すでに中学生になり、特撮ヒーロー物を楽しむ年齢ではなかったのですが、その安っぽさとツッコミどころの多さで私を魅了したのが『星雲仮面マシンマン』でした。偶然ザッピングをしていてその存在を知ったのか、はたまた何かの番宣を見たのかは覚えていませんが、とにかく初見で感じたのは「ダサい」「安っぽい」でした(笑)。

 まずそのデザインですが、仮面ライダーシリーズのライダーマン以来かといわれる「口元開きヘルメット」がカッコ悪い。実写で口元が開いてるヒーローって、間抜け感が半端なくないですか? なんか「仮面舞踏会」を思わせるバカバカしさ、変態具合が醸し出されちゃって、とても憧れる対象にはなり得ません。ボディスーツもやっつけ感が漂っているし、特に背に背負っている透明のマント。あれがビニールのテーブルクロスにしか見えない(苦笑)。もう外見上でこれだけツッコミどころがあれば、そりゃ小バカにした気分でチャンネルを合わせてしまうってもんです(笑)…関係各社の方、ごめんなさい。

 その他、彼の周辺アイテムも期待を裏切らないヘッポコぶりでした。あ、いや、あくまで私にとってはですよ。まずは彼の相棒であるロボット、ボールボーイ。まあマスコット的キャラなんですが、彼、パッと見がただの硬式野球ボールなんですよ。それに目がついているだけっていうか。記憶が確かならば、ただのボールにあとで目のアニメ処理をしていただけのような気もします。昨今のスーパー戦隊物の玩具の緻密さと比べると、あまりにも安い(笑)。

 また、ヒーローには付き物のスーパーマシンもツッコミどころ満載です。彼には『ドルフィン』という乗り物があるのですが、そのライディングスタイルがすごいんです。なかなか伝えづらいんですが、車を背負うように同化し、そのままうつ伏せになって運転するんです。そう、地面との間が数センチしか空いてないじゃないの? といった感じです。何か大きな石ころがあったら、顔面や胸を削ってしまうのではないかという勢いです。また、下を向きながらハンドル操作をする姿がとても滑稽であり、「前見えねーだろ」と大いに突っ込んだもんです(笑)。

 必殺技は、フェンシングの剣のようなもので相手を切り裂くものでした。切り裂く時に「Z」を描くように切るんです。これがきちんと相手側から「Z」に見えるように切っていて(つまりマシンマンはわざわざ「Z」を鏡で写した形で切ってくれている)、「マシンマンってちゃんと相手の立場に立って必殺技を出してくれるよな」と、突っ込んだりもしていました。

 その他、視聴者お便りで寄せられた質問にマシンマンが答えるコーナーがあったりと、他のヒーロー物にはない双方向なやりとりも特徴的でした。どんな質問があったかはよく覚えていませんが、きっと私みたいなツッコミ質問も局には多数寄せられたんだろうな(苦笑)。

 と、いろいろとバカにしながら観ていた番組でしたが、今となっては懐かしいいい思い出です。主題歌もしっかりと覚えているし、そう考えるとなんだかんだ心に残った番組だったんですね。結果的には私にバカにされた制作スタッフサイドの勝利だったといえるでしょうね(笑)。

(2015年2月18日)

 

 

 

 

 

  

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