏った運営をしてはいけないのでしょうけど、なにかしらの悪意を感じますよ。ただ久々にアトランティスが目立ちまくりで嬉しかったです(笑)。サービスカット満載で。ロビンにとっては災難ですが、ぜひとも得意のロビン戦法で苦手を克服していただきたいと思います。

 そのほか、今週気になった点は
・超人界の歴史が余すことなく網羅されている『宇宙超人大全』には、このタッグ戦の結末が記載されていないのでしょうか?
・『宇宙超人大全』に、『美来斗利偉・武芸伝』執筆中の記事が、写真つきで載っているモンゴルマン。取材を受けながら執筆したのかな?カメラマンにポーズを要求されたりしながら(笑)。

こんなところでしょうか。

 

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