超人作成の思い出

 子どもの頃よくやった遊びがあります。とりあえず下の図を見ていただきましょうか。

 これは何をかくそう、超人作成のモンタージュリストなんですね。当時ハマっていた『キン肉マン』のキャラから、顔・体・腕などのパーツごとに何種類かのパターンを描いておき、番号をつけておきます。このリストを友達には見せないようにして、パーツごとの番号を選択させ、それらを組み合わせてオリジナル(?)の超人を描いてあげるんですね。例えば「顔@の6、体6、腕3、腰2、足3、シューズ5」と選択するとこんな超人ができあがるし、「顔Aの7、体4、腕5、腰7、足2、シューズ2」と選択するとこんな超人ができあがるわけです。

 これらは選択した数字で何通りものデザインの超人作成が可能なため、非常に機能的であり、人気のあった遊びでした。超人作成を依頼する友達側としても最後までどんな超人ができあがるかまるでわからないので、けっこうワクワクして描きあがるのを待ってくれたものです。

 オレがこういったリストを作成するにあたって必ずやるのが、「1パーツに必ず1つは『はずれパーツ』を入れる」というものでした。つまり「顔パーツ」ではだし、「足パーツ」では(・・・骨だし)ですね。これら「はずれパーツ」を組み込むことにより、超人作成においてより緊張感が増すんですね。せっかくいいパーツを選択していたのに、足パーツですべて台無し、みたいな。これが盛り上がるんですよ。笑えるし。まあ、製作者サイドであるオレの意地悪ともいえますけどね。「そう簡単にカッコイイ超人は作らせねーぞ」みたいな(笑)。

 その意地悪の最たる「はずれパーツ」は、腰パーツのですね。もうこの辺りが小学生レベル丸出しです。要はちんちんですから。こういった爆弾パーツを置くことにより、こんな超人ができちゃうんですよ。それ以外はせっかくまともだったのに(笑)。笑えるでしょ?

 いつもは描く方の側にいて楽しんでいたオレですが、ある時ウチの兄貴が描いてくれるっていうんで、選択側にまわったんですよ。でもオレはどの番号にかっこいいパーツかあるか熟知していたので、ハズレをうまくすり抜けた番号を選択したんですね。予定ではこういう超人ができあがる予定だったんですよ。こんな頃から姑息なガキだったわけです(笑)。

 しかし兄貴もオレがズルしていることに気づいたのか、

「はい、できたよ」

と差し出されたノートには、こんな超人が描かれていました。よりによってオールはずれパーツを組み合わせた、なんともひ弱そうな超人でしたよ。

 兄貴さあ、たしかにオレも姑息だったけど、あんたもかなり大人げないよ(笑)。

(2005年4月24日)

 

 

 

 

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